メンドクサイ説明とかパス!って人は読まなくて大丈夫。
ただまあ、謎世界観なこの作品を少しでも深く知りたいなら見た方がいいかも。
まあ、大半はここまでの情報整理ってかんじです。
この作品の設定等が『東方Project』からも『幻想郷貧乏生活録』からも離れた独自の世界観を持ち始めましたので、ここいらで私の頭の中にある世界観や基礎設定を書いておきます。
○世界観
この世界では、幻想郷はかつての外の世界で存続の危機に瀕した種族達の避難・移住先として創られた。
幻想郷の創り方としては、
① 紫達の隠れ住んでいた村と後の博霊神社を幻想郷の核と定める。
② 少しずれた次元に空間を創り、その空間との通路となる穴を世界に開ける。
③ ①を世界から切り離し、②の空間に転移させる。
④ 世界に開けた穴に結界で封をして、世界と②の空間を隔離する。
⑤ ②の空間内で、①を中心に世界を造り増やしていく。
⑥ 空間いっぱいに広がりきったのが現在の幻想郷の形となる。
といった手順。
この内の③~⑤の作業に必要な力が弱体化によって大幅に不足していた為、現在における妖精となった存在やそれに連なる者達に力を借りた。なお、紫達が全盛期の力を持っていたとしてもやはり力不足であった為、どのみち協力は要請していた。この場合は、妖精達が大妖怪と渡り合えるだけの力を持つ存在になっていた。
妖精達の助力で幻想郷のひな型となる郷を世界から切り離し、隔離した空間に移動させる事が出来たものの、暫くすると幻想郷内において『闇』と呼ばれる生物にとって猛毒となるものが発生し、それに侵された者達が衰弱死する事態が発生した。原因を追求した結果、世界の浄化機構を模したシステムが不完全であった事が判明した。
紫達はこの事態への対応を迫られるも、システム改善にかかる時間の予想すらつかない状態であり、急ぎ代替品となるモノを用意する必要があった。
結果、妖精が更に力を削り、『精霊の民』が闇をその身に受け入れ浄化する事でこの騒動は解決した。
しかし、闇をその身に宿した『精霊の民』を全ての生物が本能的に畏れるようになり、結果、『精霊の民』達は差別の対象となった。しかし『精霊の民』達はそんな彼等を許し、更に紫達に自分達を[えた]・[卑人]として扱う事で幻想郷の人間達の不満を解消し、妖怪達への敵愾心を和らげることを提案する。この『精霊の民』が「幸太」の先祖となる。
妖精達はこの方法を決して認めようとはしなかったが、『精霊の民』達の説得により条件付きでこれを受け入れた。この条件こそが【約定】である。
この【約定】は全てが公開される事は無く、一部『精霊の民』達の権利を復活させる方法や彼らへの「基本最低限の助力を除いて不干渉とする」旨の部分のみ知らされた。年月と共にこれらは曲解され、『精霊の民』へは「殺さなければ何をしてもいい」という風潮となっていった。
なお、【約定】の全文を知る者は幻想郷創造に関わった当時の大妖怪や神達の他、妖精、妖精の民、博霊の巫女、稗田家のみとなる。
これらの世界観に伴い、原作にも存在するおなじみのキャラ達に幾つかの追加設定を与えています。
■妖精
外の世界ではかつて妖精・精霊と呼ばれていた存在。世界中でその存在を信じられていた為幻想郷に来る必要は無かったが、その優しき性質から紫達に手を貸した。結果、力の殆どを常時消費する事となり、大幅に弱体化する。本来であれば紫達が束になっても太刀打ち出来ない程の隔絶した実力を持つ。現在の自分達への扱いについては特に気にしていない。しかし、自らの信者であり家族である『精霊の民』への仕打ちについては内心大きな不満があった。我慢していたのは『精霊の民』達自身がその立場や境遇を受け入れていた事と【約定】という保険があったから。
幸太の状況に歯がゆくは思っていたものの、自らが約定違反を犯す事で幻想郷が危機に陥る事が幸太を更に苦しめる結果になると考え、大きく動けないでいた。
後にそれを後悔する事となる......
