嗚呼、ここはポケモンの世界   作:後門の熊

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VS大僧正 ホーシ⑥

 

リザード かえんポケモン

 

鋭い ツメで ようしゃなく たたきのめす。 強敵と 向かい合うと 気分が たかぶり 尻尾の 炎が 青白く 燃えあがる。

 

つまりそういうことだ。強敵との戦いにエキサイトするとかえんポケモンであるリザードの体温、ひいてはその体から出る炎が青くなる。これは決して見た目がかっこよくなるだけでは無い。

 

「この状態は炎の火力は上がるが反面コイツの体も焼いちまう諸刃の剣・・・・・だがリザードの体温の上昇に伴いパフォーマンスも上がる」

 

「短期決戦用、という訳ですか」

 

「正っ解!!」

 

【ねってつそう】

 

【シャドークロー】

 

先程までは相殺だった衝突。しかし今弾かれたのはミミッキュのみ。

 

「これは・・・・・」

 

「予想外か?なら存分に驚いてくれ」

 

【かえんほうしゃ】

 

【まもる】

 

蒼い炎がミミッキュに迫る。すぐに使える技では相殺は不可能と断じたからか、【まもる】によりやり過ごす。が。

 

「隙だらけだぜぇ!!」

 

【ねってつそう】

 

直撃。【まもる】の後隙にとんでもない高温の鉄爪が突き刺さる。どうも自分から後ろに飛んでダメージを減らしたみたいだがまだまだ甘い!!

 

「叩き込め!!」

 

【ねってつそう】

【ねってつそう】

 

【シャドークロー】

【シャドークロー】

 

相殺ではなく横から弾くことに主軸を置いた動きをするミミッキュ。だがそれでも一撃、また一撃とダメージが重なっていく。

 

「まだまだ!もっと上げれるぞ!!」

 

【ねってつそう】

 

【まもる】

 

再びの【まもる】。完全防御の盾に阻まれ力を込めた分、リザードの腕が弾かれる。一瞬ガラ空きになる腹を狙っての

 

【シャドークロー】

 

【ブレイズキック】

 

腹を狙った一撃を下から蹴りあげる。その足も蒼い炎に包まれておりさっきとは威力が違う。

一応優勢だ。威力が上がったことと何だかんだ見た目が変わるというのは相手の精神にダメージを与えることが出来る。だが実はこちらも結構ヤバかったりする。蒼い炎の代償、状態異常のやけどみたいなものだがそれでそこそこのダメージが蓄積されていっているのだ。リザードはテンション上がってるからそんな素振りは見せないが体は結構ボロボロだ。オマケにこれはエネルギーや体力を大量に消費する。持続してる今はいいが早く倒さないと一気にピンチに陥る。早急にミミッキュを倒さねば・・・・・!

 

【ねってつそう】

 

【シャドークロー】

 

やはりミミッキュも上手い。ダメージを最小限に抑え、隙を伺っている。このままだと本格的にヤバい。

 

「・・・・・なにか焦っていますね?」

 

「っ!?」

 

「その反応・・・図星ですか。やはり時間制限か何かの制限付きのパワーアップ、と言ったところですか」

 

やばい。やばいやばいやばいやばい!!

 

「であるならばこちらのやる事は一つ!徹底的に逃げに回りなさい!勝機は必ず来ます!!」

 

あーやばい。何がやばいって色々とやばい。まず見た目による精神的な威圧の効果がなくなった。時間が来るまで耐え凌げば勝ち目が見えるという希望で完全にメンタル復活している。それにさっきまではミミッキュも多少無理してでも攻撃をしかけながら捌いていたからこちらも当てられていたのだ。完全に逃げにまわられると中々当てられない。

 

【かえんほうしゃ】

 

【シャドーボール】

 

威力は【かえんほうしゃ】の方が上。だがその隙に力を溜めての

 

【シャドークロー】

 

横へ飛びながら【シャドークロー】で【かえんほうしゃ】を切り裂いている。ダメージは中々蓄積していない。

 

【ねってつそう】

 

【シャドークロー】

 

弾いて、逸らして、躱して、

とにかく当たらない事を重視した立ち回り。悔しいが見事としか言えない。まともにダメージが入らないのは今度はこっちのメンタルに響く。

一発まともに当てられれば機会を作れそうだが・・・

 

【かえんほうしゃ】

 

【シャドークロー】

 

距離を取り、範囲重視で放たれた【かえんほうしゃ】はしかしその分威力が低く【シャドークロー】で斬られてしまう。

さっきまでならそこから一気に距離を詰めて攻撃に転じていたミミッキュはしかし逆に距離を取っていく。マジで時間稼ぎに徹するつもりのようだ。

 

「なりふり構ってられない!全力で仕留めに行け!」

 

「耐えなさい!!」

 

タイムリミットが目前まで迫っていた。

 

 

 

 

 

◓◓◓▫▫▫

 

 

あれからどれだけ時間が経っただろうか。長かったように感じるが集中状態でそう感じていただけかもしれない。いずれにせよその時間で行われた攻防の結果は見てわかる通りだ。

息を切らし、膝を着いて肩を上下させるリザードの尻尾の炎はつい先刻までの蒼い輝きを失い元に戻って、いやむしろ小さくなってすらいる。

対してミミッキュは疲労の色こそ見えるものの健在。リザードの猛攻を耐えきった証左だ。

 

「・・・・・終わりにしましょう」

 

ホーシの声にミミッキュが【シャドークロー】を取り出し、振りかぶる。

 

「よく戦いました。チヨがタイプ・アドを使ってしまったのも無理は無いと思える程に」

 

「ですが、これで終わりで「リザード!!!」っ!?」

 

(トレーナー)の声に反応したリザード(エース)がその身から炎を立ちのぼらせる。体勢を低く、最高の一撃を放てるように。

 

「悪いがまだ終わっちゃいない。勝ち誇るのは辞めてもらおう」

 

「いいですね素晴らしい!!ではこちらも応えましょう。全力で!!」

 

展開してあった【シャドークロー】に更にエネルギーが注ぎ込まれ、巨大化していく。大きく、そして鋭く。

 

「御仏の守りを」

 

「生憎俺が信じるのは俺達だけだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

【フレアドライブ】

 

 

 

【シャドークロー】

 

 

 

 

 

爆発。煙が晴れた時、立っていたのは・・・・・

 

 

 

 

 

「ミミッキュ戦闘不能!リザードの勝ち!よって勝者、チャレンジャーカイト!!!」

 

審判の決着を告げる宣言に観客中が沸いた。

 





図鑑説明って読んでたら中々面白いこと書いてあるもんですね。覚える技とか調べるために図鑑見てたら使えそうだなと思ったので使ってみました。
まぁメガリザXになればデフォルトなんですけどね
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