嗚呼、ここはポケモンの世界   作:後門の熊

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VS大僧正 ホーシ④

 

無数の毒針と同時に迫る怨念の籠ったエネルギー弾を【テレポート】で回避。相手の頭上からサイコパワーによるビームがプルリルに向かう。だが既に攻撃を予測していたのか回避したプルリルは回転を混じえて【みずのはどう】と【シャドーボール(小)】を放っている。

 

特殊技主体のポケモン同士の戦いは如何に相手の次を予測できるかだ。まして空中を自在に動ける者同士、加えてこちらは【テレポート】を使える。正直滅茶苦茶考えるのが面倒だ。てか空を飛べるアドバンテージが活かせない相手とばっか戦ってる気がするのは気の所為か?

だが段々プルリルも【テレポート】に慣れてきている。長引かせると厄介だ。

 

【テレポート】

【テレポート】

【サイコクロー】

 

【みずのはどう】

 

撹乱からの攻撃。しかし腕に溜めた状態そのままで【みずのはどう】をぶつけられ、爆発。互いに距離を取り仕切り直し・・・・・

 

「いいやここが分かれ目だ!!」

 

【テレポート】

 

吹っ飛んだ自身に働く運動エネルギーを攻撃に転用。それは本人にしか予期出来ない荒業。

 

【サイコクロー】

 

こちらの勢いに加え相手が吹っ飛ばされる勢いもある。交差は一瞬。互いのスピードにより威力は更に上乗せされこれで決まる。

 

 

 

 

 

ほど、ジムリーダーのポケモンは甘くない。

受け流し、拘束。クラゲとしての捉えどころの無い動きは咄嗟の事態にも反応していた。捕まえたニャスパーを捉える腕の力を強くしていき・・・・・

 

「知ってたよ、対処される事ぐらい。ジムリーダーだもんなァ」

 

「!?」

 

ニャスパーの目が紫に輝く。それはエスパー技を使う前兆。

 

「まともにやっても今のニャスパーじゃプルリルには勝てない。泥仕合の末負けるのが関の山だ」

 

「離れて下さい!」

 

「ぶちかませどデカい花火!!」

 

 

 

 

技術(アーツ):多重発動

【まもる】+【サイコキネシス】

=【サイコストーム】

 

 

 

 

【まもる】は外から内だけでなく内から外の攻撃も止める。その破格の防御力故一体での他の技との合わせ技は普通は不可能。だが自身に攻撃が当たることを前提とすればその限りではない。【まもる】によって出来た球体状の密室。それに沿うように【サイコキネシス】の念動力をフルパワーでぶちかます。それはさながら洗濯機の様に荒れ狂い中の者に大ダメージを与える。

 

 

「プルリル、ニャスパー、共に戦闘不能!!」

 

これでイーブン。互いに残り一体だ。

 

 

 

 

◓◓◓▫▫▫

 

 

 

「まさか自爆とは・・・流石に虚をつかれたと言いますか」

 

「正直プルリル倒した事よりアンタの表情崩せたことの方が嬉しい」

 

「それはなんとも・・・・・反応に困りますね」

 

あのままニャスパーに普通に攻めさせても恐らくプルリルを倒し切ることは出来なかった。そしたらまぁリザードなら勝てるだろうが相性が悪い。数発【みずのはどう】を食らうだけで致命傷だろう。そんな状態で三体目に挑む事など無謀だ。ニャスパーには悪いがこれが今の俺に出来る限界だ。

 

「両者、最後のポケモンを!」

 

「ラストだ。ニャスパーの頑張り無駄にするなよ!リザード!!」

 

「責任重大です。気張っていきましょう!ミミッキュ!!」

 

こちらは当然リザード。ホーシの三代目はミミッキュか。恐ろしいポケモン使いやがる。

 

曰く、ボロ布の中身をみたとある学者は恐怖のあまりショック死。

曰く、偶然中身を見てしまったトレーナーはその日の晩に苦しみもがいて死んだ。

曰く、研究のためボロ布の中を見てしまった学者が謎の 病気で命を落とした。

 

そのくせ専用Zワザは布に引き摺り込む技とかいう恐怖の塊みたいなポケモンだ。その恐ろしい生態から手持ちに加えるトレーナーが殆ど居ないことでも有名なポケモン。だがゲームでの暴れっぷりはもちろん、アニメでもサトシのバグチュウに張り合うほどの強さを持つ非常に強力なポケモンでもある。何せ攻撃を一度とはいえスカせる。ゲームではその隙に【つるぎのまい】して【かげうち】やら【じゃれつく】やらをぶっぱなしていたがこの世界では更に面倒だ。

