突発的な気分で始まったバトル
「これよりコウ対カイトの試合を行います!公式ルールに則り、交代自由、道具なし、どちらかのポケモンが倒れたら仕切り直しとします!なお、今回のみのルールとして互いに二匹の使用ポケモンの開示及びその二匹以外のポケモンの使用不可が追加されています!」
バトルの申請をしたためポケモンセンターから送られてきた審判によりルールが説明される。まぁいつも通りなので特に注意すべき点はないが。今回リザードは見学のため観覧席で見てもらっている。
「両者、一匹目を出してください!」
「ホルビー!」
「ニャスパー!」
お互いの一体目、お互い予想通りと言った所だろう。そしてこちらとしては空を飛べるビブラーバより飛べないホルビーの方がニャスパーにとって楽な相手だ。
「試合、開始!」
【ねこだまし】
「っし!」
「ちっ!」
先手はとった。ホルビーは【ねこだまし】を覚えないので相殺される危険は少ないと踏んでいたが予想通りだ。そしてこの【ねこだまし】はコジョンド直伝。いくら物理の苦手なニャスパーとて先行強制奪取の有用性は分かっていたようで素直に教わっていた。そんじょそこらの【ねこだまし】と一緒にしてもらっちゃ困る!
【サイコクロー】with【ごうりき】
【チャームボイス】
強めの【ねこだまし】による長めの硬直時間を見逃すニャスパーでは無い。こいつはトレーニングは嫌がるがバトル自体が嫌いな訳では無いからな。【サイコクロー】と【ごうりき】で使っているためエスパー技は使えなかったがそれでも十分。爪でかち上げ、音波を叩き込み、ホルビーを吹っ飛ばす。
「ターン渡すな!」
【テレポート】
【サイケこうせん】
後ろに回り込みゼロ距離からの【サイケこうせん】。コウはその前の【テレポート】に気を取られて指示が遅れる。更にニャスパーが壁となることでホルビーの現状把握に多少の時間をかけることも可能!
【チャームボイス】
【サイコキネシス(未完)(弱)】
連撃の為、溜めは不十分。しかし威力は十分!
【あなをほる】
吹っ飛ばされた反動のままに地面に逃げて回避したか。流石に簡単には沈めさせてはくれない。だが【サイコキネシス】を打った直後には既に上空へ避難している。今更【あなをほる】は・・・・・・
【マッドショット】
地中で溜めてから来たか!狙いはつけにくいが散弾型にすることで範囲で攻撃している。この咄嗟では【テレポート】や【まもる】も間に合わないだろう。
【ねんりき】
最低限自分に当たりそうなところだけにエネルギーを集中させることでダメージを抑える。だがやはりそこそこのダメージは貰ってしまうか。
【がんせきふうじ】
【テレポート】
【テレポート】
【テレポート】
散弾型の【マッドショット】を打った後すぐさま次の準備へ。【がんせきふうじ】は相手の頭上から岩を落とす技だがこれは次への布石にもなる。【テレポート】連打で【がんせきふうじ】は避けているが・・・・・・
「下も警戒!」
「できるかよ!」
ガシッ
攻撃・・・・・・じゃない?耳で掴まれたがこれは・・・まさか!
「振りほどけ!いや【テレポート】!」
クソっ!指示ミスった!一瞬の指示ミスでニャスパーに生まれた隙をホルビーは見逃さなかった。
【じならし】
ニャスパーを下に地面へダイブ。そのまま地面に押し付けて【じならし】を打ってきた。ニャスパーは・・・・・・何とか耐えたか。直ぐに【テレポート】で避難したがホルビーも畳み掛けてくる。
【マッドショット】
【まもる】
ダメだ。これではさっきの二の舞に・・・・・・!
【がんせきふうじ】
「ニャスパー上だ!上に逃げろ!」
【テレポート】
【テレポート】
【テレポート】
またも【テレポート】連打で逃げるがしかし【がんせきふうじ】を駆け上がって来たホルビーの耳は空を切る。それ以上の高度まで行けば【がんせきふうじ】もホルビーの掴みも当たらない。
【チャームボイス】
【マッドショット】
相殺。だが煙が晴れると既にホルビーはおらず、
「地面警戒!穴に潜ったぞ!」
一瞬戸惑ったニャスパーだが直ぐに冷静になる。高度を上げ、【ねんりき】を溜める。
静寂
【とびはねる】
【マッドショット】
【ねんりき】
更に高度をあげてきたか!だがその分【マッドショット】の密度は下がっている。溜めた【ねんりき】でお釣りが来るレベルだ。
【サイケこうせん】
【マッドショット】
今度は単発型。威力を重視した泥玉により相殺される。
【がんせきふうじ】
先程までの数はない。足止めか。だが!
【ねんりき】
妥協するならそこは突かせてもらう。【ねんりき】は確かに威力は弱く、せいぜい軽いものを浮かせる程度のエネルギーしか持たない。だが巨大な岩石でも多少軌道をそらすことぐらいは、できる。
【かわらわり】
【チャームボイス】
かくとうのエネルギーを纏い岩を破壊するホルビーに対してのフェアリーの【チャームボイス】。防ぎ切れなかったホルビーが地面へ勢い良く落下。
【マッドショット】
【テレポート】
【サイケこうせん】
遠距離になればホルビーに攻撃手段がそれしかないことぐらい、当然ニャスパーは既に理解している。散弾型だろうが単発型だろうが面か点かの違い。その奥まで移動すれば危険はない。確かに俺たちはここ暫くバトルはしていないがその分トレーニングに時間を費やしてきた。技の精度も格段に上がっている!
【あなをほる】
「溜めろ!」
【サイコ・・・・・・
次に出てきた時を確実に仕留める!
【とびはねる】
【いかりのまえば】
直できたか!!
【まもる】
溜めていた【サイコキネシス】を解除、即【まもる】を展開。しかし技を展開しているのはホルビーの牙。耳にまた別のエネルギーが既に溜まり始めている!
【マッドショット】
単発型の【マッドショット】がゼロ距離で炸裂。一気にペースを持っていかれる!
Q.なぜコウ君はニャスパー先発と予想出来たのにニャスパーにビブラーバ、コジョンドにホルビーを当てなかったの?
A.ビブラーバの方が単純に強いから。強い方を前に出しちゃうと後ろで事故が起きた時対処できなくなる。
あと正直コジョンド出てくる時点でコウ君の勝率はゼロに等しいのでせめてエースにいい経験になるようにしようとした。