嗚呼、ここはポケモンの世界   作:後門の熊

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ピンポンパンポーン⤴︎︎︎
拙作を読もうとしてくださる皆様にご連絡です。
この作品には多数の独自設定が存在します。また、作者自身の少ない知識を元にしているため、原作と矛盾が生じる場合がございます。その事を忘れずにこの作品にをお読みください。
ピンポンパンポーン⤵︎ ︎


幼少期スクール編
男は赤子になりて目覚める


 

 

 

「だぁぁぁぁ」

 

ん?ここは何処?私は誰?いや後者はわかる。プライバシー保護の観点から本名の記載は省かせてもらうが普通の一般人だったはず。普通に働いて普通に帰宅しようとして...

 

あれここで記憶が途切れてら。何故?何時もなら家に帰って一人寂しくゲームをする筈なんだが...。おかしい。何故か何も思い出せない。

 

というかさっきから体が動かない。いや動いてはいるのだがなんというか、動きにくい。具体的に言うと身体中を酷使した後に腕が上がらないような感じ。それを酷くした感じになっている。あと目が開かない。そもそも今俺の体はどうなっているのだ?感触的に誰かに抱えられているような...

 

ん?

 

抱えられて(・・・・・)

 

というかさっきから聞こえるこの泣き声は?「物書きになろう」だけでなく「笛吹がいたところ」の二次創作小説なんかもよく読んでいた自分のオタク部分がある回答を導きつつもそれを何とか否定するために根拠を探す。

が、そんな俺の足掻き?も虚しく何やら声が聞こえる。

 

「おめでとうございます!元気な男の子です!」

 

ああやっぱり。そうであったか。そうなってしまったか。言葉的に看護婦であろう女性の声は俺にその事実を突きつけた。そして少しづつ...意識が...うす...れ

...て...

 

 

 

 

 

 

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ハイッ!ということで3年後の俺です!というのもあの後何故か意識が薄れ、目が覚めるとなんと!赤子の体から幼子の体になっていたのだ!まぁ正直助かった。何がとは言わないが推定20代の女性に中身30代男性の赤子の栄養補給のための行動をさせなくて済んだのは良かったと思う。俺の良心的に。

 

それはそうとどうやら俺の今世での名前はカイトの言うらしい。果たしてなぜこの名前になったのか。(カイト)なのかそれとも海斗とか快斗なのかは分からないがまぁ変なキラキラネームではなかったので安心だ。

 

「ほらカイト。ちゃっちゃとご飯食べちゃいなさい。他の子達みんな食べ終わってるわよ」

 

「そうだぞカイト。早く、そして沢山食べられるようにしないと旅で生きていけないぞ」

 

両親の言葉を受け惚けていた意識を戻して目の前の食事に意識を向ける。

 

「あい」

 

ひとつ返事をするとスプーンを握って幼子用の食事を口に入れる。うーん。ちょっと味が薄い。前世でジャンクフードやらスナック菓子を食っていたせいか食事の味が薄い。とはいえそれを悟らせないようにパクパクの口へ入れる。ふふふ。こちとら赤子擬態歴半年!赤子の振りなど造作でもない!刮目せよ!この完璧な赤子っぷり!

 

「まあ美味しそうに食べてくれるわね」

 

「そうだな...。いやなんか美味しそうっていうより自慢げじゃないか?この顔」

 

おっと少し顔に出ていたか。まあ前世で付きっきりで赤子の面倒なんて見てなかったからな。そこら辺にちょっと経験不足があるかもしれない。

 

「ニャォ」

 

「ニャァォ」

 

「あらお代わり?じゃあちょっとだけね」

 

まるで二足歩行した猫のような対象的な色合いの白と紫の混ざった2匹の生き物が食べ物の入っていない皿を浮かせながら我が母上をつつく。浮いている皿はピンクの光に包まれておりまるで超能力のような...

