アオハルダイアリー   作:しろいくろねこ

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アイドル同級生概念を3年間味わいたいので書きました。


1話 ゆるふわな部室

 青春。それは、思春期の少年少女は誰もが憧れるものである。何をもって青春とするのか、辞書では若くて元気な時代という期間で示されている。しかし、「青春したい」という使われ方も頻繁に行われ、何らかのの行為を示しているような気もする。果たして青春とはなんなのだろうか。スポーツで仲間達と汗水流して上位を目指すことなのだろうか、異性に恋愛をして想いを募らせて告白して付き合うもしくは振られることなのだろうか、自らの将来のために夜遅くまで勉強して大学合格を掴み取ることなのだろうか。きっとどれも青春なのであろう。この物語は、輝かしい青春を求めた清崎霍弥(せいさきかくや)という一人の少年の高校生活を描いたお話である。

 

 

★★★

 

 故郷より離れたこの福井の白岸高校で迎えた入学式、慣れない環境や人々により不安は大きく残る。しかし、この大きな変化は自分が高校生となったことを激しく実感させる。

 クラスでの自己紹介、初日から全員を覚えるのは当然不可能だが、一年間うまくやっていけることを信じたい。荒れたら古くからの友達がいないこの土地では大変困る。

 そして放課後、部活見学が始まる。

 

「運動できそうなそこのきみっ!バスケ部に来ないかい!俺達と一緒に全国を目指そう!」

「合唱部いかがですか〜!カラオケでカッコつけられるよ〜!」

「漫画部見学してみませんか〜!来てくれたら似顔絵描いてあげる!」

 

 部活は高校生活において最も重要な要素だ。この選択が青春及び将来の自分の形を大きく決める。だから慎重に決めなければならない。

 まず運動部。この選択肢はない。中学の時に元気いっぱいの子供心で選んだ部活が、トラウマになる程のスパルタだったからだ。高校でもそうだとは限らないが、厳しくない部活があると分かってても絶対に入りたくない。クラスメイトが部活見学に誘ってくれたが、どう考えても運動部にしか行きそうになかったために泣く泣く断ってしまった。友達作りのチャンスを失ってしまったが仕方ない。

 そうなると文化部から選ぶことになる。基本的にどの部に入っても初心者からのスタートになる。よって、判断材料は部内の雰囲気だけだ。

 

 

「今流行りの歌一緒に歌おう!」

 

 合唱部。女子が非常に多い。別にそれは構わないが、先輩達の様子を観察すると、女子の先輩は元気でハキハキとしているが、男子の先輩は裏の方で大人しくしている。この部で男子の立場は低いのだろうか。なんか嫌だ。せめて対等な関係がいい。

 

 

「じゃあ座って座って!この子が描くからいろいろお話しよう!どんな漫画が・・・」

 

 漫画部。正直に言うと居心地はいい。部室に漫画がたくさんあって読み放題だし、先輩達の人間関係も良さそう。話していても楽しいとは思う。しかし、何かがビビッと来ない。言葉にできないよく分からないところで肌に合わない。

 

 

 他にもいくつかの部室を周ったがなかなか心に響く部活が見つからない。漫画部で妥協してもそれなりに楽しい青春を送れるだろうか。そんな感じで諦め気味に校舎を彷徨っていると、一つの華やかな張り紙がドアに貼ってある教室を見つける。

 

「日常記録部?」

 

 部活紹介の発表やパンフレットでも聞いたことがない部活だ。正式に存在しない裏の部活なのだろうか。とりあえず見学だけはしてみようか。というわけでドアに手をかける。鍵はかかっておらず簡単に開いた。

 

「お邪魔しま〜す」

 

 教室の中はいくつか机と椅子、箱があるだけでポスターほどの華やかさは感じられない。そして一人の少女がこちらに気づいた様子もなくノート?を読んでいる。部室中から、外の世界とは隔絶されたようなゆるふわとした雰囲気を感じる。

 

「失礼しま〜す。張り紙を見て入ったんですが、ここって日常記録部?でいいんですか?」

 

 ようやく気づいたのか、驚いたような困ったような顔をして応える。

 

「ええっと...いらっしゃい?でいいのかな?初めまして?」

 

 なんというか、ふわっとした少女と出会った。

 

 




 初めまして、しろいくろねこといいます。他所では漢字表記の白い黒猫という名前で活動してますがなんか同名ユーザーがいるらしいので平仮名です。拙い文章ですが暖かい目で読んでくだされば嬉しいです。更新頻度は気分によるのでゆっくりと待ってください。序盤は進むのが遅いかもしれませんが中盤まで行けば多分筆は進むはず。エタらずこの子達の三年分は書き上げたいのでお付き合いいただけると幸いです。
 なんだか自分が書いた1話を読み返すと、読みづらいけど何がダメか分からないので文章力が成長したら描き直したいな。
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