僕の奇妙なスーパーヒーローアカデミアアッセンブル 作:パbrokun
第104話:兎山ルミは止まらない
ビル街の宙に、1人の老人が何か玉のようなものの上に乗って浮かんでいた。
「私は宇宙からの啓示を得た!逃げよ逃げよ国民たちよ!冥王の口角が弧を描いておる!
その老人は浮かびながらそう訴えかける。下にいる通行人やビルの窓から老人を見る者は面白がってスマホでその老人を撮影し出す。
「凶星たちが結託しておる!彼らを阻止せねばならぬ!この地は闇で覆われようとしているッ!」
その瞬間だった。周りのビルのガラスが一気にその老人の元に集まっていき始めたのだ。
「逃げよ国民!私は闇の元凶を討ち滅ぼす者なり!」
するとその老人の頭上に大きなガラスの玉が作られた。
光明墜王!!
「いざ炙り出さん!冥王の使いよ出でよ!」
そしてガラスの玉を一気に周りに放ち出したのだ。すると!!
BWAW!!!!!!!!
何かがそのガラス玉の中に突っ込んでいき、中からそれを破壊したのだ。そこにいたのは、、、、
エンデヴァー「ガラス操作かご老人。素晴らしい練度だが、、、理解し難いな。俺の管轄でやる事じゃあない。」
そう!現No. 1ヒーローエンデヴァーだ!!エンデヴァーの登場と同時に、近くのビル内が一気に温まり中にいた人は熱さに応え逃げ出していった。
「おおお喉が焼ける!!」
すると老人はそう一言言ってから路地裏に入っていった。エンデヴァーは近くのヒーローに避難を頼みすぐさま後を追う。すると
「今じゃあやれぇ!」
「イエスマスター!!」
突如路地裏の出口から3人の男が鉄パイプを持って現れたのだ。全員が全力でそれを振り下ろしている。するとその場にエンデヴァーの元でインターンを始めた緑谷と爆豪、轟が現れたのだ。この前のクリスマスパーティーの時轟に誘われ、そのまま来たのだ。そしてその3人は鉄パイプを持っている男達に向かっていく。が!
バッ!!!
ホークス「あれ!?ああ!!インターンか!」
突如現れたホークスの羽で3人は先に制圧されたのだ。
ホークス「ごめん俺の方がちょっと速かった。」
緑谷「ホークス!?」
するとホークスは地面に降り立った。
ホークス「エンデヴァーさんがピンチかと思って」
エンデヴァー「この俺がピンチに見えたか?」
そう言われたホークスは轟の隣に行き『見えたよねぇ焦凍君?』と聞いた。だが轟は正確に返さない。
エンデヴァー「来る時は連絡を寄越せ」
ホークス「いやマジフラッと寄っただけなんで」
そして直ぐに警察が現れた。無力化された老人達は警察に連行されていく。だが男はまだ懲りずにお告げの事を言っていた。
「其奴こそが元凶じゃ!!奴の放つ光が!闇を!!
老人はそう叫びながらエンデヴァーを睨む。その後は何もなく事が進み、エンデヴァーは警察からお礼を言われていた。そしてその間、ホークスはインターン組の3人と話していた。
エンデヴァー「で!?何用だホークス!」
警察にお礼を言われたエンデヴァーがホークスの方を見てそう言った。するとホークスは『用ってほどじゃないんですが、、』と言ってある本を取り出した。
緑谷「異能解放戦線、、、」
そう、その本だった。するとホークスは急に饒舌になり始める。
ホークス「いやね!知ってます?最近エライ勢いで伸びてるんすよ。泥花市の市民交戦で更に注目されてて!昔の手記ですが今を予見してるんです。限られた者にのみ自由を与えればその皺寄せは与えられなかったものに行くとかね。時間なければ俺マーカー引いといたんでそこだけでも!デストロが目指したのは究極あれですよ。自己責任で完結する社会!時代に合ってる!」
エンデヴァー「何を言ってる、、、」
エンデヴァーは何処か違和感を感じていた。
ホークス「そうなればエンデヴァーさん。俺たちも暇になるでしょ?」
やはりどこか違和感を感じているエンデヴァーはかつてホークスに言われた言葉を思い出す。するとホークスは念を押してエンデヴァーに本を渡し、布教用を3人に配ると飛んでいった。最後に
ホークス「マーカーだけでも目通した方がいいですよ。2番目のオススメなんですから。4人ともインターン頑張って下さいね」
そう言い残して、、、
エンデヴァー「腑に落ちん」
エンデヴァーは1人事務所の自室でホークスから貰った本を見ていた。一方インターン生はバーニンに説明を受けている。
エンデヴァー(あの時と違いすぎる、、言ってる事がまるで真逆だ。ニヤけた顔で嘯くように本心を語る。そういう奴だと思っていた。少なくとも俺の前でお前はいつも戯けたツラでいた。真逆、、本心じゃあない。)
エンデヴァーは本を開き目を通し始める。そしてホークスの言葉を思い出す。
エンデヴァー(2文字目!マーカー部分の2文字目が!つながっている!)