■精霊の民
外の世界で精霊の祝福を受け、精霊と共に生きていた者達。外の世界では『エルフ』や『ドワーフ』、『ゴブリン』といった形で伝承されている。見た目は人間と変わらず、若干見目麗しい者が多い程度。妖精の自然を司る部分の中でも「他を受け入れる」性質を強く受け継いでおり、その身その物が世界の浄化機構と同じ役割を果たす。総じて温厚な性格であり、他者の為に躊躇い無くその身を犠牲に出来る程の優しさと献身的性質を持つ。また忍耐力も高い為、限界ギリギリまで辛さや疲れを見せず、倒れてから周囲に限界であった事を知られる事もしばしばある。
幻想郷においてもその性質から、その身を『闇』への一時的対抗手段として用いる事を了承し、それに伴い迫害を受けた際にもむしろそれを利用して人間の不満を解消する方法を自ら提案した。実はこれは優しさだけが理由では無く、家族である妖精達が暮らす幻想郷をより良い状態で保つ事とそれにより妖精達の力が少しでも早く戻るようにと考えての事だった。また、自身という共通の迫害対象が居る事で人と妖怪の真の共存の一助にもなれると考えており、現在の人と人間が仲良く暮らす幻想郷を作った陰の立役者でもある。
幸太はこの一族の末裔である。
実は【約定】で日本の「基本的人権の尊重」と同じような権利を保持しており、幸太の状態は約定違反ともとれるグレーゾーンであった。もし幸太がその状況を紫やチルノ達に抗議していたら、【約定】は破られたと判断されていた。
なお、チルノ達妖精が彼を気にかけ手助けしようとしていたのは彼が『妖精の民』の子孫である事が最初の理由。しかし彼と接する内に彼そのものに魅かれるようになり、最終的には約定ギリギリとなる手助けとして、【春を集めた首飾り】を渡して彼の生存率を少しでも上げようとしていた。その愛情と優しさが悲劇のきっかけとなるとは、何という皮肉であろうか。
■博霊の巫女
おなじみ「東方Project」の主人公である 博霊 霊夢 の役職。
幻想郷の人間側のバランサーであり調停者。人に仇為す妖怪への対抗存在であり牽制役。
博霊大結界を内側から調整・保護・修正しており、外から博霊大結界を管理する紫とはある意味対をなす存在。初代は現在の博霊大結界に付随する公的な性質を与えた。
任命・世続のどちらでも良い為、初代博霊の巫女と霊夢の間に血縁関係は無い。
【約定】の全文を知る者の一角であり、ルーミアの能力の限定的封印と監視、『精霊の民』の身分買い戻しの受け口、万が一の時に『精霊の民』を手助けする役を負っていた。
博霊の巫女において【約定】は基本口伝にて後継者に伝えられるが、何らかの理由により行えずに世代交代した場合、紫か稗田家が伝える役割を担っていた。霊夢は【約定】を伝えられずに先代から巫女の役割を継承したが、阿求は【約定】を知らず、紫は霊夢が【約定】を知らない事を把握していなかった為、【約定】について知ったのは全てが手遅れになった後だった。
【約定】を知っていた場合、緊急時に食料を分け与えるなどの手助けを行っても問題無い数少ない存在の一人となっていたであろう。今となっては詮無き事ではあるが......
