無個性でもヒーロー目指す!。   作:斬る斬るティー

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ようやく個人戦の開始!!

誤字脱字報告して下さった方々!ありがとう御座います!


第29話:1回戦

 

 

雄英体育祭本戦にあたり、出場者は皆それぞれ過ごした。レクリエーションに出る者、不安を和らげるために屋台を回る物、精神統一する者と。

そして俺はユエと一緒に控え室に向かってるけど後ろから緑谷が声をかけてきた。

 

「どうした?」

「その、不死黒君は騎馬戦で心橾君と組んでいたよね」

「ああ」

「心橾君の個性ってどんなの?」

 

うわ~そこ聞くか。それ無しだろ緑谷。情報収集は大事だけど俺に聞くのは無しだよ。

 

「知ってるけど教えないよ」

「え」

「だってそれは卑怯ってやつだ。本戦で当たったからお前は情報収集してる。お前が本気で勝ちたいのなら、休憩時間にでも情報を集めるべきだった」

「!?」

「お前はそれを怠った。これで負けてもそれはお前の油断怠慢すなわち怠惰。それに寄る敗北だ」

「・・・」

 

やべ、言い過ぎたかな?めっちゃ暗い顔になった。

 

「悪いな。お前には勝って欲しいと思ってる。けど、それと同じぐらいにアイツにも勝って欲しいんだ」

 

ホントにごめんな。アイツにもお前の個性を言ってないから許してくれ。

 

 

 ☆

 

 

 

本戦第1試合、心橾対緑谷が始まって最初に緑谷が心橾の個性に引っかかるが、もはや十八番といっても良い個性の暴発で洗脳解除。

そして二人が少し殴り合ったあとに緑谷が背負い投げで心橾を場外にして勝利を掴んだ。

けど、心橾の個性の有用性を世間に知らしめることも出来た。

 

「・・・」

「お帰り」

「負けた」

「見てた。・・・そんな顔すんな!お前の個性の対ヴィランの有用性は見せつけれた!特に立て籠もり犯とかな!!」

「ああ」

 

まだ暗い顔してるな。どうすればいいのか・・・・・なんて、一つしかないよな。

 

「心橾!」

「なんだ?」

「見とけ。無個性の俺がヒーローへのスタートラインにいけるチケットを貰えたんだ。個性のあるお前がヒーローの道を歩めない道理はない!その事を俺が証明してやる」

 

 

 

 

『さあさあ!次は此奴らだ!

 

 第1種目1位!第2種目も1位!コイツの歩みを誰が止められる! 不死黒一騎

 (バーサス)

 ごめん!ここまで普通で特に目だったモノなし!尾白猿夫!』

 

「普通・・・うん、不死黒に比べると普通だよね」

 

うわー!尻尾がダダ下がりに!?そんな普通にショック受けると個性のない普通の俺が普通にショック受ける。

 

『それじゃ行くぜ! 第2試合スタート!』

 

「はあああ!」

 

 最初に尾白が駆け出し尻尾を使って高く跳ぶと落下に合わせて体を捻り回転をして尻尾で一騎を狙う。

 

「甘い」

 

 その一撃を一騎は体を逸らして避けると尾白の背中に右後ろ回し蹴りを放ち、蹴り飛ばす。

 

「まだまだ!」

 

 体勢を立て直すと尾白は直ぐに一騎に向かって走り出して攻撃を繰り出すもその悉くを片手でいなされる。

 無論、いまの一騎は右眼が見えて無いから左側を前にして左手でいなす。

 

『いなす!いなす! 不死黒、尾白の猛攻を余裕でいなしていく!!』

 

「なんで反撃しないんだ」

「機会を伺ってる」

「君に取っては僕の動きは全部隙じゃないのか、な!」

 

 勢いを乗せた左の裏拳を放つが、簡単に受け止められる。

 

「二虎流 橾流ノ型・柳」

「っ!」

 

 しかもそのまま柳で力バランスを崩された上に足払いで前のめりに倒れる。

 

「天童式戦闘術・2の型4番!」

「あ」

隠禅(いんぜん)上下(しょうか)花迷子(はなめいし)!!」

 