そう!内部にもヒーローがいる状況、公安からも表立って言えなかったのだ!
エンデヴァー(敵は解放軍。連合が乗っ取り数10万以上、加えて海外の敵組織ブラザーフットも介入?!)
その頃ホークスはヴィラン連合の本拠地に来ていた。羽根には小型のカメラがいくつも付いている。
ホークス「取り敢えず解放思想の浸透を頑張ってます!」
ホークスの目の前には幹部が座っていた。奥にはギガントマキアも寝むっている。
トゥワイス「おいホークスお前すげーな!いい奴だな!悪人だろ!俺の部下にしてぇよ!」
コーラをズビズビ飲みながらトゥワイスはホークスにそう言った。
ホークス「どーも。公安は未だに連合は少数で潜伏してると思ってます!ブラザーフットの存在は勿論、解放軍の存在にすら気づいてない。泥花市事件の連合関与について捜査中ですが戦士たちが上手くやってます。あとは例の悠長な後進育成が始まってますねー」
するとモニターに映像が映りトガが反応する。奇遇だな、、、
荼毘「あまり成長してねぇみてぇだな」
ホークス「まー言っても学生ですからね、、」
そうしてホークスは部屋を出て行く。剛翼で振動幅から音の種類を割り出しながら、、、、
ガンビット「予定通りでいいかスピナー?」
スピナー「ああ戦士たちの士気を維持しておく」
トガ「弔くんが力を手に入れたらいよいよやっちゃうんですね。4ヶ月後全部壊すby弔くんです!」
まだ何人のヒーローがいるのか、死柄木のバックにいる存在が何をしようとしているのか、残念だがそういう肝心な所が曖昧で掴めきれていない。だがわかってからでは遅い。それだけはわかっていた。
「それまでに合図送る」
ホークス(今すぐここを包囲してしまえば、、いや最速を考えろ。解放軍の細かい数や全国にあるという潜伏地点。そして協力してるヒーロー全員を明らかにして奴らを一網打尽にする。さもないと見えない鳥を取り逃してしまうし市民への被害も大きくなってしまう)
「失敗した時」
ホークスはリ・デストロに呼び止められ布教のことを褒められた。トゥワイスはそんなホークスを見て感心している。
「備えて数を」
エンデヴァーは扉に向かって歩き出した。
エンデヴァー(公安とホークスは既に敵の輪郭を掴んでいて秘密裏に動いてる。今回のインターンはその備え!?)
そう、今回のインターンは失敗時の保険だった。そして爆豪がバーニンにキレてる時扉が勢いよく開かれた。
エンデヴァー(このインターンは戦力の保険、、まったく納得いかんが、ひとまずは、、)
「3人は俺が見る!」
エンデヴァーはバーニン達にそう言い放った。
ホークス(荼毘、、見くびってくれて助かるよ。手柄を横取りした甲斐がある。彼らの手は俺がいなくても間に合ってたよ。彼らは強い!そして日ごとに強くなる。俺より速いスピードで、ヴィランの思い通りには絶対ならない。次の桜が散る頃に、みんなが笑っていられるように!!)