■霧雨(旧名:ミストレイン)
かつて外の世界において、海の先にある国々で『魔女』や『魔法使い』と呼ばれていた存在のひとつ「ミストレイン」一族が日本名に改名した際の苗字である。
世界的な“魔女狩り”から逃れてやって来たこの一族は西洋の魔法と呪術に精通しており、これらは現在幻想郷内において使用される魔法の一部の基にもなっている。
呪術を用いて博霊大結界に不安定さをもたらす事で、結界の強度を数倍に引き上げた。なお、稀に外の世界において幻想となっていないモノが幻想郷に流れ着くのはこの不安定さによる副作用。幻想郷の中で穢れや淀み、所謂『闇』が発生した際には、『闇』を指定の対象に集めて人為的に浄化する術を発明した。
おなじみ「東方Project」の主人公である 霧雨 魔理沙 はこの一族の子孫。彼女の魔法への適性や才能は先祖帰りによる恩恵が大きい。日本人を祖とする人里の人間でありながら瞳や髪の色が金である事も祖先に外国の血が混じっている為である。
■稗田
まだ外の世界と分かたれる前、幻想郷の基となった郷において人間のまとめ役を担っていた一族であり、現在においても人間の代表として扱われている。
まとめ役である以外は何の特異性も無い一族であったが、【約定】を語り継ぎ、【約定】を記した書物を保管する役目を負った際に当時のあらゆる術を合わせて「転生の秘術」を編み出した。またその秘術の特性を生かす為に自主的に、人間側から見た幻想郷の歴史を綴った歴史書と幻想郷の妖怪等についてまとめた「幻想郷縁起」の執筆を始める。
【約定】においては博霊に並び『精霊の民』の身分買い戻しの受け口、万が一の時に人間サイドから『精霊の民』を手助けする役を負っていた。また、博霊の巫女が【約定】の伝承を行えなかった場合に、新たに博霊の巫女となった者に【約定】を伝える役目もある。
しかし、転生時に記憶を継承出来なかった為、6度目の転生において【約定】を継承出来ず、以後阿求が【約定】に関する記述を見つけるまでその存在を知らなかった。なおこの場合、紫が【約定】に関して当代の稗田家当主にその存在を伝える役目があったが、稗田家当主が【約定】の存在を認識していない事を把握できていなかった為、結局伝えられる事は無かった。
現在は9代目である 稗田 阿求 が当主を務めている。
「報・連・相」や「相互確認・多重確認システム」の大切さがよくわかる事例であると言えよう。その代償は、高いなんて言葉では収まらない程致命的であったが......
■八雲 紫
幻想郷の基となった郷において、人外達のまとめ役の一人であった存在。種族は「すきま妖怪」。
現在においては博霊の巫女のサポートや博霊大結界の調整・維持・修復を主に行い、外から幻想郷にやってくる者達の監視もしている。幻想郷に仇為す存在であれば容赦無く排除しようとするが、そうでなければ幻想郷においてのルールを説明する等有効的に接している。
【約定】の全文を知る者の一角であり、万が一の時に妖怪サイドから『精霊の民』を手助けする役を負っていた。また、稗田家や博霊の巫女が何らかの理由で【約定】の継承に失敗した場合に当代の当主や巫女に【約定】を伝える役目もあったが、実際には取り決め内容が不十分であった為全く機能していなかった。
幸太の状態は知っていたが、ルーミアや霊夢、阿求等が彼の事を気に掛けていた為万が一の時は彼女等が手助けするものと思い放置していた。それ以前に『精霊の民』の子孫が受ける扱いが酷くなっていた事に関しては、少しづつ徐々に悪化していた為、過剰になっている事に気付けなかった。『精霊の民』への関心が薄かったのも原因の一つである。
忙しさにかまけ、重要な事を人任せにしてしまった者の最悪の結果である。その結末はある意味、彼女が自ら齎したモノとも言えるだろう。少なくとも、彼女はそう考えるであろう。
■ルーミア
宵闇の妖怪と呼ばれる人食い妖怪であり、幻想郷に古くから居る存在の一人。
その正体は宵闇の妖怪と暗闇の精霊がその身を融合させ、更に精霊達が力を集め注ぐ事で生まれた半神半妖の人工生命体。基となった二人の人格は混ざり合って全く新しい人格となっている。
誕生理由は『精霊の民』が受け切れ無い過剰な『闇』を喰らう形で浄化する為。その際に相手の血肉を多少取り込む必要がある為、それを見た人間達に「人喰い」と誤解された。実際は人間を食べる事は可能ではあるものの、あまり自ら進んで食そうとはしない。
実は誕生時点では紫達の全盛期以上の力を有していたが、初代博霊の巫女と紫、数柱の神によってその力の殆どを封印されている。その為、現在は妖怪の中でも上の下程度の力しか出せない。本人はあまり気にしておらず、気ままに暮らせればいいと考えている。
【約定】においては、『闇』の浄化をもって『精霊の民』の生存率を上げる役割の他、万が一の場合は中立的な立場から『精霊の民』の手助けをする役を担っていた。
幸太は、代を重ねる毎に徐々に変化していた一族の中でも特に強く変異しており、その身は喰らった妖獣の妖気を溜め込む為に妖の存在にとって甘美なモノとなっていた。故にルーミアにとっても彼の血肉は彼女を激しく誘惑するものであった。その為、結構な頻度で彼の下を尋ねては血肉を食していた。その際にはしっかりと『闇』と「妖力」も吸い取っていた為、幸太は彼女を拒む事は無く、むしろ自らを助けてくれる好ましい存在として歓迎していた。
そして、そんな人肉を食す自分を受け入れてくれる幸太に徐々に魅かれるようになり、役目や血肉の甘美さに関係無く彼という存在を強く欲するようになっていた。
唯一彼の一族に対するその責務を正しく果たしていた彼女は、しかし最後には報われる事無くその最愛を奪われる。夜明けの象徴でもあったその闇は、彼女から奪った世界にとっての永遠の日没へと転じる。それは彼女の心そのものか、それとも己の醜さから目を背ける為に己が目を覆い隠した人の愚かさを表すのか......或いは、幻想の郷へと逃げた者達が本来向かうべきだった場所なのかもしれない......
