今回は部屋回で~す!
因みに部屋割りは少し替えて砂藤を4階にしてそこに一騎が入ります。ユエは八百万の隣です!
「う~ん」
自室でテーブルに向かいながら一騎は頭を悩ませていた。理由は当然、拳藤と小大に教える武術や鍛練のメニューの考案でだ。
あ~でない~、こ~でもない、あれでもこれでもそれでもない~。と呟き「うが~」と叫びながら頭をわしゃわしゃと掻きむしり疲れるとぐてーんと背もたれにもたれる。
「お兄様~!!」
「おっとどうした?結花」
「ゆか?」
「?」
「?私ユエですよ?」
「?知ってるよ」
「「・・・・・・・」」
ドアバターン!と効果音が付きそうなほど勢いよくドアを開け入って来るユエに一騎は驚き体を起こしどうかしたのかを尋ねる。のだが一騎が知らない名を口にしたことで変な間が生まれるが気を取り直してユエが目的を話す。
「皆さんがロビーで待ってますよ」
「なんで?」
「まぁまぁ行きましょ」
「えっちょ!」
有無を言わさずユエは一騎の手を取ると走り出す。
☆
「お部屋披露大会?」
ユエに連れられロビーに来た一騎は来て早々、芦戸に言われた言葉を口ずさみ頭に?を浮かべる。
「なんでそんなことするんだ?」
「みんなで一つ屋根の下でこれから過ごすじゃん!」
「うん」
「ワクワクするじゃん!」
「う、うん?」
「これはもう!レクリエーション的な奴でやるしかによね!お部屋披露大会!!」
「そういうもんか?」
「そういうもん!」
「そうか、わかった」
「わかったの!?」
最初の反応から参加しないかもと思っていたが何故か簡単に了承してくれたことに喜びと安心で笑顔を浮かべ張り切って開催を宣言する。
「それじゃぁお部屋披露大会開催!!」
「どんどんパフパフ~・・・それでどこから?」
「当然!二階から」
口で効果音を入れ問いかけると芦戸は緑谷を指さす。
「緑谷の部屋から!!」
☆
「わぁぁぁー!!ダメダメ!ちょっとまっ…!」
緑谷の抵抗も虚しく扉は開けられ見られたのは・・・。
「オールマイトだらけだ、オタク部屋だ!!」
「憧れなんで……恥ずかしい……」
途轍もないオールマイトグッズの数に麗日が言うと緑谷は照れながら説明する。
「やべぇ、なんか始まりやがった」
「でも、ちょっと楽しいぞこれ!」
「それじゃ次!次!」
葉隠が次の部屋の主である常闇を急かす。
「ふん…くだらん」
ドアの前で部屋を守るように立つも芦戸と葉隠のコンビにあえなく敗北し扉を開かれる。
「暗!怖ッ!!」
「貴様ら」
「このキーホルダー俺中学ん時買ってたわぁ」
「男子ってこういうの好きなんね」
「剣だ・・・・・・格好いい!!」
「出てけ!!」
流石に常闇の叫びを聞いて全員部屋から出て行き次の部屋に向かう。
「止めなくてごめんな常闇」
「いや、不死黒が謝ることなど無い」
「そう?」
「うむ」
「うわ!眩し!!?」
「ノンノン!ま・ば・ゆ・い☆」
「うわ~ギラギラ」
「ノンノン!キ・ラ・キ・ラ☆」
「思ってた通りだ……」
「想定の範疇を出ない」
ミラーボウルを初めキラキラ光る物が沢山あり眩しい部屋に全員目を細める。そして一騎は思った、常闇は此所にいればダークシャドウ暴走しないんじゃ無いかと。
「さぁ次だ!次ぃ~」
「まだ目がチカチカする~」
「次の部屋だれ~?」
「・・・あ~」
「入れよ……すげぇの……見せてやんよ」
峰田が扉の前で荒い息で手招きするのを見て全員動きを止める。
「残りは峰田の部屋だな」
「三階に行こ~」
「さんせ~」
当然の如くそんな不審者の部屋には誰も行かず背を向けエレベーターに向かう。
そして三階は普通と総意の意見を出された尾白部屋、難しそうな本と同じ眼鏡が大量にある飯田部屋、そして軒並みチャラいと評価された上鳴部屋だった。
「さて四階だ~!」
「なんか三階飛ばされた気がする」
「キングクリムゾン!」
「ユエってバンドとか聞くの?」
「あんまり聞かないですよ耳朗ちゃん」
「そっか・・・・」
「釈然としねえ」
