嗚呼、ここはポケモンの世界   作:後門の熊

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本作最大のオリジナル要素がついに登場。
アーツ?あんなのただ技にちょっと工夫入れてるだけじゃん。普通よ普通。


VS蟲姫 チヨ④

 

ヒトカゲとビビヨンが互いに睨み合う。先程はバチュルが見上げる体勢だったが今は逆、こちらが見上げる番だ。なら・・・

 

「叩き落としてやるよ虫けらが!」

 

「やれるものなら!」

 

【こどくのこな】

 

【メタルクロー】

 

迫る猛毒の粉を何時もより大きめに展開した【メタルクロー】で風を切るようにして防ぐ。小手調べで打ってきてるってのはホントらしい。

 

【ひのこ】

 

【むしのさざめき】

 

威力的には負けているが、技同士のタイプ相性が有利なので相殺可能か。

 

【こどくのこな】

【かぜおこし】

 

【りゅうのいぶき】

 

極悪コンボだな!風に乗って舞う猛毒の粉は【りゅうのいぶき】でなぎ払わないと危険だ。こんな序盤で見せる予定じゃなかったが・・・

 

【えんまく】

【ひのこ】

 

【かぜおこし】

 

【えんまく】に身を隠し、打ち出した【ひのこ】が【えんまく】を払うべく広範囲に広げた【かぜおこし】を突破する。

 

「まずワンダメージ」

 

「甘いですわよ」

 

技術(アーツ):転用

【ちょうのまい】→【ちょうのようにまい】

 

正に蝶のように舞い、って感じの動きで迫る【ひのこ】を回避するビビヨン。しかもあれ能力値ちょっと上がるだろどーせ!

 

「えっぐい技をまた・・・」

 

「お褒めに預かり光栄ですわ」

 

「褒めてないんだよなぁ」

 

【メタルクロー】

 

【むしのさざめき】

 

跳躍し、鋼爪による攻撃を試みるも途中であえなく迎撃される。迎撃に打ち出された虫の群れを見事な爪捌きで全て撃ち落とすも、ビビヨンは次の体勢を整えている。

 

【ちょうおんぱ】

 

「右ぃ!」

 

あっぶねーなオイ!【ちょうおんぱ】は今の俺たちでは当たったら割りと終わりな技だ。熟練のトレーナーたちはこんらん程度自力で解除できるレベルまで育成するらしいが今のヒトカゲにそれを期待するのは無理だ。

 

【えんまく】

 

確実に【ちょうおんぱ】を当てるため接近していたビビヨンに向けての【えんまく】。あちらからもこちらからも相手の場所は分からないが大まかな位置さえ分かれば・・・!

 

【りゅうのいぶき】

 

黒煙周辺を薙ぎ払うように放った【りゅうのいぶき】は、その体をカスるだけに留まる。だがバランスは崩れた!

 

「畳み掛けろ!」

 

技術(アーツ):多重発動

【メタルクロー】+【ひのこ】

=【ねってつそう】

 

ヒトカゲの口から放たれた【ひのこ】が【メタルクロー】を加熱する。熱せられた鋼爪が空間を焼きながらビビヨンに迫り・・・

 

【まもる】

 

弾かれる。しかも空中で発動したから寧ろ距離を離しやがった。上手いなぁ全く!だが攻撃は辞めない!

 

【ひのこ】

【ひのこ】

【ひのこ】

 

【ちょうのようにまい】

 

殆どは回避したようだがまだこちらの優勢は変わらない。既にヒトカゲは接近している。

 

【ねってつそう】

 

【むしのさざめき】

 

正に焼け石に水。多少威力は弱まったがそれでどうこうなる攻撃じゃない。

 

まだまだ叩き込むぞオラァ!

 

 

「ビビヨン!」

 

チヨの合図にビビヨンが空中へ逃げる。そこじゃ確かにこっちの攻撃は当たりにくいがあちらも同じのハズ。一体何を・・・?

 

「素晴らしい、あなたは実に素晴らしいトレーナーです」

 

「急にどうしたよ。降参か?」

 

「いいえ?ただただあなた方に敬意を表しているだけです」

 

なんだ急に。逆に不気味だ。

 

「コレは本来ジムバッジ二つ、最低でも一つは持っているトレーナーに使うことが推奨されています。バッジを一つも持っていないチャレンジャーに使うなど、以ての外」

 

「しかしここまで熱い、楽しい戦いをしてくれたあなたに対する返礼をしないのは、私のトレーナーとしての矜恃が認めません!」

 

「ですから、ここで使わせていただきます」

 

「あなたも見た事ぐらいはあるでしょう?カロス、ホウエンのメガシンカ、アローラのZワザ、ガラルのダイマックスに並ぶポケモンの限界を超える現象」

 

「ここからが、本当の本気です!!!」

 

「ビビヨン!タイプ・アド!!!!」

 

 

その言葉に反応して、ビビヨンの姿が、いや正確には模様が変貌する。

 

所々の色がまるで燃えるような赤と黄色に変色し、比例して周囲の温度も上がってきている。

 

その翅が羽ばたけば今まで同様の鱗粉に加え、火の粉が舞い踊る。

 

それはロンフーシャ地方でのみ採れる特殊なアイテムの使用により会得できる技能。

 

本来のタイプに加え、個体ごとの才能に恵まれたタイプをもう一つ授かる、常識破りの技。

 

タイプ・アド

 

つまるところ今目の前にいるビビヨンのタイプは

 

むし・ひこう・ほのお

 

種としての限界を超えたオンリーワンが、俺たちに牙を剥く





【ねってつそう】→熱鉄爪
一応調べたらコトバンクに載ってた。

【ちょうのようにまい】は能力値上昇はちょっとだけだけど他の技を打ちながらっていうかほかの動作しながら出来るから何気にやばい技。

メタ的にいうとタイプ・アドで授かるタイプはめざめるパワーのタイプと同じ。このビビヨンの場合、むし・ひこうタイプ技は1.5倍。ほのおタイプ技が1.4倍。その他のタイプの技が0.9倍になってます。
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