用事が終わって早く寝れると思ったら漫画読んでて気づいたら2時。
何故?
「......なるほど。こういうことか」
「カゲェェ...」
「いや別にお前が悪いわけじゃ」
「ニャー」
項垂れるヒトカゲを励ますとニャスパーも頷く。
何をやっていたかと言うと【かえんほうしゃ(未完)】をとりあえず使ってみたのだが、その結果にヒトカゲが落ち込んだというわけだ。
そもそもこのレベルで未完だろうと【かえんほうしゃ】使える時点ですごいんだから気にしなくてもいいんだが。実際歯に衣着せぬ言い方をすると大体10秒くらいのタメの後、テレビで見た【かえんほうしゃ】より遥かに短く細い炎がヒトカゲの口から放たれた。
色々試してみたが、当たれば【ひのこ】以上の火力が出るものの、勢いに押されてヒトカゲ自体がぶれてしまう。
「使えるのはダブルバトル戦くらいかな」
「ニャー!」
「そうだな。お前次第だ」
何故か母さんも参加しより一層きつくなった訓練によって俺たちの基礎体力も向上している。奴らにバレないように技の精度も鍛えているので、【かえんほうしゃ(未完)】もある程度は使えるようになるだろう。
「あと六年。できることは何でもするぞ!」
「カゲッ!」
「ニャー!」
残り六年。長くも短いこの期間でどれだけ成長できるかがやつらと差をつけられるかだ。
◓▫▫▫▫▫
「【ソーラービーム(未完)】、ねぇ...」
カイトは知るよしもないがソティアのフシギダネもまた、レベルに合わない未完の技を習得していた。
「使って見た感じチャージ時間が馬鹿みたいに長くなってかつ命中しにくくなったって感じかしら」
ヒトカゲの【かえんほうしゃ(未完)】以上のチャージ時間と威力、そして扱いにくさ。フシギダネ以外にポケモンを持っていないソティアにとっては現状では使えない技という認識だった。
「ダネェ」
「別に責めてるわけじゃないのよ。他にも優秀な技覚えてるしね。それより問題はアイツらもこういう技を覚えてるかってことね」
落ち込んだフシギダネを励ましつつ、ソティアは他の二人が果たして自分のフシギダネと同じような技を持っているか考える。
(そういえばカイトが病院で技確認した時反応が変だったわね。ヒトカゲは【ひのこ】使いまくってたし【かえんほうしゃ】ぐらい覚えていそうね。ルダンは...特に無いか?いや、ゼニガメだったら【みずのはどう】くらいなら覚えててもおかしくないか。ヒトカゲの【かえんほうしゃ】はこっちのと同じで未完の可能性もあるわね)
他の二人がどんな状態か思考しつつ
「よーしよしよし」
「ダネ〜」
フシギダネを撫で回すのだった。
◓▫▫▫▫▫
「【からにこもる】、【こうそくスピン】、それと【みずのはどう】か」
他二人と違い、ゼニガメは未完の技を覚えることなくバランスのいい技を覚えていた。
「こっちだけって考えるのは流石に甘すぎか。ヒトカゲは【えんまく】覚えたって言ってるしフシギダネもなんか覚えたんだろうな」
実際には未完という使い所は限られるもののかなり優秀な技を覚えているのだが、そもそも未完の技の存在を知らないルダンには想像すらできない。
(フシギダネは【やどりぎのタネ】は覚えただろうな。ヒトカゲは...なんだ?【かえんほうしゃ】...はまだ無いよな。【りゅうのいかり】とか?いやそれもまだだよな)
フシギダネに関しては当たりを当てたが流石にタマゴ技と未完の技までは発想が行かない。
(あのヒトカゲのことだからなんか覚えてそうだけどなぁ。今回はカイト出遅れか?)
ソティアとルダンより1匹多くポケモンを持っているカイトは何かとつけてそれでマウントを取ってくるので今回はいい機会かと考える。
「苦労して見つけたモンスターボールも結局使っちゃったしあいつまたウザくなりそうだよなぁ」
「ゼニゼニッ」
「そうだな。まずは新しく覚えた技の練度を上げていかないとな」
「ゼニッ!」
両手を上げてやる気をアピールするゼニガメと一緒に訓練に取り組みつつ如何にしてもう一度モンスターボールを手に入れるかを考えるのだった。
◓▫▫▫▫▫
各々が激戦の後の戦果を吟味し、自分達の戦いにどうやって活かすかを考える。
旅立てる12歳まではあと6年。大なり小なりの事件はありつつも彼らはつめを研ぎ済ませていき...
やがて6年が経過した。
旅立ちの日である。
え?こんなの書いちゃった理由?
かっこいいから
?????
タイプ ???
????ポケモン
かつてのロンフーシャ地方を破壊し地形を一気に変えた元凶である伝説のポケモン。現在は封印され??????になっている。封印されてなお影響を及ぼし続け、ロンフーシャ地方でのみ確認されている???・??に必要な???????????もこのポケモンが生み出していると言っても過言ではない。
地質学者と歴史学者の協力の元、その存在は確認されているものの一部のもの以外には秘匿されている。万が一にもこのポケモンが完全に目覚めてしまった場合、ロンフーシャ地方が甚大な被害を負うことは言うまでもない。
その凶悪さの本質は??よりも??にあり、十八体それぞれが一つずつの???に特化している。それらとは別に??を大量に生み出すことが出来る。攻撃面でも耐久面でも特化型の十八体には及ばないが数で圧殺する。??の?は全て??の??とくっついており、??は、そこを通して??にエネルギーを補給し続ける。
当然??も強く、全ての???を合わせた【??????】は圧倒的な威力を誇る。
元は地上におりて自身の可能性を探った一匹の???だったが、今やその面影すらない。
?????は彷徨い続ける。自身の生存のために。必要なエネルギーを求めて。何時までも、何処までも。