から傘お化けと洗脳少年のアカデミア生活!!   作:暁月鈴

2 / 23
二話です。

心操くん登場します。

一部書き換えました。


二人の出会い

~心操side~

 

 

 俺の個性は「洗脳」、自他共に認める『(ヴィラン)向きの個性』だ。それでも俺は「ヒーローになる」という夢を諦めることができなかった。

 

 

 現在は中学1年生。俺の親は、俺の夢を応援してくれているが、同級生からは、「犯罪しほうだい」などといわれている。

そんなある日、学校の帰り道の途中、公園の方から歌声が聞こえてきた。気になっていってみると、そこには水色の髪をした女の子が、雨が降っているなか、ブランコに腰掛け、傘を差さずに楽しそうに歌っていた。そのまま歌を聞いていると、見られていることに気づいたのか、彼女はこちらに顔を向ける。すると、彼女は驚いたように目を見開き、ものすごい勢いで、こちらに向かってきた。聞いちゃ不味かったのかと思い、謝ろうとすると

 

 

「君、私のことが見えるの?」

 

と、予想外な質問が来た。

 

 は……い……?

 

~小傘side~

 

 

 ヤッホー 小傘ちゃんだよ!!

この世界に転生してからだいぶ時間がたった。おかげで、私のことも含め、いろいろ分かってきた。この世界の人には「個性」とよばれる不思議な力が備わっていて、個性を使って悪さをする『(ヴィラン)』と、それらを捕まえる『ヒーロー』という職業があるみたい。それ以外は転生前の世界と比べてもそこまで大きな変化はない。でも、問題もあって

 

(何で誰も私のことが見えてないの~?)

 

私の方から、他人に触ったりする事はできるものの、私のことが見える人がだれもいないのだ。

 

(妖怪◯◯◯チじゃあるまいし…)

 

誰とも会話することすら出来ないのはとてもさみしい。そんな気分をまぎらわそうと、私は、弾幕を撃つ練習をすることにした。

 

 

そうして私は、半年近く弾幕を撃つ練習をした。最初は上手くいかなかったが、日が経つにつれて、妖力の扱い方や弾幕の撃ち方、空の飛び方など色々なことが頭の中に入ってきた。そのお陰で、弾幕を撃てるようになったが、その代償か、はたまた身体(からだ)が小傘になったせいか、転生前の、僕としての記憶は徐々に失われていった。

 

 そのまま時は流れ、ついには、自分の名前すら忘れてしまった。(なぜか東方など、アニメ関連の知識はのこっている)

 

そうして私は、付喪神:多々良小傘となった

 

 その後私は、空腹を満たそうと、人間のいる町へ向かって飛び立った。

 

 (ヴィラン)に対する恐怖の感情を頂いて、空腹が満たされた私は、休憩がてら近くの公園で休むことにした。

退屈しのぎに、ブランコに座って『水色レインドロップ』を歌っている。すると、視線を感じたのでそこを見る。するとそこには、逆立った紫色の髪で、目元には濃い隈のある1人の少年がいた。

 

 

 

~心操side~

 

 

「み……見えるけど……」

 

あまりに予想外な質問に俺は驚いていた。見えるってどういうことだ?『透明』になる個性でも使っていたのか?そう考えていると、

 

「あ、そういえば、まだ自己紹介してなかったね。   私は小傘、多々良小傘だよ。」

 

 

「あ、ああ……俺は人使、心操人使だ。あと見えるってどう言うことだ?」

 

俺も挨拶をしつつ気になったことを聞いてみる。すると、

 

「ああ、私は付喪神でね。どうやら普通は人は私のことが見えないの。」

 

なるほどな。つまり……

 

「要は異形型の個性なのか?」

 

 

 

「違うよ? 私は種族が付喪神、から傘お化けなの。」

 

 

 

と、返された。

 

 

「はぁーーー!?」

 

 

 

これが俺と小傘の出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。