嬉しいので初投稿です。
宇宙が未知であったあの頃。
冷戦の時代。
そんな頃の物語です。
『スプートニクに乗って、宇宙に飛ばされたライカのことを思えば、
僕の不幸なんてちっぽけなモノだ。』
映画:マイライフ・アズ・ア・ドッグ より
1:空飛ぶ犬
タスケテ……タスケテ……
私の名前はライカ。
今宇宙にいます。
2:名無しの淫魔
ファッ!?
3:名無しの淫魔
えぇ……?
4:名無しの淫魔
もしかして今話題のライカちゃん?
5:名無しの淫魔
お空に飛ばされたお犬様やんけ!
まだ生きてるのか……(畏怖)
6:名無しの淫魔
ここでスレを立てられるってことは……?
7:名無しの淫魔
Welcome to Underground……!
8:名無しの淫魔
地球の原種からも淫魔になることあるんやなぁ~
はぇ^~すっごいわぁ^~
9:空飛ぶ犬
あの……(怒)
聞いてもらってもいいですか?
10:名無しの淫魔
ごめん
11:名無しの淫魔
ごめんね
12:名無しの淫魔
勝手に盛り上がってスマソ
13:空飛ぶ犬
こちらこそすみません……。
ただ一刻も早く地球に帰りたいんです。
14:名無しの淫魔
優しい世界
15:名無しの淫魔
そうえいば
この世界の宇宙ってどうなの?
ちょっと知りたい
16:名無しの淫魔
地球以外に
人間きゅんがいる惑星ってあるの?
17:名無しの淫魔
地球に帰りたいコメント
完全に無視(笑)
18:名無しの淫魔
心配せんでもええよ
どうせ帰ること出来るし
19:空飛ぶ犬
>>18
え……
それってどういう意味ですか?
>>15
体が変化する前は
暗闇が怖くて凍えるように冷たかったけど、
今は涼しいくらいです。
>>16
地球をクルクル回ってるだけでは
近くにそんな星は見えませんね。
20:名無しの淫魔
イッチ(ライカちゃん)よく聞いてや
君は何故かは知らんが生まれ変わった
淫魔族ってのになったんや
種類は犬……?
まあそんなことは些細なことや
つまりこの世界では強い生物になったんやな
だから君が空間を蹴るだけで
目指す方向に飛べるで
21:名無しの淫魔
魔獣族って無重力でも
足に魔力を圧縮して突貫してくるからな……
22:名無しの淫魔
体の構造が異次元だからね
23:名無しの淫魔
ということやで、ライカちゃん
はぇ^~他の惑星に人間きゅんはおらんのやな
用済みじゃ失せろ!
24:名無しの淫魔
(笑)
25:名無しの淫魔
お前が消えるんやで
26:名無しの淫魔
こいつらは無視してええぞ
それよりなんでその体に変化したの?
淫魔化なんて
淫魔族の手助けか
強い思い(未練)が
必要な珍しいことなんだよ?
27:空飛ぶ犬
け、喧嘩はやめてください!
でも失礼な言葉を使うのはいけないと思います!
>>26
ええと……
実は好きな人がいるんです。
その人への……思いってことですかね////
出会いは路地裏でした。
私を路地裏で拾ってくれた優しいあの人。
研究の一環?だったけれど私を愛してくれました。
私がロケットの先端に詰められる最後、
彼は人々の静止を振り切って止めに来てくれたんです。
「ライカァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
そんな声がロケット発射と同時に聞こえました。
私は嬉しかった。
彼の役に立てたのだから。
最後まで私の為に泣いてくれた彼。
ずっと一緒にベットに潜っていたあの日々。
広い庭で私と追いかけっこをしてくれた彼の笑顔。
彼も私を最後まで愛してくれていたんです。
そんな思い出全てが忘れられませんでした。
だから空気も絶え熱くて寒い中、
それでも生きたいと思ってしまったんです。
そしたら………
この体になっていました。
27:名無しの淫魔
(話が)重いんだよおおおお!
そりゃ淫魔化しますわ(納得)
28:名無しの淫魔
これは”嫉妬”やない
”涙”や
29:名無しの淫魔
いいぞ、ライカ……
お前がナンバーワンだ。
30:名無しの淫魔
私も人間きゅんと
そんな恋してみたかったなぁ……
31:名無しの淫魔
はいはい
上級改変魔術資格を頑張って取ろうな
32:名無しの淫魔
やだ、小生やだ!
