僕の奇妙なスーパーヒーローアカデミアアッセンブル   作:パbrokun

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今回短めですが!


AvsB対抗戦編
第83話:AvsB


クラーク「今日の演習楽しみだッ!」

 

クラークがそうぼやくと隣にいた上鳴が口を開く。

 

上鳴「それなッ!B組との対抗戦なんて興奮するぜぇ!B組の可愛い子も見れるしヨォ!」

 

そう言う上鳴の横では峰田がうんうんと頷いていた。すると飯田が全員に聞こえるよう言った。

 

飯田「皆んな移動だ!行くぞ!」

 

そして全員が訓練場に移動していく。もう慣れたもので全員がすぐに手際良く集まった。皆のスーツは冬仕様になっている。ただ葉隠だけは個性上の問題で手袋と靴だけだった。寒そう、、、、、

 

峰田「おっクラーク!何かクソイカすじゃんその新スーツ!」

 

クラーク「そうかい?」

 

そして勿論クラークのコスチュームも新しくなっていた。普通の物とは違いアーマーのようになっていて、肩パッドのようなものにはパイプがついている。スタークに作ってもらったスーツだ。

 

飯田「入学時と比べるとだいぶみんなのコスチュームも様変わりしてきたなッ!」

 

砂藤「飯田それで夏耐え抜いたの凄いよな」

 

砂藤はマスクをかぶりながらそう言った。確かに飯田のフルアーマーは夏暑そうだ。そんな中爆豪は緑谷を煽っていたが、、、

 

爆豪「ほめてんじゃあねぇ!!」

 

逆に褒められてしてやられていた。でも一番コスチューム変化しているのは緑谷だった。

 

緑谷「やれることが増えてきたからさ!凄いんだよこのグローブ!実は2台目なんだけど発目さん強度の調整までしてくれて!」

 

麗日「去れ!」

 

すると麗日がヘルメットを思いっきり上に打ち上げた。乙女心全開である。その時!

 

物間「おいおい!まーずいぶんと弛んだ空気じゃあないか!僕らを舐めているのかい?」

 

A組達がいる方に多くの人がゾロゾロと歩いてきた。それに気づいたA組の面々は迫る者達を見る。

 

切島「おっ来たな!舐めてねぇよ!ワクワクしてんだ!」

 

物間「フフそうかい、、でも残念。波は今確実に僕らに来てるんだッ!」

 

すると物間は体を逸らして声を張り上げる。

 

物間「さぁA組!今日こそシロクロつけよぉか!?」

 

そこにはB組全員が集まっていた。全員始めとは違うコスチュームになっている。その時物間が一枚の紙を取り出した。

 

物間「見てよこのアンケート!文化祭でとったんだけどさァーァ!A組ライブとB組超ハイクオリティ演劇どちらが良かったか!見える!?」

 

そのアンケートには棒グラフが載っていて、B組の方がA組より多くの票を得ていた。(ぼくしらべ)とあるが、、、

 

物間「2票差で僕らの勝利だったんだよねぇ!!」

 

すると切島はそのアンケートを取って見る。まだ信じられてないようだ。それはクラークも同じだが、、、

 

物間「入学時から続く君達の悪目立ちの状況が変わりつつあるのさ!!」

 

その時拳藤がクラークを見て物間を指さした。クラークが首を振ると拳藤は拳を握り物間に近づいていく。だが!

 

物間「そして今日!!AvsB!!初めての合同戦闘訓練!!僕らがキュ!!」

 

相澤「黙れ」

 

泡瀬「物間ァ!」

 

拳藤がやる前に相澤先生がやったのだ!!義手になってスピード上がった?すると

 

ブラド「今回、特別参加者(ゲスト)がいます。」

 

相澤「しょうもない姿はあまり見せないでくれ。」

 

先生達がそう言ったのだ。すると2人の後ろに1人の物陰が現れる。

 

八百万「特別参加者?」

 

爆豪「倒す」

 

上鳴「女の子!?」

 

鉄哲「一緒に頑張ろうぜー!!」

 

そしてそこからその男は現れた。顔が見えた瞬間、皆驚きの表情を浮かべた。

 

相澤「ヒーロー科編入を希望してる、、、普通科C組心操人使くんだ。」

 

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!

