ウマ娘とかいう種族に転生した話   作:史成 雷太

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アニメのカノープス、大好きなんですよね。


The way she didn't choose

今年のオークスは後の世にも語り継がれるほどの伝説になった。

桜花賞でカールちゃんは3着だったが、その手応えは感じていたらしい。

自信をもって挑んだオークスだったが、なんとダービーよりも7人も多い28人という考えられないほどの人数だったのだ。

外枠を引いた時点で負けという中、カールちゃんは5番という枠順を引いて2番人気で挑むことになった。

 

そして、最終直線、5人のウマ娘が横一線に並び、ゴールイン。

『写真』の文字が4つも並んだのは後にも先にもこのレースだけだろう。

そして、長い長い判定の後、ハナ差でカールちゃんが1着をもぎ取った。

流石の僕も号泣した。

反対にカールちゃんは女王らしく、最初から最後まで凛としていた。……僕の顔を見ると苦笑いだったが。

 

カールちゃんは応援に行った僕たちに言った。

 

「私は勝った。次はお前たちだ。ライバル同士だから勝ったり負けたりするだろう。だから、悔いのないよう走れ」

 

オークスを経て、カールちゃんは精神的にも成長したようだった。

僕とシービーとモンスニーちゃんは直後にダービーだったこともあり、その言葉は強く響いたのだった。

 

そして、ダービー後、僕たちは目標に向かって気を引き締めた。

僕とシービーは菊花賞。

モンスニーちゃんは菊花賞も出るが、やはり大きな目標は天皇賞。

勝っても負けても真剣勝負。

トレーニングにも身が入ったのだった。

 

「……でも、次のレースってそのまま菊花賞に行くの?」

「いや、一つか、二つは挟んでおきたい。菊花賞までは期間が空くからな。レース勘というのを衰えさせたくない。オープン戦を一回夏前にしておきたい」

「じゃあ、どれ行く?」

「お前が選んでもいいぞ」

 

休憩中、トレーナーと話し、次のレースの話になった。

オープン戦からG3レースの情報をプリントした紙を見せてくれる。

僕はそれを見ながらどれにしようか悩む。なるべくなら賞金が高い方がいいからだ。

そこで、トレーナーが一枚の紙を取り上げて他の場所に置いたのに気づいた。

 

「あれ? それは違うの?」

「違くはない。だが、これは出せない」

「なんで? 距離とか?」

 

そう言って、その紙を見ると『中京特別レース』と書いてあった。

特別レースとは少し賞金の高いレースだ。その分強敵が集まるが、分類はオープン戦。

行くならそれが良かった。

 

「……俺は、お前のブランドというものを甘く見ていないし、今まで作り上げた努力の結果だと思っている」

「? うん」

「そういう点ではお前を評価している。生活をかけてでもそれを実行するというのは誰でもできるわけじゃない」

「……ありがとう」

「その上で、俺はこの特別レースを出せないと判断したんだ。それはお前を信用していないというわけではない」

「ちょっと、はっきり言ってよ」

 

そう言うと、トレーナーは少しだけ思考を逡巡させ、観念したようにため息を吐いた。

 

「このレースに出たらお前は負ける」

「え?」

 

正直言って、僕はその言葉を信じられなかった。

僕は世代最強の一角だと言っても過言ではない。そこらのウマ娘に負けるつもりはない。それがシニア級でもだ。

僕が負けるとすれば、シービーやモンスニーちゃんやルドルフが相手にだろう。

だが、トレーナーは断言した。

僕が負けると。

ちょっと不服だが、それで怒るほど気性難ではない。

理由を聞くことにした。

 

「なんで僕が負けるの?」

「相手が悪すぎるんだ」

「なんで? シービーとかは出ないよ?」

「ああ、出るのはニホンピロウイナーだ」

 

ニホンピロウイナー。

聞いたことがあるし、見たこともある。

プロミス先輩と同じカノープスに所属する僕の同期だ。

彼女が出たレースはチェックしていたわけではないが、一つだけ見たことがある。

皐月賞だ。

言わずもがな、1着にシービー、2着にモンスニーちゃんだったクラシック最初のレースだ。

その時の結果も覚えている。

ニホンピロウイナーちゃんは確か20着だったはずだ。

 

顔に出ていたのだろう、トレーナーは再びため息を吐いた。

 

「お前は強いウマ娘だ。だが、覆せないものもある」

「なにさ」

「距離適性だ」

「でも、それは鍛えれば伸ばせるって……」

「伸ばせはする。だが、縮めることも難しい。……伸ばすよりもな」

 

そう言われて僕も納得する。

確かにそうだった。

負けるって言われてそういうことに頭が回っていないというのは……前言を撤回することになるが、僕も気性難かもしれない。

中京特別レースは1400mだ。

 