そして各々は成長を加速させて行く。
会長「よく来てくれたクラークケント君。」
クラークの目の前には椅子に座る日本公安委員会会長がいた。
クラーク「雄英から来たクラークケントです。本日からよろしくお願いします。」
そう言ってクラークはお辞儀をする。すると会長は椅子に座るよう言ってきた。クラークはその言葉に従い椅子に座る。
会長「今回君に来て貰ったのはこの男を捕らえてもらう為だ。」
そう言った会長はクラークに資料を手渡す。クラークはそれを受け取ると、早速資料に目を通し始めた。
クラーク「名前はエミルブロンスキー、、、ロシアの軍人でヴィラン名はアボミネーションですか、、、」
会長「えぇ。その男は凶悪なヴィランで、、、別の刑務所への移送時その場から脱し、海を泳いで日本に逃げてきた。」
会長の話を聞きながら資料に目を通していたクラークはある気になる事を尋ねた。
クラーク「このヴィランの個性、、、わからないんですか?」
そう、個性の記述がされていなかったのだ。すると会長は口を開く。
会長「あぁ、、奴は無個性だからな、、、」
その言葉にクラークは驚いた。それは何故か?正直何故無個性者の逮捕に自分まで駆り出されるのかと疑問に持ってしまったのだ。そこまでの重要犯罪人なのだろうか?すると
会長「奴は俗に言う科学実験で誕生したヴィランだ。海外に稀にいる特異の例。だから君に頼んだ。」
その言葉でクラークは全てを理解した。そう、やはり世界的に見れば無個性でも強い奴はザラにいるし、人間の技術だけで強くなったヴィランだって存在する。そしてそのケースは稀に相当な物を作り出すのだ。
クラーク「この男は、、、その中でも類を見ないぐらい特異的な化け物、そういうことですね?」
すると会長は無言で頷いたのだった。
承太郎「インターン、、、か。」
承太郎はそう言って一見の家のような場所の前に立っていた。どうと言うことのない普通の家という印象だ。
承太郎(士傑の時は高校専属だったからな、、、)
士傑のヒーローインターンは高校専属の場所に行くという物だった。そう考えると雄英は本当に自由な校風である。そんな感じで承太郎はつい士傑での事を少し思い出し、帽子を深く被ったのだった。
ピンポーン!
そんな承太郎は自分のインターン先である筈の家のインターホンを鳴らした。だが、、、、、
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
全くもって反応がない。すると承太郎はドアノブに手をかける。
ガチャア
すると扉が開いたのだ。承太郎は一応警戒してスタープラチナを出現させ、家に入って行く。その時だった!
ドタンッ!!
突如2階から何かが倒れるような物音が聞こえた。承太郎はゆっくりと階段を登り、音が鳴った部屋の前に辿り着く。そして
バァァァンッ!!!
スタープラチナの拳を握って一気に部屋に突入したのだ。すると!
ミルコ「ンンンン〜〜〜〜」
そこには下着姿でベッドに横たわるミルコと、、、、
「が、、は、、、、」
地面に苦悶の表情を浮かべ倒れている恐らく強姦魔か強盗がいた。その時
ミルコ「あぁ、、、?何だぁてめぇ?」
ミルコが目覚め、耳を手で持ち上げながら上体を起こし承太郎を見てそう言ったのだ。そして、、、
ミルコ「ん、、何か寒、、、ん"ん"?!!」
自分が下着姿である事を理解した。
ミルコ「死ねぇ変態強姦魔ッ!!!」
その瞬間ミルコは承太郎に向かってドロップキックを放とうとしたのだ。だが!!
承太郎「やめねぇかこの
ガシッ!!!!
承太郎はスタープラチナでミルコの腕を掴み動きを止め、そのままミルコの顎を掴んで床に寝転がっている男を見せた。
ミルコ「あっ?なんだこいつ?」
承太郎「そいつがてめぇを夜這いしようとした奴だ。俺は今丁度来たインターン生だぜ。」
そう言って手を離すとミルコは承太郎の方を見て言う。
ミルコ「マジか!じゃあてめぇが助けてくれたんだなッ!ありがとよ!」
どうやら勘違いをしているらしい。笑みを浮かべて承太郎にサムズアップをしている。承太郎は勘違いしている事を告げようとしたが、、、、
ミルコ「よぉし!ほんじゃあ!」
言葉を遮られ、承太郎はため息をつく。どうやら噂通りの性格らしい。その時承太郎はミルコを見てから帽子を深く被り、少し下を見て言う。
承太郎「まぁいいが、、、、まずあんた今の状況忘れてんじゃあねぇか?」
そう言われたミルコは『は?』という顔をする。すると承太郎がミルコの体を指差した。ミルコもそれに合わせ自分の体を見た時、自分が今下着姿だという事実を思い出した。そして
ドォォォォォォォォォォンッ!!!