 

そんな声が全員から上がった。心操は体育祭の時とは違ってマスクと相澤先生のような捕縛布を首に巻いていた。周りでは様々な声が上がる。洗脳の個性の事やそれを解いた緑谷のこと、、、、

 

相澤「一言挨拶を」

 

すると心操は一歩前に出て口を開いた。

 

心操「何名かは既に体育祭で接したけど、拳を交えたら友達とか、、、、そんなスポーツマンシップ掲げられるような、気持ちの良い人間じゃあありません。俺はもう何十歩も出遅れてる。悪いけど必死です。」

 

緑谷は体育祭の時心操が言っていたことを思い出す。

 

心操「立派なヒーローになって、俺の個性を人の為に使いたい。」

 

そういう彼の目には、黄金のような意思が見て取れた。だが漆黒の意思も見え隠れしているように見える。

 

心操「この場の皆んなが越えるべき壁です。馴れ合うつもりはありません。」

 

すると皆が心を引き締める。

 

麗日「ギラついてる!」

 

緑谷「引き締まる!」

 

瀬呂「初期ろき君を見てるようだぜ!」

 

轟「そうか?」

 

瀬呂「うん。」

 

物間「いいね彼、、」

 

クラーク「いい目をするようになったな、、、、」

 

皆がそれぞれ思ったことがあったそうだ。だが皆同様に、彼の言葉で引き締められた。その時!

 

相澤「えぇ〜因みになんですが、、、」

 

ブラド「もう1人います。」

 

「え??」

 

全員からそんな声が上がる。そしてそれと同時に周りでザワメキが始まった。心操はまだわかる。体育祭の事もあったし、ヒーロー科編入を目指しているなら尚更だ。だがもう1人?一体誰が来るんだ?皆の頭に疑問が浮かぶ。またスタークか?いや転入生?などと考える。皆がそんなことを考えていた時、その男は現れた。

 

カツンッ!カツンッ!カツンッ!

 

その男の顔を見た時、A組の面々はさっきより唖然の顔を見せた。特に緑谷、爆豪、轟は驚きを隠せなかった。

 

緑谷「何で君が?!!」

 

爆豪「マジかよ、、、、」

 

轟「そうか、、、、、」

 

相澤「えぇA組の奴はよく知ってると思うが、、、、士傑高校からの転校生。空条承太郎君だ。」

 

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!!!

 

承太郎「士傑から来た空条承太郎だ。よろしく頼むぜ。」

 

承太郎がそう言って少しの間無言の時間が続いた。だが痺れを切らしたのか爆豪が口を開いた。

 

爆豪「どうゆうことだぁ?何でてめぇがこっちに来てんだよ!」

 

爆豪の言い方は少し乱暴だが、他の皆も同じような疑問を持っていた。B組はB組で、あれがDIOを倒した空条承太郎、、、、と興味を持っていた。すると相澤先生が説明を始める。

 

相澤「空条は先のDIO討伐作戦の処分として士傑を退学になったんだ。まぁしょうがねぇな、、、、相手が相手でも殺しは殺し。色々難航したようだが退学という運びになったってことだ。まぁだから、元々特別推薦をしていたうちが引き取ったってとこだ。」

 

皆唖然としている。承太郎が転校してきたという事実にもだが、ヒーロー高校トップである雄英に他の高校からの転校などはじめての事だったからだ。すると

 

相澤「とにかく始めるぞ。後空条はB組だから今のうちに自己紹介でもしとけ。」

 

相澤先生がサラッとそう言ったのだ。次はB組一同が驚きの声を上げる。そしてブラド先生を見た。

 

拳藤「承太郎君ってうちのクラスなんですか?!」

 

鱗「なんで言ってくれなかったんだよ先生!」

 

ブラド「いやまぁ、、、サプライズ的な、、」

 

こういうのに弱いブラド先生であった。

 

相澤「とにかく始めるぞ!」

 

すると痺れを切らせた相澤先生がそう言って話始めた。

 

相澤「今回はA組とB組の対抗戦!!舞台はここ運動場γの一角!!双方4人組、一つ5人組を作り一チームずつ戦ってもらう!!」

 

