ゴジラの存在しない世界でゴジラオタクがゴジラ小説を書きます。 作:怪獣馬鹿
ではどうぞ!!
やぁ、人生迷子にまたなってしまった柊猪士郎だ!
今、僕はアメリカでミゲルと一緒に映画を作ってる。
ミゲルは元々、映画も好きで僕が48歳になるまでに映画を2本作った。
それらがスマッシュヒットしたので製作会社がミゲル監督で大作を作る運びとなって僕が脚本家として呼ばれた。
話はミゲルが小説で書いていた『パシフィック・リム』の映画化だ。ミゲル本人が書けばいいのだがミゲルは僕に書いて欲しいと言った。
・・・前々から思っていたがミゲルってこの世界のギレル〇・デ〇・ト〇では?
まぁそんな事は置いといて僕はミゲルのパシフィック・リムを元に原作をそのまま映画にしたがミゲル本人からずっとボツを言われてる。
なぜだ?
僕はファンとして間違いがないように徹底しているのに。
僕はなぜミゲルにボツボツと言われているのか分からなかった。
〇〇〇
私はイノシロウと一緒にパシフィック・リムの映画化に向けて動いていた。
パシフィック・リム自体、私のイノシロウリスペクト的な作品であり、リスペクト元であるイノシロウに書いてもらえて夢のようだがイノシロウの脚本はどれも私の創造を超える物ではない。
イノシロウはひょっとしたらゴジラ以外は才能が無いなんて言うつもりもない。例えばジャンゴシリーズは私は好きではないが世界中で大ヒットしたし、ウィングも2に関しては売れた方だ。
才能が無い者はそこにすら行けない。
イノシロウは私のパシフィック・リムをまんま映像としてやろうとしていたがそれはファンならばそのやり方で良いと思う。
けど造り手に一度でも入ったらファンとしては居られない。何故なら本と映画は違う。
映像になり、本では細かく書いてた物が一瞬の映像で終わることが多々ある。
勿論、それはわかってるだろう。
ファンとしての心が邪魔をしている。
イノシロウ・・・頼む。本と映像は違うのだと気づいてくれ。でないと私は君をクビにしないと行けなくなる。その結末だけは嫌なんだ。
〇〇〇
何をやっても何度やってもボツになっていく脚本。
僕はわけがわからなくなってきた。
何故だ!?
どうして!!
遂に僕はミゲルと喧嘩してしまった。
やっぱり僕はダメな奴だ。
どんなに良い作品でも僕がやれば何にも面白くなくなる。ゴジラだってそうだ。僕以外の誰かがこの世界に来てやればきっともっと良くなってた。
僕は本当にダメな人間だ。
そう感じながら僕は薫さんにスカイプを繋いだ。
薫さんとそして13歳で中学生になった英二だ。
英二は絶賛反抗期に突入してしまい、そんな風に人生の大事な時期の育てを薫さんに任せてしまい本当に頭が上がらない。
でも薫さんも反抗期に入ろうが入らまいが無理矢理一緒にスカイプさせてるのは凄いと思う。
「どうしたの?今日は沈んで」
「ちょっとミゲルと喧嘩してね・・・」
僕はあらかたの事情を薫さんに言った。僕は本当に1ファンとしてパシフィック・リムに専念して書いてたのにミゲルが尽くそれをボツにしまくってることをそしたら薫さんは大爆笑した。
「え?何で?」
「だってそれ、猪士郎さんと私の喧嘩まんまじゃない・・・私がゴジラで猪士郎さんの雰囲気に合わせようとしたら怒っちゃった貴方そっくり」
あ・・・・
そうか、僕は何をやってたんだ!!
僕がミゲルに対して今やってたことは僕が昔、薫さんにキレて喧嘩してやった事まんまじゃないか!!
