最近仕事が大変でなかなかモチベガガガ......
執筆は半ば趣味と息抜きを兼ねてるけど、こうも頭が回らないと逆にストレスだ。
まあ、やめるつもりは一切ないがな!!
今回は台詞多めです。
一応誰が発言したか判り易いように配慮はしてるけど、読みにくかったり判りにくかったらごめんに。
集められた総勢30名以上の者達。阿求を含む人里代表の3名が場違いに感じられる程、その殆どが強大な力を持っていた。
博霊の巫女、魔法使い、大妖怪、神、悪霊...種族も所属も宗教も、何もかもが異なる彼女等は、幻想郷の危機を救うという一つの目的の為に集まっている。
あらゆる種族が手を取り合う、幻想郷が目指していた光景が目の前に広がっていた。本来であれば喜ばしい事であるが、その原因を考えれば素直に喜べる筈もなかった。
「霊夢、紫から何か聞いているか?」
「魔理沙...いいえ。あいつ、私から話を聞いたと思ったら急に居なくなってね。ついさっきまた急に表れたかと思ったら『あなたにも勿論協力してもらうわよ!』とか言ってここに引きずり込んだのよ。」
「私も。幽々子様に呼び出されて庭に向かったら、急にここに連れて来られてて......」
「こちらも、同じようなものよ。部屋の中に八雲の九尾が現れたかと思ったら、『幻想郷に危機が迫ってます。ご協力下さい。』とか言って半ば強引にここへ招かれたわ。全く、誇り高き吸血鬼の末裔たる私を軽く扱いすぎでは無いかしら?」
「まあ、しょうがないんじゃないか?見れば天狗の長や蓬莱人、鬼に花の大妖怪、果ては神も何柱か居るようだ。全ての陣営に満足な対応が出来る程、余裕が無いという事だろう。それはそうと魔理沙よ、久しいな。」
「げっ、魅魔様...お、お久しぶりです。」
「何だその態度は?久ぶりに会う師匠に対する礼儀がなってないな?」
「その位にしときなさいよ、この居候悪霊。しかし、知らない顔も多いわね。それ程紫も本気ってことかしらね?」
「映姫様、あいつら明らかに命の理に反してますけどいいんですか?」
「良くは無いけど、今は猫の手も借りたい状況です。閻魔としては直ぐに白黒付けたいところですが、我慢します。小町、顔だけは覚えておきなさい。」
「りょーかいしました~。」
「久しぶりだな、萃香!華扇!」
「おおっ、勇儀!久しぶり!こんな状況じゃなきゃ、再開を祝して一杯やりたかったんだがな。」
「全くあなた達は...幻想郷が大変な時に吞気何だから。」
「神奈子様、諏訪子様、何やら大変な事になりましたね。」
「ああ。まさか此方に来て直ぐに世界が滅びの危機に瀕しているとは思いもしなかった。」
「まあ、もう外の世界に居場所も無いし、こっちで何とか頑張るしかないね~。」
「姫様。最悪、月へ戻る事も考えた方がいいかと。」
「嫌よ、永琳。あそこに戻る位なら、私はこの幻想郷と運命を共にするわ。」
「はあ、仕方無いわね。その時は私も一緒に居てあげるわ。輝夜。」
「ふふっ、ありがとうね。」
「あやや~。これは壮観ですね~。」
「文、今回は大人しくしていろ。」
「分かってます、天魔様。(この不安が気のせいならばいいのですがね~。)」
「おや。これは天界の遣いの方ではございませんか。」
「あら。これは毘沙門天の遣いの方。初めまして、永江 衣玖 と申します。」
「こちらこそ初めまして。私は 寅丸 星 と申します。それにしても、お一人ですか?確か今は比那名居家に仕えられていた筈ですが?」
「総領娘様なら天界に置いてきました。ここで我儘を言われても困りますしね。私が天界の代表代理だとお考え下さい。」
「な、成る程。そちらも大変そうですね......」
「あら?アナタ地底の妖怪?」
「ええ、初めまして。旧地獄にて地霊殿の主をしています、さとり妖怪の 古明地 さとり と申します。貴方は…フラワーマスターの 風見 幽香 さんですか。」
「へえ、それがアナタの能力なのね。心を読むようだけど、紫の真意は読めた?」
「いえ、心に意図的に蓋をしているようで読めていません。」