突如承太郎を部屋の外に蹴り飛ばしたのだ。承太郎はスタープラチナを後ろに出して衝撃を軽減する。すると
ミルコ「すぐ着替えっからてめぇ覗くなよ!覗いたら殺すッ!!じゃあ!!」
バタンッ!!
ミルコはそう言い放って勢いよく自室の扉を閉めたのだ。承太郎は壁にもたれかかりため息を吐く。
承太郎「本当に、、、、やれやれだぜ、、」
数分後
ガリッ!!!
ミルコ「で、てめぇ何?」
ミルコはヒーロースーツに着替えており、承太郎の目の前で人参をひとかじりしていた。
承太郎「雄英のインターン、、、というかあんたのオファーに答えたんだが?」
承太郎が少しキレ気味に言うとミルコは『忘れてたッ!』みたいな顔をして言った。
ミルコ「わりぃわりぃ!DIO討伐作戦の時は一瞬しか顔見れてなくてよ!お前は確か、、、、DIOにトドメを刺した、、、、Q太郎?」
すると承太郎はため息を吐いてから言う。
承太郎「俺の名は空条承太郎だ。そんな名を名乗った覚えはねぇ。」
そう言われたミルコは『マジか!』と言ってから笑みを浮かべ
ミルコ「わりぃ!わりぃ!まぁ取り敢えずよろしくな承太郎ッ!!」
そう言い放ったのだ。そして残っていた一口分の人参を口に放り込み、噛み砕く。その時だった!!
ピクッ!!
ミルコの耳が突如ピクリと動いたのだ。そして次の瞬間!
バンッ!!!
ミルコはバク転して後ろに後退し、開いていた窓から外に飛び出したのだ。承太郎は何が起こっているかわかってはいなかったが、すぐさま反応してそれを追い始める。
承太郎「おいミルコッ!てめぇどこへ、、、、」
するとミルコはダンダン!と建物の間を蹴りながら一気に進んでいく。
承太郎「やれやれだぜ、、、、」
承太郎はスタンドパワーで空を飛びながらミルコを追った。するとミルコが口を開く。
ミルコ「私のヒーローとしての心得3つ教えてやる!」
そう言ったミルコの目の前には道路に飛び出す子供がいた。どうやらサッカーボールを追っているらしい。だがそこに一台の車が向かってきていた。このままでは轢かれてしまう。すると
バンッ!!!
ミルコは瞬時にその子供に飛びかかって道路から歩道に移し、サッカーボールも取り戻してやった。
ミルコ「まず一つ目は良く聞く事!」
そう言ったミルコはまた一気にある方向に進んでいく。そこには銀行から出てきている強盗達がいた。すると
ダァァァァァァァンッ!!
ミルコは強盗犯の中心に降り立って手を地面につき、足を回転させて強盗達を蹴り飛ばす。
ミルコ「二つ目は楽しむ事!一生やってく仕事だ!だから勿論楽しくねぇと!そしてぇぇ!!!」
その後もミルコはどんどんと色々な事故や事件を解決していく。だがミルコは止まらない。それどころかどんどんスピードを上げていく。そして気づくと、もう太陽が沈みかけ2人は港に辿り着いていた。
ハァ ハァ ハァ
2人とも息を上げている。そんな時ミルコが最後の言葉を口に出した。
ミルコ「ぜってぇ止まらねぇこと!これがヒーローミルコの心得よ!」
そう言ってミルコは親指を立て、承太郎の方を向いたのだ。その目は黄金のように光り輝いていた。
承太郎「まったく、、、本当にやかましい
そう言った承太郎は何処か笑みを浮かべているようだった。
ということで承太郎はミルコの所でインターンです。本来事務所も持たずサイドキックもつけないミルコですが、今回は承太郎にインターンのオファーを出しました!
元々次の世代の教育には前向きに考えていたミルコですが、DIOを倒した事で承太郎に一度ちゃんと会ってみたいと思った感じです。それでは!