 足の裏が天に向くほどに振り上げて顔を上げた尾白の頭に強烈な踵落としをたたき込む。

 そして足を退けると後ろを振り返り入ってきた通路に向かって歩き出す。

 

「悪いな。反撃では無く、一撃で決められる機会を伺っていたんだ」

「尾白君、戦闘不能!不死黒君2回戦進出!!」

 

 ミッドナイトの宣言を受けるも反応をせずに速やかに退場する。そして見ていた心橾に笑いかける。

 

「どうよ、これが武術だ」

「・・・スゲぇんだな、武術って」

「まあな」

「なら、俺はもう個性が何だなんて言い訳しない! 例え地べた這いずってでもその武術もお前も越えて踏み台にして上に行く!」

「・・・! 期待して待ってる!」

 

 覚悟を決めた心橾の顔を見て安心した一騎はA組の観客席に戻る。

 

 瀬呂対轟の第3試合は瀬呂が先手を取るも轟の会場を遥かに超える大規模氷結で瀬呂を拘束で2回戦進出をする。因みに会場からは瀬呂にドンマイコールが流れた。

 第4試合は発目が飯田を唆し自身の発明品のアピール回とする。そして満足したのか30分位して自ら場外となる。

 

 

『さあさあ!遂に1回戦の折り返し! 

 

 中学を飛び級で次席入学ぅ!正に天才! 血流操作の個性はブラドと同格!? 水無月ユエ!! 

 (バーサス)

 何が有ろうと折れない!曲がらない!砕けない!これぞ漢! 切島鋭児郎!!』

 

 紹介のあと、切島は腕を硬化して構えるがユエは立ったまま動かない。

 

「私の個性をあんな下位互換と一緒にしないで欲しいな」

 

 ユエが一言漏らしたあとにマイクが言い放つ。

 

『スターット!』

 

「先手必勝!」

 

 開始と同時に切島は走りだし攻撃を仕掛ける。

 ユエは硬い拳が眼前まで引きつけると、回し受けで受け止める。

 

「な!」

 

 そして受け止めると切島の手首を掴み後ろに引っ張ったのだ。その上、後ろにやるときに右回転の回し蹴りが切島の背中に命中する。

 

「おっとと!?」

 

 切島は走っていた勢い+蹴られた勢いが重なり、前のめり倒れる。しかしユエはそんな切島に追撃は仕掛けず起き上がり攻撃を再開するのを待っていた。

 

「なんで反撃しないんだ」

「する必要無いからです。あなたの攻撃は私には届きません」

「なら届かせるまでだ!」

 

 また切島は猛攻を仕掛けるがユエは必要最低限の動きだけで全ての攻撃を躱していく。

 

「無駄ですよ。個性だよりの戦いしか出来ない人間に負けるほど私は弱くありませんよ」

「ック!(全然当たらねぇ)」

 

 当たらないどころか掠りすらしないことに焦りを感じ攻撃が乱れたその瞬間にユエは右のストレートを左手で掴んで受け止める。

 

「!?」

「切島さんの硬化は凄いですけど、お兄様の拳の方が硬くて痛いです」

 

 受け止めた右手を掴み「次は私です」と言って勢いよく右の正拳突きを繰り出す。

 

 ――ゴッン!!

 

「うっ!があああ!!」

 

 胸部に喰らう想像を超える打撃の衝撃に切島は後方に大きく吹き飛ばされ地面を転がる。それから止ると切島は胸部を押さえ驚愕する。何故なら硬化が砕かれたのだから。

 そんな切島を見てユエは説明しようかどうか悩んだ末に説明してあげることにした。

 

「今のは剛体術と言います。体重が60キロの人なら60キロの物は普通に壊せる技です。

 そして、治癒の個性を使えば手や腕の負担を度外視で放つことが出来ます。体重の軽い私が貴方を吹き飛ばしたように(まあ、お兄様には微塵も通用しなかったけど)」

 

 そして説明は省いたがユエは二虎流を使えるために剛体術に金剛ノ型も混ぜて使用したのだ。

 

