評価や感想を書いてくれると嬉しいです。
~小傘side~
心操くんに霊力の扱い方を教え始めてから数ヶ月が経った。最初の5日間はまったく扱えてなかったので、弾幕は自分にしか使えないのかと少し焦ったが、6日目に、少しだけ霊力を出すことに成功した。こっからは、弾幕の撃ち方と空の飛び方、この2つを同時に教えていこう。
こんなふうに、毎日心操くんと練習していく。すると、少しずつだけど、心操くんから感じる霊力の量が増えてきた。どうやら、霊力は
使用する→霊力切れを起こす→回復する
を繰り返すことで増えていくみたい。今では、数百発ほど撃っても霊力切れを起こすこともなくなったし、空を飛ぶことにも慣れてきたみたい。そろそろ
~心操side~
俺は今、空を飛びながら、シューティングゲームみたく、小傘が展開した的に弾幕をぶつけていく。それを休憩を挟みながら数時間ほどやっていると
「うん!! 今日はこの辺にしとこっか。」
と、聞こえたのを最後に俺は弾幕を止め、地面に倒れ込む。正直かなりきつい。けどそれ以上に、自分がどんどん強くなっていくのを感じるため、とても楽しい。地面に倒れたまま休んでいると
「なにしてんだ?人使。」
俺は慌てて、その声が聞こえた方向を見る。そこには、俺の父親がいた……
~小傘side~
やばいやばいやばいやばい。人に見られたことに対して焦っていると
「あー、最近、別の個性が発覚してな。その個性の練習をしてたんだ。」
と、心操くんは誤魔化してくれた。けど、
「なあ人使。俺の個性を忘れたか?」
ま、まさか嘘発見器みたいな個性なの!?
すると、心操くんはこっちに近づいてきて
『悪い、お前のこと話していいか?』
と、訪ねてきた。仕方ないか……
~心操side~
小傘から許可をもらい、俺は小傘と出会ってから今までのことを話した。父さんの個性は『発覚』、会話の中にある嘘を見抜くという個性だ。そのため、嘘をつこうものならあっさりばれてしまうが、今みたいな言っても信じてくれそうにないことを説明するときはありがたい。そうして、説明を終えると
「なるほど。つまり、『多々良小傘』という付喪神がお前の夢を叶える手伝いをしている、ということでいいんだな?」
父さんは納得したかのように首を縦に振る。そして
「それで、その小傘はどこにいるんだ?」
と聞かれ、俺は「隣にいる」と返す。すると父さんは、俺の右隣に向かって
「ありがとう。人使の夢を叶える手伝いをしてくれて。こんなに嬉しそうな顔を見るのは久しぶりだ。本当にありがとう……」
と、大きくお辞儀をした。
父さん。言いにくいんだが……
「父さん。小傘がいるのは左隣な」
「あ………」
その後、父さんは小傘のいる方向に向かってめちゃくちゃ謝っていた……
~小傘side~
ヤッホー 小傘だよ!! わたしは今……
「「じ~~~~~~っ」」
はい、心操くんのお父さんとお母さんにめっちゃ見られています。こんなことになっているのには理由があって……
~少し前の心操家~
「へぇ~、小傘ちゃんがヒーローになるお手伝いをしてくれていたのね」
心操くんのお母さんに対しても、私のことの説明をした(2人が)。その後
「けど見えないってのは不便ね~」
という発言から、いつの間にか
「なぁ小傘。前に
「う、うん。けど、それがどうしたの?」
心操くんの発言にそう返すと
「それを使って目や耳を強化すれば、お前のこと、見えるようになるんじゃないか?」
それを聞いた私は、あり得るかも、と思った。実際、ある妖怪の映画では、ビー玉を通して妖怪を見ていたしね。そういうわけで、心操くんがやり方を教えつつ、2人に見つめられ続けて3時間。すると、
「やった!!見えたわ!!」
お母さんの方が先に見えるようになった。それと同時に声も聞こえるようになったらしい。どうやら、眼鏡やコンタクトレンズをイメージしたみたい。そのアドバイスから15分ほどでお父さんの方も見えるようになりました。
心操くんのお父さんとお母さんはオリジナルのキャラクターです。