無個性でもヒーロー目指す!。   作:斬る斬るティー

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三日連続投稿!!頑張った!!!そして余裕で一万文字越えてます!一晩で書くの疲れた。褒めて!!


第42話:野望 対 信念

 

「ダチを助けに来たヒーロー候補生だ!」

 

「「「不死黒(君)!!」」」

 

「・・・」

 

 チラリと緑谷達を見ると状況を理解してステインから眼と標準を離さず話す。

 

「お前ら、動けるか」

「それが、体がうご、うご・・・ける!」

 

 緑谷は先ほどまで体が動かなかったが、今は普通に動くことにステインの個性を考え始める。

 

「緑谷!!考えるな、動けるか答えろ!!」

「ご、ごめん動ける!」

「じゃあ緑谷と轟は飯田とそこのヒーローを連れて逃げろ」

「不死黒君を置いて行くなんて出来ないよ!!」

「そうだ不死黒、俺達でやればどうにかなる」

 

 指示に緑谷は否定すると一騎は切っ先を緑谷達に向ける。

 

「お前ら個性使用と戦闘許可出てんのか」

 

「「っ」」

 

「その反応じゃ無許可だろ。俺は出てるからヴィランと戦っても大丈夫だ。それに動きを少し見ただけで分った。此奴は強い、思考があるぶん脳無以上だ」

「!? なら尚更!」

「無理だ」

「なんでだ」

 

 緑谷のを否定すると轟が問う。それに少しの沈黙の後に一騎は低めの声で話す。

 

「足手まといだからだ」

「俺はあの時よりは強くなってるぞ」

「ぼ、僕だって個性を扱えるようにはなった!」

「お前らの成長は見れば分る。だがな、個性使っても俺に勝てなかった奴らがなに大口叩いてる!」

 

 一騎の一喝に轟はなにも言えなくなり黙り込む。緑谷はなにかを言おうとするも「USJの二の舞にしたいのか」と言われ黙り込む。

 敵を前にしても話す一騎の姿に溜め息をつきステインはナイフを掴む。

 

「・・・・ハア・・・・ヴィランを前に話し合うなど愚策」

 

 ステインは3本の投げナイフを一騎に投擲するも一騎は焦ること無く三発撃って迎え打つ。そのうえ一発がステインのこめかみを掠り血を流す。

 

「ならお前が直接来いよ(この状況でも逃げないのか。目的はこのヒーローを殺すことか?)」

(やはりこの男は)

 

 ステインは視界の悪いなか的確にナイフを撃ち落としたことに内心称賛する。そして一騎は優しい声で告げる。

 

「目には目を、刃には刃を・・・だ!」

「・・・速い!」

 

 言い終わると共に一瞬でステインに近づき左薙ぎ一閃を放つ。予想を上回る速度にステインは驚愕するも刀で受け止めるが、簡単に弾き飛ばされる。

 追撃を仕掛けに来たタイミングでステインは跳び蹴りでつま先に着いている棘を一騎の左のこめかみにたたき込む。

 

「なに!?」

「そうくるよなぁ」

 

 しかし一騎は予想していたか、銃を上に放り投げ鞘で受け止める。そして押しのけると逆手持ちのままステインの顔面に一撃をたたき込み、鞘を普通持ちに変えて刀と共に右薙ぎ二連を横腹にたたき込み吹き飛ばし壁に叩きつける。

 そして鞘を帯刀して落ちてきた銃を掴みホルダーにしまう。

 

「防御からの次手への組み立てと判断が速いな。良い、お前は生かす価値がある」

「どうも!(あれ喰らって平然と立つのかよ)」

 

 痛がってる姿を一切見せないステインに驚くも一騎は納刀して抜刀の構えを取る。

 

「不死黒君!やめてくれ、君には関係無いことだ!!」

「はぁ?」

「僕は兄さんの名を継いだんだ!僕はヒーローインゲニウムとしてソイツを倒すんだ!」

 

 飯田は叫ぶ。その姿、目を一瞬チラリと見ると一騎は低い声で話す。

 

「違うだろ。お前のその目は復讐だ。兄の復讐の為に此奴を・・・・・殺したいんだろ?」

「そうだ!だから僕が――」

 

 返答を聞くと一騎は心底失望とも言う溜め息をついて抜刀の構えを止めると更に低い声で言い放つ。

 

「ならお前雄英辞めろよ」

 

 その一言は緑谷や轟ですら驚く言葉だった。

 

「お前は理解をしているのか。お前は兄から授かったインゲニウムの名を私怨の為にヴィランを殺した犯罪者インゲニウムにしようとしてるんだぞ。名を汚したいのか」

「っ!」

「テメェの目にはなにが映ってる。なにを見ている」

 

