Unbeständige Träume   作:gh0sttimes

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第十一話 不思議の郷のアリス

朝食を食べ終えたアリス▪マーガトロイドはコーヒーを淹れ、窓際の散らかった机で本を読み始めた。

今日は特に予定はない。

幻想郷の朝は日光が容赦なく寝ぼけ眼を突き刺し、全ての人を起こすのには十分であった。

そして、今日はいつもとは違い、来客があった。

アリスの家のベルがなったのは午前10時40分ごろのことであった。

「はい?」

「魔理沙だ。遊びに来たぜ!」

「あら。今日も来たのね。」

彼女らは基本的には仲は悪いが、しょっちゅう喧嘩するほどでもない。

どちらかと言えば仲が良い。

そんなよくわからない関係が二人の間にはある。

とは言っても、癖の強いキャラが多い幻想郷において、それはごく普通のことであり、むしろ普通の人間関係の方が珍しいくらいである。

「まあな!ところで今暇か?暇ならちょっと弾幕ごっこでもやろうぜ。」

「えぇー…….まあいいわよ。ちょうどいいし。」

そう言うと二人は外に出て弾幕ごっこを始めた。

「それじゃ行くわよ!!」

「おう!!かかってきてみろ!!」

アリスの操る人形たちが魔理沙に向かって一斉に攻撃を開始した。

魔理沙はそれをかわしつつ反撃する。

しかし、アリスにはあまり効いてないようだ。

「まだまだぁ!!!」

「ちっ!さすがにタフだな。だが負けんぞ!」

しばらく戦いが続いた後、決着がついた。

「くそぉ〜負けたぜ……」

「ふふん♪私だって日々強くなってるんだからね!」

「そうだな。お前は毎日成長してるものな。」

「あなたこそ毎日来て飽きないのかしら?」

「私は暇だからな!それにここは居心地がいいんだよ。」

「……そう。それは良かったわ。」

「おぅ!また来るぜ!」

「はいはい。いつでもどうぞ。」

そう言うと魔理沙は箒に乗って飛んで行った。

「まったく元気な子ねぇ。」

その後アリスは家に戻り昼食の準備に取り掛かった。

昼過ぎになり、今度は霊夢が来た。

彼女は神社の掃除をし、お茶を飲みながら休憩をしていた。

そこへアリスがやってきた。

「こんにちは。今日も来たのね。」

「えぇ。ここにいる方が気が楽だしね。」

「そういえば今日はあいつがいないわね。」

「あいつって?」

「ほらあの白黒魔法使いよ。」

「ああ、魔理沙のことね。それなら、さっきまで来てたわよ。」

「そうなの?なんか用事でもあったのかしら?」

「弾幕ごっこで少し遊んだだけよ。」

「相変わらずあんたらは変な関係ねえ。」

「まあそれが私たちらしいけどね。」

「それもそうかもね。」

霊夢とアリスが会話していると突然玄関の扉が開いた。

「大変です! また人里でテロ攻撃が起きました!」

射命丸文であった。

 




朝焼けの中で死ぬのは夜だけでない。人とその未来も死ぬ。そして道路に散った鮮血は始まりの合図だ。

-リカルド・マンネリー二
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