「ねぇ、ミゲルは貴方に書いてほしいって言ったのは貴方のパシフィック・リムが見たいからじゃないの?」
「・・・そうかな・・・僕は面白い作品なんて書けないし・・・」
僕がそんな風にイジケてると薫さんが息を大きく吸い込んで大きな声を出した。
「・・・・・良い加減にしろ!!!私が10年以上前に言った事を忘れたの!?貴方はもう立派な書き手!!・・・大丈夫、貴方なら出来る!」
僕は自分でも気づかない内に泣いてた。
やっぱり僕は天才とかじゃないな。こんな風に誰かに怒られてじゃないと出来ない。
凄く勇気が出るなぁ。
やっぱりこの人が僕の隣に居てくれて良かった。
「薫さん・・・ありがとう・・・僕、もうちょっとだけ頑張ってみるよ・・・・・愛してるよ」
「ちょっと!?英二の前で何そんな事言ってるの!?恥ずかしいじゃない!」
「え?でも母さん、何時も家で惚気けてるじゃん。私はあの人の・・・」
「バカァァァ!!」
余計な事を言った英二は言葉を言い切るまでに頭を叩かれていた。その後は互いに最近、何をやってるかの確認をして終わった。
僕はパソコンの前に座って自分の脚本を読んだ。
原作本をまんま映像としてやろうと躍起になって書いていて下手な実写化の100倍は原作に忠実だと思う。
けど、薫さんの事を思い出してそれまでの流れを全部変えようと思う。
原作では環太平洋に出た次元の狭間から怪獣が出てきたのを何十ページも書いていたがそれをナレーションで済ませる。
また原作では技や装備を出す時に声は叫ぼうが叫ばないが関係なく出ていて声出しはあくまでもパートナーと意思疎通させる物の1つになっていたがこれを音声認識のみにする。
原作ではそれぞれ祖国のイェーガーに誇りを持ちつつも人類防衛の為に集まるパイロット達だが何処か全員正義の味方気質なのは凄く良いと思うがそれぞれの感情が少し薄いと思うので色々と弄る。
まず中国の三兄弟は今まで3人でやってきて息も合わせてきたので息を合わせられないかつ1番パートナーとしての経験が殆どないローリーとマコには呆れて関わらない。
ロシアの夫婦は流石に歳で新しい世代に繋げたいと思ってるがその若手である中国三兄弟やローリーとマコ、チャックの様子にハークと一緒に呆れてる。
ハークとチャックは仲が悪くはないがチャックの傲慢な態度にはハークも呆れてつつも母親を置き去りにした負い目からチャックに怒れない。
チャックは傲慢だが根は確かに仲間思い。しかし、なまじ優秀で実力主義な所(父親譲り)と本人の完璧主義が災いし、経験がないマコやブランクがあるローリーを見下してる。
など、僕オリジナルかつそこまで違和感がないと思う変更をガンガンやっていく。
こうなったら僕のパシフィック・リムにしてやる!!
そう思って僕は3日書けて新しいパシフィック・リムにした。
それを後日、ミゲルに見せたら彼は非常に嬉しそうな顔をして次に進む事が出来た。
それから2年をかけて僕は50歳でミゲルも51歳となって『パシフィック・リム』は完成した。
僕はミゲルと一緒で脚本だけじゃなく怪獣デザインも担当した。
その中で僕とミゲルは共通の決まりを決めた。
まず、できる限りシンプルなデザインにする。
青い血液からなる青い目を統一。
深海から出てくるので泳ぐ姿も一緒にデザインする。
体が欠損していたり、動物をただ大きくしたようなデザインにはしない。
体の機能がどうなってるかも一緒にキャラクターデザインとしてやる。
というので最終的にライジュウとスカナーは僕のデザインになった。
また衣装にも口だし、というかミゲルからどうと言われたので意見を出した。ミゲルは新素材の生地を使って服なのか体なのかわからないようなパイロットスーツにしようとしていた。正しく異次元を演出する為にね。僕はそれを止めてレザーするように頼んだ。理由としてはレザーであの操縦席に観客が知ってる物があるとリアリティを感じる事、そしてあのレザーの質感はハマるまで時間がかかるかも知れないがハマれば永遠に記憶の中に居続ける事を特撮好きの僕から熱く語った。
結果としてはミゲルのアイデアには金が掛かりすぎるので僕のアイデアになった。
どこに金が掛かったのかというと怪獣関係だ。僕はCGではなく着ぐるみの怪獣が好きだ。それは懐古主義ではなくあの着ぐるみ独特の質感を出来ほどCGが発達してないからだ。
ゲームの3DCGとは違い実写はあくまでもその場にある現実の風景が元なんだ。そこにCGを入れると浮いてしまう事がある。
だから派手に動かして分からなくさせたり、夜にし暗くして分かりにくくさせたりしてる。
これはミゲルも感じてたので2人でイケイケドンドンと怪獣の着ぐるみを作りまくり、徹底的に質感を再現させようと頑張ったが上手く行かず、ネオン街の夜と深海が結局舞台になってしまった。
ただイェーガーは上手く行った!
これは『マッドマックス 怒りのデスロード』でフュリオサの腕とかでもやられてた手法だがまず大枠のガワをつくり、中の人間に緑色のカバーを被せて後でCGを合成し直した。このお蔭で特撮特有の質感とCGの良さがマッチした素晴らしいロボットになった。
また怪獣にはアニマトロニクスも使用していて腕だけとかの攻撃の際はそのアニマトロニクスを用いて撮った。これにより後の合成スタッフや僕達がCGの質感に違和感があった場合すぐに修正出来た。
転生前に観た『ジュラシック・ワールド』でアニマトロニクスが用いられたワンシーンがあるがCGとアニマトロニクスの時の恐竜の質感が違っていたのでそれも回避出来た。
こうして僕ら2人でイケイケドンドンで作ったパシフィック・リムが完成した。
結果は大ヒット!!
それも全世界で20億ドル!!
日本円に直すと約2000億円の大ヒット!!
またこの世界には大きな怪獣や獣を描く文化じたいがメジャーでは無かったのでジュラシック・パークシリーズもなく、他の怪獣映画も存在してなかったので文字通り新鮮な映画になった。
ただ公開前にはゲテモノ映画と揶揄されていたが僕とミゲルはならゲテモノらしく闊歩しようと盛り上がってた。
最後に僕は約束した。
僕はこれからゴジラの完結編を書く。
そしてその後は日本が舞台のゴジラ映画の脚本を書くからその時は監督をしてくれと・・・
ミゲルは泣いてOKを出してくれた。
僕は日本に帰国する。
新しい夢の為に・・・
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