僕の奇妙なスーパーヒーローアカデミアアッセンブル   作:パbrokun

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またしても久しぶりの投稿!その代わりいつもよりちょっと長くしたので許して!(ただ読み返してないから色々変かも!)


第110話:引石健磁という女

クラークサイド

倒れる木々、抉れる地面。流れる風もどこか肌にチクタクと刺さる感覚を与える。そんな場所で今、クラークとロボット(レックス)は戦いを繰り広げていた。

 

クラーク(透視を使ってもロボットの中身が全く見えない、、、装甲か内壁に鉛を使ってるのか?)

 

クラークの透視能力。それにも弱点はあり、鉛は透視出来なかった。それはクラークの透視能力がレントゲンと同じように放射線を使うものであり、鉛が放射線を防ぐからだ。

 

レックス「ふむ。やはりどうやら鉛は透視出来ないらしいな。」

 

クラーク「当たりだよ。よくわかったね、、、この情報は何処にも出してないから君自身でその答えに辿り着いたってとこか。」

 

そう言われたレックスは『私は天才なんでね。』と自慢げに言った。だがその言葉を言うだけの資格をこの男は持っている。するとクラークはレックスに問いかけた。

 

クラーク「それで、、、、お前は一体誰なんだ?唯一情報が全く出ていない強大な敵。今回の作戦の一番の懸念点だ。」

 

その質問に対しレックスは『フッ』と少し笑みを溢して口を開く。

 

レックス「私が誰か、、、、か。それはいずれわかる事になる。思ったより速くな。因みに情報が出ないのは当たり前だ。私があの"鳥"を警戒しないとでも?全てに対し対策は取ってある。」

 

恐らく不敵な笑みを浮かべて放たれたその言葉を聞いて、クラークは身が凍るような感覚を覚える。スパイが内部の人間にバレていた、、、、それが指す事はつまり!

 

クラーク「まさかッ!!」

 

レックス「気づくのが遅かったな宇宙人。私達の勝利は固いようだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

群訝山荘

ドッゴォォォォォォォォン!!!!

 

ミッドナイト「何?!!」

 

突如背後から発生した轟音に、その場にいたヒーロー達は後ろを振り向く。するとそこでは、何人もの若手ヒーローが倒れていたのだった。

 

ファットガム「後ろを取られた?!一体どうなっとるんや!」

 

だが注意を払うのは後ろだけではない。正面からもヒーローがぶっ飛ばされてくる。そこにはブラザーフットの面々が待ち構えていたのだ。

 

シンリンカムイ(これは、、、、挟み撃ちか!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院地下

ミルコ「おいおい、、、、ざけんなよ、、」

 

そういうミルコの目の前にはニアハイエンド脳無の他に、複数のロボットが現れていた。その奥ではドクターが邪悪な笑みを浮かべている。

 

殻木「癪に触るが流石あの男じゃ!ここはお前達に任せるぞ!!」

 

そしてそう言って更に奥に消えていったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山荘 とある部屋

ホークス「成る程、、、、してやられてたのは、、俺の方だったって訳ですか、、、」

 

そこでは先程とは一転し、ホークスが壁に寄りかかり、頭から血を流してトゥワイスの軍団に囲まれていたのだ。

 

ホークス「本体はこうなった時の為に隠れていたと、、、、準備がいいっすね、、そちらさんは、、」

 

トゥワイス「黙れ。」

 

それまで黙っていた本物のトゥワイスが口を開きそう一言言った。その声は震えていて、まるで怒りと悲しみが混ざり合ったような、形容し難い物だった。

 

ホークス「あんた、、らしくないですね、、、、」

 

ホークスが先程のトゥワイスの忠告を無視して口を開く。するとトゥワイスは分身を一気に作り、ホークスへと襲いかからせる。だがホークスはその分身達を羽で破壊していく。増えていった分身はどんどん耐久力が減る為、容易に倒せる。その時、トゥワイスが口を開いた。

