タイプ・アドしたビビヨンがウルガモスと被ってるとか言ってはいけない。
タイプ・アド
それは一部の例外を除き基本メリットしかないメガシンカなどと違い、明確なデメリットが存在する。
まずは言わずもがな、弱点が増える。タイプが増えるということは有利を取れる相手が増えると同時に有利を取られる相手も増えるということだ。
もう一つはほかの技の威力の低下。しっかりとは覚えていないがタイプ・アドの仕組みが関係しているらしいのだが本来のタイプと追加されたタイプ以外の技の威力がおよそ0.9倍されると言われている。
だがこれらのデメリットを抱えても補えるメリットも存在する。
まずは選択肢の増加。取れる選択肢が増え、戦闘にバリエーションができる。
もう一つは対策が困難になるという点。メガシンカや専用Zワザ、キョダイマックスなどと違い種で統一されている訳では無いので割りとオンリーワンな育成が施せる。それはそのポケモンを相手にする時のセオリーが通用しないということであり、物によっては戦闘スタイルが正反対になるポケモンもいるとか。
さてそんなタイプ・アドであるがなんのタイプが追加されるかは狙って変えることは出来ないのでシナジーの高い組み合わせを得るには運が必要になる。そして今正に目の前にいるビビヨンは・・・
「極悪すぎんだろ・・・!」
【ふんじん】+【かぜおこし】+【はじけるほのお】
=【じゅうたんばくげき】
風を操り可燃性の高い粉を狙った地点へ、そこに火種をぶち込めば・・・・・・ご覧の通り、地上に爆発の花が咲き誇る。
何とか直撃は避けたり【ふんじん】に着火する前に弾いたりと頑張ってはいるが余波の衝撃でも結構なダメージだ。
あと地味に【ふんじん】のせいでほのおタイプ技が使えないのも痛い。まぁ打っても抜群じゃないんだが。
【りゅうのいぶき】
【ねっぷう】
あーあー、またもう面倒臭い技を使いやがって。ふざけんじゃねぇよマジで。範囲攻撃も持ってんのかよクソが!
「とにかく接近!かい潜れ!」
「させるとでも?」
【じゅうたんばくげき】
【りゅうのいぶき】
あの技は【ふんじん】をばら蒔いてから【はじけるほのお】での着火までに若干のラグがある。そして地上にいるヒトカゲに当てるために【ふんじん】も地上付近。つまり薙ぎ払えば無力化できる!
「小賢しい!威力より範囲重視!【ねっぷう】!」
「【えんまく】!」
【ねっぷう】
【えんまく】
すぐに散らされるも風に流される【えんまく】に紛れて移動。ヒトカゲからもビビヨンは見えないがそこはトレーナーの仕事!
「今!10時の方向40°!」
【りゅうのいぶき】
【まもる】
「畳み掛けろ!」
【ねってつそう】
【むしのさざめき】+【ひのこ】
=【かちゅうのむれ】
跳躍し、接近するヒトカゲをまたしても虫の群れ、しかも燃えた虫の群れが妨害する。
無論全て叩き落とすも距離を取られる。
【ひのこ】
【ひのこ】
咄嗟の追撃も全く同じ技にて相殺。
「皮肉かコノヤロー!」
「あら失礼な。花も恥じらう乙女ですのに」
「この女郎!」
【ねっぷう】
【りゅうのいぶき】
僅かに【ねっぷう】が上回り、ヒトカゲがダメージを負う。
【かちゅうのむれ】
【えんまく】
追撃を躱すもすぐにビビヨンの次の手が迫る。
【こどくのこな】
【りゅうのいぶき】
【ねっぷう】
【ねってつそう】
【えんまく】
【ひのこ】
【はじけるほのお】
【ねってつそう】
【まもる】
【ひのこ】
【まもる】
【ねっぷう】
【ねってつそう】
これだけやっても双方かすり傷しか無いのはお互いの技量の高さを物語っている。てかしれっと二連続【まもる】してんじゃねーよクソが!