「ふふっ、そうでしょうね。アナタ、能力に自信があったようだけど心を読むのも程々にしときなさい。誰もが私達のように寛大な訳じゃないからね?」
「っ!き、肝に銘じておきます。」
「久しぶりね~、サリエルちゃん、隠岐奈ちゃん。」
「......久しい。」
「久しいな、神綺。そして相変わらず無口だな、サリエル。」
「いや~、大変な事になってるみたいだね~。魔界はそこまで影響来てないけど、紫ちゃんが慌てるなら相当だよね~。」
「......不吉。」
「確かにな。急に集めてこの戦力だ。一体どことやり合うつもりなのやら。」
各陣営の者達が、思い思いに話していた。本来であれば一堂に集う事は無かった者達の邂逅。それは幻想郷が非常事態である事の証明にも感じられた。
・・・
「それで、すきま妖怪。私達を無理やり起こして、碌な説明もないままこうして集めた訳だが……」
「幻想郷が崩壊するかもしれない、というのは聞いていますし、それが嘘や誇張では無い事は理解していますが...そろそろ詳しい説明をして欲しいですね。」
紫にそう問いかけたのは外の世界では聖徳太子と呼ばれていた、今は神霊廟の主である尸解仙の一人 豊聡耳 神子。そして、妖怪寺とよばれる命蓮寺の僧侶にして住職である 聖 白蓮 であった。
彼女達はそれぞれ幻想郷のとある地にて封印されていたが、幻想郷存続の危機という事で紫が封印を解き、簡単な説明の後このスキマ空間へ半ば強引に連れられたのだった。
「ええ。人員も揃ったし、目的地に行く前に全員に状況の説明をするわ。」
紫の言葉を受け、思い思いに話していた面々が口を噤み話の続きを待つ。
「まず、今幻想郷で起こっている異変については皆把握しているわね。」
それに対し全員が頷く。神子や聖のような現状を知らなかった面々も事前に他の面々に説明を受けていた為、幻想郷に何が起こっているのかは把握しており、また、自分達が戦力として期待されて集められた事も理解していた。
「直ぐにどうこうなるものじゃないけど、現時点で既に最悪の未来が迫っていて詰みかけているわ。そして地獄や冥界といった幻想郷に内包されている場所に関しても、その内影響は出てくるでしょうね。」
“既に詰みかけている。”その現実に全員の心中に不安が広がるも、誰一人としてそれを口に出さなかったのは流石と言えよう。
「それで、今回の異変の元凶というか原因なんだけど、妖精達がそれに当たるわ。」
「「「「「「「っ!?!?!?」」」」」」」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「???」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
その言葉を受けた彼女らの反応は、大きく二つに別れた。
元々それを予測していた反応を示さなかったが、何が問題なのか理解出来なかった者達の一人(一柱)である 八坂 神奈子 は、絶句し緊張を孕んだ表情を浮かべる面々を横目に見つつ紫へと尋ねた。
「ふむ、スキマ妖怪よ、本当に妖精達が異変の黒幕なのか?あの程度の者等を相手取るのに、この戦力は些か過剰に思えるのだが?もしかして、とんでもない力を持った協力者でも居るのか?」
「……いいえ、相手は妖精のみよ。」
「分からんな。何故たかだか妖精程度にそこまで警戒するのか。」
「……そうね、アナタ達は知らないわよね。これを知っているのは、幻想郷の誕生に携わったもの達だけだから。私の言葉の意味を理解出来る者は限られる。だから、少し......昔話を、しましょうか......」
昔々の物語。
人と神と妖の、とある罪の物語を。
口調や一人称、他キャラへの呼び方は原作と違うかもだけど、この作品独自の設定ってことでひとつ、納得して。
次回から、過去話。
この3次小説の世界の根幹部分が語られます。
ここからは、もう原作とも元の2次小説とも別の世界になりますので、続きを読まれる際はその点ご留意下さい。