 

トゥワイス「俺はな、、、ホークス。てめぇを信じてたんだ。こいつなら大丈夫、、、わかってくれるって本気でな。」

 

ホークスは何も言わずトゥワイスの言葉を聞く。

 

トゥワイス「だが俺のそんな思い込みのせいで、皆んなをこうやって陥れちまった、、、、、今回最悪にならなかったのはドクター達が助言してくれたお陰、、それが無かったら、、、、、、俺たちは今頃、、、」

 

そこまで言うとトゥワイスは下げていた目線を上げてホークスを睨み付ける。

 

トゥワイス「俺が馬鹿だった!てめぇは大丈夫!ドクター達のは心配のしすぎでこいつはいい奴だって!そういう思い込みが俺達の明日を危うくする!」

 

するとトゥワイスは仲間の分身、自分の分身を増やしていく。ホークスはそれに反応して羽で作った剣を構える。

 

トゥワイス「おめぇらはヒーローなんかじゃあねぇ!いつもそうだ、、誰も彼もあぶれた人間は切り捨てられる!知らねぇだろ!トガちゃんなんか俺をハンカチで優しく包んでくれるんだ。今回の俺のやらかしで、トガちゃんは、、もう俺を包んでくれないだろうな、、でもそれでいい!おれはただみんなの幸せを守るだけだ!!」

 

そう言い放ったトゥワイスは自分の作った分身全勢力でホークスに向かっていく。人海がホークスに迫ってきたのだ。そんな状況を前に、ホークスは歯を食いしばって残念そうに言う。

 

ホークス「あんたの事は、、、、出来れば殺したくなかった。」

 

そしてホークスは羽で作った剣で目の前から迫る分身達を切り伏せていく。だが今のトゥワイスは本気だった。ホークスが間に合わないスピードで分身を生成し、突撃させていく。そして

 

ドッゴォォォォォォォォン!!!

 

ついにはホークスの背後の壁が、押し寄せる分身によって破壊される。分身はそれでも止まらず、どんどん増えていき目の前に突撃していく。その時!!

 

バッ!!!

 

トゥワイス「なっ?!」

 

突如背後に殺気を感じたトゥワイスが後ろを振り向くと、そこに剣を構えたホークスがいたのだ。そう、今外に押し出された瞬間、凄まじいスピードで回り込み後ろを取ったのだ。

 

トゥワイス(どんなスピードしてんだよクソがッ!それよりてめぇ、、、本当にどっちがヴィランだよ!!)

 

トゥワイスがそういった訳、それは目の前のホークスの目が非常に悍ましく、恐怖を覚える物だったからだ。

 

ホークス(あんたみたいな人はどれだけ身体的に追い詰めても絶対に気絶してくれないッ!だから殺すしかなくなるんだッ!!!)

 

そしてホークスの羽の剣が一気にトゥワイスに向かって振り下ろされていく。トゥワイスは自分の前に分身を生成するが全部一瞬で破壊され、ついに剣がトゥワイスの眉間に触れる。その時!!

 

バシィィィィン!!!!

 

突如としてホークスが後ろにぶっ飛ばされたのだ。まるで何かに反発でもされるように突然に、、、、

ホークスは何があったのかと周りを見渡す。するとそこに答えがあったのだ。

 

ホークス「お前は、、、、引石健磁ッ!!」

 

そう、そこにいたのは引石健磁ことマグネ。両者に磁力を付与する事で同じ極同士の反発を利用し、ホークスをぶっ飛ばしたのである。するとマグネは鬼のような形相でホークスを睨み言い放った。

 

マグネ「仁君は傷つけさせない!!

