第二ラウンド、リザードVSギルガルドだ。今度はタイプ相性のいい有利対面。その上相手の特防は落ちている。
「負ける気がしねェな!!」
「キシャァァ!!!」
【ねってつそう】
【ごうけん:斬】
衝突。流石に威力重視の一撃はリザードでも相殺しきれないがギルガルドの剣は一本、こちらの爪は二つある。
【ねってつそう】
【ねってつそう】
【せんけん:斬】
左右の爪を巧みに使いギルガルドに襲いかかるリザードの攻撃に対処しきれないと踏んだのか速度重視の斬撃に切り替える。だがそちらでは威力が足りない。
踊るように斬り掛かるリザードの爪撃を素早い斬撃で逸らし逸らし、空いた隙に少しずつダメージを重ねるギルガルド。一見リザードだけがダメージを負っている様にも見える。だが【ねってつそう】は当たらなくても微弱なダメージを与え続ける。相手がはがねタイプなら尚更だ。
【ごうけん:突】
近接戦を嫌ってかギルガルドが衝撃を一点に集中させ突きを放つ。咄嗟に爪をクロスさせて防ぐが距離を取られる。
【ラスターカノン】
【かえんほうしゃ】
タイプ的には有利。後出しではあったが【かえんほうしゃ】が押し切りギルガルドに炎が迫る。
【キングシールド】
剣を盾に納め、再びシールドを展開。だがアレは連発ができない。そして何より攻撃に転じるには剣を抜く手間がかかる!!
【かえんほうしゃ】
ギルガルドが咄嗟に回避行動に移るも避けきれない。【かえんほうしゃ】がカスりバランスが不安定になった所へさらに追撃を仕掛ける。
【ねってつそう】
【ねってつそう】
【ごうけん:斬】
さすがに空中にいる分、なかなか上手くいかない。威力重視の斬り払いによって弾かれる。
着地し、次の攻撃に転じようとしたリザードに予想外の攻撃が襲いかかる。
【キングシールド】→【シールドアタック】
「ぬあ!?」
ブレードフォルムのまま、盾に膜を貼るように【キングシールド】を展開してそれを叩きつけるギルガルド。咄嗟にリザードは腕でガードするがそれは悪手だ。
「弾け!ダメージはない!!」
元々防御技。直撃したところでダメージにはならないがコレの厄介な所は【キングシールド】の攻撃低下効果だ。無理やりリザードに当てに来たのか!
指示に従いギルガルドの盾を弾くも既にギルガルドは次の攻撃の準備を終えている。
【ごうけん:斬】
【ねってつそう】
【ねってつそう】
上からの一撃を爪をクロスさせてガードする。両腕を振り抜き何とか弾くもそれはギルガルドの思惑通り。柄を中心に一回転して下からガラ空きの体に斬撃を叩き込む。
ザンッッ!!!!
直撃。だがギルガルドの攻撃は止まらない。
【せんけん:斬】
打ち上げられたリザードに更に連撃を入れる。リザードも何とか応戦するが完全に不利だ。十の斬撃の内、三か四程度しか弾けていない。
「下に!【オーバーヒート】!!!」
【オーバーヒート】
ギルガルドを遠ざける為、全身から高熱を発し、【かえんほうしゃ】とは比べ物にならない炎である【オーバーヒート】を地面に撃つ。先程までとは比べ物にならない熱量にギルガルドが一旦引下がる。だが食らったダメージは相当なものだ。
【せんけん:突】
だがギルガルドの猛攻は終わらない。速度特化の突きは目にも止まらぬ早業。リアルな戦闘のこの世界ではあまり意味の無い物だがもしこの世界の
「っ!解放!!」
“蒼炎モード”
リザードの身体が黒く染まる。尻尾の炎は蒼く燃え上がり、その身をも焦がす程の熱量がリザードの身体に満ちる。
【かえんほうしゃ】
【キングシールド】
先程までとは比べ物にならない火力。ギルガルドの鋼の体をも溶かさんとする程の威力にギルガルドは咄嗟に防御を選択する。が、僅かに間に合わず食らった箇所は赤く凄まじい熱を食らっていたことを物語っている。
【えんりゅうのつめ】
【ごうけん:斬】
