東方の世界で自由に生きる。   作:はるなが

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今回はラプラスさんです。
主は結構好きなタイプです。


第三十二話

ラプラスside

 

「ふふっ」

 

私は思わず笑みが零れた…主の声を聞くだけでこんなけ嬉しい気持ちになる。私はそれほど主が好きなのだろう…

 

さて…

 

「この繭は混沌を呼び出すための餌ね…」

 

混沌…ヨグソトースを含める最悪の魔族。

彼らはある魔族が創り出したモノ…その魔族はとうに自分の身をアザトースに捧げこの世からはいなくなっているが、

 

混沌は今でも魔界の奥底をさまよっている。

それを呼び出すには自分の半身を使うしかない…この繭はヨグソトースの半身。

 

 

そんなことを考えていると貼ってある結界が私とその周りを囲むように広がる。

 

「……この結界は…それにここは…」

 

結界が広がり切るとそこにはとある荒廃した街の祭壇がある場所だった。

 

私の住んでいた大図書館がある狂気の街…

ここに来るのは久しぶりだ…

 

そして繭の後ろから魔法陣が現れ、そこから白く大きな身体に背中に目の着いた羽、足の代わりに緑の触手が飛び出ている。

 

見れば見るほど気持ちの悪いものね…

 

「さぁ、久しぶりに踊るわよ」

 

リミッターは一切外さない。

出すとしても1割だけだ。

 

私は魔導書から黒炎を放つ。

かなり抑えているが霊夢たちがこれを受けれるかは分からない。

それくらいの威力はある。

 

混沌はそれを手で受け止め、指から無数の触手を出してくる。

 

「ふふっ、そ〜れっ!」

 

私は別の魔導書から無数の斬撃を繰り出し、飛んでくる触手を細切れにしていく。

 

 

次に混沌は下半身の緑の触手の中から、手下達を出てきた。

その手下達はかなりすばしっこい。

常人では目には見えない速さね…

 

「だけど…」

 

私からすればハエが止まる遅さだ。

けど数が多いわ…ここで手下に時間を取られるのは嫌ね。

…少し乱暴しましょうか

 

「エタンセル・アラベスク!」

 

私は魔法で空間を支配し、世界は赤色に変わる。そして…

 

「「「「グギヤァアアア!!」」」」

 

数百いる手下が一瞬でサイコロになる。

それもそう…私は空間から無数の赫の斬撃を繰り出す。

これは私の魔力が尽きるか私が止めるか、相手が死ぬかまで続く。

 

生憎だけど私の魔力はこんなものでは着きはしないわ…

なんなら混沌よりあるもの。

 

「さぁかわいい手下は全員やられちゃったわよ?…けど狙ったつもりないのにあなたにも傷がついちゃったわね…もしかして…よけれなかった?」

 

 

混沌は静かに私を見据えその刹那、魔力を暴走させる。

そして…天候を操ってきた。

 

「わ〜お。すごいわね、こんなこともできるの」

 

空からは10数個の流星群が降ってきた。

大きさも街ひとつ滅ぼせるレベルね…

私はそれを見ずに魔導書から黒炎を放ち全て破壊する。

 

混沌は下半身と5本の指から無数の触手を出し、私を襲う。

 

私は触手を避けながら黒炎と雷撃を繰り出す。

黒炎が身を焼き、雷撃が追撃を加え、混沌は揺らめく。

 

「グガアアアアアア!!」

 

余程効いたのか、たまらず咆哮をあげ手をこちらにかざす。

 

「ッ!」

 

瞬きすら許されないスピードで広範囲の大爆発を起こす。

私は結界を展開し、爆発を防ぎ…

 

「危ないわね〜あやうく服に傷がつくところだったじゃない…」

 

これは主からの贈り物だからね!絶対に傷つけさせない!