「ニホンピロウイナーはスプリンターだ。しかも純粋な。走れるのはマイルまで。だが、そこまでは無類の強さを発揮する。もし、今から短距離スプリンターにするのなら秋には戦えるようにはしてやれる。だが、勝てるとはお世辞にも言えない」

「そこまで?」

「そうだ。そして、お前はスプリンターじゃない。そして、純粋なステイヤーでもない。今はミドル……中距離選手だ。スタミナだけはステイヤー以上だが、総合的に見るとそうだ」

「今は?」

「才能は短距離だったが、俺たちは目標のために長距離を走れるようにトレーニングをしている。中長距離トレーニングだ。だが、そのためにお前の短距離走者としての才能は失われた」

「そっかぁ」

「ニホンピロウイナーに勝てそうなのは……そうだな、現状だとマルゼンスキーとシンザンが勝負になると思う」

「え、シービーとかカールちゃんとかは?」

「勝てないだろうな。あの才能の塊みたいなシンボリルドルフが成長したとしても勝てないと俺は思っている」

 

思ったよりもとんでもないウマ娘だった。

 

「……短距離やマイルは今はあまり開拓されていない部分だ。時代が違えばお前よりも評価されるウマ娘になっていたかもな」

「スプリンターか……確かに僕は短い距離をよく走っていたけど、それは低い年齢だったから必然的に短い距離を走っただけなんだよね……」

「ああ、ニホンピロウイナーのスプリントは遊びじゃない」

 

そっか……。

そんなにか……。

気になる。

気になるな……。

 

 

 

「だから来ちゃいました、カノープス!」

「歓迎するよ」

「先輩! なんて良いウマ娘なんだ! ……南坂トレーナーは怒らない?」

「怒らないと思うよ。見られても困るものはないしね」

「やった! 実はリギルに勝手に入ってトレーニングを一緒にしてたらバチボコに怒られたんですよね……」

「なにやってるの……」

 

カノープスはチームなので、ちゃんと部屋が用意されている。

だが、今いるのはプロミス先輩だけだ。

カツトップエース先輩は遠征中らしい。

 

「で、ニホンピロウイナーちゃんは今日トレーニングの日ですか?」

「うん。さっきトレーナーと一緒に備品の用意をしてるからすぐ来ると思うよ」

 

よし、じゃあ、ロールプレイの準備をするか。

手鏡でちょっと悪い顔をする。

うん、中々だ。

 

そうしていると、ガラっと部室のドアが開く。

南坂トレーナーとその後ろにボトルを抱えた黒鹿毛のウマ娘がいた。

長い髪を編み込んでおり、勝気な目をしている。

身長は高くないが、がっしりとした体格をしている。

 

「お待たせしました。プロミス、トレーニングを……って、あなたは」

「待ってたぜ! 今日は暇でな、ひまつぶしに調子こいてるっていうやつを見に来てやったぜ? そいつだな、ニホンピロウイナーってのは」

 

挑発するように言うが、ニホンピロウイナーちゃんはしらっとした目で僕を見るだけで、そのまま準備を始めてしまう。

 

「おい、無視するとはいい度胸じゃねえか」

「あのね、ぼくはそんなおままごとに構ってる暇はないの」

「おままごとだと?」

「きみの本性、聞いてるから。うっとうしいから普通に話してくれない?」

 

プロミス先輩を見ると、苦笑いをしている。

 

「ほかの人には言わないようには言ってあるよ?」

「せんぱい~~!」

「ごめんって」

 

すっごい恥ずかしいじゃん!

ほら見て!

南坂トレーナーもなんかすごい優しい目で見てるじゃん!

気を遣ってお茶とか出してくれてるじゃん!

 

「それで、どうしたんですか? カノープスに入りたいというなら歓迎しますよ。特にあなたみたいな子は」

「ナチュラルに勧誘しないでください……うちのトレーナーが『お前はニホンピロウイナーに勝てない』って言うから気になって見に来たんです」

 

そういうと、南坂トレーナーは嬉しそうにする。

 

「ダービーウマ娘のトレーナーにそう言われると嬉しいものがありますね」

「純粋なスプリンター、一緒に走らせてくれませんか?」

「……いいのですか? 負ける、と言われた相手ですよ?」

「ええ? 別に公式レースじゃないですから、全然いいですよ?」

「そうですか。いいですよ……と言いたいのですが、あなたのトレーナーさんにはこのことを言いましたか?」

「少しだけですし、言ってないです」

「そうなると……ちょっとダメですね。あなたに対する責任は負えませんから……」

「ちょっとだけ! ちょっとだけなので!」

「どうしてそこまで走りたいんですか……」

「だって、トレーナーが勝てないって言うんだもん! 僕のトレーナーなのに! 勝てなかったとしても信じてほしかったんだもん! そこまで言うから気になったんだもん!」

 

よしよしとプロミス先輩になだめられる。

聖母か?

