ここまで見てくれた方本当にありがとうございます。
奏side
咲夜の元をさり次は霊夢ちゃんの所に来てた。
けれど魔理沙ちゃんはベロンベロンによって呂律が回ってない。
「あなあ〜」
「酔いすぎでしょ魔理沙」
霊夢ちゃんと魔理沙ちゃん、妹紅の3人でいた。
「そういう霊夢もまぁまぁ酔ってるでしょ。」
魔理沙ちゃんはおなじみ一升瓶を抱き枕にしてそのまま寝てしまった。
「霊夢ちゃんと妹紅はお酒強かったっけ?」
「私はそんなに強いって訳でもないわ。普通ね」
「私もだな」
少し意外だった。霊夢ちゃんは結構弱そうなイメージ。
それと妹紅とさっそく話してる。コミュ力大だな。
「そういえば2人とも前あったばかりだけど案外仲は良さそうだね。」
「霊夢とは話が合うんだよ。」
「確かにそうね」
霊夢ちゃんと妹紅は見つめ合いガッツポーズをする。
「へ〜。なんの話が合うのか聞いてもいい?」
「奏の好きなところだっな!」
「……」
お前もか妹紅…霊夢ちゃんの好意は薄々気づいていたけど妹紅のは気づかなかった!!
「奏ってまず顔がかっこいいでしょ?それに優しいし、何言っても怒らないでしょ?それにそれに……」
「あー!確かにそうだな!けど付き合いが長い私はもっと知ってるよ!」
俺は思わず手で顔を覆う。
…恥ずかしい…
「へ、へ〜それ以外に何か話が会うのは?」
俺は話題をずらすために他に何があるか聞く。
霊夢ちゃんと妹紅は少し考えてから…
「弾幕戦のこととか…?」
「なんで疑問形なんだよ!」
妹紅はツッコミを入れる。
それ以外は普通なのか…
「まぁ、これからも妹紅とは仲良くしてやってくれよ。」
「もちろんよ!」
「えっ?今俺の妹紅って言った?」
「言ってねぇよ!」
もう酔ってるんじゃないと思うほどの勘違いだ。
次に来たのは庭だ。
何故来たのかと言うと…
「やっぱりか…」
「あれ?奏…どうしたの?」
庭にある木の机でポツンと1人お酒を飲んでる美鈴の姿があった。
「どうしたのもないよ。1人寂しく飲んでるんだから。」
「あぁ…私ってあまりああ言う場所は得意じゃなくてですね」
「そうか……なら少しの間一緒に飲むか。愚痴でも聞いてあげるから」
美鈴は少し笑う。
「こうやって2人で話すのって初めてじゃないか?」
「そうですね。門番で居眠りしてる時に咲夜の怒り静めてくれる時くらいしか話してませんね」
「咲夜が怒るのも分かるけど美鈴が門番の仕事で寝るのもわかるよ。」
「ほんとうですかねぇ」
美鈴はニヤニヤ笑いながらこちらを見てくる。
手元のお酒をグビっと飲み干し、美鈴は「けど…」と言葉を紡ぐ。
「その気持ちがわかっても私のいつも思ってる気持ちは理解できないと思います。」
さっきのニヤニヤとした笑みとは打って変わって悲しい表情になる。
「口下手なので説明するのは苦手なんですけど…正直私が居なくても紅魔館のシステムって回ると思うんですよ。私なんかずっと居眠りしてるだけなんです。」
「毎日全ての家事をしなければならない咲夜さんの方が疲れるのはわかってるんですが…絶対寝ちゃうんです。起きようと思っても起きれない。そして私は咲夜さんの手を煩わせてしまってるんです」
「皆さんは優しいので私のことを家族だと言ってくれます。もちろん私も嬉しいです。けど…私なんかでいいのかなって…」
美鈴はうっすら目に涙を浮かべる。
何回か紅魔館へ行ったことがあるが確かに寝てる。
「まぁ言わせてもらったら寝るのは悪いよねって話。」
少し辛辣な言葉かもしれないがここで甘やかしてはいけないと思う。美鈴もさっきより悲しい顔をする。
「けどさ、美鈴は嫌な方向に考えすぎだと思うよ。咲夜がなんで美鈴のことを怒るかわかる?」
「それは…私が憎らしいから…とか?」
「てい」
「いたっ」
俺は美鈴のおでこにデコピンをする。
「考えすぎ。俺も全能とかではないから咲夜がどう思ってるのかは分からなけど、一つだけ言えることがあるよ」
「……」
「それは、咲夜は美鈴の事を大切に思ってるって事だ。
大切に思ってないなら美鈴を怒らないし、まず紅魔館に入れないと思うよ」
「俺は紅魔館での美鈴を居眠りしてる門番としてしか知らない。それだけだったら咲夜だけでなく、皆に愛想尽かされるよ。
けどもしかしたら、美鈴が意識してなくても皆にどんなけ居眠りしようと私達の家族だって言ってくれる何かをしたんじゃないか?」
「……」
美鈴は俺の話を黙って聞いている。
「美鈴が思い出すのが難しいなら、後ろの柱で隠れてる皆に聞いてみたらいいさ。」
そう言って俺は後ろの柱へ視線をやる。そこには…
「バレてたのね…」
「お兄ちゃんすごーい!」
紅魔館の皆がいた。
レミリアにフラン、パチュリーに咲夜、こあ。
「お嬢様達……」
美鈴は涙を腕で拭きレミリアへ向き直る。
「私は美鈴がいてくれてとっても嬉しいよ!遊び相手にもなってくれるし、いざという時は私を庇ってくれるよね!」
「……」
「私もたまに美鈴と話すけど、私とこあの話し相手にもなってくれるしね。それにあなたの作った麻婆豆腐美味しかったわよ」
「いつも感謝してますよ!本当に!」
「……」
「確かにあなたは寝すぎね。ちゃんと睡眠取っているのになんでそんなに寝れるのか不思議よ。
確かにいつも怒ってるけど…私はあなたを要らない存在するだと思ったことはないわ。あなたのいる日常が好きだからね。」
「……」
「紅魔館のあるじの私の言葉よ。皆の言う通りあなたは私達に必要な存在よ。あなたの時々言うくだらないジョークもあなたのその皆を思う優しい心も何もかもが私達は好きなの。
だからそんなに悲観的にならないで?」
皆の心優しい言葉が今まで思っていた不安を癒していく。
そして美鈴は膝から崩れ落ち、その場で泣き崩れてしまう。
みんなは美鈴を取り囲み宥めていく。
俺はこっそりとその場を後にした。
次回は妻の登場です。
かなりイチャイチャを混ぜようと思うぜ!
俺がやりたいからな!