バチュル。むし・でんきタイプを持ち、ゲームではBWから登場した蜘蛛のようなフォルムのポケモン。進化すると大型のデンチュラというポケモンに進化するがことこのフィールドにおいてはバチュルの方が厄介だ。何故なら・・・
「・・・どこいった?」
膝ほどまである草のおいしげる草原のフィールドに小柄な体型、更に黄色い体は簡単に相手から隠れることが出来る。一応ニャスパーは【ねんりき】で体を浮かせることで上空から場所を把握しているがトレーナーである俺が認識できる場所ではない。即座に状況を判断して的確な指示を飛ばす必要のあるトレーナーを封じる効果的な手だと言える。
「草の動きで判断するしかないか・・・」
【ねんりき】
【エレキネット】
まずは小手調べ。双方最も得意な技を繰り出し相手を見極める。ニャスパーが飛ばした念動力はバチュルの電気の網を絡め取り、爆発。
【ねんりき】はエスパータイプの技であるため、バチュルに命中しても効果は薄い。だがでんきタイプの技、【エレキネット】には等倍で通るため対処には使えそうだ。
【いとをはく】
回避
【クモのす】
【ひっかく】
厄介な技がでてきた。ゲームでの【クモのす】は入れ替え時、相手のすばやさを下げる技だが当然そんなわけはない。拘束力では【いとをはく】に劣るがその分持続するという特性を持つ。トラップ、足場など、応用の効くギミックとしても作用する。既に草原という地の利を取られている以上、これ以上の不利は御免こうむる。
「【クモのす】は徹底的に!後に残すな!」
こういうの言ったらまずいかもだけど、それでも言わなければならない程にあの技は危険なのだ。ニャスパーはまだしもヒトカゲにぶっ刺さるからな。
「でしたら当然、【クモのす】をばら撒きなさい!」
「やっぱそうっすよね〜!」
【クモのす】
【ひっかく】
相殺
【いとをはく】
【ひっかく】
【チャームボイス】
【エレキネット】
【クモのす】【クモのす】【クモのす】
【ねんりき】【ひっかく】【ねんりき】
「中々耐えますわね!」
「トレーニングは欠かしてないんでな!」
実際【ねんりき】を多くの場所に同時展開する訓練が活きている。【いとをはく】は怪しいが【クモのす】程度なら【ねんりき】で抑えられることも要因の一つだと言える。
「まだまだ上げますわよ!」
「ハッ!上等!」
【クモのす】
さっきより範囲が広い!が、その分速度が落ちているな。充分対応可能!
【ひっかく】
【いとをはく】
【クモのす】の直後に現れた【いとをはく】。その怒涛の連撃がニャスパーに直撃・・・・・・の瞬間
【テレポート】
「おや?珍しい技を」
「くっ!」
使わされた!切り札の【テレポート】を!だがそれを引き換えにしても素早さ二段階ダウンは受けてはならないものだ。
「見れて良かったですね」
「勘違いでは?」
「あなたの反応で分かります」
顔に出てたか。俺もまだまだだな。
「温存はなしだ!連撃叩き込め!」
「常に周囲を警戒なさい!」
【テレポート】【テレポート】【チャームボイス】
【エレキネット】【クモのす】【むしくい】
【エレキネット】と【クモのす】はスカせたが【チャームボイス】には完璧に対応してやがる。てか【むしくい】か。直撃くらったらまずいな。
そう考えている間にも戦闘は進んでいる。【テレポート】を解禁し、一気に攻勢に出てはいるがなにぶん相手の対応が凄い。【ねんりき】の同時発動にも【エレキネット】と【いとをはく】で完全に流されるレベルだ。
【クモのす】
「ぐっ!」
「続けなさい!」
【クモのす】がフィールドに貼られた!場所は・・・中央やや右といったところか。草原のフィールドはその生い茂る草に目が行きがちだがそれが生える地面も自然同様でこぼこだ。まして攻撃の応酬でフィールドは結構荒れている。となるとこれは・・・
「さぁ、上から見下ろすのは終わりですわよ!」
「上昇!」
【むしくい】
【チャームボイス】
やはり使ってきたか!【クモのす】を足場に上に飛ぶ。高さの理を取っている立場からすると随分とキツイことをしてくれる!
だが空中で動かないものなどただの的!
【チャームボイス】
【エレキネット】
「追撃!」
【テレポート】
【ひっかく】
【いとをはく】
上手い!天井に糸を吐いてターザンしやがった!しかもタイミング的に【テレポート】前からやってたな。何はともあれ地上に戻られた。振り出し・・・いや【クモのす】分相手有利か。
「バチュル!アレを!」
なんだ?何が来る?どちらにせよ・・・
「警戒!」
【エレキネット】+【いとをはく】
=【つうでんし】
電気を織り交ぜた糸!軌道が不規則でよけずらい!
「守れ!」
【まもる】
「なっ!?」
外れた?いや違う!わざと
狙いはこちらの防御行動と・・・壁!
【れんぞくぎり】
「ニャスパー!」
直撃!壁に張り付いた糸を伝って接近したバチュルによる【れんぞくぎり】がニャスパーを捉える。【テレポート】で直ぐに糸の近くからは離れたが元にした技が【いとをはく】だったのか、直ぐに消えてなくなる。
が、効果抜群の技を、よりによって【まもる】直後の無防備な時にくらってしまった。
「畳み掛けなさい!」
「応戦しろ!」
【れんぞくぎり】
【チャームボイス】
【エレキネット】
【テレポート 】
【ひっかく】
【れんぞくぎり】
相殺
【つうでんし】
【ねんりき】
威力の減衰こそしたが、直撃。趨勢が少しづつ傾いてきている。
通電糸
いい名前思いつかなかったんよ・・・
【エレキネット】と【クモのす】は普通に蜘蛛の巣みたいな放射状だけど【いとをはく】、【つうでんし】は直線に進んでいきます。【つうでんし】はちょっとジグザグしてるけど、でも【エレキネット】と違って粘着性があります。
ポケモンの技は【クモのす】や【ステルスロック】などの例外を除き、ポケモンからのエネルギー供給が無いとすぐ消えます。バチュルが【つうでんし】を伝ってた時はバチュルが【つうでんし】を維持していたので地味にきついことしてますが、それをやらなきゃならないほど【テレポート】持ちは厄介なのです。