生き別れのお母さん?

 

「でも、ラックくん。ピロウイナーは本当に強いよ? わたしでも短い距離は勝てないんだから」

「……だから戦いたいんです。トレーナーの言い方だと、たぶん僕が戦う中では一番強いスプリンターになると思うんです。きっとこれからスプリンターは一つの時代になる。もし、負けるって言われても勝負しておきたいんです。まあ、ちょっとやそっとじゃ負けるつもりはありませんけど。……それに、ちょっと思うところもあるので」

「思うところ?」

「ああ、いや、これはどうでもいいことでした。……まあ、未来への投資みたいなものです」

「ふうん? トレーナー、いいんじゃない?」

「プロミスまで……」

「お願いします!」

「……はあ、別に止めませんよ。でも、ちゃんと連絡は入れておいてください」

「やった! ありがとうございます!」

「ちょ、ちょっと! トレーナー! ぼくの意見は聞かないの!?」

「え? 褒められて嬉しいんでしょ? 顔赤いよ、ピロウイナー」

「プロミス先輩! 余計なこと言わないでください!」

 

ニホンピロウイナーちゃんは誤魔化すように準備をする。

許可も取れたので、僕はトレーナーにメッセージを送って自分も準備をする。とはいっても、ほとんど準備してきたので、特にないが。

プロミス先輩も準備をしていたので、先に終わらせて手伝う。

蹄鉄やボトルの確認だ。

 

「ん、ありがと」

「いえいえ、これくらいはやらせてください」

「ちょっと! ぼくの仕事取らないで!」

「ええ、いいじゃん。はい、先輩どうぞ」

「先輩! こっち使ってください!」

「はは、プロミスはモテモテですね」

「からかわないでよ、トレーナー」

「でも、ブラックトレイターさんは本当にプロミスに良くしてくれますよね。どうしてですか?」

「え? うーん。どうしてと言われても……」

 

僕はそう言われてちょっと考える。

合宿の時に優しくしてくれたから? それとも、先輩の夢を応援したくなったから? 共感したから?

まあ、それらもあるのだろう。

 

「ああー」

「どうして? わたしも気になるなぁ」

「別に特別なことはないですよ」

「教えてよ」

「僕、孤児院出身なんですけど、お姉ちゃんみたいな存在はいなかったんですよ。だからかもしれませんね。迷惑ですか?」

 

エーちゃん以外は。

そう言うとプロミス先輩は首を振る。

 

「そんなことないよ。わたしも嬉しいし、妹ができたらこんな感じかなって思ってたし。弟っぽさもあるけど」

「ほんとですか? 嬉しいです」

 

プロミス先輩はやっぱり優しい。

僕は前世の記憶があるから物心ついたのはすぐだったけど、ここが元の世界じゃなかった分、寂しがり屋になってしまったことを自覚していた。

ずっと隠していたけど、院長先生やエーちゃんにはバレていたかもしれないな。

 

そんなことを思っていると、ニホンピロウイナーちゃんがこちらをにらんでいた。

 

「え、なに? 怒らせちゃった?」

「別に! なんでもないけど! プロミス先輩はカノープスだから!」

「うん、わかってるけど……あ」

 

ああ、そういうことか。

孤児院でよくこんな反応をされたり、その対象になったことがある。

嫉妬しているのだ。

ニホンピロウイナーちゃんはプロミス先輩が大好きなんだな。

 

「……なに、その顔は」

「いや? 大丈夫、大丈夫。プロミス先輩はきっと僕よりもニホンピロウイナーちゃんのが好きだよ」

「……別に、そんなこと、あたりまえだから」

 

そこまで言うと、プロミス先輩も南坂トレーナーも思い至ったのか、ほほえましいと言った顔をする。

 

「なんですか、トレーナーも! やるんでしょう!? さっさとやりますよ!」

「はい、もちろんです」

 

 

 

仲良しカノープスと一緒にアップをして体を温めた。

やはりというか、ニホンピロウイナーちゃんの足は太く、短距離向けの体格になっていた。

見事なものだ。

前世の陸上選手のようだった。

 

「さあ、じゃあやりましょうか。何mにしますか?」

「ニホンピロウイナーちゃんは何mが強いんですか?」

「1400mですね。1600mでも同世代では抜きんでてますよ」

「じゃあ、1400mでお願いします」

 

そう言うと、ニホンピロウイナーちゃんはこちらをにらむ。

 

「後悔するよ」

「さすがに勝てるとは思ってないよ。だけど、ただで負けないから」

「……ま、いいでしょう。プロミス先輩の前で負けたからって泣かないでよね」

「ふぅん? 勝てるとは思ってないって言ったけど、その自信……フロックでは勝てないみたいだね」

「そうだ。だから……」

「じゃあ、君が負けたら僕の実力のが上だってことだ。君こそ、泣かないでよね」

 

