ゴジラの存在しない世界でゴジラオタクがゴジラ小説を書きます。   作:怪獣馬鹿

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ゴジラのコミカライズ版への道のりです。実際の流れがどうなのか知りませんが面白ければ良しの精神でやってますので悪しからず。


ゴジラ漫画化計画!

あの後、未成年と言うのもあってどうなるかと思ったが未成年というので色々とプライバシーを保護する事を条件に親もちゃんと入った上でゴジラの小説を出した。

 

ここで問題が起きた。

編集担当の田中さんはゴジラがもう一体居るのには賛成をしてくれたのだが続編も欲しがっていた。当然それは僕もだ。んでゴジラだけで僕は出来ないかと尋ねたが厳しいかもしれないと言われた。

やっぱり明確な人間側の主人公が要るとも言われた。

そこで自衛隊の隊員を登場人物の一人に加えた。

これなら次から自衛隊のこの人を作品に加えれば続編感が出るのではと思ってやったがもう一人欲しいと言われて山根博士と隊員以外にもう一人と言われても出てこない。

田中さんも一緒になって考えてくれて頑張った結果、小説に出ていた記者も続編で出すことにした。

 

こうして隊員部分を加筆した小説が世に出た。

結果は大ヒットを飛ばした。

重版がすぐに出るほどの大ヒット!!

1番嬉しかったのは高校では身分を明かしてないので何も言えないけど、クラスメイトがゴジラを読んでるのを見た時だ。

 

学校の成績もトップ10からトップ20くらいに落ちてしまったがこれくらいならまだ大丈夫だ。

と言っても流石に心配になるので僕は田中さんに続編は1年待って貰う事にした。

勉学に支障を来さずにやるには半年で書くのでは無く1年掛けてやるのが良いと思ったからだ。

田中さんはそれを承知してくれた。

とは言ってもゴジラはまだ社会現象とは言えない。

何としても社会現象にするには人気を上げないと・・・

 

だから僕は一年掛けて勉学を励みながら頑張ってゴジラの逆襲を書いた。

まぁだいぶ原作の映画から変更してしまった。山根博士は原作にも居たから良いけど隊員と記者の部分にかなり労力を使ってしまった。

 

けど1年も待ってくれた田中さんのお蔭で上手く行った。高校も卒業出来たし、受験も上手く行った。

まぁ志望校は落ちまくって田中さんの母校を勧められたのでそこに入ったけど。

でも頑張ってやってやる!!

 

2巻でアンギラスが登場。

原作では死んでるが僕の小説では命からがら逃げたって変更した。なぜなら田中さんが僕が書いたアンギラスの挿絵にメロメロになって殺すなと言われた。

まぁ僕もそんなに同族の怪獣をどうやって出そうか悩んでたのでこの変更自体は支持してる。

因みに田中さんは男だと言うのもここで言っとく。

怪獣の魅力は老若男女関係ないのだ!!

2巻は1巻から1年も経ってしまったので少し1巻よりも売上が落ちたがそれでも大ヒットの部類だった。

 

 

田中さんから3巻をどうするか言われて映画通りだとここでキングコングになるが僕はここでモスラ対ゴジラをやることにした。

何故ならキングコング対ゴジラは無茶苦茶大ヒットした。それこそ初代よりもね。

だから今やると後の作品が尻すぼみしてくるんじゃと思って変えた。

結果としてこの試みは少し失敗した。

何よりもアクションが前回のアンギラスと似たような感じになってしまった事と蛾の怪獣というのが受けにくかった。また3巻目になり山根博士と隊員と記者は毎回出て来るが今回は半年でやった為に3人の視点が多くなりすぎてしまったのもマイナス点だった。

 

 