 

トゥワイス「マグ姉ェ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分は周りとは違う、、、、、そう実感したのはいつだったか、、、、、もう昔すぎてよく覚いだせないけど、周りの子や幼馴染と話が噛み合わなくなってきていた小学生ぐらいの頃からその予兆はあったのかもしれない。周りで盛り上がるゲームの話や漫画話、、、そういうものへの興味が周りよりもなかったのだ。だがその頃はまだ、自分がそういう物に興味がない。それだけで済む話だった。自分は周りとは違う趣味を持っている。逆にその時は特別感があっていいとさへ思っていた。あぁ、、、、今思い出した。自分が周りと違うと実感した時のこと、、、、、それは高校生の頃

 

「ずっと好きでした!健磁君!付き合って下さい!」

 

ある日私はクラスの女子から告白された。その子は優しく、勉強もスポーツも出来て、何より美人だった。

その上スタイルすらいい、そんな欠点を見つける方が難しい誰もが憧れる女子が至って普通の私に告白してきた。だが私の答えは、、、、、、

 

健磁「ごめん、、、、無理。」

 

拒絶だった。それはただ単純に好みではなかった、他に好きな人がいたなどの理由ではない。私だって彼女のことを美人だと思っていたし、完璧な女性だと思っていた。だが、、、、、、体が彼女を受け付けなかった。友達として好きになれても恋愛にまで行かない。それならまだいい、だがそれにしても興味が全くなかったのだ。逆に告白された時、私が抱いた感情は『軽蔑』と『嫌悪』だった。今思えば私は女性よりも男性に興味を抱いていた。水泳の授業で男子が女子の水着に頬を赤ている時、私は周りの男子の筋肉を見て頬を赤らめ、イケメンを見て心拍数を上げていた。そして気がつく。自分がトランスジェンダーなのだと、、、、、、、

 

「お前、、、、普通じゃないな」

 

それからは地獄だった。私は残りの高校生活を孤独に生きることになる。それは自分が異常だと、普通ではないと知ってしまったから、、、、、、それから数年の間、私は自分を推し殺して生きてきた。誰にも理解されず、だがそれでもいいと、、、、だがそんな時出会いが訪れる。

 

「私達は現代の性差別に反対です!人々は生まれながら性別を決められている、つまり人生を決められている。それは間違いです!著名な哲学者ポーヴァワールの理論にある通り、『人は女に生まれるのではなく、女になる』のです。これは男性にしても同じことが言える。つまり、自分の生きる道は自分で決めるのです!真の道とは、性差別の無い世界です!」

 

そう、現代の性差別問題に対し言及し活動する活動家達との出会い。これが私の人生を大きく変える出会いだった。

 

引石「わ、、、私の名前は、、、引石健磁です。その、、、、」

 

「わかっています。貴方もですよね?」

 

私は活動家達に接触し、彼らの仲間になった。同じような苦しみを抱えた人、私達を認めてくれた人、考えに賛同してくれた人、色々な人がそこに集まった。

 

「おはよう引石さん!」

 

「引石ちゃんおはよう!」

 

そこは今までとは全く違う世界。自分を理解してくれる唯一の場所。引石も唯一心を開き、笑い合える所だった。そんなある日、また一つ大きな出会いがあった。それは

 

「引石さん。僕、、、あなたの事が好きなんです。」

 

彼との出会いだ。人生で生まれて初めて出来た彼氏。愛しの彼との出会い。それは私に大きな影響を与えた。人生が毎日楽しかったし、幸せだった。昔迄躊躇していた女物の服も着るようになっていった。だが私達のような異端者に、そんな幸せは長く与えられなかった。

 

「おいおいこいつ女物の服着てるぜ!どっからどうみても男なのによ!」

 

何かの拍子に私と彼は人影が少ない所で複数の男に囲まれていた。

 

「マジでキモい奴等だな、、、、お前らさ、、、常識(・・)的に考えて自分達が異常だって気づいてない訳?この世のルール(・・・)に従えよ!」

 

そう罵って男達は大笑いする。そして突如私の襟元を掴み上げたのだ。

 