 説明のあとにユエは冷めた目で切島を見る。そんな目線に気づいた切島は恐怖心が芽生え始めていた。

 

「あなたの硬化はお兄様の筋肉に比べると薄氷なんです。私と良い勝負をしたいのなら、武術レベルが最低でもお兄様の足元とは言いませんが陰ぐらいには追いついてからにして下さい。」

 

 そこまで言うとユエは百斂の構えを取り、ゆっくりと切島に標準を合わせる。

 

「続けますか?一応言いますが私の穿血は厚さ15センチの鉄板なら余裕で貫けます。なので負けを認めて下さい(まぁ、最弱の穿血しか撃たないけど)」

 

 誰が見ても明らかにユエが有利だが、切島は諦めない。起き上がりと同時に走り出す。

 

「うっおおおおおお!!」

「・・・諦めない根性は好きですが、それだけで勝てるほど、私は弱くないですよ」

 

 心底残念そうに呟いてから穿血を放つ。たいして圧縮もしていなかったその攻撃の速度は遅く切島は横に飛び退き回避するとそのままユエに突っ込む。

 

「・・・」

 

 だがユエは一切同じない。切島が攻撃を仕掛けた右のストレートを掻い潜ると切島の胸に片手添えるようにおく。

 

「寝てて下さい」

 

 耳元で呟いた瞬間に切島はグルンと白目を剥いて倒れる。予想だにしていなかった決着に会場がどよめき出すも、ユエはミッドナイトの2回戦進出宣言を聞いてステージを出て行く。

 

「ごめんなさい。私の歩みたい道(お兄様の歩いた道)は根性論だけで行けるほど甘くないんです」

 

 

 

「な、なにあれ。不死黒は何をしたのかわかるの?」

 

 この戦いの決着はA組でも驚きが消えなかった。その為に耳朗が質問する。

 

「分るし、知ってるよ」

「どんなんなの!?」

 

 一騎の答えに緑谷が食いつき何時の間にかノートとペンを持って期待した目を向ける。

 そして緑谷だけでは無くてA組の皆も見るが一騎は右人差し指を口元に持って来ると悪戯っぽく笑う。

 

「な~いしょ。兄の俺が妹のアドバンテージを消すわけにはいかないからねー」

 

 その答えにみんなは残念そうにする。それを見た一騎は表面上はあははと笑い、内心は呆れていた。

 

質問してたら何でも応えて貰えるわけないじゃん。特に緑谷は心橾の時の事を考えて欲しい。

 

「お兄様~」

「お帰り、ユエ」

「勝ちました!(お兄様みたいには無理でしたけど)」

「見てたよ」

 

 ダッシュで戻って来たユエは当然の如く一騎の横の席に座り頭をなでてもらう。

 

「お兄様は次の試合どっちが勝つと思いますか?」

「八百万が最初に創造する物次第かな」

「やっぱりそうなりますよね~」

 

 二人が推測している間に次の試合の時間となる。

 

『第6試合!スタァート!』

 

「行け!ダークシャドウ!!」

【アイヨ!】

 

 先手は常闇がタイムラグ無しで出したダークシャドウ!

 

「既に準備は出来ておりますわ!」

 

 と思われたが、八百万が先にダークシャドウに向けて何かを投げつける。するとそれは少しして破裂して突っ込んで来たダークシャドウに絡まる。

 

【邪魔ダァッ!!ッッテ、ナ、ナンジャコリャアッ!!?】

「どうした! ダークシャドウ!」

 

 八百万が投げたのは捕縛ネットだった。しかもただの捕縛ネットではない。一騎がコスチュームに好んで使ってるアラミド繊維と相澤の捕縛武器に使われる炭素繊維と特殊合金を交ぜた超硬度の捕縛ネットだった。

 この捕縛ネットは一騎の折紙付きで、只でさえ固い炭素繊維と特殊合金が使われてる上に斬撃に強いアラミド繊維も使われているためにダークシャドウでは切り裂くは無論、引き千切ることも出来なかった。一騎ですら刀で切り裂くのに数分必要だった。