田中さんと相談して4巻目はもっと奇抜な怪獣になった。モスラは成虫が死んで幼虫が生き残ったエンドになったが完全に怪獣を倒す路線にしようと言われた。

個人的に怪獣プロレス路線はやりたかったので賛成だった。

だから僕はここでゴジラ対ヘドラをやった。 

ヘドラの挿絵を田中さんに見せた時の田中さんのリアクションはもう凄かった。本気でビビってたから。

また登場人物を記者以外繋がりを消したのは認められたしゴジラが飛ぶのも賛成してくれたがゴジラの立ち位置でまぁ揉めた。ヒーローになってるって言われた。

確かにゴジラ対ヘドラのゴジラはヒーローチックすぎて揉めた問題がある。

どうするかと悩んで残酷シーンを多くし、またゴジラとヘドラを仮面ライダーとショッカーのような同族的立ち位置に変更した。

簡単に云うと隕石の影響でゴジラが血を流し、その血がヘドロと融合して生まれたのがヘドラだ。

これでゴジラがヘドラを執拗に狙うのは唯一の同族をこれ以上地縛霊にさせないためというドラマも入れられた。恐ろしいくらい田中さんからダメ出しをされたけどなんとか出せた。

結果は3巻の失敗を取り戻せた!

だが賛否両論だった。

ゴジラが飛ぶのも批判されたが隕石を出して血を流すゴジラの部分が無茶苦茶批判された。

ただ、ある種の原点回帰のような感じは好印象だった。

 

 

5巻目になると新しい怪獣を出すのに全く抵抗は無くなったので三大怪獣 地球最大の決戦をやった。ただしラドンではなく代わりにアンギラスになった。元々ラドンは東宝の別の怪獣枠でモスラもそうだが三大怪獣 地球最大の決戦はそんな別枠の怪獣3体であるゴジラ、モスラ、ラドンが揃うってのが魅力だったがラドンのスピンオフなど出してないのでここで新怪獣でラドンを出すとキングギドラのインパクトが薄れると云われてラドンの代わりアンギラスになった。お蔭で映画だと幼虫のままだったモスラを成虫にして空中戦をする事になった。

結果は大ヒット!!

三つ首竜であるキングギドラのインパクトが凄くてとんでもないくらいに売れた。ここら辺で何と社会現象と言うべきなのかあまりの売れ方がテレビで流れた。

 

6巻目

田中さんからコミカライズの件に関して具体的な話が出てきた。僕は大学2年で勉学が凄く微妙に危ういと感じながらも何とか頑張ってるが6巻目はどうするか凄く悩んだ。ここでゴジラ対キングコングをしようかと思ったが堪えた。

そうこうして悩んでると田中さんから海中戦はやらないのかと言われた。 

海中戦か・・・考えが無かったわけじゃないけど原作にない事・・・ゴジラSPで描かれてはいるがそれをメインにするにしても肝心の怪獣が思い浮かばない。

マンダは確かに良いけどアトランティスを出そうにも今までとノリが違いすぎるからなぁ。

どうするかと悩んでいたらモスラ2のダガーラがいた。

そうだ!ダガーラを出そう!

こうして古代文明の生物兵器であるダガーラが登場する僕の完全オリジナルのゴジラ対ダガーラが出た。またモスラの小美人達も続投させてダガーラの背景を説明させた。

結果だがまぁヒットしたのは良いがスマッシュヒットと云うか前に比べると盛り上がりに欠けてしまった。

ただダガーラのヒトデの挿絵は上手いこと気持ち悪く掛けたしヒトデ塗れになるゴジラは田中さんはビビってた!相変わらず良いリアクションするなぁ。

・・・さてコミカライズは本当にどうしよう?

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

大学も本日は講義が無いので僕は家でゴジラの7巻目を書いてる。次はどうするべきか・・・田中さんと相談して次は何を書くべきなのか・・・それ以前に何を書くと僕は楽しめるのか5巻目の三大怪獣 地球最大の決戦は無茶苦茶楽しめた!