「まぁいいからよぉ、、、取り敢えず金出せやカマ野郎」

 

「やめろよ!」

 

すると彼がそう言って男の腕を私から払い除ける。そして私の前に立って男達に言い放つ。

 

「引石さんにこれ以上酷い事をするな!」

 

だがそれが不味かった。男達を怒らせてしまったのだ。

 

「クソガキがッ!ふざけた事言いやがって!!気持ち悪いんだよ!!」

 

「舐めた真似しやがって!クソがッ!」

 

男達はそう言い放ちながら彼を殴り、蹴り、暴行を加えていく。

 

引石「やめて!」

 

私も止めに入ろうと動いた。だがその頃の私には信念も、力も、何もかもが足りていなかった。だから男達にすぐに殴り飛ばされ、何も出来ずただ彼が暴行されるのを見続けるしか出来なかったのだ。

 

「やべぇ、、、やり過ぎた!おいズラかるぞ!」

 

男達は慌てながらその場から去る。その場に残されたのはボコボコにされた私と彼。そして彼の頭からは血が流れていた。

 

「残念ながら、、、、、」

 

そしてあっという間に時が流れ、私の目の前には棺桶に入った彼の姿がある。そう、彼はあのまま死んだのだ。

 

引石「ごめん、、、ごめん、、、ごめん、、、」

 

私はそう言いながらその場に泣き崩れる。すると

 

「貴方のせいよ、、、、あんたみたいなのと関わったから!!死んだのよ!!!!」

 

突如そんな言葉を投げかけられる。その言葉の方を見ると、そこには泣き崩れる彼の母親の姿があった。私は何も言う事が出来ず、その場に硬直してしまう。そして最後に母親が言った『なんで普通の子に育たなかったのよ、、、、』という言葉だけが頭の中に響くのだった。

 

数日後

引石「え?今何て?」

 

彼が死んでから数日後、私に再び大きな衝撃が走った。

 

「悪いけどね、、、、今言った通り、もう活動はやっていけないの、、、」

 

そう、その原因は今まで私達が行ってきた活動。その急な終わりを伝える物だった。

 

引石「いっ、、、一体何で?!」

 

私は何を言ってるのかわからず、その現実を信じたくなくてそう問いかけた。すると申し訳なさそうな顔で私の質問に答える。

 

「最近活動資金が乏しくてね、、、、これ以上やっても意味がなさそうだし潮時かなって。」

 

その言葉を聞いてますます理解が追いつかない。資金が足りない?やっても意味ない?何を言っているのかと、、、、

 

引石「で、、、でも私達の理念は、、」

 

「まぁね、、、でもしょうがないことなのよ。結局世の中お金。金が無ければ何も出来ない。それに、、、常識(・・)的に考えたら可笑しいのは確かに私達。そろそろそれを認めて社会のルール(・・・)に従うべきかもね。」

 

そう言って去っていく姿を見て、私はただただその場に立ち続けることしか出来なかった。時間が妙に遅く流れていくように感じる。それから数年が年が流れていく。その間私は外出を控え、家に篭るようになった。する事もなく、絶望していたからだ。唯一する事と言ったら、、、、、

 

引石「個性、、、、少しは伸びて来たかしら、、」

 

外を歩く一般人に個性を勝手に付与しての個性伸ばし。私の個性はその特性上、誰か人がいないと意味がない。よって私は個性を伸ばすのに家の前を歩く人や、すれ違った人に勝手に磁力を付与するしか出来なかった。そんなある日、、、、、

 

『今日、○○さんを暴行し死亡させた2人。○○と○○が5年の懲役を終え出所しました。当時17歳であった事から、、、、、、、』

 

彼を殺した男達が刑期を終え出所した。最初に判決が決定した時、私は何故この男達の懲役が経ったの5年なのか理解出来なかった。裁判官は説明を述べるが到底理解できない。ただそれがこの国のルール(・・・)。私達はそれに従わないとならない。だが、、、、いや、、、本当にそうなのか?