「ああ……奇遇だね。俺もしないんだ、釈然……」
「そうだな」
「僕も☆」
「男子だけが言われっぱなしてのはぁ変だよなぁ?お部屋披露"大会"っつったよな?なら当然!女子の部屋も見て決めるべきじゃねぇのか?誰がクラス一のインテリアセンスか、全員で決めるべきなんじゃねぇのかあ!!?」
言われ放題だった男子達だったが、下心しかない峰田の言葉に一つの意思となる。
「いいじゃん!」
「え」
その言葉に芦戸が賛成したことで耳朗は驚く。
「っと、じゃあ部屋王を決めるってことで!!」
「部屋王?」
「別に決めなくてもいいけどさ……」
「(オイラだけが主張した所で足蹴にされてただろう。だが、少なからず自尊心を傷つけられたこいつらの意思に乗じる事でオイラの主張は"民意"という皮を被るのさ…これにより自然な流れで女子部屋を物色できる!!)・・・・!?」
なんて思考をしていたところ一言一句間違えず言い当てられたことに驚き声の方向を見ると冷たい目を向ける一騎と目が合う。
「なんて考えてたろ」
「い、いやいやいやいやいや!!!そそそそんなこと」
「嘘下手かよ。・・・もしへたなことした鉄砕による
「はい・・・」(´・ω・`)
今の遣り取りにより女子から罵倒を受けるも峰田は決してくじけない!!
(寝みぃ・・・・)
(早く鍛練メニューの作成の続きしたい)
☆
「確か四階は砂藤、爆豪、切島、障子の部屋か」
「じゃぁ先ずは切島部屋だぁー!」
「別に良いけどよ、わかんねぇと思うぞこの男らしさは」
そう言いながら部屋を開けると中は・・・まぁうん切島らしい部屋だった。
「・・・うん」
「アツいね、アツクルシイ!」
「彼氏にやって欲しくない部屋ランキング2位くらいにありそう」
「ホラな」
なんとなくわかりきった評価に切島は涙を浮かべ先に色々言われた尾白達は共感し涙を流す。
「次!障子!」
指名を受けた障子は複製腕から声を出して返答する。
「何も面白いものはないぞ?」
「面白いどころか何にも無い!?」
開けられた部屋は布団一式のみで娯楽のような物が何も無い殺風景な寂しい部屋だった。
「ミニマリストだったのか」
「まぁ幼い頃からあまり物欲がなかったからな」
「こういうのに限ってドスケベなんだぜ」
障子と轟の会話を余所に峰田は部屋を物色しだす。しかし峰田にも聞えるように一騎が拳をポキポキと音を鳴らすためにそそくさと帰ってくる。
「確か爆豪は寝てんだっけ?」
「あぁ大分前にくだらねぇ先に寝るっていって」
「じぁあ次は砂藤の部屋か」
「おう、ってもつまんねー部屋だぜ」
そして開けられると甘く美味しそうな匂いが出迎える。
「いい匂いするな。なにこれ?」
「匂い的にシフォンケーキじゃない?」
「ああイケね!!忘れてた!!だいぶ早く片付いたんでよ、シフォンケーキ焼いてたんだ!!皆食うかとおもってよぉ……ホイップもあるともっと美味いんだが……食う?」
「「「食うぅ~!!!!」」」
「あ、ホイップなら俺デザートに使わなかった残りがあるから持ってこようか?」
「おう頼む」
頼まれた一騎は窓から飛び出し4階に上がり自室にホイップクリームを取りに行くとまた窓から飛び出ししっかりと窓を閉めて三階に戻ってくる。
「あんまぁい!ふわっふわ!」
「クリームとも良く合う~」
「幸せ~」
「いや誰も不死黒の動きを突っ込まないの?ねぇ突っ込まないの?」
「ダメだ上鳴」
「恐らくツッコんだら負けだ」
全員一騎の動きに驚いたが誰もツッコまず女性陣はただシフォンケーキを楽しむ。その姿に思わず上鳴が言うが、切島と尾白が止める。
「さて最後の階!五階だぁー!!」
「ニヤ」
「ん?」
「おお"!」
「エイジアン!」
「ステキー!」
「瀬呂、こういうのこだわる奴だったんだ」
「へっへっへ、ギャップの男"瀬呂くん“だよ!」
五階の最初は瀬呂の部屋からで意外な部屋に女子から受けが良かった。
「次は轟部屋!!」
(1年でトップ3に入るイケメンの部屋)
(屈指の実力者の自室!!)