挑発してきたので、返したらニホンピロウイナーちゃんはあまりの怒りに口をひくひくさせた。

……まあ、参加させてもらっている側なのに言い返したのは悪かったと思っている。つい、癖で……。

とんでもない怒気を感じるので、そそくさとスタート位置に行く。

うん、あの負けん気の強さは確かに短距離向きだ。

流石にゲートはないので、白線を引いてそこに立つ。

ニホンピロウイナーちゃんもやってくる。

 

「行きますよ!」

 

南坂トレーナーにうなずく。

 

「スタート!!」

 

スタートは僕の方が速い。

短距離は短い分、スタートは大切だ。

だが、すぐに並ばれる。

 

「口ほどにもないね!」

「勝ってから言ってね!」

 

言い返すが、やはり速い。

走り方が違うのだ。

歩幅は短く、ピッチ走法に近い。

だが、何かが違う。

なんだ?

ウマ娘の走り方はヒトとは違う。

それは単純に速度が違うので、その分の体のバランスも違うからだ。

理論値が違うのだから、フォームも違う。

だけど、『速く走る』というのは2足歩行でも4足歩行でも、ヒトでもウマ娘でも条件が同じだったりする。

ピッチ走法、ストライド走法という名称がヒトでも馬でもあるのがその証拠だろう。

 

ニホンピロウイナーちゃんは日本初と言っても過言ではない短距離専門のウマ娘だ。

なら、ニホンピロウイナーちゃんの走り方は絶対に参考になる。

絶対にその秘密を暴いてやる。

 

一本目は完全に負けた。

短い距離だというのに、2バ身差がついた。

ニホンピロウイナーちゃんは僕……いや、僕たちと全く違う。

これは進化だ。

短距離が走れるように進化している。

 

思わず口角が上がる。

来てよかった。

この進化をカノープス以外の誰よりも先に気づけた。

 

「口ほどにもないね、ブラックトレイター」

「長いでしょ、好きに呼んでよ。みんなはラックって呼んでる」

「ふん。で? ぼくの走りはどうだった?」

「今ならトレーナーの言っていたことがわかる。短距離なら君に勝てる存在はいないだろうね」

 

言うと、ニホンピロウイナーちゃんは顔を背けて南坂トレーナーのところに行ってしまう。

怒らせたかな?

だけど、今僕は未知との遭遇で頭がいっぱいだ。

僕は少しだけ思考を巡らす。

 

(一回じゃわからなかった。帰ったらニホンピロウイナーちゃんのレースを見るか。後は実践でしかわからない部分を盗むか。……芝のえぐれ方が違うな。そういえば足音も少し違和感があった。力の籠め方か? 音は鋭かった。なら、足の……)

「……くん、ラックくん!」

「えはっ!? あ、プロミス先輩! なんですか?」

 

いつの間にか、プロミス先輩が話しかけてきていた。

考え込んでいたのがショックを受けているように見えたのか、少し心配そうだ。

 

「大丈夫?」

「はい、大丈夫です。ちょっと考え事を……」

「話聞こうか?」

「いえ、ニホンピロウイナーちゃんの走り方を盗もうと思ってたので……」

 

そういうと、プロミス先輩は苦笑いをした。

むう、確かにプロミス先輩と最初に話した時は余裕がなかったけど、そんなにいつも落ち込んでいるようなウマ娘じゃないですよ?

 

「あ、なにか用でした?」

「うん、ピロウイナーがラックくんの得意距離で走りたいって」

「え、なんでですか?」

「フェアじゃないかららしいよ」

「ふぅん、律儀なんですね。いいですよ。ダービーウマ娘の実力を見せてあげます」

「あはは、確かにそれは貴重な体験だ。何mにする?」

「じゃあ、2500mで。ね、プロミス先輩、走りましょうよ」

「わたしも?」

「先輩が世界に通用するっていうのであれば、その先輩に僕がどれだけ通用するのか知りたいんです」

 

そういうと、キョトンとした後に先輩はにやりと笑った。

 

「妹みたいって言ったの、訂正するよ。やっぱり君は生意気な後輩だ」

「えへへ、負けても泣かないでくださいね?」

「あはは、わたしはそんな挑発しないよ。ラックくん、泣くまで負かしてあげる」

「嬉しいです。やっぱり僕先輩が大好きみたいです」

 

それから3人で走った。

先輩との距離はどうにか1バ身以内に収めたが、やはり最後のスパートでは勝てなかった。

ちなみに、ニホンピロウイナーちゃんには10バ身差をつけた。

 

その結果、めちゃめちゃニホンピロウイナーちゃんに嫌われた。

 

 

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