あたし投稿者
お風呂上がりに布団に入って編集してると寝落ちして全然作業が進まないの
なんで?(自業自得)
あの後どうなったかって?
負けたよ。
あんな格好のいい事言っておいて負けたよ。文句あるか?
良く聞こえないかもしれないからもう一度言っとくよ、負けました。逆にあそこから勝てる算段があるのはアニメかゲームくらいだ。
だがただで負けた訳じゃない。
機体を破壊される前に、エンペラーの右腕を切り落としてやった。
最後の最後に噛みついてきたのが余程想定外だったのか、目に見えて驚いていた。
これでバンとお揃いだぞ!
良かったな!(ヤケクソ)
終わったことはもういいんだ、重要なことじゃない。
問題は三影の試合を一切見ていなかった事だ。
言い訳させてもらえるなら、あの試合のことを少しでも忘れたかった。
酷い試合では無かったはずだ。
バンと互角に戦える奴を相手にして、5分と粘ってやった。ただそれ以上に埋まらない実力差があると言う事に気付いた。
意識しなきゃいいものを勝手に、海道ジンと自身の力の差を意識してムシャクシャしていた。
だから今日のことより明日のことを考えた。
海道の情けかそれとも偶然か。機体は爆散せずコアパーツの殆どは失われずに済んだ。
ただコアスケルトンが完全にグチャグチャになったせいで、MK-Ⅱはもう使い物にならない。
この点に関してはどうせ家にあと数体あるからその点は特に気にしてもいない。
機体はまた作ればいいとして、普通のバッテリーじゃすぐガス欠になるから、MK-Ⅱのは専用バッテリー。それも2度と作りたくないくらい手間が掛かる。
だからコアパーツ周りの確認が必要だったんですね。
機体の残骸を回収して、次の機体は何にするか。そればかり考えていた。スマホを開けば頭に浮かんだ事を書き連ねて、それがある程度纏まったらまた別の案を書き連ねる。
必要な部品、具体的な金額と時間、必要な道具と親父の都合がいい日がいつか云々。
大体それを8回くらい続けて、満足した頃には目の前に膨れっ面の三影が佇んでいた。
約束を放棄して自分の事ばかり考えていた男の末路は、考えるまでも無かった。言いなり同然に自宅に連れられ自室まで押し入られる。
自分の家でもないはずなのに、母親も親父も何も言わないで二つ返事で家に上げてしまう。
ヤダ……うちの防犯意識低すぎ……?
俺には分かる。一言二言話しただけだが、両親はこれから起こる出来事には知らぬ存ぜぬを決め込むと、言葉にしないだけでそう言っている。
「じゃ、母さん達買い物行ってくるか!」
それどころか体の良い留守番が来たと言わんばかりに支度を済ませて家から出て行ってしまった。
孤立無縁の中、あとは流れるまま三影に自室へ連れ込まれチェックメイト。もう逃げられい(カルマ)
「……私、今とッッッッッッても怒ってる」
「…ハイ」
「謝罪は聞きたくない」
「……ハイ」
「誠意は行動で示す……そう言ってたよね?」
「え? いや「言ってたよね?」……ハイ…」
立場が逆なら同人誌案件だろう。そうじゃなくても好き物には売れる内容だけど。
いつも以上に圧が強いせいで何も言い返せない。
それ以前に正論で詰められすぎたせいでもう三影を言い合いに持ち込める様な体力は持ち合わせておりません。
「…で、その。誠意とは一体どの様……な…」
三影様にお伺いを立てれば、両腕を解放してこちらに伸ばしてくる。
「ん」
はよ抱け。
そう訴える視線とジェスチャーはなんとも愛らしい。愛らしいがいきなりそのレベルはちょっと男子としてはハードルが高いと言うかなんと言うか……
「何か問題?」
「いや、いやいやいや。落ち着いて?」
「私は、落ち着いている」
「そういう時って一番欲望に従ってるよね。三影」
「うん」
いや「うん」じゃないが。
もっとこう、ほら、他にもあるでしょ?