(わくわく!!)
みなが期待する轟の部屋は・・・。
「和室だ!!」
「造りが違くね!?」
「実家が日本家屋だからよ。フローリングは落ち着かねぇ」
「理由はいいわ!当日即リフォームってどうやったんだお前!」
「……頑張った……」
「なんだよこいつ!!」
「後半は特に不死黒が」
「ブイ!」
「なんだよこいつら!!」
部屋作りに一騎も関わったことに全員の目線が向けられると指でVサインを作り笑みを見せる。思わず瀬呂がドン引きしてしまった。
そんなこと気にせず一騎は轟に話しかける。
「あ、今度三番粉で二八蕎麦の焦し蕎麦作るけど轟も食べる?」
「いいのか?」
「いいのよ?」
「じゃぁ食べる」
「わかった」
「さ、さて!気を取り直して最後は不死黒の部屋!!」
芦戸の声が元気に響き全員が期待の表情を浮かべる。
「つってもつまんね~部屋だぞ?」
「安心しろ、轟の後だと誰でもそうだ」
(1年最強の部屋!!)
(トップクラスのイケメン兄!!)
(わくわくわくわく!!!)
「それじゃぁご対面」
「部屋広!!」
「完全に作りが違ぇ!?」
二部屋分ほどの広さに全員驚き部屋に入り物色を始める。
「めっちゃ難しい武術の本ばっか!?」
「あれ?二年生の教科書ある?・・・波動?だれだろう?」
「あ!! お風呂ある!?なんでぇ!!」
皆が好き勝手に部屋を散策するの見て一騎は微笑みながら眺め問いかけられた質問に答えていく。
「その本も数多ある数の一部だよ」
「マジ!?」
「2年の教科書は雄英の先輩から貰ったんだ。波動先輩ね」
「へ~」
「風呂はほら、俺人と入るの嫌いだから個人の風呂欲しいって言ったら付けてくれたんだよ。まぁその結果、部屋も大きくなったわけ」
「けどよ!俺達はその傷をk「よせ」 障子?」
「俺達じゃぁい、不死黒個人の問題だ」
「っ!?」
俺達は気にしない、と言おうとした切島は障子に止められ何故かと思うと障子に言われた言葉にハッ!として気づく。
自分たちがどれだけ体の傷を気にしないと言おう関係無い。一騎自身が見られるのを嫌がっているのだ。自分たちの気持ちなどどうでもいいこと。
「ごめん」
「?気にするとこあった「あぁー!!」 っ!?どった?」
「これめっちゃ高いシャンプーにリンスー、トリートメントにボディーソープ!」
「でも全部ボトルのラベル的に女性用じゃない?」
葉隠の叫び声に驚いた一騎が目を向けると葉隠が風呂場に置いていたシャンプー等をみて叫んだらしく女子何人かも興味を持ち集まっていた。
「それ私がよく使いますからね~」
「え?・・・あ、ユエって不死黒と同棲してたんだっけ?」
「はい♪・・・・・・まぁ私が同棲する前からありましたけどね。トータルで3万超えのそれら」
「「「「「「!!!?」」」」」」
満面の笑みから真顔にで告げた言葉に全員雷に打たれた様な表情をして視線が一騎に集まる。
「不死黒君女連れ込んでたの!!!」
「つれ?」
「彼女!?」
「ソーププレイ!!」
「そーぷ?」