 刀を抜き右手だけで持ち切っ先を後ろに向け右手首が左肋骨に当たる程引き寄せ姿勢を低くする。

 

「なりたいもん、ちゃんと見やがれ! 飯田天哉!!」

「っ!!」

 

 言い終わりと共に走り出し叫ぶ。

 

「轟!壁!そして逃げろ」

 

 その言葉と共に轟は左右のビルと同等の高さの氷壁を張り飯田に駆け寄る。

 

「行くぞ飯田」

「轟君・・・・」

「緑谷!手伝ってくれ」

 

 氷壁の先を未だに見ている緑谷に轟は声をかける。

 

「う、うんごめん。あ、そうだ」

 

 緑谷は未だに動けないヒーローを背負うと薄氷の向こうに居る一騎に向けて叫ぶ。

 

「不死黒君!ヒーロー殺しは血を舐めて相手の動きを封じる個性を持ってる!!気を付けて!!」

 

 

 

 ☆

 

 

 

「不死黒君!ヒーロー殺しは血を舐めて相手の動きを封じる個性を持ってる!!気を付けて!!」

 

 氷壁が出来てからの少しの打ち合いの後に少し向かい合っていた。

 

「だからあれらの武器か・・・良いね、同じ土俵だ」

 

 個性の有無は無視をして同じ戦い方をする相手に出会え一騎は口角を上げて笑う。その顔はいつもミルコが浮かべる笑顔に似ていた。

 

「真のヒーローとは自己犠牲の上でのみ成り立つ。お前は良く分かっている。自らを顧みず、ただただ他を救い出す。それこそが正しく本物の英雄(ヒーロー)

 

 笑みを見たときステインが恍惚の表情で天を仰ぐ。彼はオールマイトだけを本物の英雄と認めており、オールマイトだけが己を殺す資格が有ると思っていた。

 しかしこの日、もう一人己を殺す価値のある漢が現れたことに狂喜する。

 

「俺はヒーローでは無くヒーロー候補生だ。そこんとこ間違えんな」

「さぁ、来い…他の者たちを救う為に俺を殺してみろッ!」

「聞けよ」

 

 ニヤつきながら小さく呟き、前傾姿勢の脇構えを取り深く深呼吸をして集中力を高める。そして最高潮に達したとき凄まじい速度でステインに接近して横薙ぎ一閃を放つ。

 

「ふう!」

 

 しかしその一撃をステインは跳んで回避して左右のビルの壁を蹴って上空に上がる。

 それを見て速効で体を翻し一騎も壁を蹴りステインに迫るがそれを見てステインは投げナイフを一騎に向け投擲する。

 

「夜に投げるなら黒塗りにしろよ」

 

 首を傾げて躱し、胸に来たナイフは不壊で胸筋を堅めナイフを防ぐとステインより上に行き力任せに刀を振り下ろす。

 

「お互い空中戦は不向きだろ!」

「ぐっううう!」

 

 足場も無いにも関わらずその一撃は尋常では無くステインをいとも容易く地面に落とし叩き付けるとビルの側面に取り付けられている室外機を足場にして地面に向け跳び、ステインの胸を突き刺そうとするも横に跳んで避けられる。

 

「ナイフが刺さっても一切動じないとはな」

「刺さったのは服で体では無いんだよ。筋肉を固めて防いだからな」

「ハア・・・・そんなの出来るわけ」

「出来てたろ。鍛練次第だけど」

 

 未だに刺さってるナイフ2本を抜いてから刀身を少し舐めてなにも塗られてないことを確認すると的確にステインの喉と心臓に目掛けて投擲するも一騎は体を横向きにするだけで避ける。

 

「到底高校生とは思えん洗練された動きだ」

 

 本気では無いとはいえ、ここまで押されたのはステインを名乗ってからは初めてのことだった。ましてや一学生にだ。

 なのにいまのステインの中にあるのは自信の命に届きゆる力を持った漢と再確認できたことへの嬉しさだけだった。ステインは一騎をヒーローと認めた、ならコレは聞かなければならない。

 

「貴様の名前は」

「ふし・・・いや、違うな」

 

 本名を言おうとするもステインが望んでるのはソレでは無いと直感で思うと刀を構え名乗る。

 

「ヒーロー名、イノベーター。気軽にイノと呼んでくれ」

「イノベーター・・・・変える者か。 ヒーロー殺しステイン」

 

 両者が名乗り少しの沈黙の後に二人は同時に動く。

 一騎は一直線に突っ込みステインはバックステップで後退、のついでにいく本目かのナイフを三本投げる。

 

「おーらよっとぉお!!」

 

 飛んで来たナイフ二本は避け、体を回転させ3本目を掴むとステインに投げ帰す。投擲の勢いと回転の勢いが加わったナイフはステインが咄嗟に避けても頬を掠り赤い線を付ける程の速度だった。