○【約定】とは
この世界で、 妖精、精霊の民 が、
稗田家初代当主、初代博霊の巫女、八雲 紫、ルーミア 等 と交わした契約。
訳すると、
・『闇』に対応する為に協力するから、『闇』を減らす努力をする事。
・他の対処法も探し続ける事。但し、生贄とか必要なものは却下。
・『妖精』が絶滅する事が無いように保護する事。
・『精霊の民』無しでも『闇』に対処できるようにして、彼等を今の身分と役目から解放。普通の人として扱えるようにしよう。
・『精霊の民』は他の種族からの迫害に対して我慢する。そして身分を最低の物に落として最弱の存在である人間達のストレスのはけ口になる事を受け入れる。
・『精霊の民』は命の危険が無い限りは基本他者を傷付け無いようにする。
・他種族は『妖精の民』が死ぬような扱いをしてはいけない。そして最低限の生活が送れるようにはする事。
・『闇』については基本話してはいけない。
・『精霊の民』に干渉出来るのは『稗田家』、『博霊の巫女』、『八雲』、『ルーミア』、『妖精』のみ。
・どうしても役目を果たすのが辛くなったら、「1万両と証明札」の二つを『稗田家』か『博霊の巫女』に渡せば身分を買い戻す名目で役目から解放される。
・ルーミアの力は『闇』の浄化に必要なもの以外封印します。
・『妖精』が絶滅しそうになったら、妖精は好きに行動して良い。
・『精霊の民』の血が絶えるか、『精霊の民』が約定違反を指摘したら、『精霊の民』はその役目から即解放される。
・この文が記された書物の元本は、魔法等で保護して、稗田家が保管します。
・念の為、約定に関わった者の一部にこの書物の写しを渡します。
・稗田家、博霊の巫女、八雲 紫は約定が忘れられないように子孫に伝え続ける義務がある。
・もし伝え損ねたら、稗田家には八雲 紫が、博霊の巫女には稗田家か八雲 紫が約定の内容を教えないといけない。
・もし約定が破られたら、一度だけ話し合いの機会を設ける。
といった感じ。これらを古そうな言い方をしたものが元の文。
今回の話は、『精霊の民』の唯一の子孫である幸太が死んだ(殺された)事により、約定違反となり、妖精達がその権利を行使した事から幻想郷の機能が一部停止したことに加え、『闇』が発生したという感じ。
まあ、それ以前に約定が色々守られてなかったのがそもそもの発端という背景がある。
説明文が多いせいでめっちゃ文字数増えた...
幻想郷に正当な理由で絶望を齎す為に、無い頭振り絞ってバックボーンを色々と付け足して言った結果がこれ。
設定が甘いだとか、説明不足だとかは許してクレメンス。
これでも結構頑張ったんや。矛盾を作らないようにするだけで精いっぱいやったんや。まあ、見る人によっては矛盾が有るかもだけど......
なんとなく「こんな世界なんだ」と理解してもらえれば、と。
そ、それじゃっ、次話をお楽しみに!!
えっと、今中途半端に1話だけ書けてる作品とかあるけど見たい人居る?
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おう、二次優先で見せろ
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ふむ、ではオリ優先で見せろ
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そもそも興味ねー
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そんな事より更新速度上げろ!
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見たくねーよそんなもん
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いっそ全部曝せよ
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お前もR18書きにならないか?
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むしろリクエストあるんだが?