恋姫♰無双 紀霊の章   作:秋月 了

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注意、最後のほうだけ?微エロ?な構成あり。
恋姫無双のストーリーだけを楽しみたい人は飛ばしてください。
特に問題はないです。


19話 孫権 仲謀

徐州に戻って数週間後。

花嫁が来た。

何と相手は孫権殿だった。

この婚姻をまとめるうえで一番難儀したのは誰を嫁がせるかという事らしい。

まず年齢差は出来る限り近いほうがいいという事で姉妹の中で一番年が近いのは孫策なのだが

一家の当主であり一党の将であり卓越した武人でもある。

その彼女が揚州をようやく統一しこれからという時に身重の身体になることは好ましくない。

そもそも彼女がいなければ孫呉をだれが引っ張っていくという話だ。

また末妹の孫尚香は子供を生むには若すぎる。

それが孫家の言い分で、俺もあえてそれに異を唱える事はしなかった。

そんな消去法のような理由で俺の下に送りこまれてきたのが孫権だった。

現在婚姻の儀も終え、真名も交換し初夜を迎えるわけだがどうも煮え切らないのか、

気まずいのかお互い少し間を開け、背を向けて眠っていた。

 

「それにしてもよく、私たちの提案を受け入れたわね。

私たちは袁術を追い出して今の立場を得たのよ?」

 

「それは別に気にしてませんよ。

玉璽を得たくらいで有頂天になって勝手に皇帝を名乗るような馬鹿。

どうなろうと知った事ではありません」

 

「辛辣ね。後敬語もいらないわ」

 

「悪い。どうも調子が狂う」

 

「今までほかの家の者同士、よく言えば友という関係が

いきなり夫婦だもの。仕方がないわ」

 

「それよりもだ。俺としては聞きたいことがあってな」

 

「何?」

 

「よかったのか。俺で?」

 

「どういうこと?」

 

「そのままの意味だ、本来なら孫策殿の後を継ぐはずだったんだろ?」

 

「一家の娘である以上こういった政略結婚に巻き込まれるのは覚悟の上よ。

でも私は袁術のところにいた時からあなたに好意を持っていたわ。

だから私はあなたと一緒に慣れて幸せよ」

 

「そうか」

 

「それで本当に徐州を捨てるの?来る時に街並みを見たけど

かなり発展しているじゃない。もったいない気もするけど」

 

「ああ、ここは位置が悪すぎる。今、曹操は河北四州に目を向けいるが近い内徐州に目を向ける。

悔しいけど今の俺達にはそれを止める方法はないよ。

なら先んじて渡してしまって民への被害を抑えたいんだ」

 

「わかったわ。なら私もついていく」

 

「いいのか?」

 

「姉様にはあなたが徐州を退いたら一度帰ってくるように言われているけど

私にはそれは出来ないわ。妻として行動を共にする。これが私の覚悟よ。

安心して姉様には私が言う」

 

「わかった。そちらは任せる」

 

「ええ」

 

「とはいえ今は寝よう。それは明日以降だ」

 

「ちょ」

 

俺は寝台の端で寝ている蓮華を引き寄せる。

こういうのは男のほうから動かないといけない気がする。

いや、女子と寝ること自体、俺初めてなんだけどさぁ。

 

「悪いけど今はお前といる時間を感じさせてほしい」

 

少々どころではないはたから見れば気持ち悪すぎると自分でも思ったが、

こうでも言わないと勢いがつかない。

後は勢いに任せる。もうどうにでもなれ。

そうして勢いに任せて蓮華とキスをしてそのまま夜を二人で深く睦あった。

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