「どうしてこうなった」
現在自分、土井翔太に緊急事態が発生している。詳細を説明しよう。
現在地、コールドスリープ前から僕の高校で教師をしていて。コールドスリープ後も俺の先生でいてくれた人の自室。
そして先生。部屋に入ってすぐ横のシャワールームからは現在先生がシャワー中。
俺。制服着て頭を抱えてる。もう一度言おう。
「どうしてこうなった?」
放課後に先生にカウンセリングに呼び出されて昔話に花を咲かせていたらいつ間にか先生の部屋にいた。まぁ原因らしい人物は見当がついてるけど。
「神谷花蓮か……」
全く面倒なことを……衣食住やインフラが保障されるとはいえこうやってメイティングを経て弱みを増やされたり人質をとられるのは良くないな。この状況を、さてどうやって乗り越えるか……
いやでもこれはチャンスか?神谷花蓮やその背後にいる奴らに近づくにはやっぱりアイツらの思惑に乗ったほうがいい。上手く行けば駒も増やせるかもしれない。子供は作らなければ良いんだしアークドライバーに体内を弄って貰えばイケるか?
「土井君……」
また1人で考えごとをしてる中、外からの声に視線を上げると薄いキャミソール……っていうかもうベビードールとかのレベルのランジェリーを着て顔を紅潮させた先生がいた。いや皆んな子作りに必死過ぎだろ!
「先生寒くないんですか?」
「えっ……?えーっと、大丈夫だよ?土井君が寒いなら暖房上げるけど」
「俺は大丈夫です。ただ女性のそういう姿を見たことなかったもので」
俺……?と羽生先生は首をかしげる。おっと、俺も少し緊張してるみたいだな。
「すいません先生。俺もちょっと緊張してるみたいで……こっちが素なんです」
「そ、そっか。その……わたしも……ちょっと……」
お互い様ですね。と苦笑すると羽生先生も小恥ずかしそうにはにかむ。うん。こうして見てみると羽生先生の身体ヤバいな。俺がコールドスリープに入ってるから5年が経ってる筈なんだけど全然変わらない。
そうぼんやりと羽生先生の身体を観察してると先生は恥ずかしそうに身をよじらせる。
「その土井君。わたし──」
「そうですね」
「あっ……んっ…」
そうだな。今は考えるのは無しにしよう。
そう言って俺は羽生先生の手を取って引き寄せると丁度俺がベッドに座り、羽生先生から俺に抱きついたような姿勢になりながら唇を重ねた。
「土井君……」
「翔太でいいですよ。俺も柚希って呼びますから」
ことここに至って敬称やらは不要だろうと言うと「うん」と嬉しそうに頷き、今度は柚希のほうから唇を押しつけて来てすぐに俺の唇の間を割り裂いて侵入した柚希の舌が俺の舌を優しくリードするように絡めてくる。
『…ちゅぷ……んんっ……ちゅるっ……ちゅっ』
優しく柚希を抱きしめたままベッドに倒れ込むけど柚希はキスに夢中だし。俺も初めての女体におっかなビックリで行為を進めていく。でもやられてばっかりっていうのは俺の性に合わない。
『んんっ!?……あむっ……はぁっ……翔太君……?』
いきなり舌を大きく絡めだし口内を暴れさせた俺の舌に柚希は驚いたように一度唇を離すが息を吸えたのだけ見て二の句を継がせずに再度唇を奪う。
『んぶっ!?……んんっ!?……じゅるっ…ェロ…』
部屋には俺と柚希の吐息とキスの音だけが響く。そうしてまた少しして離れると柚希は酸素不足もあって息を荒くしながらも俺のことを情欲の籠った目で見つめてくる。
「はぁ…………はぁ……はぁ……翔太君、キス激しいんだね」
俺は言葉にはせず笑みだけで返すと柚希の肩に両手を移動させると出来るだけ優しく柚希を起こしそれから俺と柚希の体勢を入れ替えゆっくりと優しく柚希を寝かせた。
「優しくするから」
コクン……小さくだけど確かに柚希は頷いた。