嗚呼、ここはポケモンの世界   作:後門の熊

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アルセウス楽しすぎ
やっぱオープンワールドは人を本筋から外す魔力があると思う。
剣盾のワイルドエリアでジムそっちのけでずっと篭ってた人は私のお友達ですね。
未だヨネと話していないという


最初の一人目

 

「それじゃ、確認のハンコをお願いします」

 

「あいよ」

 

ハニートータウンに着いた次の日、早速俺はポケセンで依頼を受注していた。

内容は蜂蜜工房の掃除。街の入口の看板にあったようにこの街の特産物である蜂蜜は街でも多くの場所で製造されている。しかし、蜂蜜を零したりしてしまうと結構ベタつくし、場所によっては事故になりかねない。

その為多くの製造工房からポケセンに掃除の依頼が来るそうだ。

今回俺が受けた依頼は大手蜂蜜メーカー・・・ではなく、街の裏通りにひっそりと佇む老舗の蜂蜜工房だ。なんでも報酬は他と変わらないが場所が面倒だとかでしばらく放置されていたらしく、その分仕事も大変になっているとか。その上依頼主は結構気難しいと噂がたっているもんだから誰も受けたがらなくなっていたそうだ。

 

「しかしあたしが言うのもなんだけどこんな依頼よく受けてくれたね。最近じゃ大手メーカーなんかの依頼に殆ど持ってかれちまったもんだからあたし一人でやってたから助かったけどさ」

 

「受付の人が泣きそうな目で見てたもんっすから。受けるって伝えたら泣いて喜んでましたよ」

 

「ああ、あの子か。昔この辺に住んでた子でね。今でも気にかけてくれてんのさ」

 

ええ話やなぁ。まぁ確かに結構汚れてたけどこっちにはほのおタイプのヒトカゲに加えてエスパータイプのニャスパーもいる。蜂蜜溶かしてささっと拭いてやってたら結構楽だった。気難しいって噂の婆さんも見た目だけだったし。

 

「何だあんたこれ初依頼だったのかい?」

 

「ええ、まぁ」

 

「それなのにこんな依頼受けてくれたのかい。じゃ、ほれサービスだよ」

 

「なにこれ」

 

「うちの商品さ。うちは量より質で勝負してるからね。タダでやるから有難く頂きな」

 

「まじか。あざっす!頂きます!」

 

「リピーターになってくれたら嬉しいね。それじゃ、ありがとね。助かったよ」

 

「いえいえこっちこそ。蜂蜜ありがとうございます」

 

依頼達成のハンコを貰い、工房を後にする。あとはポケセン行って報酬受け取るだけか。

 

「にしてもタダなんて得したな〜。ちょっと舐めてみるか」

 

え?美味ない?家で食ってたトーストの蜂蜜より断然美味いんだけど。量より質ってまじだなこりゃ。金に余裕できたらまた買お。

 

 

 

◓◓▫▫▫▫

 

 

さてあの後もいくつか依頼を受けつつ見学しつつと過ごしていたらあっという間にルダンがジムに挑戦する日だ。予め時間聞いておいたのでそれに間に合うように向かう。

 

「あ」

 

「げ」

 

ソティアじゃん。まぁそりゃそうなんだが。ここまで見学してきてジムリーダーのところまで行けたトレーナーはゼロ。となれば俺らからするとルダンの試合を見ないという選択肢が無くなる。

 

「そういえばお前ジムどうすんの?割と相性最悪だけど」

 

「そうなのよねぇ。まぁ今まだフシギダネしかいないしここは後に回すかも。この試合次第ね」

 

「そっか」

 

「あんたは?」

 

「俺はヒトカゲいるしなぁ。ニャスパーはキツイかもだけど出鼻くじかれたくないし、このまま挑むよ」

 

雑談をしつつ手続きを済ませ、二階の観覧席へ。ジムの形式としては普通にジムトレーナーと二、三回戦ってジムリーダーが認めたらジムリーダーと戦うことが出来る。

言ってもあいつまだゼニガメだけだしもしかしたら負けるかもな・・・って

 

「おいソティア。俺あのジムトレーナーに酷く見覚えがあるのだが」

 

「奇遇ね。私もよ」

 

この間バトル吹っ掛けてきた女の子じゃん。あいつジムトレーナーだったのか。こっちに気づいたのか手を振ってきたので振り返しておく。

 

「最初あの子か。えーと」

 

「マイちゃんね」

 

「そうだっけ」

 

そういえば名前を聞いた覚えがない。ソティアいつの間に聞いてたんだ?

 

「やっぱミツハニーか」

 

「リベンジってトコかしらね」

 

対するルダンは当然ゼニガメ。僅か数日前の対戦が再現される形になったが、さてどうか。

 

「バトル開始!」

 

審判の合図と同時に先手を取ったのはゼニガメ。小さく、だが素早く【みずのはどう】を展開し、放つ。

 

「あんなことできたのね」

 

「お前も知らんかったのか。まぁ【みずのはどう】ってほっといてもホーミングする便利技だしそりゃレパートリー作るよな」

 

さてそれに対しミツハニーは・・・【かぜおこし】で推進力を得つつ相殺か。前の反省を活かしてきているな。

 

だが既に追撃の体制を整えていたゼニガメが【こうそくスピン】

しかも少量だが水を纏っている?【アクアジェット】の習得の為か?どちらにせよ通常より威力は上がっているが・・・

 

「避けられたわね」

 

「そりゃな」

 

前提としてミツハニーは空を飛んでいる。【かぜおこし】で勢いをつけて飛んでいたし流石に飛び跳ねた程度では・・・お?

 

【みずのはどう】

 

なるほど至近距離に迫るのが目的か。水を纏ったのは目的を隠すためのカモフラージュ兼【みずのはどう】の隠蔽のためか。

 

放たれた水球はミツハニーに正確に飛んで行き、

 

【むしくい】

 

咄嗟の物理技で相殺。しかし爆発によりミツハニーは大きな隙を晒している。そしてそこを見逃すルダンとゼニガメでは無い。更に【こうそくスピン】で素早さも上昇している!

 

【みずでっぽう】

 

ゼニガメが繰り出す【みずでっぽう】がミツハニーに迫り・・・

 

 

【スピードスター】

 

 

突如側面からの攻撃に思わずゼニガメが攻撃を中断する。【みずのはどう】と同じく必中技の代表格である、【スピードスター】。煙に紛れてばらまいたのか!しかもタイミング的に【むしくい】と同時発動してたな。

 

「一旦引け!【からにこもる】!体勢を立て直せ!」

 

あと一歩でという所での反撃はバトルの流れに大きく影響する。雰囲気的に宜しくないと判断したか、ルダンが一旦立て直しを指示するが、

 

「まだまだ!【あまいかおり】!」

 

その隙を着いた妨害技。【こうそくスピン】の上昇分はもちろん、更に低下させる二段階の素早さダウン。

 

「【かぜおこし】!」

 

「チッ!その場でいい!【こうそくスピン】!」

 

水を纏い、その場で高速回転。移動をしない分威力は上がっているが劣勢に間違いない。

 

「・・・ならもう立て直しはいい!ぶち壊すぞ!アレをやれ!!」

 

ルダンの指示に呼応するように、戦況が更に動く。





ジムバッジゼロの挑戦者が来るとスクールにも声がかかるとかそんな感じ

アルセウスの手持ち充実してきたな〜って思ってたら海に出るハリーセンに割と全滅させられかけた。
全然ボールはいんねぇ・・・!
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