 

「ギアを上げるぞ!」

 

 薄暗い路地裏に甲高い金属音が絶え間なく鳴り響く。

 二人の戦闘はあり得ないものになりつつあった。ステインは左右の壁を蹴り上空に向かい一騎は壁に付いてる排水パイプや室外機、突起物を使い駆け上がり、二人の刃がぶつかり合う。もう既に二人は地面を踏んでる方が少なくなっていく。

 

「ふっ!」

「ぐっうう!」

 

 雨樋パイプを掴んだステインは壁に近すぎて刀を振れないと理解してほんの一瞬迷った一騎の腹に蹴りを入れる。が、一騎は咄嗟に柄で防ぐもそのまま蹴り上げられる。

 

「とっとと」

 

 だからか、仕切り直しとも言うかのように蹴り上げられた後に壁を駆け上がりビルの屋上に行きステインがくるのを待つ。

 

(流石と言うべきか強いな)

(この小僧、途轍もなく目が良いな。しかも夜目も良いか)

 

 お互いに大きな隙を作らないように小さく呼吸をして生きを整えながら次にする最適解の攻撃のシュミレーションをする。

 

「ハア・・・・貴様は本当に学生か」

「失礼な。まだ15歳の高校1年だ。俺がおっさんに見えんのか」

「例え獲物を持っていようと殺気を向けられ殺されに来れば大抵は怯む。だが貴様はそれを意にもかえさない。殺気を向けられるのになれすぎている」

「・・・アッハハハハハ!!」

 

 笑い声を上げ天を仰ぐ。そして前のめりに顔をステインに向ける。

 

「物心つく頃から殺気を向けられ死と隣り合わせで生きてきた。そこら辺の奴とは精神が異なって(狂って)んだよ」

「・・・!」

 

 そして次に姿勢を正すとステインに穏やかな優しい笑みを向ける。その笑みはステインですら目を見開く程。

 

「だからお前は怖くない」

「そうか。だから常に笑みを浮かべられるのか」

 

「いいや。どれだけ苦しく痛くとも常に笑ってられる奴が強い。笑って困難に壁に挑める奴が強くなる。笑ってる方が妹に心配掛けずにすむ。だから笑うんだ」

 

「良い教えを受けたな」

「教訓だよ!!」

 

 またも一騎が先手で仕掛ける。それに合わせステインは近くにあったタバコの吸い殻を捨てる大きめの缶ボックスを蹴り飛ばす。

 

「しゃらくっ!?しまった!!?」

 

 中が入ってると思わず刀で弾くと吸い殻や火消しの汚れた水が顔に飛びかかり。咄嗟に避けようと体勢を低くしたところでステインが急接近する。

 

「あぶな!」

 

 顔に切り上げが来るも即座に姿勢を起こすことで顔の皮一枚で何とかするも続けざまにつま先蹴りが仰け反らしたことでガラ空きになった腹に入る。

 

「二虎流 金剛ノ型・不壊!」

 

 腹を固め棘が刺さるのを防ぐ。

 しかし防がれると同時にステインは渾身の一撃のタックルをして一騎をビルから突き落とす。

 

「まじ? ならお前も来いよ!」

「!」

 

 赤いマフラーとバンダナの余ってるところを掴み壁を力一杯蹴り、ステインを道連れにして落ちる。といっても一騎は自分もステインもこのまま死ぬとは微塵も思って無い。

 

 落ちはするが一騎は途中で壁を蹴り先が横に曲がってる外灯を足場にして膝を曲げ落下速度を殺しそこから飛び降りて大通りの車道に回転着地をするのに対してステインは落下中に刀をしまい、脇に着けているサバイバルナイフを両手に持ち壁にさして勢いを殺し着地する。

 

 二人とも普通に着地をしているが落ちた高さは8階建てビルの屋上だ。地上から約26.4mの高さから落下して無傷なのだ。

 

「あの高さから落ちて無傷とは素晴らしいな、イノ」

「どうも。そう言うお前も無傷だろヒーロー殺し」

 

 ステインは完全に一騎をヒーローと認めていた。今まで殺すのにここまで手こずったことは無い上に、死ぬからとて相手を道連れにする者も居なかった。だから素直に称賛を送る。

 そして一騎も個性無しの接近戦でここまで苦戦したのはエリク以外では初めてのことで、ステインを認め称賛の言葉を受け取る。

 

「ふ、不死黒君!!」

「え?」

 

 不意に緑谷の声が聞こえ振り向くとそこには逃げたはずの緑谷達と恐らく応援に来たヒーロー数人が居た。このことに一騎は嫌な汗を流し1つ嫌な思考を巡らせた。

 

「もしかして誘導された?」

 

「君!ソイツから離れて!!」

「ここからはプロの俺達が引き継ぐ!」

「学生の君は直ぐに逃げるんだ!」

 

 ヒーロー達が緑谷達と一騎の間に立つと声を掛けるとそいつらの目を見ていたステインは瞬時にヒーロー達に向けて走り出す。その表情は一騎に向けていたのとは全く違っていた。

 

「ハア・・・・貴様らは偽物! 粛正対象だ!」

 

 静かに告げられたその言葉には途轍もない殺意が込められていた。それを感じ取り遠距離攻撃が出来るヒーローは攻撃を仕掛けるも簡単に避けられあっという間に間を詰められ射程内に入る。

 

 ――バン!バン!バン!

