ラーナ様、リアルワールド(現実世界)に来たる!   作:Brahma

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あの「ドール・ハウス」を改造し、ついにラーナ様は、現実世界に...


第1話 ラーナ様、リアルワールドへ

カタリナside

 

「ラーナ様これはなんですか。」

「これはいつしか見たドールハウスに似ているだろう。」

「はい。」

「あのドールハウスを解体してその仕組みを解析し別次元や異世界に飛ぶヤカタとすることができたんだ。しかし、これだけではどこへ飛んでいくのかわからない。あのドールハウスには、本人の理想とする世界に飛ぶ仕組みになっていたのはしっているだろう。」

「はい。」

「だから、このフォト・オブスクラを改造した装置で、本人の額をあて意識を読み取り、その世界へ飛ぶことができるようにしたのだ。」

「それはどういう…。」

「カタリナ嬢、君の前世の世界、リアルワールドとか言っていたな。そこへ私も行ってみたくなったのだ。魔法道具を開発するうえで多く参考になりそうだからな。それに君の前世の記憶では、16歳で亡くなっているんだろう。現在の君と前世の君前後1~2年以内でないと、前世の君が生きていた時点にしか飛ぶことができないからはやいほうがいいのだ。」

わたしは無言になっているとラーナ様はせかす。

「じゃあ行くぞ。カタリナ嬢、額にフォト・オブスクラをあててくれ。」

「ラーナ様、魔法省の決裁文書はどうするんですか?」

「同じ時間に戻ってこれるようにしている。問題ない。では、カタリナ嬢手を握ってくれ。接触していないと異世界に飛べないのだ。」

「わかりました。」

「じゃあ、リアルワールドのどの場所でもいいから思い浮かべてくれ。」

わたしは、あっちゃんの部屋を思い浮かべた。たまにフォーチュン・ラバーをあっちゃんの部屋でやったこともあったからだ。

薄いピンク色の壁。黒いテーブル、パイプベッドがあって水色のカバーがかかっている。ベッドの上に青いクッション。

その時部屋全体が光に包まれた。

「??」

 

ラーナside

 

わたしが気が付くと、そこには、長い黒髪の少女がいたが驚いて口がきけない状態で立っていた。

「おお、これがリアルワールドか」

「あの、あなたは、だれですか?」

「ああ、わたしか。ラーナ・スミスという。」

「えつ...もしかしてもしかして本当に本当に「フォーチュン・ラバーⅡ・魔法省の恋」の予告編に出てくるラーナ・スミスさんですか?」

「そのとおりだ。そうか、君たちの世界では、わたしはその「オトメげえむ」とかの登場人物になっているのだったな。いかにもそのとおりだ。君は以前ソフィアが話していた水兵のような服を着た黒髪の少女によく似ているな。あっちゃんというのは君か?」

「はい、わたしが確かに佐々木敦子です。なんでわたしのことを知っているのですか。」

「ああ、カタリナが前世の親友だと言っていたからな。どうやらわたしの世界では、ソフィアに君の記憶があるらしいのだ。本人はほとんど自覚がないようだが、あの世界でソフィアは君の姿を見たようだ。」

「えっ...あの、ラーナさんの世界で何が起こったのですか?」

「ああ、カタリナが闇の魔法で眠らされたのだが、夢の中の君の記憶とソフィアの中にある君の記憶でカタリナは闇の魔法を自力で解くことができたのだ。なんというか、カタリナは前世みた「あにめ」と「らのべ」に出てくる「ふらくとらいと」とか言っていたな。ところでカタリナはどこにいるんだ?」

「もしかして、あなたが下敷きにしているこの娘がカタリナに転生したということでしょうか?」

そこには、くせっけの少女がわたしの尻にしかれたようにして伸びていた。

「おい、おきろ」

「ううん?」

「おきて!内野さん、マキちゃん!」

「あ~、ラーナ様、ここは....?」

「えつ...もしかしてあっちゃん?」

どうやら前世カタリナの中にいるカタリナは前世の親友の姿に気が付いたようだ。

「そうだよ。なんか突然ラーナさんが現れて、気がついたらマキちゃんが下敷きになっていたの。」

わたしは、「あっちゃん」の部屋を見回した。見慣れた人物が、まな板のような板に映し出されている。

「これは、ジオルドか?」

「そうですが苦戦しているようなのでヒントをあたえているのです。選択肢が正しくても乱数でハッピーエンドかノーマルエンドかバッドエンドになるかが起こる可能性があるので。」

「ほお、おもしろいな。この文字がたくさん書かれたものが「ぱそこん」なのか?」

「そうです。」

「このまな板のようなものがカタリナの言っていた「でいすぷれい」か」

「そうです。こうやって「こんとろーらー」で操作するんです。」

黒いくせっ毛の少女の前世カタリナは、器用に「こんとろーらー」で「でいすぷれい」に映し出された人物を動かしてみせる。

 

 

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