めっちゃ間空いてしまい申し訳ない・・・・・
アキネのバトルの後、数人が撃沈していくのを見てから俺はポケセンに戻ってきていた。ドアを潜りロビーに入ると、
「あ」
「あ!カイトさん!」
ちょうど回復を終えたばかりなのかアキネが
「惜しかったなー」
「行けると思ったんですけど・・・・・やっぱり強いですね!」
他の挑戦者と比べてもあそこまで食い下がったのはアキネくらいだった。バッジの数が違うのでパーティは参考にならなかったが戦い方という面ではいいものが見れたな。
「正直他の人じゃあんまり参考になんなかったからさ、ありがとな」
「いえそんな!あ、そういえばカイトさんバッジ三つですよね。よければ相談乗って貰ってもいいですか?」
「ああ、全然良いよ。こっから勝つためにどうすればいいかってことでしょ?」
「はい」
とは言ってもなぁ。ケロマツもガバイトもジムバッジ一つレベルとは思えない程の完成度だった。俺がホーシと戦った時は二体で勝ったけどあれは何だかんだ戦い方の相性が良かったせいもある。となるとやっぱり、
「やっぱ戦力増強だよなまずは。アキネの手持ちはどっちも近、中距離中心だからそれだけじゃ遠距離得意なエスパー相手にちょっと分が悪い」
「近づいて殴る!はダメなんですか? 」
「ダメじゃないけど全員が全員それはちょっと良くない。ガバイトがアッサリムンナを倒したのはケロマツとのバトルスタイルの違いがあったからだ。そこら辺サイクル回してやるにしてもせめてもう一体は欲しいかな。出来れば遠距離、最低でも中距離タイプで」
「なるほど・・・・・」
俺のパーティは現状、遠距離メインがニャオニクス、近距離メインがリザード、コジョンド、ギルガルド、搦め手のベトベターって感じだ。ちょっと遠距離が足りてないから最後の一体は遠距離メインにしたいと思っている。
ベトベターはちょっと別枠だ。毒浴びせてから地面に染み込んで耐久勝負なんてどっちにも区分出来ない。リザードは割りと遠距離も使うので両刀型といえなくもないな。
「俺はちょっとジム以外にもやる事あるからこの街にしばらく残るけどアキネはその辺でポケモン捕まえてみたら?予定が合えば対戦付き合うし色々試してみなよ」
「はい!ありがとうございます!!ところでカイトさんのやることってなんですか?」
「ん?ああ、ちょっと研究所に行ってみようかなって」
俺の用事。それはこの大都市にある研究所に行くことだ。理由はタイプ・アド習得のため。タイプ・アドは実は結構繊細且つ強力な力な為、使用には許可が必要なのだ。その許可を出しているのがこの大都市、ルォーワカシティにあるポケモンエネルギー研究所だ。
トレーナーだけではなくポケモンの方にも資格が必要だ。双方に資格があって初めて、タイプ・アドの使用許可が降りる。その許可を貰いに行こうと思うのだ。
「研究所ですか。私は特に用はないのでポケモン探してきますね!!いい子が見つかったら対戦してください!!」
「ああ、こっちこそよろしく。頑張ってくれよ、手応えないのは嫌だからな」
「はい!!」
さて、明日に備えて今日は早めに寝ますかね。
◓◓◓◓◓▫
翌日。予定通り俺達はロンフーシャ地方最大のポケモン研究所、ルォーワカポケモンエネルギー研究所を訪ねていた。事前にアポは取ってあったしなんの障害も無く検査及び審査に進んだのだが・・・・・
「いやー実はね、素材が足りてないんだよねー」
「はい?」
「いや、これは正確では無いな・・・・・・正確には材料を取ってくるまでが審査なんだよねー」
「ふむ?」
今や懐かしいポケモン所持の為の試験を難しくしたような筆記テストを解いたり誓約書等を書いたりして、全て完了してさぁいよいよという所で出てきた優男風の白衣の男からそう告げられた。というかこの人前になんかの記事で見た事ある・・・・・・
「自己紹介が送れたね。私の名前はニスト。この研究所の所長をやらせて頂いている」
ロンフーシャ地方のポケモン博士。タイプ・アド研究の第一人者。ニスト博士。
ここで少し、タイプ・アドについて軽く説明しておこう。外付けのテラスタイプ結晶で体を覆い、タイプを変えてしまうパルデア地方の固有現象、テラスタルとはまた違い、ポケモンに眠る内なるタイプエネルギーを暴走と言ってもいいほど放出させることで一時的に体を作り変えて文字通りタイプを
とはいえそう簡単に出来れば誰も苦労はしないわけで。タイプ・アドの習得にはあるアイテムが必要となる。それが・・・・・・
「ロンフーシャ地方のシンボル、トーラトス神山。そこにあるタイプ別エネルギー結晶体をそれぞれのタイプ一つずつ取ってきて欲しい」
成程。これは所謂お使いクエストだな?
◓◓◓◓◓▫
その日の夜、ルォーワカシティのポケモンセンター
「・・・・・・ってことがあったんだよ。だから明日にはここをたつことになるな」
「そんなことが!頑張ってください!!」
流石にあそこから直ぐに直行できる準備はなかったのであの後食料やらなんやらを買い込んで出発は次の日の朝にすることにした。
夜になり一旦帰ってきていたアキネとばったり遭遇したのでお互いの成果を報告していたところだった。
「で?そっちはどうだったんだ?新しいポケモンとかは・・・・・」
「はい!一匹仲間に出来ました!!」
「ほう?」
俺が知っている限りではケロマツとガバイトの二匹。果たしてどんなポケモンを仲間に・・・・・・
「この子です!!」
「ピッピカチュウ!!」
「サトシ君かよ」
「?」
「ああいや、何でもない」
ピカチュウ、ピカチュウかぁ。いやまぁ、アキネのいけいけドンドンなバトルスタイルからすればスピードアタッカーになり得るピカチュウは相性がいいと言える。耐久面で不安はあるが体が小さいということは前世の世界とは違いここでは立派なアドバンテージになる。
「因みに決め手は?」
「勘です!!」
自信満々に言い切るなよ・・・。だが俺も似たようなものなので追求はしないでおこう。
「この子凄いんですよ!電撃の威力が凄くてガバイトがダメージは負わないまでもしばらく目が見えなくなりましたから!!」
「そりゃすげぇな。ってかこいつでんきだま持ってるのか」
「はい!!」
そりゃ確かに電気技の威力上がるわな・・・・・地面タイプ相手にある程度の対抗策があるでんきタイプか。まぁサトシ君のピカチュウも地面タイプに電撃食らわせてたし有り得なくは無いのだろう。
「で、アキネはどうする?いずれタイプ・アドを習得するなら必要になるし修行にもなる。一緒に行くか?」
「そうですね!お願いします!!」
即決かよ。今しか生きてねぇのかコイツは。
「じゃ、予定を詰めていくか」
「はい!!」
この時俺はまだ知らなかったのだ。このトレーナーが如何にヤバい存在であるかを。ルダンやソティアに匹敵する存在であるかを、思い知ることになる。
6体目パラドックスポケモンにしようかな・・・