 

 刀を振り上げたときに殺気と共に三回の銃声が聞こえ咄嗟にその場を飛び退くと頭の有った位置を銃弾が通り過ぎる。

 そんな事をするのは一人しか居ないために一騎の方を振り返るとそこに一騎は居らず、目の端に直ぐ側に居るのを捉える。

 

(あの距離からの援護射撃にオレの回避場に先に行き死角に回り込んでいたのか!?)

 

「金剛ノ型 鉄砕・蹴!」

「ッ!」

 

 繰り出された蹴りを受け止めようとするも本能が避けろと叫びアクロバティックなバク転で避けて後退して体勢を立て直し一騎を見据える。

 

「おいおいおい! 俺を無視するなよヒーロー殺し。今夜の相手は俺だ」

 

「な、なにを言っているんだ!」

「学生の君には危ない、下がっているんだ!」

「ここからはヒーローの戦いだよ」

「君には危険だ」

 

 ヒーロー達は一騎に訴えるが一騎から帰って来た返答は。

 

「アンタらじゃヒーロー殺しの動きについて行けない、無駄死にするだけ。既に自覚したろ?」

 

 一騎が言った言葉は事実なだけにヒーロー達はなにも言えなくなり押し黙る。その姿を見ると一騎は失望のような色を瞳に一瞬浮かべ数歩前に出て刀を構える。

 

「さあ、此奴らを殺したきゃ俺を斬り伏せてからにしろ」

 

 ステインはナイフをしまい刀を構える。

 

「ハア・・・・やはり貴様は英雄(ヒーロー)として相応しい」

 

 そして二人は四度斬り結ぶ。

 

 

「す、凄い」

 

 二人の戦闘を見て緑谷が全員が思ってることを代表するかのように呟く。

 しかしそう思うのも無理は無い。二人は何度も戦ってるとは思えないほどに疲れを見せず、戦闘による動きの速度を上げていく。

 

「何故お前が此所に!?」

「え?」

 

 突如お年寄りの声が聞こえ、反応した緑谷が振り向いたと同時に顔面に跳び蹴りが入る。

 

「座って待ってろっと言ったろ!」

 

 そのお年寄りは緑谷が職場体験で言っているところの保護管理者、ヒーロー・グラントリノだった。

 

「まったく! それでアレは・・・!! ヒーロー殺しか!? 何故貴様らヒーローは戦わん!」

「い、いや、それが」

「戦っとるのは学生か!」

 

 グラントリノは戦ってるのが学生と即座に判断すると驚くもその顔に見覚えが有り、目をこらすと緑谷がことのあらましを説明する。

 

(不死黒一騎! 俊典が言ってた無個性の少年か!!・・・あれが本当に無個性の動きか? 下手すりゃあ当時の俊典よりも動きが良いぞ)

 

 一騎のことをグラントリノはオールマイトが雄英教師に着いた時に送られた手紙で知り、自ら雄英の根津に連絡を取って一騎と緑谷のことを詳細を聞いた。

 余談だが、グラントリノは態々オールマイトに連絡して二人が自分のとこに来るように言っていた。

 

 そして一騎のいまの戦いを見てグラントリノは確信した。戦闘の才はオールマイト以上であることを。そして未だにヒーローとは言え、年老いた自分があそこに入れば邪魔にしかないと理解した。

 

「一騎の奴楽しんでるな」

 

 ミルコはどこからともなく現れ一騎の姿をみて呑気に言う。

 

「み、ミルコ!?」

「ミルコさん!不死黒君を!」

 

 一騎の代わりにステインと戦うのをお願いされるが、それを一蹴りする。無論色々言われるがミルコは腕を組んだまま答える。

 

「彼奴は負けねし、彼奴に好きにしろと許可を出したのは私だ。それにお前らヒーローが観戦してるってことは邪魔と言われたかヒーロー殺しに殺される幻視でもしたんだろ。

 それにひよって任せたんなら黙って見とけ、腰抜け」

 

 キツイ物言いで誰も言えなくなり大人しくするとミルコは鼻で笑い一騎の動きを見る。

 

 

「オッラァ!」

「グッフ!!」

 

