新解釈・機動戦士ガンダム~一年戦争にガンダムSEEDのキラ・ヤマトがいて、アムロと知り合いだった。そしてアムロと一緒にガンダムに乗って戦います~ 作:柿崎
79年1月1日の朝。
母「アムロ、キラ、もう起きなさい、そろそろ学校の時間よ」
アムロ「ハイ母さん、もう8時だもう出ないとまた遅刻だよ」
キラ「ううーん、まだ眠いや。おはよう。急いで学校に行こう」
フラウ「ほら、アムロもキラくんも急いで。もう、私がいないと何時まで経っても寝てるんだから。どうせ機能もガンダムを着て遊び回ってたんでしょ」
アムロ「もう、フラウ・ボウには関係ないだろう」
アムロは机からカバンを取り出して家から飛び出す。
ブオンブオンというエンジン音がするので振り返ると車道から猛烈な勢いで赤いオープンカーが飛び込んできた。
キキキッーー。アムロの目の前で急ブレーキがかけられてタイヤが甲高い音を立てて地面を抉り取る。
飛び込んできたオープンカーから大量に排出された排気ガスで思わずアムロはゲホゲホと咳き込んでしまった。
キラ「やあ、アムロさんじゃないか。そんなに急いでどこに行くんだ」
オープンカーからドアをまたぐように颯爽とジャンプして降りてきたのは学校の研究室の後輩のキラ・ヤマトくんだった。キラくんはまだ15歳だが、プログラミングが得意で飛び級でアムロの学校の研究室に参加している天才だ。機械工作が得意な僕は彼とコンビを組んでよく色々と研究や開発をしているんだ。彼が今乗っているプカプカと地面から浮かんでいるオープンカーもその研究成果の一つ。資源が乏しく、空気が貴重なコロニーで使えるようにと、エコな車を開発しようとしてできた完全に電気で動くエレキカーなのだ。小型の核分裂炉を搭載しているので燃料は全くいらず、ガソリン車のように空気が汚れることもない。それに核エンジンから供給された強力な出力によって常にホバー移動で空中に浮いているので従来のタイヤの車と違い、路面の状態に影響されないし、そのままコロニーの外まで飛び出せるようになっている。実際、アムロはキラと週末には月まで飛んでいってアナハイムエレクトロニクスで色々と新しいパーツを買い漁っているのだ。
アムロ「今日は学校がある日なんだ。月曜日なんだよ。だから学校があるんだ。おっともう9時だ。急がないと遅刻しちゃうよ」
キラ「そうだな。急いで学校に行こう。でもその前に朝食を取らないと健康に悪いよ」
キラくんはポケットから愛用のエプロンを取り出し、手早く料理に取り掛かる。
エンボス加工のフライパンにさっと油を敷いて卵をチョチョイと入れて菜箸でチャカチャカとかき回し腕を高く上げてサラサラ~と塩を振りかけると見事な目玉焼きの完成だ。付け合わせにカリカリのベーコンを添えてあるのが粋な計らいだ。アムロの父が仕事に没頭して家に帰ってこなくなり、アムロの母はそんな父に嫌気が差して家を出ていってからずっと一人暮らしのアムロはキラくんの料理を食べてきた。彼がいなかったらアムロは冷凍食品かコンビニ弁当ばかりで体を悪くしていただろう。
彼が作った料理はフラウにも好評で二人して美味しい美味しいと言いながら食べていく。
キラくんはそんなアムロたちの様子を嬉しそうにほほえみながら見ている。
アナウンサー「それではテレビサイド6、お昼のニュースの時間です。本日サイド6にジオン軍が現れました。奇襲攻撃です。現地のリポーターに映像をつなぎます。皆さん落ち着いてください」
現地リポーター「ドカーーーーン。見てください。今の爆発を。ジオンがやってきました。戦争です。うわーーーダダダダダ!大変だ。ジオンが銃で撃ってきています」
