あるフランス人は考えた
「国土を全て要塞化すれば最強じゃね?」
こんな頭の悪い考えが普通は実行に移されることなど
100000000000000000000000%ないはずなのだが、先の大戦のせいで議員全員マジ狂いしていたため予算が降りてしまった。
そのため後世ではマジノ線、又はマジノ面と呼ばれる要塞の建造計画がスタートしたのである。
まず、今ある川や山、谷に湖そして泥地と台地、それらを世界遺産ごと全て削り、埋め立て平らにし、国土の何処にビー玉を置いても転がらない全くの水平にしてしまった。お前らそんなんで自然保護なんてよく言ってられるな。
そんな大変なことになった国土に今度は地上10km、地下3kmに及ぶ積層型の都市要塞を作り始めた。
その規模は特需で隣国が好景気に沸き立ち地球の裏側の日本までGDP成長率が3%上昇したほどである。
また、かつて無い規模の巨大建造物を建造するにあたって最新の技術が惜しげもなく注ぎ込まれた。
要塞表面にびっしりと換気口を付けても空気が全く足りないこと、建造はもちろん、維持管理のために必要な建材すら地球上の全ての物をかき集めても必要数に満たないこと。そもそも国民全員のため生活資源を自給出来ないこと。
それらを検討した結果、中心部で無から全ての物資を生成する事になった。
また戦死者0人を達成するために無人兵器を運用することにされた。
継戦能力の維持の為月産にして、戦車10000000輌、無人航空機100000機、戦闘用歩兵型機械10000000000体の生産を目安とされた。
もしこれを攻略する為には、核が直撃してもびくともしないベトンでガチガチに固めた壁の中にありとあらゆる無人兵器群がうじゃうじゃといる中を、最短でも国境から100km離れている居住区域まで進まなくてはならない。はっきり言って不可能である。
内部では生産は完全自動化され、美術館、劇場、映画館、ゲームセンター、病院、鉄道、空港などのありとあらゆるサービスが完全無料化で提供されることとされた。
建造期間は10年!
フランス人達は力を合わせて必死に建造に取り組んだ。
その最中に移民とのわだかまりも同じ事に取り組んだお陰で溶けたほどである。
そして完全まであと100日となり自然の要害であり進軍は困難であるとされため、唯一整地されずに建造を後回しにされたアルデンヌの森を、好景気の余波で整備されたちょび髭ドイツ戦車軍団に突破され無用の長物となったのはまた別のお話。
パリは二度燃える