 

(ここで大きな物を想像して脂質の無駄遣いは出来ませんわ。ならば、ここはアレしかありませんわね)

 

 常闇に向けて走りながら考えると5メートルほどの距離で立ち居止まり、創造したナイフを向ける。

 

「常闇さん、これで詰みですわ」

「まだ距離があると思うが。それにダークシャドウはまだ体当たりぐらいはできるぞ」

「常闇さんはこのナイフがなにかお分かりになりませんの?」

「・・・」

「このナイフはスペツナズ・ナイフと言いますわ。他には弾道ナイフや発射ナイフと呼ばれ刀身が発射される仕組みになっています」

「っ!?」

 

 そこまで説明されると自分は既に相手の間合いにいることを常闇は悟る。

 

「因みに5メートルでは時速60キロにもなりますわ」

 

 と言ってから「まあ、不死黒さんには通用しませんでしたが」と残念そうに呟きながら、安全ピンを外し発射ボタンに指を当てる。

 

「さあ、信じるも信じないも貴方次第。ただ、当たれば痛いではすみませんわ」

 

 そこまで言われて常闇は考える。周りの目を自分の置かれた状態を。何時も戦闘訓練の時に一騎は「これが本当の戦いなら」と本当の戦いを想定して考えて行動する。仮にもし八百万がヴィランであればまず、間違い無く自分は死んでいた。ここで無理に戦闘を再開して勝ってもその勝利は所詮、スポーツだから、となる。その為に常闇は自分が出せる答えなど一つしか無かった。

 

「降参だ」

 

「常闇くん!降参により、八百万さん2回戦進出!!」

 

 宣言され、八百万は戻ろうとした時に常闇が声をかける。

 

「完敗だ。何処まで計画通りだ?」

「全部ですわ。前に不死黒さんが話しておりましたの。『常闇のダークシャドウは強い。だた、強いのはダークシャドウであって常闇自身ではない。本体は弱い』と。ですのでダークシャドウさんさえどうにかすれば良いと考えましたわ」

 

「それだけか?」

「あとは前に不死黒さんに聞きましたの。もし私の個性を持てば、クラスの方達をどう対処するかを」

「それを真似したと?」

「いいえ。私如きが不死黒さんの作戦を真似するなど百年経っても無理ですわ。なので、それを元に作戦を考えました」

「最後に、はなから俺は眼中になかったのか?」

「申し訳御座いません」

 

 頭を下げてから八百万はその場を立ち去る。そして常闇は肩を落としながら退場する。

 

 

 

「お兄様、やはり常闇さんの敗因は」

「個性だよりだったところだな。強い個性者ほど個性に頼った戦いかたになる」

「やっぱりですか」

「常闇は鍛えればそれなりになるのに」

 

 二人は話し合って結局出た言葉は「勿体ない」だった。

 

 次の上鳴対芦戸戦は上鳴の無差別放電で芦戸を感電させて勝利した。

 

 

『一回戦最後の組だな!

 中学からちょっとした有名人!!堅気の顔じゃねぇヒーロー科、爆豪勝己!!

 (バーサス)

 俺こっち応援したい!!ヒーロー科、麗日お茶子!』

 

 そしてステージは余り損傷していなかったために直ぐに第1回戦最終試合が始まった。

 

「・・・・・これは」

 

 だが、終始爆豪が優勢だった。その為か爆豪が麗日を容赦なく爆破する姿を見て、「女子相手にマジか」とか言い出す観客まで出始めている。

 

「・・・・ウチもう見てらんない!・・・・・・・え」

 

 耳郎が麗日の痛ましい姿に顔を歪めて、両手で目を覆った瞬間に斜め前の席に居た一騎が耳朗の両手を掴み退ける。

 

「ふし、ぐろ?」

「目を背ける気か?」

「だ、だって」

「ちゃんと見ろ。麗日はまだ諦めてない。あんなにボロボロになってもまだ勝利を掴もうとして、挑んでいるんだ。友達じゃないんだったら、目を背けてもいい。だが、友達ならちゃんと見届けてやれ。