 一瞬の隙を突き一騎の強烈な突き蹴りがステインの鳩尾に炸裂し蹴り飛ばす。

 ガードレールに叩き付けられたステインは即座にガードレールの上に飛び乗り追撃をかわすと同時に一騎の上を飛び越えると着地する勢いを乗せた唐竹を繰り出す。

 

 ステインの唐竹に対して一騎は下から上に斬り上げる逆風を出す

 

「・・・ッ!」

 

 のだが、手に来た感覚はあまりにも軽いものだった。何故ならステインは刀どうしがぶつかる前に手を離していた。綺麗なフェイントで一騎は大きく隙を作ってしまう。

 

「経験の差が出たな」

 

 右手でナイフを逆手持ちをすると突き刺す。ステインは何度も斬り結び既に一騎のコスチュームが防刃に優れているのに気づいてる。その為の突き。

 

 一騎のコスチュームは斬撃に関しては非常に強い防御性を持つが刺突に関しては非常に弱く、普通に貫通する。

 今までの戦闘でも防刃性のコスチュームを着ているヒーローは居た。だからその死とめ方をステインは知っている。

 

「・・・なに!?」

 

 しかし一騎の反射速度と頭の回転速度は常人のより遥かに高い。だから一騎は咄嗟に銃を取り出し銃身の底に取り付けられているアウターバレルで刺突を受け止める。

 

「残念」

 

 ナイフを逸らすと残っている残弾四発を至近距離で放つ。のだが、ステインも驚異的な反応で体を反らし弾丸を避け、距離を開けるが即座に一騎は距離を詰め間合いに入ると刀を振り下ろす。

 

「ステイン、お前のま――っ!!」

 

 刀を振り下ろす直前に一騎の視界に負傷している羽の生えた飛行がた脳無が緑谷を捕まえようとしてるのを捉えた。

 

「ゴオオオォォォ」

「えっ?」

 

 次の瞬間一騎は考えるより先に体が動き刀も銃も捨て全集中の呼吸を使い30メートル以上も離れてる緑谷まで一瞬で近づく。

 緑谷は何故一騎がコッチに向かったのか理解出来ず瞬きした瞬間にすでに至近距離まで来て突き飛ばされる。

 

「ぐっう!イってぇ!!」

「ふ不死黒君!!」

 

 緑谷の代わりに鳥脳無に捕まる一騎。しかも鋭く尖った爪が横腹に食込むが、咄嗟に不壊を使い爪が突き刺さるのを止め、脚の指掴み開こうとするが、全く開かなかった。

 

「偽者が蔓延るこの社会も、いたずらに力を振りまく犯罪者も…粛清対象だ!」

 

 ステインは垂れ落ちた脳無の血をぺロリと舐めて『凝血』を発動して脳無の動きを止める。そのお陰で脚の拘束が弱まり一騎は無理矢理拘束を解き落下する。

 それを見届けるとステインは落ちてきた脳無の高さまで飛躍すると既に拾っていた刀をで羽を切り刻むと即座にナイフに持ち替えて脳を突き刺す。

 

「ハァ…全ては正しき社会の為に…!」

 

 着地と同時に脳を横に大きく切り裂き殺害する。その姿に全員が困惑する。

 

「子どもを助けた…?」

「なんで」

「脳無を躊躇なく殺しやがった!」

「…どういう事だ?仲間じゃ無かったのか…?」

 

「何故一カタマリでつっ立ている!」

 

 全員が戸惑っているときに新たなヒーロー、エンデヴァーが現れる。

 

「コッチにヴィランが逃げて来たはずだ!」

「ハァハァ・・・・・」

 

 ギロリと目を動かしエンデヴァーを捉えるとステイン一歩踏み出し刀を力強く握る。

 

「エンデヴァー…!贋物…!正さねば――…誰かが血に染まらねば…!“英雄(ヒーロー)”を取り戻さねば!来い、来てみろ贋物ども!俺を殺していいのは本物の英雄たちだけだ!!」

 

 ステインは恐るべき殺気を放ち、ヒーロー達を圧倒する。グラントリノやエンデヴァーすらも気圧される殺気にヒーロー達は誰も動けずヘタリと腰を抜かす者さえ居る。

 

「アッハハハハハ!!」

 

 なのに場違いな笑い声が響く。そして声の発生源である一騎に全員の視線が集まる。

 

「なぁステイン」

 

 一騎が腕を広げ天を仰ぎみ笑いながら途轍もない覇気を放つ。覇気に当てられたヒーローは思わず息をしてもいいのか疑ってしまうほどだった。

 そして一騎がステインに向ける顔は狂気にも似た笑みを浮かべていた。

 

「偽物は粛清!ならお前は俺を殺さないとなァ!」

「なに?・・・ハァ・・・・・イノベーター、貴様は何の為にヒーローになる」

 

「俺の野望は!この腐った個性主義社会をぶっ壊す事!!」

 

「・・・!」

 

「いままで散々ヒーロー共に無個性を理由に見捨てられてきた!助けてと手を伸ばしても無視され振り払われた!!だからこの社会をぶっ壊す!!