「お兄様は知らなくて良い単語です!!! ・・・このエロ葡萄!!」
「うぎゃsぁあああ!!」
あたまのもぎもぎを貫通する衝撃の鉄拳制裁を喰らい沈む峰田は置いといて。全員詰め寄るも一騎はなんてこと無いように
「中学のとき武術を教えていた先輩が家でシャワーを浴びて帰っていたけど俺の男物より女性用の方がいいかと思い買っておいて残してたんだよ」
といって全員なんとな理解した。
(まぁそれ以外でも時折トウシさんとメトリさんが仕事でいないとき明ちゃんを無理矢理風呂に入れて洗ってたみたいですけどね)
「それで今はユエちゃんが使ってるのか!」
「はい。お兄様、髪や体洗うの上手なんです」
「一緒にはいってるん!?」
「はい!」
「入ってるな」
またしてもの爆弾発言に全員驚き、飯田がいい歳して男女で裸で混浴など良くないぞ!と言うもユエに「小中と家の所為で兄妹らしいこと碌に出来なかったんですから一緒に居られるようになった今ぐらい良いじゃないですか!!」と言われ誰も何も言えなくなった。
「さて次に進も。尺の問題があるし」
「いやメタイな!!」
「なぁ最後にいいか?」
「どった?砂藤」
「お前の部屋あのティラミス以外の別の甘い匂いしないか?」
「あぁ~おやつにユエと手作りのレモンクリームのクッキーシュー食べたんだよ」
「すご!今度レシピ教えてくれねぇか?」
「いいよ。・・・さて!次に行くよ」
一騎が手を叩いて言った後に全員部屋を出て女子一番手の耳朗の部屋へと進む。
「女子一番手は耳朗ちゃんの部屋だね!」
「え~ほんとにすんの?やだな~」
「不死黒くん!」
そんな中、葉隠は皆に隠れて一騎に声をかける。
「?」
「ちょっと」
呼び止められて振り返ると少し肩を下に押され耳を貸すと、葉隠は両手を筒の様にしてこしょこしょ話を始める。
「今度、私にも特別に作って欲しいなぁ~・・・お兄ちゃん」
「おまっ・・・はぁ」
お兄ちゃん呼びに驚き、林間合宿の時に皆の前ではするなと言ったのにと思うも仕方無いかと溜め息をつき一騎は葉隠の耳元に口を近づける。
「じゃぁ1.2週間前に言ってくれたらお前の為だけに作ってやるよ、透」
「っ~////」
名前の部分だけを強調して言われたことで葉隠は一瞬で顔が真っ赤になったのを自覚し両手で顔を押さえる。
「ほら行くぞ」
「待って!今顔を見られるのはちょっと」
「大丈夫。透明だから見えない」
「あ!」
「どれだけ恥ずかしい顔をしていてもな」
「っ~/////」
反射的に顔を隠したいのに両手を一騎に掴まれ逃げられなくなった葉隠はされるがまま連れて行かれる。
しかし葉隠は恥ずかしさ以外に皆が近くに居るのにお兄ちゃんや名前呼びしやってることに背徳感をかんじ興奮もしていた。
「ゆユエさん!?鼻血が出ていますわ!」
「なんだろ。今もの凄い脳破壊を受けた」
「え?」
「ハッ!これぞ スタンド攻撃!!?」
「ちょっと何言ってるか分りませんわ」
「ひぃん」
(え、まってまって!!不死黒と葉隠ってお、お兄ちゃんや名前呼び隠れてしてるの!?)