 

ザッ!ザッ!

 

「いやぁでもよぉ、、、マジふざけんなって話だよな!」

 

「マジだぜ!あんのクソカマ野郎達に会いさえしなけりゃあ5年もあんなクソの中に居なくてすんだのによッ!」

 

男達はそんな事を言いながら暗い夜道を歩く。人通りは少なく、照らす灯りも少ない。

 

「そういやあのもう1人の奴はどうなったんだろうな!」

 

「悲しくて自殺でもしたんじゃあねぇか?裁判の後見てねぇから知らねぇけど!」

 

汚らしい笑い声が道に響く。そしてその笑い声が後ろから近づく足音をかき消していた。

 

「まぁ本当r?!!」

 

ドッゴォォォォォォォォン!!!

 

すると突如その2人は両者右と左にぶっ飛び、そこにあった壁に激突する。

 

「あ、、、何、、、だ、、」

 

私はルール(・・・)常識(・・)という言葉が嫌いだ。これは私達の自由を、幸せを、挙句の果てには命をも奪っていく。彼の命を奪ったのはこいつらだ。だがこいつらだけではない。彼の命を奪ったのはこの社会(・・)とそこで生まれた不完全なルール(・・・・・・・)なのだ。

 

おっ、、、お前はrグシャァァッ!!!

 

気づけば私の手は真っ赤。周りには血の海と肉片が転がっている。そう、この日私はルールを破ったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

義爛「引石健磁。ヴィラン名はマグネか、、、、、一級の殺人犯と聞いていたが、、思ってたのとは違うようだな。」

 

義爛はマグネの人と、調査書類を見てそう言った。そして懐から取り出したアメスピに火を付け煙を蒸す。

 

義爛「殺してる奴は皆クズ揃い。同性愛者に暴行する者や、そういった人達の活動を邪魔し、挙句の果てに放火をした者、、、、、、やり方さえ違えばまるでヒーローだな!」

 

そう言って灰皿にタバコの灰を落とす義爛を見ながらマグネは言う。

 

マグネ「いいえ。どちらにしろ私はヒーローなんかじゃないわ。私の敵は、、、、この社会だから。」

 

そう言い切ったマグネを見ながら、義爛は少しの間沈黙する。そして1分が経過した頃、義爛は笑みを浮かべて言う。

 

義爛「お前ならあいつらとやってけるかもな。」

 

マグネ「あいつら?」

 

義爛のその言葉にマグネは疑問を浮かべる。すると義爛は自身の背後の店の入り口を指差して『もう来る所だ。』と言った。

 

ガチャァ

 

そうして5人の男性と1人の女性が店に入ってくる。全員が怪しい、どこか物騒な人達だ。どことなく自分と似ているような、、、、、そう、社会のはみ出し者。

 

「それで、、、、こいつがもう1人の奴か?」

 

顔に手のような物を装着している少年がそう義爛に尋ねる。義爛は立ち上がってその少年と話始める。すると

 

「話は聞いてるので私知ってますよ!マグネくんはマグネちゃんなんですよね?でもマグネちゃんは年上だから、、、、、マグ姉がいいですかね?うん!それでいいですね!」

 

八重歯の制服を着た女の子が私に近づいてきてそう言った。流石の私もその勢いに負けてしまっている。

 

マグネ「ま、、マグ姉なんてそんr『いいなそれ!!よくない。俺もそう呼ばせて貰うぜマグ姉!」

 

私がそう言っている途中に黒と灰色を基調としたラバースーツの男がそう大きな声で言う。その時の私は彼らに推されていた何も言えなかった。だがそれから彼らと会話していく内に、同類だと確信できた。ここにいる全員が社会のルール(・・・)に縛られ、自由に生きられず幸せを得られなかった。皆がこの世に不満を持っている。だがこの世界は大きな何かをしないと何も動かない。反応すらしない。ここにいる連中は、それを行動に移そうとする物達だったのだ。