なんか物で済ますとかさ、なんかこう……もっと色々あると思うんだよ。
具体案がないって?
そりゃそうだ。女性耐性はあっても恋愛経験はないからな。褒めてくれてもいいぞ。
因みに女性耐性って言ったって普通に話すとか交流する程度。故にハグなんて以ての外。理性を保ちたいために
「いいじゃん。小学生の時と 変わらないでしょ」
「いや、なんと言うか。その……」
「? 満更でも無かったのに?」
「あれは……まぁ、ハイ……」
「スケベ。カズと変わらないじゃん」
ワァ……まるで何も言い返せない……
喧嘩売った挙句ウォンさんにボコボコにされるカミーユ並に打つ手が無いみたいだ。
そしてさりげなく引き合いに出されるカズ。
そう言えばバンは兎も角、カズに関しては沙希さん見る目がなんか変わったよね。なんでだろ(すっとぼけ)
バンは……あそこまで行くともうただの無知なのか、視界に入れていて敢えて見ないか見ない様にしているかのどっちかだ。
その精神力俺にも分けてくれ。くれ(豹変)
そんな馬鹿げた脳内会議を開いていると、三影が髪を解き始める。いつものツインテールから変身し、
正座している俺は置いてきぼりに、我が物顔でベットへ寝転んで占領する。
「添い寝」
「………」
「してたじゃん」
「……分かった」
今日学んだことがあるとすれば一つ。
三影相手に粘ったらそれ以上のことを要求される。
ハグ以上添い寝以上を要求されたら俺の理性はフライアウェイ、カミーユの精神の様に何処かへと導かれて連れて行かれてしまう羽目になる。
自分のベットには我が物顔で寝転ぶ三影、その側に座る。勿論距離は取るし、それに三影は面白くない顔をする。
「……ほい」
「え、ちょッ」
這い上がった三影に押し倒される。
両手も両足も指も足を絡められて拘束。やってる張本人は他人の胸に顔を押し付けている。
心臓のポンプが爆速で運転しててもう直ぐで臨界点突破で破裂してしまいそうです。
それを直に聞いてる三影は心底ほくそ笑んでいることだろう。アンタって人はぁ!!
「話 あるんでしょ」
「……このムードで?」
「悪いの?」
「悪い、気は……しない、けども……」
言い淀むと右手を握っていた三影の左手が首元に回る。
「……」
言わなきゃ締め殺すぞとの無言の圧力。
屈する以外に道があるなら、イエスでもお釈迦様でもいいから示して欲しい。
「分かった。包まなく話そう」
命以上に大事なものはないって、はっきり解りますよね。物と違って変えが効かないし。
三影の手が首から離れていく。
思考回路が本当に中学生なのか、たまに疑ってしまう。
「三影、余り間に受けないでくれよ」
言葉の意味を理解できなかった。
嘘とは信じたく無かった。いや、嘘であった方が良かったかもしれないと思っていた。
彼は間に受けるなと言っていたが聞き流せる様な物ではない言葉を次々吐き出しておいて、それは無理がある話だと思っていた。
彼は死ぬ前の記憶を持ちながら、何も分からないままここに産まれ落ちた。愛情を注いでくれる知らない両親がいて、仲のいい知らない友人がいて、そう言った環境へ放り込まれ今日まで生きてきた。
精神疾患の類なのか。
初めはそう思っていた。生まれ変わりなんて、ましてや他人の思念体が体に乗り移るなんて、聞いた事もなかった。
未来を知っているとも言った。
ただそれを話すことはなかった。それこそ、彼が言う「これから」にどんな影響があるか、予想が出来ないからだ。
大陸の何処かで蝶が羽ばたけば、太平洋の海原で台風が発生するように何が起こるか、何が引き起こされるのか検討が付かない。
