冬の能登半島・新横浜発9時59分の行方不明者 作:新庄雄太郎
「俺も、内浦の果南に電話しておいたし、何か情報来るだろう。」
と、鶴岡は言った。
「そうか、内浦には果南と曜が知り合いだったな。」
「ああ。」
「とにかく、内浦へ行って見ようか。」
「うん。」
「何か、分かるかもしれんな。」
と、高山は言う。
「主任、千歌ちゃんの旅館にはよったかな。」
「そうだな、千歌ちゃんにも協力して貰おう。」
「うん。」
「よし、この件は失踪事件として捜査してもらおう、早速捜査をしてくれ。」
「わかりました。」
次の日、南と高山は高杉班長の命令で沼津へ行くため7時25分発の新幹線「ひかり103号」に乗って静岡へ向かい、静岡からは東海道本線に乗り伊豆内浦へ向かった。
「静岡へ行くなら「こだま」の筈なのにどうして「ひかり」で行くんですか。」
「うん、そこからは一部の「ひかり」で静岡へ行く事も出来るんだよ。」
「へぇー。」
「でも、どうして内浦に捜査をするんですか。」
「しずくの父は、沼津へ行った可能性があるかもしれん。」
「それで、内浦へ行くのか。」
「ああ。」
南と高山が乗った東海道新幹線「ひかり103号」は8時24分、静岡に到着した。
そこから、東海道本線に乗り換えて沼津へ到着した。
「この辺が、内浦に近いのか。」
「ええ。」
「とにかく、内浦へ捜査してみよう。」
「ええ。」
早速、南と高山は内浦で調べることにした。
「えっ、先月にこられた。」
「ええ、確か11月の下旬ごろにその男を見かけたけど。」
「いつ頃です。」
「そうですね、11月の23日ですよ。」
「その日に来たんですね。」
「はい、その人が何か。」
「実はですね、新横浜駅で新幹線に乗って行方不明になったんです。」
「えっ、行方不明。」
「はい、12月の3日頃に。」
その後の調べで、しずくの父は11月頃に沼津へ来ていた事が判明した。
「その沼津から帰ってきた後、次の日に新横浜で新幹線に乗ったんだ。」
「問題は、どこへ行ったんでしょうか?。」
そこへ、高山のスマホがかかって来た。
「もしもし、あっ、桜井。」
「わかったよ、桜坂の足取りをつかめたよ。」
「えっ、本当か。」
「恐らく、新横浜9時59分発の新幹線「ひかり217号」にに乗ってる。」
「えっ、桜井本当か。」
「間違いないわ。」
「あっ、桜井内浦へ行って調べてきたけど11月の20日に沼津に来ていたそうです。」
「えっ、それ本当なの。」
「ああ、その日の休みに沼津と内浦へ来ていたそうです。」
「なるほど。」
「12日に桜坂の家に電話があって、男の声の人からかかってきたって。」
「その相手は。」
「わかんない。」
「そうか、ありがとう桜井。」
と、携帯を切った。
「高山、何か分かった。」
「実はな桜井から電話があって、11月19日に桜坂の家に男の声の人から電話があったって。」
「えっ、本当か。」
「うん、今桜井が調べてるって。」
その頃、桜井は松本と梶山と一緒に桜坂に話を聞くことにした。
桜坂家
「しずくちゃんのお父さんにかかって来た男の声の人に心当たりはありせんか。」
「そうね、私は知らないわ。」
「そう。」
「桜井、わかったよ。」
「本当か。」
「調べて見ると、9時59分発の「ひかり217号」下り新大阪行だ。」
「それに乗って、どこへ行ったのでしょうか。」
「そこなんですよね。」
「問題は、何処へ消えたかだ。」
そして、しずくの父は伊豆内浦に入るのだろうか。