田中さんと二人で子供のように楽しんだ。

あれは良い事だと信じたい。

 

「う~ん、メガロの伏線は張れたし、宇宙人は三大怪獣 地球最大の決戦でちゃんと金星人の姫を出せたからな。悩むなぁ、そろそろおどろおどろしい感じの雰囲気じゃなくてホップな感じも出して行きたいからてかラドンはいつ出せばいいんだよ!完璧に出すタイミングをミスった!!俺のバカ!!」

 

1人こんなふうに荒ぶっていると住んでるアパートのチャイムがなった。

僕は一時的に作業を中断して玄関の扉を開けるとそこには女性がいた。

 

「・・・セールスなら間に合ってます」

 

「違います!!」

 

「・・・・・すみません用件をお願いします」

 

「柊さん・・・私にゴジラの漫画を描かせて下さい!!」

 

頭を下げて頼み込む女性。

 

「はぁ!?」

 

僕は久しぶりに大声を上げてビックリした。

 

 

 

 

 

 

〇〇〇 

あれから彼女を部屋に上げて茶を今出した。

 

「ありがとうございます」

 

「すみません。君は誰ですか?」

 

「私は同じ大学の円谷薫です」

 

「円谷薫?」

 

僕はその名前に聞き覚えがあった。

田中さんからのコミカライズの参考に数人の新人漫画家とベテラン数人のリストを貰って新人漫画家に関しては賞を受賞したやつを見せて貰ったからだ。あぁそれは編集部で田中さんの前で見たんだけど。

円谷薫って名前も確かにあった。

 

「これは私が新人賞を取った作品です。参考までにお願いします」

 

僕は改めて円谷さんの漫画を見た。

『古代蟻の驚異』と云うタイトルで僕はこれを初めて見たときに驚いたのがある。古代蟻と云う名前になってて造形も蟻なんだけどモンスターバースのムートのように感じた。後はゴジラに対する意識だな。

 

「月並みな言葉ですが良い作品だと思います」

 

「ありがとうございます!!」

 

「・・・聞きたいんですがゴジラをどう描きます?」

 

抽象的な質問過ぎた。彼女が困惑してるのが目に見える。やっぱり恐怖の魔王かそれとも悲しみの生命かはっきり聞くべきだった。

 

「世間はゴジラが恐怖の魔王みたいで世の中を蹂躙しているのが好きかも知れませんが私がゴジラを最初に読んだ時、泣いたんです。どうしてゴジラは人間の都合で命を弄ばれているのに世間は恐怖の魔王と云う側面しか見ないのが悲しくてだから私は・・・先生は嫌いかも知れませんがゴジラを生命として描きます」

 

僕はその言葉に涙が出ていた。

シン・ゴジラ以降のゴジラ作品は大きく分けて2つあるハリウッドの生命の頂点としてのゴジラ。シン・ゴジラやアニメ映画版、SPのような概念としてのゴジラで全て等しく素晴らしいと云うも僕は生命としてのゴジラが好きなんだ。

だから僕はシン・ゴジラ以前の怪獣プロレスも含めたゴジラシリーズを中心に書いていた。

 

ヤバい。涙が止まらないや。

 

「先生大丈夫ですか!?」

 

「ごめんなさい・・・嬉しくて・・・」

 

「先生・・・」

 

泣き止め!

泣き止んで彼女に言うんだ。

何、田中さんも推薦している1人に彼女は居るんだ!ならここで彼女に頼んでも問題はない!!

 

「円谷さん、お願いします!ゴジラを描いてください!!」

 

僕は頭を下げた。

 

「先生・・・よろしくお願いします!!」

 

円谷さんも下げてくれた。

さてゴジラのコミカライズ計画本格始動だ!!

 




今作におけるゴジラ作品の時系列

ゴジラ

ゴジラの逆襲

モスラ対ゴジラ

ゴジラ対ヘドラ
 
三大怪獣 地球最大の決戦

ゴジラ対ダガーラ
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