ギルガルドが【キングシールド】の硬直状態にある隙に急接近。跳躍からの渾身の【えんりゅうのつめ】。ギルガルドは威力重視の斬撃で迎撃する。火力を上げ、技を強くし、龍の力を使ってなお・・・・・・ギルガルドのその斬撃に叶わない。正に剛剣。全てを叩き潰すかのような一撃は更にリザードを突き放す。だが先程よりもリザードの爪撃が強くなっていることも確か。実を言うとギルガルドも少し焦っていた。斬撃では確かに勝っていてもそこから溢れる力はギルガルドを確実に削っていた。そこでギルガルドはとうとう奥の手を出す。
【サイコカッター】+【シャドークロー】
=【ようけん:斬】
リザードに接近、斬りかかってきたギルガルドの剣は怪しい光を点し・・・・・その光は間合いを誤魔化す。避けたと思った斬撃はリザードを捉え、防いだと思った斬撃はそもそも存在しない。
自身の剣に念と霊の力を込め、ギルガルドがそれを振るえばリザードの目に映る間合いは全て信用のならない物となる。
「なんだ・・・!?あの斬撃・・・・・・!!」
【せんけん:斬】
【ごうけん:斬】
【せんけん:突】
【ようけん:斬】
【ごうけん:斬】
【ようけん:突】
【ようけん:斬】
正に虚実混交の剣。閃剣と剛剣。速度と重さ。そこに加わる虚の剣。それら全てが防御不能の流れとなってリザードを斬り裂いていく。勝負をかけた連撃にリザードは太刀打ち出来ず、ますます傷が増えていく。
だが忘れてはならない。
リザードは、このパーティにおけるリザードとはなにかを。
パーティに勝利を齎すエースとは一体何なのかを。
ニャオニクスの強みは持ち前の器用さを前面に押し出した、最小の力で相手に最大の疲労を与える戦い方。
ベトベターの強みはその軟体を活かした防御と侵食を中心とする、正に沼の様な戦い方。
コジョンドの強みは長年で培ったその技量を使った強く、美しい戦士としての一つの頂点を極めた戦い方。
ではリザードの強みは何か。それは・・・・・・
「全て叩き潰せ!!!リザードォ!!!」
「ギィアォォォォオオオオ!!!!」
【フレアドライブ】
下手な小細工など真正面から全て叩き潰す破壊力!!相手の剣がどこにあるか分からない?ならばあるかもしれないところ全て粉砕する!!
だがギルガルドもタダでは負けない。何十、何百年も前の魂であったとしてもその騎士の魂は薄れない!!!
【フレアドライブ】+【ドラゴンクロー】
=【えんりゅう】
【ごうけん】+【せんけん】+【ようけん】
=【きしおうのつるぎ】
自らを炎龍と化して突っ込むリザードに、高く、大きく振りかぶった剣に文字通り全てを込めて振り下ろすギルガルド。互いに全身全霊の一撃同士のぶつかり合いは、その衝撃波で俺が吹っ飛ばされそうになるほどだ。だが負けてはならない。俺が、トレーナーが後ろにいる限りエースは負けない。それこそがポケモンとトレーナーの真に目指すべき形だからだ。
「ギィアォォォォオオオオ!!!!」
声無き剣にリザードの咆哮に答える術はない。だがもしギルガルドにも声があったならばリザードにも負けない咆哮を上げていただろう。
が、決着が着き始める。ジリジリと押し勝っているのは【えんりゅう】。逆境になればなるほど、負けられないエースの意地がその龍を大きく、雄々しくしていく。
「・・・・・・!!・・・・・・・・・!!!」
少しづつ押し負ける自身の剣に、尚も力を込めて抗おうとするギルガルド。しかしその勢いは止められない。主無き剣は主有る剣に勝つことが出来ない。
ズドォォォオオオオン!!!!!
やがて完全にリザードが押し切り、ギルガルドが吹っ飛ばされる。その場に膝を着いたリザードも心配だが、今は俺の役割を優先せねば。
「いっけぇぇぇええええ!!!」
渾身の力をそのボールに込めてギルガルドに投擲する。一旦ボールの中にギルガルドが収まり、しかし抵抗なくボールが捕獲を告げる音を鳴らす。
「ギルガルド、GETだ」
ボールを手に取り、高らかに掲げると俺はそう宣言した。
決着!!
最後の方はテンションで書いてるのでバグってる可能性あり。後で読み返します。
新作まで1ヶ月切ってますね〜。今だにカイトパーティ六体目が決まってないのはどうなのか。もしかしたらSVの新ポケ入れるかもしれないです。
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