アオハルダイアリー   作:しろいくろねこ

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前書きに本文を書き始める癖を治したい...大変お待たせしました、4話です。


4話 先輩達が書き繋いできた日記部

「よっし、しゅがは先生がこの日常記録部について説明するぞ☆日常記録部...略して日記部はその略の通り日記を書く部なんだ☆来る時に話したけど、三年に一度三人だけ部活に入って三年間一緒に日記を書く伝統があるんだ☆どう?スウィーティーじゃない?」

 

 高森さんと二人で佐藤先生に説明をお願いしたら、普通に説明を始めてもらえた。スウィーティーがよく分からないが多分いい意味だと思うので、二人で先生の話に頷く。

 

「うんうん!二人ともこの部の一番の良さを分かってくれて嬉しいぞ☆じゃあ続けるね♪日記を書くのにルールがあって...まず、三人が集まった日に日記を書く!これはこの部室に限らずどこかで三人が会ったら書くんだ☆学校の廊下やショッピングモール、あと長い歴史の中で一度だけ旅行先っていうのもあったぞ☆どこでも三人が出会ったら日記を書く!これが一番のルールね☆」

「「へぇ〜」」

 

 毎日日記を書くわけではないのね。でも旅行先で出会うってどんな確率なんだよ。三人が出会うと言ってもまだ高森さんと二人しかいないけども。

 

「二人目三人目の入部が遅くなることはよくあるから心配しなくてもいいぞ☆三人になるまでは入部してる部員が全員集まったら書けばいいから。では次!日記は誰か一人だけが持っておいて、三人集まったら持っている人が書く!書いたら次の人に渡す!これが二つ目のルールね☆交換日記ってヤツね。日記帳を持って来忘れたとか、誰かが体調悪い日に集まったとか都合が悪いときはこのルールは無視していいけど基本的に守ってね☆」

 

 確かに、先輩達も一冊の日記帳を共有して書いていたな。部員の書いた日記は他の部員に見られるわけね。変なことや適当なことは書けないな。高森さんはどんな日記を書くのだろうか。

 

「大切なルールはこのくらい、あとは細かいものがいくつかあるけど...書きながら覚えていけばいいぞ☆あとはこのノンスウィーティーな部室!日記詰めた箱と机椅子しかない!だから君達部員が好きなように家具を持ち込んじゃって♪大きいヤツははぁとに言ってくれたら車出すよ☆あとはぁともイロイロ持ち込みたいから少しはスペース頂戴♪」

「「はいっ!」」

 

 少し私情も聞こえたがこの部室を好きにできるのか。持ち込みたいものが今は特に浮かばないが、高森さんと話し合えばいろいろ見つかるだろう。

 

「うーん、もう話すことはないかな?そういえば、まるで君たちが入部する前提で話してたけど、部活ここに決めちゃってもいいの?はぁとは絶対ここがおすすめなんだけど、まだ他の部は見学できるからもっといい部が見つかるかもしれない。大切な三年間過ごす部活なんだからよく考えて決めたほうがいいよ。」

「俺は入部します!」

「清崎君⁉︎」

「多分、ここが一番だってなんとなく感じるからさ、変に考えるよりは勢いで決めたほうがスッキリするしね。」

「いいねいいね☆超スウィーティー‼︎はぁと、そういうの超大好きだぞ☆後先考えずにノーブレーキで突っ走る青春...んー!たまんないっ☆」

 

 もう少し考えてもよかったか?まぁ、後悔はするつもりはない。

 

「藍子ちゃんはどうする?彼みたいに己の勘を信じて一気に決めるもヨシ!悩み悩んでゆっくりと決めるもヨシ!いろいろ悩むのもまた青春だ☆」

「高森さん、俺の真似をしなくてもいいからね?まだ入学二日目なんだから時間はたくさんあるよ?」

「うーん、どうしようかな...でも私、こういうこと考えはじめちゃうとすっごく時間がかかってしまうんですよね。だから、さっきの清崎君を見習っちゃいます!」

「えっ⁉︎」

「私もこの部に入部します!」

「まったまたスウィーティー☆いいよ二人とも!はぁと、すっっっごく青春感じちゃう!超超超!スウィーティー!よおっし、これで二十二期日常記録部の始動だ☆」

「「二十二期日常記録部...!」」

 

 良かった!高森さんも入ってくれた!なんだか無理をさせちゃったような気もするけど、でも嬉しい、これで無事に部活が始められるんだ!

 

「じゃあ最初に書く日記...じゃなくて最初に書く入部届ね☆」

 

 先生が持っていたクリアファイルから二枚の紙が取り出され、俺たちに渡される。二人とも受け取って自身のものを書き始める。

 

「清崎君、これで私達は日常記録部の一員ですね。」

「そうだな。どんな三年間になるんだろうな。」

「ふふっ、楽しみですね。どんな素晴らしい日記が出来上がるんでしょう。」

「どうなんだろうな。どんな日記になってもいい思い出だったと振り返られるといいな。」

 

 書き上がった入部届を俺達は先生に渡す。先生は満面の笑みで受け取り言う。

 

「君達の書いた日記ではぁとのハートをドキドキさせてちょーだい♡こんな大分オトナになっちゃったはぁとでも青春は憧れだからさ☆」

「あっ、やっぱり先生も読むんですね。」

「そりゃそうでしょ☆顧問は部員の活動を把握するのも仕事だぞ☆変なことは書くんじゃないぞ〜。でも恥ずかしさはなるべく捨ててね☆面白い日常を記録するのにその日のプライベートなイベントを書くのをためらってたらつまんないし☆」

「「はぁ...」」

「よし、ちゃんと入部届は受け取ったぞ☆君達の好きなように活動して青春をたくさん日記に残すといい!」

「「はい!」」

「とはいえ、最初は何もやることないか。まさかこんなに早く部員が入ってくると思ってなかったからはぁと何も用意してないんだよね。明日の部活までには何か企画しておくから期待してて☆」

 

 確かに何をすればいいか分からないな。高森さんとはそこそこ仲良くなれた気がするとはいえまだ会って二日目。大したことをできるとは思えない。

 

「じゃあ先生はこのくらいで戻るね。まっさらな日記は箱のどれかに入ってるからどっちかが持って帰って書いてね♪あと部室出るときはポスター剥がして鍵を閉めてね。鍵は職員室のはぁとに持ってきてね。」

「「佐藤先生ありがとうございました!」」

「しゅがはだぞ☆あとは二人でごゆっくり〜♪」

「そういうのではありませんから!」

 

 いい先生だと思うところも多かったのに何かと余計なことを言いやがる。佐藤先生は愉快そうに職員室へと帰って行った。

 

「清崎君、部活始めちゃおっか?」

「オッケー、始めよう。」

 

 こうして、俺達二十二期日常記録部が始動した。

 




ユッコの誕生日SS書いてたらこちらを放置してしまいました。この小説にもユッコが出るはずなんですが、いつになったら出てくるんですかね。まだ登場もしていないのにEDの歌唱者に堀裕子って書かれてるやつになりますね。
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