 

混沌はかなり力を使ったのか疲労が見える。

こんな奴にでも疲労はあるのね。

 

さて、そろそろ終わりにしましょうか。

みんなの手助けもしなきゃだしね

 

私は他の魔導書とは違う、大きな魔導書をとりだす。

混沌はそれに危機を感じ総攻撃をしてくる。

流星群、触手、手下など今混沌が使える全てのものを使って…

 

だがそれは私には届かない。

 

私の周りを駆け回るように黒炎が移動し、飛んでくる攻撃全てを焼き殺していく。

 

私は魔導書から魔法陣を展開し…

 

「ここまで遊んでくれてありがとう」

 

少し煽り気味に言って混沌へ向かって技を出す。

 

「煉獄の四行詩」

私がそうつぶやくと魔法陣から極太の紅く黒いレーザーが発射される。

そのレーザーは地面を抉りながら全てを塵にしていく。

無論、眼前の混沌もだ。

 

 

極太の赤黒いレーザーは混沌を呑み込みどんどんと体の1部を消し飛ばしていく。

 

「グガアアアアア!!!」

 

悲鳴をあげながら暴れ回る。家が倒壊し、祭壇もボロボロになっていく…

 

レーザーが止むと混沌はほぼ瀕死の状態。

…1割くらい解放しないと灰燼にはできないわね…

まぁ、いいわ。

 

「こんなものね。さぁそろそろお眠りの時間よ?」

 

私は混沌を封印する準備をする。

封印する方法は私を含め数名の魔族にしか知られていなく、扱えないもの。

 

『召喚に使用したものを逆流させ封印する』といったもの。

 

私が指を鳴らすと何もかもが逆流し始め、辺りに暴風が吹き荒れる。

 

「ガギャアアア!!!」

 

「あらあらしぶといわね。また街を飲み込むの?」

 

これは幻想なんだけど…

 

前に混沌を封印した時はこの街が全て飲み込まれたわ…飲み込むじゃなくて融合の方が正しいわね。

 

けれどこの程度じゃ私は融合されない。

 

 

混沌は触手を伸ばし、必死にもがく。

このままだとなかなか封印できないわ…

 

私は魔導書から雷撃を繰り出し混沌の触手を全て焼き焦がす。

 

「グギャアアア!!!」

 

そんな悲鳴をあげながら混沌は魔法陣へ吸い込まれ、封印は完了したのだった…

 

封印が完了した瞬間、結界が収縮し目の前にはさっきまでいた森が広がっていた。

 

「終わったわね。」

 

私が振り返りここを出ようとすると…

 

「「「「ラプラス(さん)!」」」」

 

目の前には紫、幽々子、妖夢、咲夜がいた。

 

「あら?どうしたのここまで来て…」

 

「心配したんですよ!」

それは…正直嬉しい。

会ってから日も浅いのにここまで思ってくれるのね…

 

「けど…心配の必要はなさそうね。」

 

「そうですね、中の光景見えてましたし。」

 

「見えてたの?」

 

「はい、…ラプラスさんよくあの怪物と渡り合ってましたね」

 

「そんなに強くなかったわよ」

 

「「「「……?」」」」

 

あれ?私変なこと言った?

 

「いやいや、ラプラスさん…けど奏の奥さんならそれも有り得るか…」

 

妖夢はぶつぶつと呟く。

 

「他のみんなはどう?」

 

「ラプラスさんが最後です。後は奏さんだけですね」

 

「けど紫が結界をはってるから見えないわよ?手助けもできないし…」

 

 

「その事なんだけど…」

 

一瞬、ビクッと震え紫おずおずと手を上げる。

 

「私結界はるの忘れてて、幻想郷から丸見えの状態なの。」

 

「……それ大丈夫?」

 

「大丈夫!被害は届かないように事前にしてあるから!」

 

「ならいいんですけど…」

 

でも人里にいる人間が空を見上げてパニックにならないかしら…

…とりあえず見に行きましょうか…

 

 

 

 

 

 

 




魔法の戦闘シーンをどう書けばいいか分からない!!!

次回はやっと主人公の登場です。
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