 

コンプレス「まぁ俺達は皆んなはみ出し者。仲良くやろうぜ!」

 

スピナー「ステインの意志は絶対だ!」

 

荼毘「こんな奴らで本当にいいのかねぇ、、、」

 

トゥワイス「誰かが死んでもそいつの意思と主張は他の奴が受け継ぐ!皆んな死ぬから意味ないけどな。」

 

トガ「マグ姉!絶対私達の住みやすい世界、、、、作りましょうね!」

 

死柄木「俺達はこの腐った世の中を変える。そう、俺達ヴィラン連合がな。」

 

皆んなには心を許せる。そう思った。そして今の私は、彼と一緒だったあの頃と同じくらい幸せだ。だからもう、その幸せは壊させない。もう誰も、、、、死なせやしない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在

ホークス(引石健磁、、、個性は磁力。こいつは中々厄介だ!!)

 

ホークスは一定の距離を保ちながらトゥワイスとマグネを見る。

 

マグネ「仁君!あんたマジで命を狙われてるわよ!」

 

トゥワイス「あぁそうだな、、、、それよりマグ姉マジゴメン。俺のせいで、、、」

 

マグネ「謝罪は後にしなさい!今はまず、ここを生き残る。それが最重要案件よ!!」

 

マグネがそう訴えかけるとトゥワイスは『そ、、それもそうだな!』と言って構える。だがそれに対してマグネは言う。

 

マグネ「あんたはあっち行って暴れて来なさい!あんた居ればマジで百人力、皆んなを助けて来なさい!」

 

そう言われたトゥワイスは少し悩んだが大きく頷いてから言い放つ。

 

トゥワイス「わかったぜ!!」

 

そうしてトゥワイスはその部屋を抜け出し、廊下を走っていく。ホークスは『逃がさない!』と一気にトゥワイスを追おうとする。その時!

 

荼毘「やぁホークス!よくも俺の仲間を虐めてくれたな!!」

 

ボオオッ!!!!

 

突如目の前に現れた荼毘の炎によってホークスは燃やされてしまったのだ。ホークスはそれにより羽を焼かれ地面に倒れる。荼毘はその隙を逃さず、ホークスを踏みつけ、その足から炎を放出したのだ。

 

マグネ「ありがと荼毘くん!ナイスよ!」

 

荼毘「この男は俺が見とく。お前はあいつのとこ行って加勢してやれ!」

 

マグネ「荼毘くん、、、、わかった!頑張って!」

 

そしてマグネはトゥワイスの向かっていった方向に走り始める。すると

 

荼毘「何だ?!」

 

突如荼毘の体が後ろにぶっ飛ばされる。否!何かが体を押し退けたのだ。そう、それはホークスが操作する羽だった。

 

荼毘「くっ!!」

 

荼毘は瞬時に炎を纏って自分を押し退けていた羽を燃やす。そしてその時にはホークスは立ち上がり、焦げた羽で作れる最大限の剣を持っていた。

 

荼毘「もう虫の息ってとこか?自慢の羽も、まるでイカロスだな!」

 

するとホークスは荼毘を一瞬睨んでから後ろを振り向き走り出す。そう、トゥワイスの方に向かっていくのだ。

 

荼毘「そう簡単に流す訳ねぇだろ!!!」

 

そう言った荼毘はホークスの後を追う。今のホークスは羽は焦げ、残ってる羽も少なくなっていたので空を飛べず、走ってトゥワイスを追うしか出来なかった。つまり、荼毘の走りで十分追いつけるのだ。すると!

 

ダンッ!!

 

ホークスは目の前の手すりを飛び越し、落下していく。そう、その落下する方向にトゥワイスがいたのだ。その時!

