ハウラside
私達は今、混沌たちと激戦を交えている最中だ。
迫り来る猛攻を私達は耐え凌いでいる。
「…ッ!これってなんか私の知ってるのより強化されてない?!」
「えぇ、私もそう思うわッ!」
鎖を使い、相手の猛攻を交わしながら会話をする。
ラプラスの方も若干押されているようにも見えなくもない。
「レヒト・シュトラーフェ!!!」
魔法陣を展開し、そこから青の鎖が解き放たれる。
前に戦った時に使ったものよりさらに魔力を込め強化させてある。
幻想郷にいる妖怪レベルなら塵すら残らないの威力にしているが......
青の鎖は音速でクトゥルー、クトゥグアへ向かっていくが、身体を少し抉るくらいしか効果がない。
その時、後ろからアザトースの攻撃。
闇を操り巨大な爆発を起こすが、私はそれを察知し回避。
そのままアザトースの真下へ移動。
「ふっ!!」
手を上に振り上げると、同時に輝く鎖が顕現する。
その鎖はアザトースを真下から打ち上げる形で食らわせる。
「グガァアア!!!」
アザトース悲鳴を上げながらは上にぶっ飛び、そのままラプラスへ合図を送る。
「ラプラスッ!!」
「えぇ、重々承知よっ!!エタンセル・アラベスクッ!!」
ラプラスの固有技でもある「エタンセル・アラベスク」
別名を「赫く煌めき交差する神秘の円舞曲」。
フィールドに巨大な魔法陣を描き、無数の赫の斬撃が、絶え間なく繰り出される。
残虐さもありながら、その光景は神秘的な円舞曲のよう。
難点としてこの技を発動している時、ラプラスはその場から動けない。だから私がラプラスを守らなくてはならない。
「!?」
後ろからなにかの気配がし、振り向くとそこにはナイアルラがいた。
伸縮可能な、重く速い自身のもつ触腕を使い、こちらに恐ろしい速さで切りつけてくる。
私はギリギリで頭を逸らし回避し、そのまま鎖で回り込んでいたヨグソトースに鎖の衝撃波を食らわす。
ヨグソトースはその衝撃を融解させ、こちらを捕獲しようと半透明の蔓を飛ばす。
前からはナイアルラの触腕の連撃…!!
周りに回避するスペースはない……なら、全て捌くまでっ!!
「ふっ!はぁっ!!」
体が捻じきれんばかりに激しく動き、飛来物を一瞬で全てを弾く。
弾き、混沌の体制が崩れた瞬間を狙い、
その瞬間を狙い、ナイアルラとヨグソトースを捕縛する。
「くっ!!」
捕縛するはいいが相手の抵抗力が強すぎるっ!
混沌は激しく動き回り、鎖を解こうとする。
一瞬も気が抜けない。
「グガァアアアアッ!!!!」
ヨグソトースが暴れ、鎖を融解させようとする。
ナイアルラも必死に抵抗し、鎖を解こうと暴れ回る。
この2体を抑えるだけで今のところは精一杯だ。
私の力もあまり大したことないな…
━━━けどッ
「ぅがッッ!!!」
私は鎖から力を流し込み、2体に激痛を与える。
その激痛は内側から内臓を焼き続ける痛みに似ていた。
これには混沌も身動きが取れない状態になり、抵抗力が弱くなった。
だが代償として、私にもその激痛が身体中を走る。
混沌が受けている激痛の2倍のものが常に襲い、気を抜くと落ちる。
「ぅ…ぐ…ッぅ!!」
拘束してから何分たっただろうか。
視界が赤く、歪み始め意識が朦朧とする中、誰かの声が聞こえた。
「ハウラッ!!!」
それは私に呼びかけているものだ。だが、それに反応する力が残ってない。
(……ラプ…ラス…?)
私の意識はここで途絶えた。
混沌5体分の強さを分かりやすく説明すると、つまり混沌5体分です。(小泉構文)