今回は短めです。
~心操side~
「生徒指導室……あった。ここか」
「おぉ~、ここも大きいね~」
相澤先生に「聞きたい事がある」と言われた俺たちは今、生徒指導室まで来ていた。おそらく、俺の『個性』について聞きたいのだろう。そうして扉を開けるとそこには、相澤先生と緑谷がいた。
「来たな。とりあえずそれに座れ」
相澤先生はそう言い、椅子を指差す。俺は椅子に座り、俺は相澤先生に質問する。
「あの……俺に何のようですか?」
「単刀直入に言おう。お前の『個性』についてだ」
すると、予想した通りの答えが来た。そして、相澤先生は話を進める。
「お前の個性『付喪神』は妖怪に関係したエネルギーを使って空を飛んだり、弾幕と呼ばれるエネルギー弾を放つ。この解釈で間違いないな?」
「はい。それであってますけど……」
相澤先生のその質問に俺はそう答える。そしたら、
「先の入試試験。お前が最後に倒したと思われる仮想敵だが、オールマイトが言うには、その近くに、傘を持った少女がいたらしい。そして個性把握テストの時、緑谷も同じことを言いだした。だが、俺の目には何も見えない。俺が聞きたい事は、
そう言うと相澤先生は俺を睨んできた。あぁ……誤魔化すことは出来そうにないな……
そう思い俺は小傘の事を説明する事にした……
~小傘side~
「その傘を持ったヤツの名前は『多々良小傘』。俺の個性は妖怪……付喪神の力を借りることが出来る。小傘は俺に力を貸してくれてる『から傘お化け』と呼ばれる妖怪だ。コイツと出会ってから、俺はこの『個性』に目覚めたんだ」
心操くんは相澤先生にそう説明する。そしたら、
「じゃあ何で『見える人』と『見えない人』がいる?」
「妖怪を見える人は、『霊力』と呼ばれるエネルギーが見えない人より多いんだ。簡単に言うと、霊感が強い人は、小傘の事を見ることが出来る、といったとこかな」
そう相澤先生が聞いてきたため、心操くんははそう答える。すると今度は、
「じゃあ、僕はその『霊力』が多いから見る事が出来たの?」
そう緑谷が聞いてきた。その質問には
「ん~ちょっと違うかな。何て言うか、緑谷くんには、本人を含めて9人分の『霊力』があるの。まるで、
そう私が答える。心操くんは相澤先生に私が言ったことを通訳してくれた。
「つまり、お前のこの『個性』は小傘と出会った時に発覚した、と言う事でいいんだな?」
相澤先生のその確認に心操くんは頷くことで同意する。
「分かった。とりあえず聞きたい事は聞けたから、今日はもう帰っていいぞ。あと緑谷、お前は念のため指をリカバリーガールに見てもらえ」
相澤先生はそう言い、緑谷くんに何か紙を渡した後、生徒指導室を出る。その後、私たちも生徒指導室を後にするのだった……
「まさか小傘が見える人が2人もいるとはなー」
「ホントにね~」
私たちはそう会話しながら帰路をたどる。その途中、私は気になったことを心操くんに話すことにした
「そういえば、緑谷くん、「誰かから『霊力』を受け取った」って言葉に凄い動揺してたけど、何でかな?」
「ん~そうだな…………有名人から指導を受けているとかか?ほら、有名人の弟子となると、マスコミとかに騒がれるだろうし」
「あ~なるほどね。それで動揺したのかな?」
そんな会話を終えて私たちは家についた。そうして1日が終わるのだった………
次回は戦闘訓練の予定です。