耳朗は素で優れた聴覚で二人の遣り取り聞えていたみたいだ。
☆
女子部屋初手、耳朗。
「思った以上にガッキガッキしてんな!」
上鳴が言うように多種多様の楽器や音楽ディスクでで埋め尽くされていた。
「耳郎ちゃんはロッキンガールなんだね!!」
「これ全部弾けるの!?」
「まぁ一通りは……」
耳朗がイヤホンジャックを突き合わせて恥ずかしがる。そんななか耳朗に上鳴と青山が辛口なコメントを始めた。
「女っ気のねぇ部屋だ」
「ノン淑女☆」
「スゥ~・・・・・」
「「ギャァアァアア!!!?」」
当然の様にイヤホンジャックによる強襲を喰らい二人は撃沈する。
「耳朗らしくていい部屋だと思うけどな~」
葉隠部屋。
「どーだ!」
可愛い仕草で消化された部屋は全体的に可愛く纏められていた。
「お~ふつーに女子っぽい。なんか・・・・ドキドキすんな」
「スン…スン…スン…プルスウルトラ」
「正面突破かよ!峰田君!!」
「鉄砕!」
「うっギッ!!?」
頭部をモギモギで守られて衝撃耐性があろうと一騎の鉄砕は意に返さず峰田の顔面を床にたたきつける程の威力で放たれた。
「瀬呂!巻き付けるだ!」
「いやポ○モンかよっと」
峰田が立ち上がる前に足を掴みそのまま瀬呂に向かって軽く投げる。飛んで来た峰田をテープでミイラ状にすると受け止め「お前も懲りねぇな」と後散る。
芦戸部屋。
「じゃーん!カワイーでしょーが!!」
「おぉー…」
虎柄やハート柄も可愛らしい部屋だった。
続く麗日部屋。
「味気のない部屋でございます…」
「おー…」
「なんかこう…あまりに普通の女子部屋回ってるとなんか背徳感出てくるよね…」
「禁断の花園…」
(尾白の部屋に似通った物を感じる)
生活感に溢れる麗日部屋に一騎は尾白の部屋と入れ替えても違和感が無いだろうと思った。
「次は 蛙吹さんの部屋ですが・・・」
「待ってユエちゃん。梅雨ちゃん体調が悪いみたいなの」
「そうですか・・・それでは私の部屋ですね!」
ユエ部屋。
「それでは皆さんを小さなアクアリウムにご招待しましょう!」
「アクアリウム?」
「水族館?」
「それでは!行ってらっしゃ~い」
遊園地の移動するアトラクションのスタッフさんがいいそうなことを言いながらドアを開けると、皆を出迎えたのは。
「えッ!? 魚が浮いてる!!?」
「いや違ぇ! これ魚の人形だ!!」
「すごー!!」
大量の魚の人形が飛び出し一騎達の周りをクルクル泳ぐように漂うことに驚く。
「これどうなってるの?」
「この魚人形は中が空洞になってて中に水を入れられるんだ~。 それで私水族館が好きだから一人で部屋にいるときはこうやって水族館擬きで遊ぶんだ~♪ 個性特訓にもなるし」
説明を聞いて遊びながら個性特訓か~と何人か驚きながらもユエに言われ部屋を見る。
「お~何か海の中に居るって感じだぁ!」
「この壁紙小さい魚のイラストがいっぱい!」
部屋の中は壁一面が水色で壁紙にはあらゆる海洋生物の可愛いイラストが描かれていた。更に未だに魚人形は周囲をふわふわ飛んでいる。
「ほんとに水族館みたい」
「今は皆さんがいるので部屋は普通の光りにしてますが、基本は青のLEDにしてるんです」
「へ~」
「ねぇユエちゃん、この砂時計みたいなのなに?」
「あ~それは水時計です」
「あ!ときよりお土産屋さんで見るやつか!」
「はい。因みに全部手作りです」
「スゴッ!?」
「でも以外だよな」
「な~」
「なにがですか?」
上鳴や切島の会話が聞え首を傾げると二人はなんというか気まずそうな顔をして答える。
「なんというか緑谷はオールマイトの写真や人形でいっぱいだったじゃん?だからそれみたいに部屋一面・・・・・」
「不死黒の写真とか張ってそうだったから」
(((((((それわかる!!!!!)))))))
「私もユエさんの部屋を訪れる度に思いますわ」
(((((((だろうなぁ!!!!!)))))))