「粘りますわね!」
「何時からそっちが優勢だと!?」
「抜かしなさい!」
【かちゅうのむれ】
【りゅうのいぶき】
【ひのこ】
【ちょうのようにまい】
【はじけるほのお】
【えんまく】
【ねってつそう】
【ねっぷう】
【ふんじん】
【メタルクロー】
【こどくのこな】
【えんまく】
至近距離からの【こどくのこな】に対しこちらも至近距離での【えんまく】に踏みきる。両者相手の気配を探り・・・
【はじけるほのお】
【ねってつそう】
【ひのこ】
【ひのこ】
【かちゅうのむれ】
【ほのおのキバ】【メタルクロー】
【はじけるほのお】
隠し玉すら一瞬で対処しやがった。ほんともうお前マジで?【ほのおのキバ】にあえて外すように打ち出させた【はじけるほのお】にやむ無く回避を強いられる。
攻守の交代が目まぐるしい。トレーナーの腕が試される場面だ。まぁさっきから指示はしっかり飛ばしてるんだけどな。
【ふんじん】
【メタルクロー】
【かちゅうのむれ】
【りゅうのいぶき】
【ねってつそう】
【ねっぷう】
技の応酬でか戦闘の高揚でかめちゃくちゃ暑い!ここは相手のせいだと思おう。おのれビビヨン!おのれチヨ!こうなったら・・・!
「ヒトカゲ!思考停止だ。全部ぶち壊せ!」
【ねってつそう】
【かちゅうのむれ】
【ねってつそう】
【ねっぷう】
【ねってつそう】
【こどくのこな】
【ねってつそう】
【ふんじん】
爆発。しかし煙をかいくぐり前へ!前へ!!前へ!!!
【ねってつそう】
【まもる】
【ねってつそう】
【ふんじ【ねってつそう】
捉えた!
「押し切れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
【ねってつそう】
【かちゅうのむれ】
最早双方共にボロボロ。既にヒトカゲは根性で動いているようなものだ。しかしまだ倒れない!
【ねってつそう】
【ねっぷう】
まだ倒れない!!チヨとビビヨンの表情に焦りが見える。
【ねってつそう】
【ふんじん】
自身への多少のダメージを覚悟の上での【ふんじん】による爆発。まだ倒れない!!!
【ねってつ・・・
不発
振りかぶったヒトカゲの腕から白く熱された鋼爪が消える。体力の限界よりも先に来た、エネルギーの限界。このバトルを通してヒトカゲが酷使し続けてきた鋼爪は遂に展開することが叶わなくなる。
チヨが安堵の表情を浮かべ・・・
◓◓▫▫▫▫
ふとヒトカゲは二年前だか三年前だかも覚えていない、カイトとの会話を思い出していた。
どうやらカイトは他の世界からやってきたらしい。両親にすら告げていないソレを知っているのはヒトカゲとニャスパーだけ。
ヒトカゲはその別の世界の話をよく聞いていた。
「なんかさ、俺も詳しく覚えてないけど俺の元いた世界ってちょいちょいとんでもない輩がいたらしいんだよね」
カイトからすれば元の世界を忘れないようにするための他愛ない会話。
しかしヒトカゲはその話が好きだった。
「なんでも、『パンがないならケーキを食べればいいじゃない』とか言ってた王様だかがいたらしいぜ。頭どうかしてるよな」
秘密の訓練場に持ってきたパンを頬張りながらカイトはそんなことをもらす。
◓◓▫▫▫▫
はがねタイプ技が使えないのならば!ドラゴンタイプ技を使えばいいじゃない!!!!
それはしばらくは【メタルクロー】と【ねってつそう】で充分だろ、と練習すらしてこなかった技。
テレビで見たリザードンが使っていたその技は
【ドラゴンクロー】
竜爪がビビヨンを捉える。
竜王の卵の爪は、確かに蟲姫のエースに届き
「ビビヨン戦闘不能!ヒトカゲの勝ち!よって勝者!チャレンジャーカイト!!!」
一つ目のジムを突破した。
【かちゅうのむれ】→火虫の群れ
いいの思いつかなかったんよ・・・(毎度の如く)
バチュルより早く終わったけど結局ヒトカゲって
パワータイプのゴリ押し戦法だから割りとすぐ終わっちゃうんだよなぁ