あの魔術形式見てたら頭が壊れるの!
33:名無しの淫魔
嫌って言ってもするんだよ勉強
34:名無しの淫魔
なるほどな
その強い思いが貴様が魔獣化した理由……
参考になったよ
35:名無しの淫魔
何様定期
36:名無しの淫魔
淫魔以外無いだろ
37:空飛ぶ犬
>>34
とんでもありません!
お役に立てれば幸いです!
分かりました!
皆さんが言うように
地球に目掛けて飛んでいきますね!
いくぞ!待っててね!ご主人!
38:名無しの淫魔
頑張れ若人~
39:名無しの淫魔
また帰ってきたらスレ立て頼むわ
40:名無しの淫魔
そうやな
次はご主人様の写真もクレ
41:名無しの淫魔
ふん……興味なぞ……
ありますねぇ!くださいィ!!!
42:名無しの淫魔
うーんこの
43:名無しの淫魔
達者でなワンちゃん
ニュース見ながら報告待つわ
44:空飛ぶ犬
はい!
ありがとうございました!
あっ……!なんかコツが掴めてきました!
帰りまーす!
お礼にですが
地球の画像です!お納めください!
さようなら~!!!!!!
【一人の犬娘がピースしている
周りには暗闇と星、犬娘の背景には地球が存在した】
45:名無しの淫魔
なあ
みんな思ってたこと言っていい?
46:名無しの淫魔
ええで、多分ワイも同じ気持ちや
47:名無しの淫魔
その気持ち多分全員が思ってることや
48:名無しの淫魔
せーのでいこうか
49:名無しの淫魔
せやな
せーの!!!!!!!!!!!!!!!
【地球ちっさwwwwwwwwwwwwwwwww】
【淫魔達】:
掲示板のスレ住民。
原作に近い時代の方々。
地球にはゲートさえない時代であり、
改変魔法の取得が渡航の必須条件である。
『人間きゅん=憧れの可愛い性欲ペット』の感覚であり、
人間に触れたことある者は珍しいとされる時代だった。
ちなみに地球は小さいらしい。
【宇宙犬ライカ】:
赤い国の野良犬。
路地裏で衰弱していたところ、研究員に拾われる。
研究員を愛してしまった犬は、
彼のために努力したのである。
旅立ちの日。
研究員が人々の静止を振り切って
ライカ取り戻そうとする姿を見た。
『ご主人様とあの幸せな生活をもう一度』
その一心が彼女に
魔力を纏わせ新たな生物へと進化させた。
赤き国の湖の一つに”ライカ湖”がある。
これはライカが不時着した場所であり
この場所で二人は幸せに過ごしたのだという。
魔獣族の間では縁結びスポットとして大人気である。
【研究員(ライカのご主人)】:
よわよわ人間きゅんの中でも頭がいいほうの分類。
宇宙開発戦争の真っ最中、彼は実験動物を選んだ。
名前はライカ。
後にパートナーとなる彼女を選んだのは運命だった。
最初は経済動物の価値しか見い出さなかったが、
一緒に暮らすうちに誰よりも愛していくことになる。
ロケット発射の日。
彼は必死に走っていた。
ライカを取り戻そうとしていたのだ。
愛する彼女をもう一度自分の手に……。
その結果は叶わなかった。
生きる気力を無くした彼は開発グループを抜け一人田舎に帰る。
そこはライカが宙へ飛ぶ前に住んでいた家だった。
彼は近くの湖に投身自殺を行うつもりだった。
自身の後悔とライカへの謝罪をつぶやきながら。
そこに湖に小さな隕石が落ちてきた。
だがそれは一人の女性であった。
「ただいま、ご主人」
男は声に振り返る。
そして男と女は抱き合い泣いた。
その声は静かに湖を揺らしていた。
【宇宙犬ライカとご主人様】:
魔界のベストセラーである。
とある作家が書いたとされるが著者は不明。
ノンフィクション作品として
多くの淫魔達に愛されてるそうだ。
ちなみに
”あの大魔王様も号泣した!”
とおすすめラベルが貼られている。