向かってきたのがこっちでよかった。バトル終了に伴いバリアは解かれている。観客席側に行かれたら目も当てられなかったがこちらならどうとでもなる。
「戻れ!」
とりあえずボールに戻そうとするも、流石に素直に入ってくれない。ボールから照射した赤い光はリザードに弾かれ、不発に終わる。
「なら・・・コジョンド!しばらく止めてくれ!フーエンさん!バリア貼って!すまないニャオニクス!もうちょっと働いてくれ!」
現状消耗の無いコジョンドを出して足止め、ニャオニクスにげんきのかけらを使って回復、拘束を指示する。
【ねこだまし】
【サイコキネシス】
コジョンドが一瞬でリザードの眼前に移動、洗練された【ねこだまし】で数秒の停滞を作る。そこを逃さずニャオニクスが【サイコキネシス】で拘束。通常のリザードであればこれを抜け出すことは出来ない、が。
「ギィィヤォォォォォォ!!!」
「マジかよ・・・・・・」
これすら振り切るか!何とかして制御できるようになってもらいたいが今は沈静化が優先!!
「コジョンドしばらく相手をしていろ!なんかやばいから極力食らうなよ!ニャオニクス【わるだくみ】!!」
技の出力を上げる。隙が大きい技ではあるが特性いたずらごころのニャオニクスは素早く終えられる。さっきからちょいちょいボールに戻そうと試みるも完全に弾かれる。やはり一旦拘束するしか無い!
「手伝おうか!?」
「いやいい!カイリキーの時と違ってそこまで大きくない!渋滞してごっつんこする方が怖い!」
「分かった!観客席は任せろ!」
「・・・・・・こっちもバリア、貼り終わった」
「よし!コジョンド!隙を作れ!」
【マッハパンチ】
【かみなりパンチ】
【サイコキネシス】
よし今だ!!
「戻ってこい!リザード!!!」
ボールから再び赤い光線が放たれ・・・・・弾かれることなくリザードを包む。そのままボールに吸い込まれたリザードの様子を覗き込むと疲れたのか眠っていた。
「・・・・・はぁぁぁぁぁ」
何とか一件落着、かな。
◓◓◓▫▫▫
あれから数日後、俺達は再びフーエンジムへ来ている。というのも、幸いにも被害はなかったもののあれだけの事があった後にそのままジムバッジ授与という訳にもいかず、ポケモンセンターでの検査の後、もう一度ここに来るようにと言われた為だった。
検査結果は異常無し。健康そのものだったので、アレは突発的な事故のようなものだという。バトルの映像を見たジョーイさんもそう言ってたので大丈夫だろう。因みにリザードは修行が足りんとコジョンドに怒られていた。
「・・・・・まぁ色々あったけど、はいコレ、フーエンバッジだよ」
「あざっす」
テッテテーテテテッテテーテーテー
フーエンバッジGETだぜ!
「・・・・・リザードは大丈夫?」
「問題ないそうっす。一週間ぐらい技を出すのはダメですけど、体はもうピンピンしてるんで」
「・・・・・ならよかった」
なんだかんだ心配してくれていたのだろう。だがそれはそれと言わんばかりにあの時のデータを元にポケモンを更に強く出来ないか調べているらしい。流石に研究者だぜ。
「・・・・・次は何処に?」
「んーまぁここまでハニートー、ホーヘルク、トチリヌと来てるから順当にルォーワカシティっすかね」
「・・・・・そう。あそこは大都市だから、楽しんどいで」
「ウッス」
いい人なんだろうな。さて!
「じゃあそろそろ行きます。色々ありがとうございました」
「おう!また来いよ!」
「・・・・・次はリーグで、会えるといいね」
いざ。山二つ超えてルォーワカシティへ!!
◓◓◓▫▫▫
「リーダーがあんなに話すなんて珍しいな!」
「・・・・・あの子は話しやすかった。距離感が適切」
「ウチの他のトレーナーともあのくらい話してくれると助かるんだがな!!」
「・・・・・君たちはこっちの話を聞かない。君もまだマシなだけで鬱陶しいよ」
「おっとそりゃすまん!!いやーしかし!楽しかったんじゃないか!?あの子は!!」
「・・・・・そうだね。リーグに来れるといいんだけど」
「だな!この間ウチから旅立った子といいあの子といい、今年は期待の新人ばかりだなぁ!!」
「・・・・・ルォーワカで合うかな?あの二人」
「ふーむ、先に行った方はルォーワカとちょっと相性悪いからな。苦戦してるかもしれんな!!」
「・・・・・高め合って辿り着いてくれたら・・・・・うれしいし楽しい」
「・・・フフッ。リーダーも中々いい顔じゃないか」
◓◓◓▫▫▫
「わぁ!ここがルォーワカシティですね!話には聞いていたけど大きいなぁ!ね!ガバイト!」
恋愛要素が欲しいかどうか。
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いる
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いらない