 

「それではバトル、再開!!」

 

【かえんほうしゃ】

 

【シャドークロー】

 

まずはあの厄介な化けの皮を剥がす!反撃を警戒して遠距離から【かえんほうしゃ】を放つもピカチュウの頭部分で完全に無効化し這うように急接近、ガードしたものの手痛い一撃を食らってしまう。

てっきり化けの皮は温存すると思っていたが・・・・・ゲームと違って回避ができる以上、化けの皮の温存に動くと思っていたがこうも早くに切るか。だがきっちり攻撃は当ててきている。油断はできない。

 

【ねってつそう】

【ドラゴンクロー】

 

【シャドークロー】

【ウッドハンマー】

 

両腕にほぼ同じ大きさの爪をそれぞれ展開したリザードに対しミミッキュはデカくて大振りな【ウッドハンマー】と小ぶりで小回りの効く【シャドークロー】。飛び上がり上から振り下ろされる【ウッドハンマー】を両爪で受ければ腹ががら空きとでも言わんばかりに【シャドークロー】が迫る。【ウッドハンマー】を弾きながら体を後ろに逸らしその回転の勢いのまま蹴りつけて間合いをあけ、すぐさま攻撃。巧みな爪さばきで連撃を仕掛けるもミミッキュも一端の物理アタッカー。【シャドークロー】と【ウッドハンマー】を見事に操り受け流している。

 

【えんまく】

【かえんほうしゃ】

 

【まもる】

 

自身とミミッキュがいる範囲のみに【えんまく】をばら撒き距離をとって範囲重視の【かえんほうしゃ】。多少なりともダメージになることを期待したがそう上手くも行かないか。

 

【かげうち】

 

【ねってつそう】

 

リザードの【かえんほうしゃ】が晴れた時には既にミミッキュは次の行動へ移っていた。自身の影をリザードの方へ伸ばし背後からの実態化した影による攻撃、すんでのところで防ぐもその行動はミミッキュに背を向けることを意味し、

 

【じゃれつく】

 

【ドラゴンテール】

 

緑色の光を纏った竜の尾がミミッキュを大きく吹っ飛ばす。ミミッキュにダメージは少ない。しかしこの技は相手を大きく吹っ飛ばすという珍しい特性を持つ技だ。大きく飛んでいくミミッキュにすぐさま追撃に走り出す。

 

【ねってつそう】

 

【シャドークロー】

 

体勢不十分の所への追撃。直撃こそしなかったがリザードが上から抑える形で【ねってつそう】を押し込んで行く。

あと少しで当たる。その瞬間におかしな事に気付く。

 

なんかミミッキュの首立ってね?と。

 

「っ!離れろ!!」

 

【シャドーボール】

 

直撃はしない。されど大きく体勢を崩された。ここから近接の斬り合いは不利・・・・・!!

 

【かげうち】

【シャドークロー】

 

【ほのおのうず】

 

前門の【シャドークロー】、後門の【かげうち】に対しリザードは自身を起点に【ほのおのうず】を形成。一時的な壁とする。

 

あっぶねェ。とんでもねぇことしやがるなあのミミッキュ!!

 





いくつか解説。まず自分の技が自分に当たった時ですが技を出す過程から説明します。(この小説内に限る)
①体内のエネルギーを外に出す。
②技を形成する。
この順番です。で、ここで問題なのは体内の固有のエネルギーを使って技を出しているという点。技の元となっているエネルギーは元々そのポケモンのエネルギーなので吸収することが出来るため、自分が打った技では基本的に自分は傷つきません。
じゃあニャスパーの最後のやつなんだよってなるかもしれませんがあれはわざと吸収していないのです。あの状況で自分で打った【サイコキネシス】を吸収してしまうと相手に与えるダメージが少なくなってしまい、仕留めきれなくなってしまうのです。なのであえて吸収せず、自分諸共プルリルを倒したと言うわけです。
リザードが【ほのおのうず】を壁のように使った時は普通に吸収しています。【かげうち】を払うことが目的なので。

で、この事とは全く関係ありませんがミミッキュが最後にやってたことですが、あれは本体部分をピカチュウの頭の部分に移し、本体がいた下の部分に【シャドーボール】を溜めていた感じです。ミミッキュのタマゴグループは「ふていけい」なので若干の無理は効くんじゃないかという考えの元書きました。
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