思わず全員の心の声が揃った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・ふふ」
「いや今の間怖ぇなぁ!!!?」
「さぁ!最後は大トリのももちゃん部屋だよ!」
八百万の背中を押しながら部屋を出て行くユエに釣られ皆も部屋を出て八百万の部屋に向かう。
「ん?・・・・・・・・・・ッ!?」
そんなとき葉隠は部屋のベッドがある方の壁紙が吊るし式でカーテンの様になっているのに気づきそれを捲ってみて絶句する。
何故なら壁一面・・・・。
「不死黒、くん・・・・?」
一騎の写真で埋め尽くされているのだから。
鍛練中、睡眠中、料理中、ご飯中、掃除中、洗濯中とありとあらゆる姿が撮られた写真があった。そしてその中央には寝ている一騎に添い寝してしているツーショット写真もあった。しかもその写真は明らか行為後に取りました感がある写真だった。
「は~がく~れちゃ~ん」
「ミッ!?」
突如体に巻き付くようなに背後から抱きつかれ変な悲鳴を上げる。
「これは見なかったことに~しよ~ね~」
「・・・・・・・」ガタガタガタガタ
すでに部屋居ないと思っていたユエに抱きつかれた上にねっとりとした声で耳元で囁かれバイブ並みに体が震えだす。
震えてるのを感じ取ったユエは右手を臍の下辺りに当て指でなぞるように臍、胸元、そして首に辿り着いた途端緩くわしづかみ、耳元でねっとりとへばり付くような声で話す。
「ももちゃんみたいに強制忘却させないといけなくなっちゃうから、ね?」
「・・・・・・・」ブンブンブンブン
首がもげるのではと思うほど縦に振る。
「さぁ!はやくいこ」
なにも無かったかのように明るい声と表情で言うのが更に怖くなり、この瞬間だけ葉隠は自身の好奇心を呪った。好奇心は猫をも殺す。
(・・・・・・・・ちょっと漏らしたかも)
最後の八百万部屋。
「すげ~!」
「高級感あるれる!!」
「お嬢様のへやだ~!!」
「お金持ちやないか!」
「う、麗日君!?」
高級な家具しか無い部屋に全員驚き麗日は倒れた。
☆
「えー皆さん、投票はお済みでしょうか!?自分への投票はなしですよ!?それでは!爆豪と梅雨ちゃんを除いた……第一回部屋王暫定一位の、発表です!!」
全員で一階の談話室に集まると芦戸は声をかけ得票が書かれた紙を持つ。
「得票数10票!!圧倒的独走単独首位を叩きだしたその部屋はぁ!! ユエちゃんです!!!!」
「私!!?」
まさか自分が選べること無いと思っていたユエは一騎の腕に抱きついていたが、驚きで体を起こし芦戸を見る。
「理由はギャップです!」
一騎の写真ばかりのストーカー部屋だと思っていたが意外にも女の子らしい部屋が受けた。(葉隠はなにも言わない、怖くて言えない)
「これにて!第一回部屋王決定戦終了!!」
「・・・・第一回ってことは第二回もあんの?」
「二年生になったらじゃないですか?お兄様」
「うへ~・・・」
☆
「・・・・・・・」
皆が解散した後、自分の部屋の階に戻った一騎は通路の端にある窓から途轍もない冷めた眼で外を見ていた。
視線の先にあるのはハイツアライアンスの扉の前で集まっている緑谷、轟、切島、飯田、八百万、蛙吹、麗日。だが一騎が見ているのは緑谷だけだった。
「・・・っ!」
なにか和解しったぽい雰囲気のを見て一騎は窓に両手を突き悲痛な表情を浮かべる。
「緑谷、俺はお前の口から話して欲しい・・・・・」
呟かれた声は今にも泣き出しそうな悲痛さを含んでいた。
「おれは、俺は! お前から、お前の口から聞きたいんだ。オールマイトでもましてやオール・フォー・ワンでも無く!オールマイトとの関係を、個性のことを!友達のお前の口から・・・聞きたいんだ」
ギュッと手を握り少し目を伏せ開ける。
「待ってるけど、そう長くは待てない。お願いだから、お前の口からお前の意思で教えてくれ」
少なくとも仮免を取るまでは待つがそれ以上は待てない。 一騎は普通に見えて既に心は一杯一杯で頑張ってるのだ。
「・・・お兄様」
