まぁ、全然当たらないんですけどね
最近第何十何話か分からなくなってきてるので勘で書いてます。
奏side
互いの自己紹介をしたあの日から2日後の朝、
外は昨日までとは違い晴天だった。
俺達は情報収集をすべくまず幻想郷内を回った。
ある程度予想はしていたが、椿の故郷の情報は一切ない。
霊夢ちゃんや魔理沙ちゃんに聞いてみても全く知らないらしい。
他にも紅魔館、白玉楼、香霖堂などなどを訪れてみても手がかりはなし。
そんなこんなで1週間は経過した。
「やっぱり無さそうだな…」
「確かにね〜。」
今は永遠亭で休憩中だ。出されたお茶が美味しい。
今この部屋にはハウラ、ラプラス、鈴仙、てゐと俺の5人だ。
お茶を出してくれた鈴仙にてゐが着いてきたのでこうなっている
「お疲れ様です〜。」
「何を探しているんだ?」
てゐは不思議に思ったのかそうなげかけてくる。
そういえば鈴仙達にはこのことを話してなかったな。
「この子。椿の故郷を探してるんだよ。多分だけど幻想郷にはないと思うな……」
「へぇ〜」
「……」
隣にいる椿の顔は少し悲しそうだ。
俺は頭を撫で椿をあやしながら最終手段にでる。
「ゆかりちゃーん!」
「はーい!」
隙間からヌッと出てきたのは幻想郷の管理人 八雲紫だ。
上機嫌にでてきた紫ちゃんだが椿を見ると眉をひそめる
「ッ……あなた…」
「どしたの?」
「この子…このあいだ幻想郷の外からやってきた子ね」
椿のことを知っていたのか。
紫ちゃんは淡々と続ける
「この前、結界に歪みが生じたのよ。気になって見て見たらその子…椿ちゃんだっけ?椿ちゃんが森の中にいたの。」
「幻想郷に入るには条件があるでしょ?人々に忘れ去られた存在になるとかね。けれど椿ちゃんはどの条件も満たしてなかったの。それなのに幻想郷に入ってきた」
「考えられる可能性は……何者かが何らかの目的でこの子を幻想郷に送り込んだという事ね。」
「偶然、たまたまっていうのは無いのか?」
俺は気になって質問する。
結界については詳しくないのでおかしいところが分からないからな
だが紫ちゃんは俺の質問をキッパリと断つ。
「それは無いわ。ラプラスならわかると思うけど結界っていうのは決壊することはあっても歪むことは絶対にないわ。」
「結界が決壊……ぶふっ!」ボソッ
てゐが鈴仙にハリセンで叩かれているのを横目にラプラスに聞く。
「そうなのか?ラプラス」
「そうね、紫の言う通りよ。結界を歪ませるのはそれこそ空間を歪ませるくらいしかないんじゃない?」
「じゃあ紫ちゃんの中では空間を歪ませて椿を幻想郷に送り込んだってことでいいのか?」
「えぇ、そう考えてるわ。それしか方法がないもの」
けれど椿に今何も脅威は感じない。それに椿を排除するような仕打ちは絶対にしたくない。
「椿を送り込んだやつの特定は出来てる?」
「いいえまだよ。歪みが生じた時から頑張って特定はしているのだけれど相手側の魔力と妖力の操作がなかなか上手くて見つけづらいのよ。」
だとしたらかなりの手練だな。妖力って言うから妖怪の類だろうか?
可能性として俺たちがいた世界の奴らかもしれないというのも捨てきれない。
「特定が完了次第また言うから今はのんびりしてていいわよ」
「そうか、いつも助かるよ」
そう言って紫ちゃんはスキマの中へ入っていった。
ふと椿の方を見ると顔には不安が浮かんでいる。
「なあ椿。この前言ってた化け物のいた場所ってどんな感じだった?」
「えと、あの場所の特徴ですか…全体的に暗かったですね。なにかあったと言えば……彫刻とかですかね……」
「彫刻?どんなの?」
「確か……変な触手みたいなのが生えたやつだったかも……」
ピクリと、話を聞いていたラプラスが反応する。
俺もその話を聞いてだいたいの予想がついたかもしれない。
「ねぇ椿その彫刻の色とかは覚えてない?」
「うーん、白、黒、青、赤、緑だったかな……?」
「「混沌(ね)(か)」」
俺とラプラスの声がハモる。ハウラにも覚えがあったようで反応があった。
「こんとん?」
椿にはわからなかったらしく俺は簡単に説明をすることにした。
「そう。とある魔族が生み出した最悪の生物。魔界を悉く蹂躙し尽くした後数人の高位魔族によって封印されたものだ。」
「さっき椿が言った
赤の彫刻は旧き異焔 クトゥグア。
青の彫刻は旧き呼声 クトゥルー。
緑の彫刻は旧き無貌 ナイアルラ。
白の彫刻は超越の使者 ヨグ=ソトース。
黒の彫刻は混沌に游ぶ者 ???。」
「?最後のはどういう…」
椿は最後の黒の彫刻に対して疑問に思ったのか質問をしてくるが
それをラプラスが答える。
「この人間の身では発音できないのよ。元々他の混沌も人間の姿で発音できるものに寄せたものだからね。」
「な、なるほど...」
「けど他の名前で言うならアザトースって言う名前があるかな。
『万物の王』、『白痴の魔王』とも呼ばれてる」
「アザトース……ですか。」
「まぁだからと言ってここに椿を送り込んだのがこいつらとは分からないな。今は紫ちゃんの情報を待つべきだね」
俺達はこれを機に解散することに、部屋にいた鈴仙とてゐに礼を言って永遠亭を後にした。
〜その後〜
「私達、後半空気じゃなかった?」
「仕方ないでしょ。私も全く何の話か知らないんだから」
部屋に残った鈴仙とてゐが悲しそうに話していたのはまた別の話。
読めない漢字があるかもです。
旧(ふる)き異焔←主も読めません。勝手に炎って呼んでる。誰か教えて(´;ω;`)
旧き無貌(むぼう)
混沌に游(うか)ぶ者
名前について。
もしかしたらクトゥルフ神話が大好きな人に怒られそうだから言っておきます。
ナイアルラをナイアルラトホテップと読んでないのは故意です。お許しください。