 言葉に力はなく無力!だからヒーローになって地位や名誉、そして権力を手に入れ言葉に力を持たす!!

 

 俺の手の範囲は狭い!だから簡単に見捨てられ差別される無個性を優先して助ける。・・・まあ、なにが言いたいかと言うと、

 ヒーローはただ、野望を果たす道具だ。」

 

 そして遂に一騎は口が裂けるかと思うほどに口角を吊り上げ、狂気の笑みを見せ、周囲が歪んでるかと幻視してしまうほどの闘気を醸し出す。

 

「――俺は不平等に人を助ける! どうだステイン。お前の信念に従えば俺は粛清対象だろぉ!!」

 

 ステインの信念。それは『英雄回廊』。

 “ヒーローとは見返りを求めてはならず、自己犠牲の果てに得うる称号でなければならない”という主張している。

 その為に利己利益の為にヒーローになる者は例外なく粛清対象。これで見れば一騎は間違い無く後者。

 

 しかしその利己利益の根本の根っこたるものは他が為にある。だからステインが出した判断は。

 

「ハァ・・・いい。やはり貴様は英雄(ヒーロー)に相応しい」

 

 前者、不死黒一騎はヒーローと見なした。

 

「さぁヒーロー殺し・・・いや、ステイン。テメェーは俺が叩き潰す」

 

 

 この時、ステインは悩んだ。本当なら偽物、エンデヴァー達を粛清(殺害)しなければならないが、目の前には本物のヒーローが居る。大人がいるにも関わらず挑もうと構える男が。

 時間は無く体力も既に半分も無い。逃げても簡単に追いつかれるし、エンデヴァー達を粛清するなら確実にTop10入りするヒーロー二人と一騎を相手では負ける。

 

「――っ!!」

 

 そのとき、ステインは一騎の信念の籠もる眼を見た。見てしまった、そしてら取る選択は1つだけだった。

 

「良いぞ!そうだ、ここからが本番、もっと魅せてみろ!」

 

「俺の最強を以て! ステイン、お前の最強(信念)を打ち破る!!」

 

「来い、来てみろ! イノベーター!!」

 

 一騎は刀を取りに行かず、防刃グローブをはめて接近する。その行動をみてエンデヴァーは直ぐに戦闘態勢を取ろうとするがミルコが止める。

 

「・・・・・貴様」

「アイツの邪魔すんな」

「奴は無個性だぞ」

「だからなんだ。ステインの覇気にビビって動けなかった奴が。それに学生が弱らした獲物を横取りして手柄にしてぇのか」

「っ」

 

ガキ(息子)の前だからってカッコ付けようとしてんじゃねぇ。黙って見届けろ」

 

 そこまで言われるとエンデヴァーはなにも言えない。その姿を見てミルコは鼻で笑い一騎の戦いを見る。

 このときのミルコの判断は正しかった。もし一騎とステインの戦いにエンデヴァー達が割り込めば観戦していたエリクとハンターに虐殺されていた。

 

 

 

 

 ステインは突っ込んでくる一騎に合わせ自分も接近し、途中でナイフを投擲する。

 

「くどい! カッ!」

 

 飛んで来たナイフは一本だった。だから一騎は避けることはせずとった行動はまさかの噛んで受け止めることだった

 

「な!?」

 

 噛むなんてやり方で取る人間なんていなかった。その為にステインには隙が生まれ、一騎は即座に間合いを詰める。

 無論ステインは刀を振るが、一騎は打ち下ろしには手の甲、横薙ぎには手の平で受け流す。

 

「天童式戦闘術 1の型8番・虎搏天成!」

 

 至近距離で右のストレートを放つも首を捻り拳を避けられる。が、直ぐに足払いでバランスを崩し伸ばした腕を振り下ろす。

 

「金剛ノ型・棍棒!」

 

 一騎のオリジナル。前腕を不壊の要領で固めるそれはもはや名前の通り棍棒の様に硬く凶器のレベルに到達していた。

 そんなもので殴られたステインの左鎖骨に罅が入る。

 

 しかしそんなこと知らずに一騎は一切止らず右手で後頭部にあるマスクの結び目を掴み頭を無理矢理下に向け避け膝蹴りを入れ、続けざまに腹部に強い蹴りを叩き込み吹き飛ばす。

 

「ゴッフ! ・・・・ハァハァ・・・・今までは手加減していたのか」

「いや、俺はコッチが得意分野なだけだ」

 

 軽くジャンプして着地と同時に火天ノ型・烈火で急接近するも、ステインは脅威的な反応で脇に着けていたサバイバルナイフ三本投げるも一騎は最小限の動きで弾く。

 次に最後の一本をステインは投げる。

 

「もう最後なんだ。接近勝負しよっ!!」

 

 そのナイフも弾いた。

 

「っ!?!?」

 

 弾いたがその直後に別のナイフが出てきた。

 

(ブラインド、隠しナイフか!! 俺が弾くナイフの同軌道上に投げる事で死角を作ったのか!!今までやたらとナイフを投げていたのは俺がどう対処するか確認するため!!)

