ラプラスside
「キァァァァァァ゛゛!!!!」
少女の悲鳴の様な声を上げ、ヨグソトースはその場でのたうちまわる。
体の一部は欠損し、触腕は全て燃え尽きている。
再生も魔法で阻害しているからできない。
「くそが…」
「これでフィニッシュね」
私がそういうと背後に六つの魔導書が現れる。
これは私のオリジナル。
「夜嵐の六連詩」
魔導書から浮き出た緑と魔法陣にどんどんと魔力が集まっていく。魔法陣の容量限界が来たらその魔力を圧縮。それを5回繰り返す。私の能力で更に破壊力を上げる。 この間僅か0.096秒ッ!!
「消えなさい。」
極太の碧のレーザーと五つの光芒がゆっくりと廻りながら、ヨグソトースの体を消し飛ばしていく。
その威力は前にこいつに使った「煉獄の四行詩」の比にならない。
吹き荒れる嵐は風ではなく魔力の余波。それだけで辺りの建造物をどんどんと崩れさせ、海へ沈めていく。
だが必死の抵抗か、ヨグソトースも空間を削りレーザーを別世界へと飛ばそうとしている。
……だがこれは、私が生成したオリジナル魔法。
たかだか空間を削るだけでこの魔法を無効化できると思っているのか。
ちゃんとその対策を取ってあり、打ち出す前の魔法陣に対空間魔法組み込んでいる。その他にも約2000個の攻撃を打ち消す魔法が組み込まれており、ほぼ無敵の魔法。
けれどちゃんとデメリットがある。
一つ、千を超える対策魔法を一つの魔法陣に組み込んでいるので少しでも魔力の流し方を間違えると発動せず、魔力が暴走し死に至る。
二つ、消費魔力が私の持っている魔力の千倍。
この領域を展開していても、5回の圧縮が限界。
これを打ち出すには私の所持している魔力量の1000倍は必要だ。
だから魔力が底なしになった今しか使えない。
「………ア……ァァ……」
ヨグソトースは何もできずに、ただただ身を削られるのみ。
だけど流石に神と名乗るだけはある。この魔法を喰らってもなお肉片が幾つか残ってる。全て残らず消し飛ばすつもりだったんだけどね。
パキパキ…
とヨグソトースを消した後私の領域がヒビを作っていき、ガラスの様に砕け散る。
「………終わった。次は」
後ろを振り向いて、女の方は視線を向ける。
が、そこに女はいない。
「………あがっ………」
首から何か出てくる。首を貫かれた…っ。
私の血が刃の銀色を赤く染め、光沢を無くしている。
「お前の敗因は、俺を危険視していなかった事だな。」
意識が薄れる中聞こえる女の声。
フラッと体制が崩れそうになるが、足で支える。
が、その足を首を貫いた刃で乱れ突き。
足の筋肉を切断され立つことが不可能になり、自然と前へ倒れてしまう。
再生魔法を…っ
かけれないっ!!
あの領域を展開してた反動が今になってきて私を襲う。
魔力が上手く練れない……。
意識が……飛ぶ……。
いかがだったでしょうか。ヒロイン2人が死亡。ちょっと重いですね。