人死にが増えるかもしれないし、上手くいけば減るかもしれない。言ってしまえば宝くじの様なもので、当たった時のメリットだけが提示されている、曖昧な上決して都合のいいものでは無いのだ。
なら、彼自身がいる事自体がもうバタフライエフェクトなのでは?そう思う人もいるだろう。
いや、こちらは結果が反映されてしまっているので該当には含まれていません。
えぇ、はい。そう言う事です(アナハイムクオリティ)
「見る側だった。バンとカズとアミ、三影や学校の皆が居て、そこに俺は居ないんだ。居ないはずなんだ」
彼は彼が居ない世界が本来の在り方だと語った。
それを聞いている彼女は、沸々と内に湧いて出てくる怒りを感じていた。
この世界に悟が居ることが、存在そのものがそんなに不都合で、いけない事で悪い事なのかと。
三影は激怒した。
その様な邪智暴虐な者どもを縊り殺して、その死体と血で海を埋め立て、山河を作って赤く染め上げてやろうと。
三影は来世がどうの前世がどうの、地獄か天国かどうのなどわからぬ。しかし自分の大切な人への想いには人一倍敏感であった。
故に思ってしまうのだ。
縛りつけていたいと。
「……
ふと出た言葉だった。
彼の本心で、心の底から思っている言葉だった。
親父がいて、母親がいて、妹と弟がいて、いつも心配してくれる祖父母がいて、気のいい友人達がいる
悟としてではない。
三影の知らない、 誰でもない と言う”彼”としての本音。
「……駄目」
体を彼の体に這わせて、押し付けて、起き上がれない様にベットに拘束する。
瞬間、悟は思い知ることになる。
気付かない様にしていた感覚の全てが、もう無視できないくらいグワングワンと頭に押し寄せてきたのだ。
男の悲しいサガである。
彼の愚息な息子は素直ではあるが空気は読める。彼とは別に必死に脳と肌から伝わる感覚に耐えているのだ。
「ちょッ⁈ちょっと待って……‼︎」
「……」
しかしやめない。
精神年齢=女性経験なしである。彼には刺激が強すぎるのだ。
さっきまでのしっぽり具合は何処へやら。今の彼は三影が押し付けるナニかや、感じたことのない女性の柔らかさかに頭がはち切れそうだった。
顔も耳も真っ赤に染め上がり、心臓はドンドン鼓動を高め体温は上がり続けている。
悲しいねバナージ。男ってこう言う生き物なんだ。
「……話、戻すけど。三影はさ、今までの話を……その、信じてくれる?」
「解らない」
「うん、まぁそうだよね……うん」
「……でも」
嘘は言っていない。
精神異常で発した言葉でもなく、現実逃避の為の単なる作り話でもない。彼が三影なら話しても良い。そう判断した故の発言だった。
信頼している人間に対して嘘を言う必要性を感じない。少なくとも悟はそう判断した。些細な出来事をきっかけに知り合って、何かあったらお互いに頼りあってきた三影ならと。
”嘘を言っていない
彼女はそう返した。
「三影」
「……何?」
「その……ありがと」
返事はなかった。
でもそれで良かった。
自分を肯定してくれるだけでも、彼にとっては十分だった。
数分の沈黙の後、それは再び襲いかかってきた。
思い出したかの様に理性の破壊神は引き続き彼の精神にスリップダメージを与え、着実にライフを削ってきた。
遂に耐えきれないと悟った彼は「そろそろ退いてもらって…」と言うが、ダメージを与える
彼はその時の心境を踏まえて、女性感を破壊されそうになったと後に語ったと言う。
普段は小説情報欄は見ないんですが、こんな拙い小説に1000人以上もお気に入り登録してくださっている事実に涙が止まりません(比喩)
こう言う時って何かした方がいいんですかね?
初めてのことでよくわがんね