 

荼毘「だから逃がさねぇッて言ってんだろ!!なぁ聞こえてんだろう!鷹見啓悟!!」

 

突如荼毘がそう叫んだ。鷹見啓悟、聞いたことがない名前だが確かにホークスはその名前に反応した。そして一瞬、思考能力が低下したのだ。

 

ゴオッ!!!

 

その一瞬の隙を荼毘は逃さず、一気に炎を放出する。ホークスも瞬時に思考をめぐらせそれに対応するが、その炎を直に喰らってしまったのだ。

 

ホークス(何故俺の名を知、、、何だ?何だこいつ、、)

 

ホークスは落下していく中でそう思い、心臓のスピードは上がっていっていた。その頃マグネは階段を急いで降りながらトゥワイスを追っていた。だがその目に映ったのは、、、、

 

マグネ(不味い!!!)

 

トゥワイス(皆んなを守らなきゃあ!守れトゥワイス!受け入れてくれた恩を、、仇で返して終わるんじゃあねぇ!)

 

そう心の中で言いながらトゥワイスは分身を作り出す。だがその瞬間、今の攻撃を喰らっても気絶しなかったホークスが炎の中から剣を持って現れたのだ。場所は真後ろ、距離は十分射程範囲内だった。

 

ホークス(分倍河原、、、、仁、、、いずれあっちで会いましょう。)

 

そうしてホークスの羽の剣が次こそトゥワイスの体を貫こうと迫っていく。そして

 

ザグゥゥゥゥ!!!!

 

剣が人の体に突き刺さる音が耳に響いてくる。だが、、、

 

トゥワイス「ま、、、マグ姉ェェェ!!!!!」

 

ホークス「なっ?!」

 

突き刺され、体を貫かれたのはトゥワイスではない。マグネだったのだ。先程の場所からは足では追いつけないし、個性を使っても先程のように吹き飛ばす事が出来ないと確信したマグネは、近くにいた男に個性を付与し、自分の持つ巨大磁石のS極を向けて一気に自分ごとぶっ飛んできたのだ。そしてそのままホークスが剣を振り下ろす地点に飛んでいき、トゥワイスの代わりに自分を斬らせたのだ。

 

ホークス(不味い!!やられた!早くトゥワイスをrボォォォ!!!!

 

ホークスがそう思い、すぐさまトゥワイスを仕留めようとした瞬間、荼毘の青い炎が再びホークスに降りかかった。上から下への火柱のような攻撃、ホークスは丸焦げになって地面に倒れ伏す。

 

荼毘「クソッ!やられたか、、、、」

 

トゥワイスは現状を飲み込めていない。だが確かに目の前に瀕死のマグネがいるのだ。最初に叫んでから何も言葉が出てこない。すると

 

マグネ「仁、、、、くん、、」

 

口から血を吐き、地面の倒れるマグネが言ったのだ。マグネの体からは大量の血が流れ、骨と内臓は断ち切られている。救えるとしたら仗助のクレイジーD(ダイヤモンド)ぐらいの傷、つまり現状もう助からないのだ。

 

トゥワイス「あ、、、あ、、あぁ!」

 

トゥワイスはマグネに呼びかけられても何も言えない。ただ声を、体を震わせてマグネに手を伸ばそうとすることしか出来ない。すると

 

マグネ「フフ、、、あんたは、、、絶対生きるのよ、、そして、、皆んなを救って、、、、皆んなの願いを、、、」

 

マグネは少し笑ってからそう言い、笑顔のまま目を閉じたのだった。その瞬間トゥワイスは、、、、、

 

ああ、、、あああ!!ああ!!!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!

 

マスクの中で白目を剥き、大粒の涙を零しながらそう嘆き叫んだのだった。




マグネを生かしたはいいものの、中々どう使うか悩んでました。なので、今回はこう活躍させてまさかのトゥワイス生存ルートに!!ここから原作と大きく変わっていく!(と思います)
それではまた次回!
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