 友が全身全霊をかけて挑んでいるんだったら、最後まで見届けるのが友達じゃないのか?」

「・・・! う、うん!」

 

 目を逸らさずに真剣な眼差しで言ってくる一騎に耳朗は驚くも強く頷いてから、麗日達の戦いをもういちど見る。今度は目を背けない。

 しかし耳朗は自分の手を退けた一騎の手を無意識に両手で握り絞めていた。その為に一騎は(離して欲しいな~)と内心苦笑いを浮かべたときだった。

 

「それでもヒーロー志望かよ!そんだけ実力差があんならさっさと外に放り出せよ!」

 

 そんな声が聞こえる。その声を引っ切りに観客側からブーイングの嵐が巻き起こる。

 

「か弱い女の子をいたぶって遊んでんじゃねぇよ!」

「・・・!」

 

 そのとき、一人のプロヒーローの言葉を聞いて一騎の中の何かが切れた。

 

「ごめん耳朗。手、離して」

「え?あ、ごめん」

 

 いま気づいて慌てて耳朗は手を離す。そして一騎はインカムを付けて前側に行く。

 

「アミ、会場の放送システムに入って、通信機器を乗っ取れ」

《了解しました。・・・・・・侵入成功。いつでも行けますマスター》

 

「お兄様?」

 

 

 雰囲気が変わったことを不思議に思ったユエが声をかけるも反応せず器用に手すりの上に立つと息を思いっきり吸い込む。

 

『一部から……ブーイングが!しかし正直俺もそう思「黙れぇええええ!!!」 !?」

 

 叫ぶ。一騎の叫びに会場は静まり帰り、観客は一騎の方に目を向ける。

 

「いま遊んでるつった奴! プロか?何年目だ! 確かに爆豪は言葉使いも態度も悪くクソを下水で煮込んだような性格してるが! 女をいたぶって遊んで楽しむほど腐っちゃいねぇんだよ!!アイツは!ここまで来たやつの実力を認めてるから油断も出来ないし!決め手にいまいち踏み込めないんだ!

 それに、麗日をか弱い女と既に負けてると決めつけるな!アイツはまだ諦めてない!まだ勝つつもりでいるんだ!そもそも、ヒーローに成るために雄英に来た女がか弱いわけねぇだろうが!!

 表面上のモノしか見ることしか出来て無いやつらが、ブースかブーイングしてんじゃねぇ!本気で勝負してる奴らの真剣勝負を侮辱するなぁあああ!! これ以上、失望させないでくれよ、ヒーロー?」

 

 臆することなく言い切る一騎を流石のユエも驚いた目で見てた。そしてA組は無論、他のクラスの人も驚くが殆どの者から関心されていた。

 

『う、うん。・・・・・・不死黒ってキレると怖いよね、オレシッテル』

『アイツの言い分はもっともだ。素面で言ってんのならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイト見ろ。後は不死黒と同じ意見だ』

 

「お、お兄様」

 

 言いたい事を言った一騎は席に戻るとドカっと座り脚を組む。その表情からは怒りが滲み出ていた為にユエは恐る恐る声をかけることしか出来なかった。

 

 一騎は爆豪が嫌いだ。初日にユエを殺すと言った事や未だにユエをクソガキと呼んでることにムカついている。そんな嫌な奴でもアイツ(爆豪)を表面上のモノしか見ずにあれこれ言うヒーロー達に怒りを覚えた。

 

 そして、麗日は何時の間にか浮かした大量の瓦礫は個性解除と共に爆豪達に流星群のように降り注いだ。しかし爆豪は一撃でその瓦礫すべてを打ち砕いた。秘策を破られた麗日はそのまま敗北した。

 

 

2回戦表

 

 Aブロック

 

 緑谷VS不死黒

 飯田VS轟

 

 Bブロック

 

 八百万VS水無月

 上鳴VS爆豪





はい!!一騎のブチギレ回でした!才子の言うとおり一騎は人の為になら本気で怒れる漢でした!


次回「2回戦」

一騎のお陰手遂に緑谷が個性を!

それでは、期待せずにお待ち下さい!
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