 

 わずか0.2秒で隠しナイフが見えた途端に瞬時に考え理解する。

 

(しかもこのナイフは俺が噛んで止めたやつ!)

 

 更にそのナイフが止めた奴と理解するも、もうナイフは目と鼻の先。自分が走って接近してる所為で回避も弾くのも間に合わない。完全にハメられたと考え、一か八かで勢いよく首を傾ける。

 

「ガッァ!」

 

 避けることは出来るもこめかみを少し深く掠り血が吹き出る。それに気を取られ少し目を離した瞬間にステインに一気に間合いを詰められ血を舐められる。

 

「か、らだが!?」

 

 ――個性『凝血』発動!

 

 最大8分間の体の自由を奪う。対象者の血液型によって効果時間は異なり、O型<A型<AB型<B型の順で拘束できる時間が増える。

 

 一騎は詳細は知らないが、血を舐められては成らないのは知っている。そして血を舐められ体は動かない。

 

 だがしかし!

 

 一騎は一切動じない。それどころか深く深呼吸をして心を落ち着かせ脱力をして、穏やかな笑みを浮かべる。

 

 死線を前にして人は本質を現す。ステインはよくそう思っている。そしていま正に一騎は死を目の前にしている。

 ステインは刀を取り一騎に振り下ろす。そしてここで一騎がなにを言うのか期待している。

 

 そして来たのは

 

「金剛ノ型・鉄砕!」

「・・・っ!」

 

 一騎は振り下ろされた刀を避け拳を繰り出しステインの右頬を捉え殴り飛ばした。

 

(なにがあった、・・・殴られた?なぜ、どうやって。・・・・)

 

 自分がなんで殴られたのか分らず思考が乱れる。

 

 イレイザーのような個性持ちが居る。

 一騎の血を舐めてない。

 血はO型だった。

 なにか個性を持っている。

 

 色々なことを考えるが答えは否。断じて否だった。

 

 エリクが言っていたように一騎は個性全般に耐性を持つ特異体質。

 

 特異体質は個性社会になる前から存在し、

 

 生まれつき一般人の何倍もの筋肉密度を持つ、ミオスタチン関連筋肉肥大症

 見たものを即座に記憶してしまう、完全記憶能力

 自ら音を発しその反響で周囲を把握する、反響定位(エコーロケーショ)

 

 他にも、絶対音感、スーパーテイスター、4色型色覚(テトラクラマシー)と言った様々な特異体質がある。

 そして一騎は個性社会ならではの個性耐性だ。

 

 増強系の個性による打撃とかは置いといて精神干渉や肉体干渉、と言った類にあり得ない程の耐性を持つ。体育祭では爆豪の爆破を喰らっても火傷は1つもしてなかった。

 そしてステインの凝血は一瞬効いただけだった。

 

「どうやって・・・・・しまっ!」

「逃がさん」

「がっはあああ!!!」

 

 ステインが混乱している間に間合いを詰める。咄嗟にステインは後方に跳ぼうとするも足を踏まれ動けず右側の肋骨に強烈な一撃(鉄砕)を喰らい吹き飛ばされる。しかも骨が砕け、それが内臓を傷付け吐血する。

 

「歯を食いしばれよ、ステイン! 俺の拳はちっとばっか響くぞぉ!!」

 

 一瞬で間を詰めるとそのまま移動の勢いと放つ勢いを乗せた強烈な拳を繰り出す。

 

「金剛・火天ノ型 瞬鉄・砕!!」

「・・・っ」

 

 ステインも刀を振り下ろし、迎え打つも刀が拳に触れた途端に簡単に砕け散り、顔面を先ほどとは比べものにならない衝撃が襲う。そして最後に一騎を見たときにステインは思った。

 

 ――阿修羅

 

 と。そしてヒーローたちの元まで吹き飛ばされるとそのまま意識を失う。

 

「決着ゥゥーーーッ!!」

 

 起き上がらないステインを見て一騎は右腕を上げ、10分の激しい死闘を制したことに雄叫びを上げる。

 

 ☆

 

 

「良くやったな」

「ウッス!」

 

 戦いが終わったいまは一騎はミルコに肩を組まれ褒められていた。

 それから申し訳ない様な顔をしながら飯田が近づくとミルコは腕をどかし少し離れ、一騎は飯田をみる。

 