B組では楽しそうという言葉も上がる。すると宍田が心操の余りについて質問した。

 

相澤「心操は今回2戦参加させる。A組チームB組チームそれぞれに一回ずつ、つまり5試合中2試合は5対4の訓練となる。因みに1試合は5対5、そこには心操は入れない。」

 

すると、、、

 

葉隠「そんなん4人が不利じゃん!」

 

そういう声が上がったのだ。確かに、葉隠の言いたい事もよくわかる。だがこれは必然、、、いや、実は4人の方が有利と言っても良いのだ。

 

相澤「ほぼ経験の無い心操を4人の中に組み込む方が不利だろ。5人チームは数的有利を得られるがハンデにもなる。」

 

こういうことである。

 

ブラド「今回の状況設定はヴィラングループを包囲し確保に動くヒーロー!お互いがお互いをヴィランと認識しろ!4人捕まえた方が勝利となる!」

 

小森「ヴィランも組織化してるって言うもんね!」

 

鉄哲「シンプルでいいぜ!」

 

皆が納得している中、飯田は頭を抱えていた。その理由は、、、

 

飯田「ヒーローであり相手にとってはヴィラン?!どちらに成り切ればいいのだ?!」

 

飯田は結構素直で演技派なのだ、、、前の戦闘訓練みたいに、、八百万がヒーローでよろしいかとと言っているが、、飯田は大丈夫なのだろうか?そして説明は続く。

 

相澤「双方陣営には激かわ据置プリズンを設置。相手を投獄した時点で捕まえた判定になる。」

 

そう言った先には校長のステッカーがはってあり、いらっしゃい!と書かれた牢屋があった。

 

全員「緊張感よ!!」

 

妥当なツッコミである。

 

宍田「自陣近くで戦闘不能に陥らせるのが最も効率的、、、しかしそう上手くはいかんですな、、」

 

爆豪「4人捕まえた方、、、ハンデってそういうことか?」

 

上鳴は?を浮かべている。

 

相澤「ああ、、慣れないメンバーを入れる事、そして5人チームでも4人捕らえられたら負けってことにする。」

 

すると爆豪が心操に辛辣なことを言い出した。それに対して上鳴は声をあげるが、、、、

 

心操「いいよ事実だし。」

 

徳の高さで何歩も先に行かれてる爆豪であった。すると先生達が箱を持ち出した。

 

相澤「じゃ」

 

ブラド「クジな」

 

そして対戦相手が決定する。

 

第一試合

蛙吹・口田・上鳴・切島VS 円場・鱗・宍田・塩崎

 

第二試合

青山・八百万・葉隠・常闇・クラークVS吹出・黒色・拳藤・小森・空条

 

第三試合

飯田・障子・轟・尾白VS鉄哲・回原・骨抜・角取

 

第四試合

爆豪・耳郎・砂藤・瀬呂VS凡戸・泡瀬・取陰・鎌切

 

第五試合

緑谷・麗日・芦戸・峰田VS柳・庄田・小大・物間

 

クラーク「一佳とか、、、」

 

クラークは拳藤の方を見る。すると拳藤もクラークを見てサムズアップをしてみせた。クラークもそれに返す。

 

ブラド「じゃ心操引け。それぞれ出た数字のチームに入れ。」

 

そしてA組、B組の両方の箱からボールを取り出した。心操はAからは1をBからは5を引き当てた。そしてA組のチームの方に向かっていく。

 

切島「あんな事言ってたけどさ、仲良くやろうぜ!よろしくな!」

 

蛙吹「個性の詳細を教えて」

 

上鳴「モテる顔だ。モテるだろ?俺にはわかる。」

 

心操「よろしく」

 

次はB組

 

物間「君良いよ!いいよ君!共に憎きA組をぶちのめそうじゃあないかッ!」

 

庄田「彼の過ぎた言葉は気にしないでくれたまえ」

 

心操「よろしく」

 

変わらない心操君。嫌、強い意志を持った男だ。そして対抗戦が始まる。




ということで承太郎は転入してきました!そして対戦相手はクラーク!どうなっていくのか!それでは!!
因みに、クラークの新しいスーツのモデルはスーパーボーイプライムのアンチモニターアーマーです!

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