Unbeständige Träume 作:gh0sttimes
私は人里西部にある、自警団が急ごしらえした駐屯地にいた。
前に発生した幻想郷浄化軍のテロから私はほとんど眠っていない。
私は眠い目をこすりながら、時折届く通信に応えていた。
しかし、現場から届くのは異常なしの報告のみであった。
もうテロは起きないのではないか?
私はそう思い、休憩することにした。
(あの子は大丈夫かしら・・・)
魔理沙は正直言って、あまり仕事ができない。
だからこそ、私は来夢を心配していた。
しかし、上司は幻想郷に大きな脅威が迫っていると言って配備をやめていなかった。
(しばらく、帰れそうにないわね・・・)
私はそんなことを思いながら、コーヒーを飲んだ。
しばらくして、休憩から戻った私は代わりの通信士に休憩から戻った旨を知らせ、交代した。相変わらず、各地から入ってくるのは異常なしの報告のみであった。
2時間ほど経っただろうか。
今日の仕事が終わり、私は配備から外れ、帰路についた。
とは言っても、人里の空き家にしばらく住んでいるのだが。
しかし、今日は時間があった。
そこで私は博麗神社の様子を見に行くことにした。
2分ほど経って、私は博麗神社の境内に降りた。
縁側に座っていた魔理沙が私に気がついたようで話しかけてきた。
「霊夢か。久しぶりだな。」
「ええ。仕事が終わったから来夢の様子を見に来たわ。来夢はいる?」
「ああ。勿論だ。来夢! ちょっと来い!」
魔理沙がそういうと、魔理沙から貰ったと思われるパジャマを着た来夢が奥から出てきた。
「あっ! お姉ちゃん!」
ドキッと来た。
神社を一人で管理していた私は来夢のことを同居人や居候としか見ていなかった。
しかし、この子に対する認識が居候から弟のような存在に変わった。
私は来夢を抱き抱え、頭を優しく撫でた。
しばらくして、来夢は眠っていた。
私は眠っている来夢を布団に下ろし、魔理沙と話し始めた。
「にしても、改めて見ると、寝顔が可愛いわね」
「そうだな。ところで、人里の様子はどんな感じなんだ?」
「相変わらず暇よ。でも、配備は続けてる。」
「そうか。私は来夢と協力して神社の維持をしてるぜ。ただ、来夢が昨日、夜中に魘されてたから心配▪▪▪」
「そうなの? そういえば、寺子屋前でアリスと会ったんだけど、この子の話をしたら、是非とも会いたいって言ってたわよ。」
魔理沙は少し困ったような顔をした。
魔法の森は瘴気の影響で非常に危険で、人里の子供が立ち入って行方不明になったこともある。
しかし、一つだけ方法がある。
魔法を使い、瘴気に対する耐性を一時的に持たせることだ。
「瘴気から守る魔法を使うのは?」
「その手があったな。」