嗚呼、ここはポケモンの世界   作:後門の熊

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短め故、連投


彼女と共に

 

いや確かにアイツならゾロアの心を癒せるだろうとは思っていたけどさぁ・・・・・

 

「ここまでとは思わんやろ・・・・・」

 

「あ!カイトさん!!見てくださいこの子!!凄く可愛い!!」

 

「ああ、うん・・・そうだね・・・・・」

 

ソイツ、こっちは警戒してるからな。お前には可愛いツラ見せてるけどこっち睨んでるからな。

 

「ほら、カイトさんも撫でてみません!?」

 

「え゛」

 

いや・・・それはやばい気がする。ゾロアがすごい睨んでる。かつてないほどにこっち来んなって目で訴えてる。

 

「いや、やめとくよ。それより博士のとこで聞いたけど特に何も分かってないって。仮説としては恐らくこの時代のポケモンでは無いだろうって事くらいだ」

 

「それで、この子はどうなるんですか?」

 

「元も場所どころか時代まで違う可能性まであるとなると返してあげることはほぼ不可能だ」

 

「そんな・・・・・!!」

 

アキネがショックを受け、ゾロアを見やる。当のゾロアはまだ理解出来ていないようだが、悲しそうな顔をするアキネを見て心配そうな顔をしている。

 

「そこでアキネ。提案なんだが・・・・・」

 

「なんですか?」

 

「お前、コイツをゲットする気は無いか?」

 

「え・・・・・!?」

 

そう突飛な話では無い。ここまで懐いているのならアキネで問題ないだろうし、というかアキネ以外には無理だ。見た所このゾロアはまだ幼い。親や家族と二度と会えないかもしれない事をまだ理解できていないほどに。

 

「だから任せたいんだ。アキネが無理なら恐らくこの街の研究所に預かってもらうことになると思う。それはそれで安全な暮らしは出来ると思うけど・・・・・」

 

「・・・・・少し、考えます。この子と一緒に」

 

「そうか。まあじっくり考えな。ああ後、俺はそろそろジムに行くからさ。二、三日調整した後行くけど、折角だしソイツにアキネがどんな事をしてるのか見せてやるといい」

 

「はいっ!!」

 

さて、アキネにも偉そうなこと言っちまった手前、負ける訳には行かねぇな。

 

 

 

 

 

◓◓◓◓◓▫

 

 

 

 

さて、アキネはあれで大丈夫だろう。アイツは後先考えずに突っ込んでいく所はあるがその直感は侮れないものがある。恐らく時代も場所も違うところから飛んできたゾロアを気遣っていたのだろうが、あの様子を見るにゾロアもアキネに心を開いている。あとは少し背を押してやればアイツらだけで解決するだろう。

となれば俺がやるべき事は背中を見せてやることだ。アキネと手本として、ゾロアにアキネがどんなことをしているのかを見せてやる為にもここで負ける訳には行かない。

 

そうして俺が向かった場所。それは・・・・・・

 

「やあ、さっきぶりだね。ゾロアの方は解決したかい?」

 

優男イケメン博士再び。ついさっきまでゾロアの事を相談していた博士の元だ。そろそろ、この博士のとこに来た本来の目的を果たさないとな。

 

「俺より適任のヤツに任せました。あいつなら上手くやるでしょ」

 

「そうか。では後でそのトレーナーを紹介してくれ。定期的な検査とか色々あるからね」

 

「ウッス」

 

本来の目的。それはタイプ・アドの習得だ。その為の条件は既に満たしている。とはいえ、タイプ・アドはかなり使い所が難しい現象だ。何せ必ずしも強化される訳では無い。

 

例えばリザードを例にとって考えてみよう。

ゲーム的視点から見れば、どんなタイプでも追加されればそのタイプの特性を得るのはいいことだ。だがここは現実。例えばリザードが氷タイプを得たとしよう。炎と氷を同時に使える万能アタッカーになる?馬鹿言え体温調節もまともに出来ないバトルの状況で炎と氷を連打してたら普通に体を壊す。そもそもリザードはしっぽの炎が生命線なんだから体を冷やしたらやばい事になっちまう。

 

要するに相性だ。そしてその相性が良いか悪いかは選べず、タイプの変更も不可能だ。

チヨのビビヨン。あいつに追加されたのはほのおタイプ。熱への耐性を手に入れたビビヨンの粉と火のコラボレーションはとんでもないものだったが、あれは実はそんなにほのおタイプの火力は出ていない。僅かな火種さえあれば充分だったのもあるが、それ以上を出すとビビヨンにも支障をきたすほどだったため、あの程度なのだ。

 

という事でまず行うのは適性検査。事前に採っておいた手持ちポケモンのデータから適正タイプを割り出す。今日はその結果を聞きに来たのだ。

 

「さて、本題に入ろう。君のポケモン達のデータの分析結果が出ている。どうぞ」

 

「ありがとうございます」

 

ニスト博士から5枚の紙が入った封筒が手渡される。果たして俺のポケモンたちの結果は・・・・・!!!

 

 

 

 

 

◓◓◓◓◓▫

 

 

 

 

「これより、チャレンジャーカイトと、ジムリーダーミィポワのジムバトルを行います!!使用ポケモンは互いに四匹!!どちらかのポケモンが全て戦闘不能となるまで行います!!」

 

博士の所で結果を受け取ってから二日。いよいよジム戦だ。観客席はいつも通りの満席。ミィポワファン一色・・・・・に加えてゾロアを抱えたアキネの姿もある。

 

「両者、ポケモンを!!」

 

「行くぜ!!ニャオニクス!!!」

 

「ココロモリ!オンステージ!!!」

 

そして鳴り響く音楽。後で知ったけどこれ、このジムの仕掛けらしいな。チヨは草むら、ホーシはジムトレーナー戦での座禅、フーエンは普通でここは騒音。それぞれのジムに特徴があるのは知ってたけど・・・・・うん、やっぱやりすぎだって。

 

「試合、開始!!」

 

審判の始まりの合図は、大音量の音楽と観客の叫びにかき消された。

 




主人公手持ち
リザード
ニャオニクス
コジョンド
ベトベター
ギルガルド

アキネ手持ち
ガバイト
色違い夢特性ケロマツ
電気玉持ちバグチュウ
ヒスイゾロア(保留)

これどっちが主人公だ?

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