 

もうお気付きだろうか?二足歩行する猫。超能力(エスパー)。そうこの世界には、

 

 

 

ポケモンが居る。

 

 

 

 

 

 

その事実を知った時は歓喜に打ち震えた。まぁ両親は初めて見るポケモンに震えていると思ったのかすぐにボールに戻してしまったが、俺の心中はそれどころではなかった。

ポケモンが、ポケモンが居る。その事実はXYから始めたにわかとはいえポケモン大好きな俺のテンションをマックスにするには充分だった。

そこでひとつの可能性が頭をよぎり、改めて両親の顔を確認する。

 

「どうしたの?カイト。そんなにポケモン怖かった?」

 

「1番ちっちゃいポケモンだったけどやっぱ怖がっちゃうかぁ。」

 

黙らっしゃい。怖かったんじゃなくて興奮してたんだよ。

まぁそれはさておき、やっぱりその顔に心当たりはない。心当たりというのは今世ではなく前世での話だ。先程述べたように俺のポケモン歴はXYから始まっている。そしてその時には既に両親のどちらかはだいたい個別のグラフィックが与えられていたが、その中にこの両親はいない。

そこから導き出される結論は自分は所謂「主人公(プレイヤー)」では無いということ。ここが何地方かは分からないが俺がプレイしたソフトの主人公でないことは確かだろう。

その事に若干の落胆を覚えるも、それは産んでくれた両親に失礼かと思い直す。そもそも転生事態奇跡のようなものなのだ。それを為したのがアの字の仕業かそれとも偶然かは分からないがその事に感謝しつつこの世界を存分に楽しんでやろうと決意する。やはりポケモンの世界に生まれたからにはならねばなるまい。めざせポケモンマスターだ。

 

「とりあえず暫くはポケモン達はあまり近づけない方がいいな」

 

「そうね。怖がって泣き叫ばれちゃポケモン達も混乱しちゃうもの。」

 

とりあえずこの両親たちの誤解をとくところから始めなければ。下手すりゃポケモンに関われない。

 

 

 

 

 

 

 

あの後めっちゃ苦労してポケモンと触れ合えるようにしてもらった。とはいえドサイドンみたいな大きなポケモンはダメで、このニャオニクス達ぐらいだけだが。というかドサイドン持ってんのかよ我が父上よ。いつか見せてもらおう。

 

それはそうと現在5歳の俺が知ったのはどうやらここは自分が知るポケモン世界とは若干違うらしい、ということだ。とは言ってもポケモンが覚える技に上限がないとか、そういう感じだ。

まぁ普通に考えて技4つまでしか使えませんとかどういうこっちゃってなるわな。実情としては強者同士の戦いでは技を覚えるだけでなく洗練させた技でなければ意味が無いことが多く、そのため結局使える技が少なくなると言った感じらしい。他にも鍛え方次第で本来覚えない技を覚えられるとかそんな感じだ。

 

そしてもう1つ。こちらの方が重大な事実なのだが、どうやらここは俺が知るどの地方でもないらしい。カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシュ、カロス、アローラ。これらのどれでもない地方名が耳に入ってきた時は本当に驚いた。その名はロンフーシャ地方。聞き覚えのない地方だったので新作が発売されたかはたまた「笛吹がいるところ」でよく見かけるオリジナル地方と言うやつか。

これは地味に痛い。何せポケモンマスターを目指し旅をする以上最高のパーティを組みたいが、生息地が分からないので狙ったポケモンを捕まえられない。まあ別に公式戦で出せるポケモンが6体と言うだけで旅にはもっと連れ歩くのが普通らしいから問題ないかもしれないが。

 

 

 

 

そんな感じで取らぬ狸の皮を元手に財閥を立ち上げるようなことを考えつつ。今日も今日とてお勉強だ。

旅に出られるのは12歳。その前に6年間のスクール通いがあるため、来年からスクールに通うことになる。俺たちが住んでいるイローテルタウンは小さな町、というか村なので1学年せいぜい20人くらいだが、その中で条件を満たせばポケモン仮所有権が与えられる。

まずはそこを目指して勉強勉強!

 

 




初投稿なので生暖かく見守っていただけるの嬉しいです。
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