ウシジマくんとヒーローアカデミア 作:ソーシャルディスタンス
丑嶋視点
アナウンス「ー次は、那覇市、那覇市ー」
オールマイトに見られた。
しばらく、金貸しは控えた方がいい。あいつの指示で、警察が捜査を本格的にしだすかもしれないからな。刺激野以外の柄崎、高田、加納、小百合には顧客名簿を隠せと指示を出した。一網打尽に、捕まらないよう、全国各地に飛べと命令した。
今に見てろオールマイト!いつかあの座から引きずり下ろしてやる!
ドカッ
丑嶋「おっと。」
また、面倒事を起こしたか?
丑嶋「すいません、お怪我はございませんか。」
???「ちょっと、擦り傷でしたけど、大丈夫です。...痛!」
丑嶋「捻挫ですかね、帰宅途中ですか?」
???「はい...でも、大丈夫ですよ.....」
この女、プライドが高すぎる。あまり関わりを持ちたくないかのように。
この女...どこかで見たような...
丑嶋「失礼ですが、あなたヒーローのリューキュウですか?」
リューキュウ「ええ、バレちゃいましたか?」
バレちゃったって、あんたヒーロービルボード9位じゃねェか。
丑嶋「すぐに、駅前の水道で洗いましょう。足は...このタオルで固定します。タクシー代は俺が出します。」
リューキュウ「あ...ありがとうございます、でもそこまでしなくても...あっ!」
丑嶋「痛いじゃないですか!俺の背中に捕まってください。」
リューキュウ「え!あ、どうも...お願いします...。」
丑嶋「よっと。」
ガシッ!
丑嶋「ごめんなさいね、怪我なんてさせちゃって、仕事にも支障が出ちゃうだろうに。それに恥ずかしいだろうね。コレ。ホント、申し訳ない。」
………
気まずいな...
丑嶋・リューキュウ「あの!」
リューキュウ「あっ!」
丑嶋「いえ、どうぞ、お先に。」
リューキュウ「はい...お兄さん、ここら辺の人じゃないでしょ?」
丑嶋「どうして、そう思うンです?」
なんて、観察力だ。ここまで来ると怖ェよ。
リューキュウ「だって、お兄さん、とても優しいじゃないですか。ここら辺の人、ぶつかっても振り向きもしないんですよ。」
丑嶋「はは...凄い考察だ...さすがプロヒーローなだけある。」
リューキュウ「どうして、沖縄に?有給?」
丑嶋「いえ、前に勤めてた金融機関でしばらく業務停止命令が出ましてね。この時間を使って前から来たかった沖縄に来たんですよ。」
テメェらヒーローのせいだろ!ふざけんな!
リューキュウ「家族の元へ、帰ったりしないんですか?」
丑嶋「いや、いないんです。お袋は幼い頃に亡くしましたし。父親は毎日酒に入り浸っていました。今は家族と呼べるような物は何も...。」
リューキュウ「ごめんなさい!変な事を聞いてしまって。」
丑嶋「いえ、大丈夫です。」
……………
リューキュウ「お友達は居るんですか?」
丑嶋「はい、いますね。」
リューキュウ「でしたら、そのお友達に1度会ってみてはどうでしょう?会って話すと、これから先何をしたらいいのか、見えてくるかもしれません。」
リューキュウ「私も、仕事で悩んだ時、友達と会ったりしてるんですよ。」
………1度会ってみるか...悪くはねェ。竹本...
丑嶋「水、流しますよ。」
リューキュウ「ひゃっ!」
頼りのねェ声だ。
丑嶋「痛いですが、我慢してください。駅のホームって意外と雑菌が多いンですよ。」
よし...
丑嶋「では、タクシー代です。本当にごめんなさいね、怪我なんてさせちゃって。ただ、あなたと出会えて本当に良かった。1度東京に帰って、中学の時の友達に会ってみようと思います。」
リューキュウ「いえいえ、人助けもヒーローの仕事の内です。」
丑嶋「では、足元にお気をつけて。」
バンッ
ブロロロロ
いい女だったな...1度帰るか...
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リューキュウ視点
プルルル
相棒「リューキュウさん!何をしてたんですか!?ずっと電話掛けてたんですよ!」
リューキュウ「ごめんなさいね。今、通行人とぶつかって怪我しちゃって。擦り傷と捻挫だけだけど...それより聞いて!その通行人、私のタイプだったのよ!」
相棒「はあ...」