「・・・・・どうした?」
「明日も早いですしそろそろ・・・・・・と」
「そうだな、寝ようか」
「はい」
一騎は自室に戻る。
「・・・・・・緑谷出久」
少し窓の外を睨むとユエも一騎の部屋に戻り一緒に眠る。
――――――
――――
――
「長老、体調はどうだ?」
途中でぼろ切れを羽織った永身はぼろい板小屋に入ると藁のベッドで横になる白髪の老人に声をかける。
長老と呼ばれた老人は体を起こすと、するどい眼光で地べたに座る永身を見る。
「年寄り扱いするな。儂はまだまだピチピチの123歳じゃ」
「いや年寄りだろ」
「それよりお前、何回死んだ」
「・・・別にいいだろ」
「・・・はぁ~もっと己を大事にせんかい」
ふてくされたようにそっぽを向く永身を見て老人は溜め息をつく。
「大事にしてどうすんだよ」
「なんじゃと?」
「俺は皆と違って死んでも生き返る。なら俺が頑張らないと、チビ共を飢え死にさせる訳にはいかない。彼奴らの誰かが死ぬぐらいなら、俺が代わりに何千回も死ぬ」
覚悟の決った目を向けられ老人はまたしても溜め息をつく。
「まったく、永身は」
「おい!永身って呼ぶな!」
「なんじゃとォ!?折っ角儂がお前の超能力に合わせて考えた名じゃと言うのに!!」
「女みたいでやなんだよ!クソジジイ!!」
「誰がクソジジイじゃァ!クソガキ!!」
「ゥギャァ!」
脳天に拳が振り下ろされ永身は頭を抑えながら立ち上がり老人を睨む。
「いきなり殴る奴があるかぁ!!ジジイ!!」
永身も仕返しと言わんばかりに拳を振り抜くも老人は年寄りとは到底思えない動きで跳び上がり拳を躱す。
「何するんじゃぁ!」
「仕返しだジジイ!!クタバレ!」
「年寄りはもっといたわらんかい!!」
「さっき年寄り扱いするなと言ってたろ!認知症か!!」
「「・・・・鉄砕!!」」
二人は激しく激突撃し、殴り合うが永身の拳は老人には当たらず逆に老人の攻撃は永身を捕らえる。
☆
「ふん!儂に勝つには100年速いは!」
「この死に損ないのジジイがぁ・・・・死神は仕事しろよ」
「まったく。儂が弟子の頃は成島師匠をもっと敬っておったぞ」
「知るかよ!?」
「これだから女も知らんチェリーボーイは」
「今関係あるか!!?」
そもそもまだ12だぞ!と永身は叫び倒れ伏している自分の上に座る老人を落とす。
「一人前の漢になるには女を知ることも重要じゃぞ」
「知るか!!」
「長老、永身ご飯にしよ~」
「おう」
「・・・・美火」
美火がご飯で呼びに来ると老人は立ち上がり永身から退くと永身も立ち上がり返事を返す。そして老人は美火の顔を見て何かを思いつく
「ん?なんですか?長老」
「お主永身の童●貰ってやってくれぬか?」
「・・・へ?」
「テメェいきなりなに何言い出す!老害!」
変なこと言い出した老人に永身は殴りかかるも全てを受け流される。
そしていきなり言われた美火は顔を赤くし、人差し指をツンツンと合わせ小さな声で話す。
「その永身が私がいいっていうなら・・・・///」
「あ?やるわけ無いだろ」
「・・・・」
美火の言葉を聞いた永身は動きを止め振り返り告げる。その事に美火は真顔になり動きを止める。
「せっかく花売りする必要が無いんだからそう言うのは好きな人と「フン!!」 ぐべら!!?」
「永身なんてしらない!」
「よい拳じゃ」
「な”ぁんで殴られたの~」
「お主より鋭い鉄砕じゃったな」
「うるせ~・・・痛ぇ~」
「今度はおなごの心を知る勉強かの~」
「意味わかんねぇ」
「とりあえずご飯にするか」
「置いてくナァ~グハ」
しばらく永身は痛みで動けずご飯はチビ共に食われたとか。
ユエの部屋は予想通りかな?
次回「必殺技」
それでは、期待せずにお待ち下さい。
よろしければ評価やコメントの方お願いします!優しいコメントが嬉しいな~。
あとここすきも嬉しいです!
あそれとアンケート採ります!緑谷が個性とオールマイトとの関係を自分で話すかどうか!!
緑谷が秘密を自分の意思で話すか選んで!
-
話す!
-
話さない!
-
作者に任せる!!