リベンジ   作:お粥のぶぶ漬け

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憑依者の思い

 

 

 

もう、26年の付き合いになる。

 

なにとって?宿主と笑

 

26年前、いや、それより前と言っても今世ではなく前世になるが俺は転生者だった。前前世はどちらかと言うとアニメやマンガ、ラノベが好きなオタクだった。転生は

したが神にもあった覚えはないし、変なサイトを見た覚えもトラックに引き飛ばされた覚えもない。原因も、死んだにしろ死因も知らないが何故か唐突に転生していた。それもアニメ、ラノベのデュラララの世界だ。記憶は赤ん坊の頃からあった。前世に比べればぶっちゃけ凄くイージーモードな人生だったと思う。一般人にはキツイとこ結構あるだろって?そりゃー、あったと思うけど俺は関係なかったわ。だって、転生先…平和島静雄だったもん。

 

誰かしらねーって?(誰に説明してんだろ)

 

平和島静雄とは通称喧嘩人形

池袋で最も「喧嘩を売ってはいけない男」。

戦闘力は『デュラララ!!』登場人物(人外含め)中最強である。

キレると肉体のリミッターが外れる特殊な体質持ちで、人間とは思えない怪力を発揮する。少年時代からこの現象と、それによって生じた怪我とその治療の繰り返しによって、徐々にそのパワーに見合った肉体を形成していった。

自動販売機や公共の交通標識などを投げたり振り回したりするのは当たり前。腹部はナイフで5ミリしか刺さらない、銃弾ですら筋肉で止まる程度のダメージ等、恐ろしく頑丈な体を持っているのだ。

 

で、そんな彼に俺は転生した。ある程度はロールプレイをしながら原作の平和島静雄の生来のキレやすい気質に引っ張られながら、複雑すぎてほぼ覚えてない原作は無視して俺は俺だと定義し自由に生きてきた。

 

そして、アニメの最終回だけは覚えてたんだがアニメ原作が終わって数日したら

 

また転生していた。…いな、憑依していたのである!!

 

しかも、二重人格としてだ。何となく自分以外の存在を感じたから、あ、これ転生というか主人格がいる状態での憑依だとすぐに気がついた。また赤ん坊スタートで、主人格はまだ育っていないから完全に乗っ取ってしまえば恐らく主人格は消えるだろう確信があった。

 

だが、俺はそれをしなかった。既に中途半端とはいえ2度も生きてる身だ(2回とも死んだかどうかすら定かではないが)。他者の存在などを感じないなら良かったのかもしれないが、生まれてこれからという生命を消すのは違うだろうと思ったからだ。

 

そろそろ宿主の説明と行こうか。花垣 武道、現在26歳、人生負け犬の根性無しのヘタレだ。

 

俺と武道は表に出ている方が内に意識を向ければ意思の疎通はできる。ちなみに身体の操作の権利は平等に俺にもある。

 

面白い話だが俺が表に出て完全に身体操作権を握っている時はジョジョのディアボロよろしく体格や身体能力、容姿も変わるのだ。すげーだろ?調べて知ったが実際、二重人格や多重人格だとそういうことがあるんだとか。怪我している人格から別の人格に変わるとその人格の身体からは怪我が消え、元の人格に戻るとまた怪我が戻るなんてこともあるらしい。

 

俺の根深いところには平和島静雄だった身体の記憶が残ってるらしく肉体強化に勤しむために赤ん坊から意思疎通ができるレベルになってきた時くらいから時折入れ替わっては平和島静雄だった時以上の身体を目指した。

 

武道には憑依したのだが元から魂がふたつあって俺も武道であり内側からずっと一緒に育ってきたってことにしてる。子供の時とはいえ武道は簡単に信じた。チョロい…

 

武道から俺に完全に交代した時の容姿はどうなるかと思ったがほぼ、下北ギャングロードの黒鬼だった。(名前は覚えていない)あ、ひとつ違うと言えば目の色が赤色だ。身体の操作権を握っていても変身まで持っていかないってことも出来るがそれでも目だけは赤くなる。

 

武道がヘタレてる理由は高校の時に調子に乗ってボコボコにされてダチからも逃げたからだ。

 

端的にいって、俺が表にでばれば喧嘩で負けることはまず無い。だが、俺は他人の喧嘩には手を出さない。もし、武道から助力をこわれても立ち向かう覚悟が決まってない状態で力を貸すこともない。まぁ、武道に俺の強さは教えていないから知りもしないんだがな。

 

 

 

 

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