Unbeständige Träume   作:gh0sttimes

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暴虐の雲は光を覆い、敵の嵐は荒れ狂う。怯まずすすめ! われらの友よ! 敵の鉄鎖を打ち砕け!

-ワルシャワ労働歌


第十二話 死にゆく者

射命丸文は人里上空を飛び、カメラを構えていた。

「状況は非常に深刻だ・・・ 現場にいた民間人の殆どが瀕死の状態だ・・・ 人里は瓦礫の山だ・・・」

彼女は現場の悲惨さに驚愕し、そう言いながらも、数枚の写真を撮影した。

一枚は現場の上空から撮った写真、二枚目は現場周辺の自警団の隊員たち、三枚目は防護服を着た自警団の隊員たちである。

その日の午後5時頃に文々新聞の号外が出た。

 

<人里で毒ガス攻撃 死者多数>

 

人里でのテロの影響で幻想郷全体が不安に包まれる中、またしても人里でテロが起きたようだ。今回のテロは有機リン系の神経ガスであるサリンが使用されており、現場周辺は完全に封鎖されている。また、現在、人里全域に外出禁止令が発令されており、人里には自警団が全面的に展開している。今回のテロに対し、博麗霊夢は「反逆的で狂気の魔女狩りであり、直ちに止めなくてはならない。暴力的なクーデターやテロによる現体制の破壊は許されない。自警団各員は人里及びその周辺の秩序を回復するように動いてもらいたい。」と発表している。

 

博麗神社では、霊夢が来夢を膝に乗せ、新聞を読んでいた。

「お姉ちゃん・・・ これって・・・」

「ええ・・・ もう異変のレベルね・・・」

しばらくの沈黙の後、霊夢は来夢に問いかけた。

「しばらく、家を空けることになるかもしれない。そうなったら、アリスか魔理沙に預けることになるかもしれないけど大丈夫?」

「うん。」

「よかった・・・」

 

その2日後、妖怪の山で幻想郷浄化軍によるテロが発生。

これにより、霊夢は3日ほど博麗神社を空けることとなり、代わりに魔理沙が博麗神社の管理をすることとなった。

勿論、来夢の世話もである。

なお、博麗大結界については一時的に八雲紫が管理することとなった。

しかし、片付けのできない魔理沙がきちんと仕事ができるはずもなく、来夢がほとんどやっていた。

 

「うぎゃあ!」

今日も魔理沙の声が聞こえた。

そして、いつも通り、彼女自身の荷物の下敷きになっていた。

(アリスさんに預かってもらったほうが良かったかも・・・)

来夢はそんなことを思いながらも、魔理沙を荷物の山から引っ張り出した。

「もう! 気をつけてよ!」

「すまん・・・」

その後、なんとか片付けを終わらせた来夢たちは縁側で休んでいた。

しばらくして、文々新聞の夕刊が届き、魔理沙は来夢を膝に乗せ、読み始めた。

「幻想郷浄化軍のメンバーの一人が変死体で発見されたか・・・ 何が起きているんだ?」

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