「不死黒君。すまなかった僕は――」

「飯田、お前の分も代わりに本気で殴ったよ」

「! ・・・・・ありがと」

 

 ぽろぽろと泣く飯田を慰める。そこには轟や緑谷も加わる。

 因みに、一騎は戦いが終わった後にミルコとエンデヴァー以外のヒーロー色々言われたが、

 

『ミルコさんから好きに暴れて良いと許可は貰いました。なので文句はミルコさん言って下さい!』

 

 と、胸を張り預かっていたミルコのヒーロー免許証を見せて全員黙らせた。

 

「あの、すみません」

 

 そんな一騎の元に一人の警官が尋ねる。内容はメイデンに入れる途中でステインが覚醒して、一騎と話がしたいということだった。

 それから一騎はステインの元に行くと、ステインは少し黙ってから口を開き問いかける。

 

「イノベーター、貴様の本名はなんだ」

 

 その問いかけに一騎はきょとんとしてからフッと笑みを浮かべ答える。

 

「俺の名は不死黒一騎だ!」

「そうか。不死黒、お前に聞きたい」

「ん?」

 

 聞きたいことで、一騎は首を傾げる。そしてステインは少し俯いてから顔を上げ問いかける。

 

「エリクという男から聞いたお前がオールマイトをどう思っているかを」

「っ!」

「事実なのか?否定したというのは」

 

 ステインの質問は何の意味をしているのか聞いてる警官は分らないが一騎は理解した。自分が無個性ではヒーローには成れないと言われたかどうかの質問だと。

 

「事実だ」

「・・・・・・・そうか」

 

 返事を聞いてステインは明らかに落ち込んだ態度を見せる。

 

「そうだステイン」

 

 しかし一騎はそんなの関係無いとでも言うかのように声を掛け、ステインが振り向くと話す。

 

「話は変わるが、今回俺達は自分の野望()信念()をぶつけて戦い俺が勝った。しかしお前の信念が弱かった訳じゃ無い。それにお前の望んだ世界は正しいと俺は思うよ」

「っ」

「今回お前が負けたのは人を殺してまで成そうとしたからだ。罪を犯してない人を殺してまで成す世界はいずれ砂の城の様に簡単に崩れ去る」

 

 右手を強く握り見る一騎。そして顔を上げるとしっかりとステインを見る。

 

「俺は作るぞ。ヒーローになり、無個性も生きやすい世界を」

 

 力強い宣言を聞いてステインは驚くも何処かすっきりした表情になりメイデンに入る。

 それを見届けると一騎は意識を切り替える。戻ると緑谷達は検査で搬送されたのを知り、直ぐにミルコの元まで走って戻る。

 

「ミルコさん!お腹空きました!」

「じぁ書類等も終わったしメシ食いに行くか!」

「はい!」

「・・・一牛つ~目の前で肉焼いてくれるとこと松竹梅つ~目の前で寿司握ってくれるのとどっちがいい」

 

 ミルコはどこからともなくスマホを取り出し調べてから問う。少しの沈黙の後に一騎は元気に「シースー!」と答える。

 

「うっしわかった。てか頭の怪我は良いのかよ」

「あの時は激しく動いて血流速度が上がっていたから吹き出しただけでいまは止ってますよ」

「そ。ほんじゃあ行くぞ」

「はーい」

「大物ネームドヴィランとっ捕まえたんだ。祝わねぇーとな」

「わーい」

 

 二人は楽しく会話しながら向かう。

 

 因みにミルコが言った店は両方とも星付きな為に会計の時「零1つか2つ多くないですか?」と、一騎は顔面蒼白になりながらカード払いするミルコに尋ねるのはまた別の話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~とある闇サイト~

 

 

 

 

 名前/ヒーロー名。

 

 不死黒一騎/イノベーター。

 

 

 年齢・15歳。

 身長・180㎝。

 個性・なし。 

 

 

 所属・国立雄英高等学校。ヒーロー科、1-A組。

 

 経歴・3年前に武装した異形型四人の単独鎮圧。

   ・1年前にヘドロ事件の主犯を単独撃破。

 

   ・雄英高校ヒーロー科を実技、筆記、共に歴代最高記録で入学。

   ・雄英体育祭一年の部優勝。

 

 NEW・大物ヴィラン、ヒーロー殺し単独撃破。

 

 

 禁止事項・人質を取り命との引き換え行為。

 

                  以上。

 

 

 賞金入手方法・人目のつくとこでの殺害。

 

 

 懸賞金・3000万

 

       ↓

 

    ・7000万

 

 

 期限・残り2日。





一騎がますます化け物じみてきた!!

次回「賞金首」

それでは、期待せずにお待ち下さい!
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