テレビはアムロたちが住んでいるサイド6のニュースを流していた。ザクが大量に列をなして街を襲っています。ザクとはジオンが開発した新型戦闘兵器であるモビルスーツの名前です。
現地リポーター「現地の住人が猟銃などを持ち出してジオンが街に入らないように防衛していますが、ザクは凄く硬くて全然聞きません。現在、この街にいる軍は港に秘密裏に展開して、住民を脱出させる準備をしているそうです。うわーミサイルが(映像が途切れる)」
アナウンサー「現在、連邦軍は港で新型の戦艦を用意しているそうです。ただし、それがジオン軍に知られると港が攻撃されるので、住民の皆さんはジオン軍に気付かれないように落ち着いて早く港に逃げてーーーー!!!」
アナウンサーはそういうと、走ってテレビから飛び出していきました。
キラ「大変だ!早く逃げないと」
アムロ「そうだね。でも学校に行かないと遅刻しちゃうよ」
キラ「単位足りなくなったら大変だ。だったら先に学校に行ってから先生に許可をもらってこよう」
アムロ「それに学校に行けば、軍が秘密裏に開発しているガンダムがある。あれならジオンなんてイチコロだよ」
アムロたち3人はエレキカーに飛び乗り走り出す。
途中でジオンのザクがいっぱいいたのでエレキカーに内蔵されているマシンガンとミサイルを乱射してなんとか学校までたどりついた。
学校のグラウンドに行くと、ガンダムを運び出そうとしている連邦兵がいる。
「ぐおおーなんて重いんだ。お前らもっと強く押せ!」
「いっせーの!おっもーーーい」
ガンダムは100トンぐらいあるので重いのだ。アムロはガンダムを運び出すのに苦戦している連邦兵を後ろから殴り倒して気絶させる。
アムロ「よし、誰もいないみたいだし、僕たちが勝手に動かしても問題ないよね」
アムロはガンダムを手早く身にまとい、ガンダムヘッドを被ると中のモニターに色々と情報が表示されていくのを見て驚く。
アムロ「こ、こいつ、動くぞ。すごい。ザクの3倍のゲインがあるじゃないか」
アムロはゲインを手に取り、その量に驚く。
アムロ「これだけあれば、街を襲ってきたジオン軍を全員叩きのめせるな」
ガンダムは積まれた大量のゲインを手に持って目の前のザクに叩きつける。ザクは動くと思ってなかったガンダムがいきなり動き出してびっくりしている。
ザク「くそ!シャア大佐だって戦場で武勲を上げて出世したんだ、俺だって!」
ザクが手に持ったマシンガンを撃ってきた。
アムロ「うわーーーーー」
だが、ガンダムの装甲は厚く、びくともしない。
アムロ「驚かせやがって、何か他に武器はないのか」
アムロは周りを見渡すと瓦礫の下にビームサーベルを見つけた。
それを手に取り、ザクをザクッと切り捨てる。
アムロ「まずは1体。レーダー起動。ザクの数は何体だ」
レーダー「サイド6の街を襲ってきているザクは残り51783体です。レベルアップに必要な数は残り19体です」
アムロ「ステータスオープン!」
ガンダムのモニターに現在の強さを表示させる。まだレベル1で経験値は1しか溜まっていない。でもザクの数が多いのですぐにレベルは上がるだろう。
隣を見ると、アムロと同じくストライクフリーダムガンダムを着たキラくんがビームを乱射しながら空を駆け回っている。あっちは陸戦型のアムロのガンダムと違い、空戦型なのだ。
キラ「アムロさん!この学校を襲っていたザクは全部倒しました!ですが、フラウさんの両親が爆発で死にました」
フラウ「パパーママー!うえーん」
フラウは父親と母親の遺体にすがりついて泣いている。
アムロ「おのれジオン!許さないぞ!フラウは今泣いているんだ!泣いているんだぞー!」
アムロは最大加速でジオンに向かって突っ込んでビームを乱射する。それはアムロが最初に怒りを抱いた日だった。