ガイア連合山梨支部オカルト技術部だけど、なんやかんやで終末対策してます 作:メガテン好き東北民
転生した。
まぁ、なろ〇界隈ではよくある話だが実際に我が身に起こるとは思わなかった。そして、まぁ、お約束の嬉し恥ずかしの乳児期から幼少期の話はスキップさせてもらおう。
さしたる問題もなく健やかに成長し、二度目となる人生経験を持って無難だが中々な経歴を積み上げ、吉良吉影ではないがまぁまぁいい感じのポジをキープしながら過ごす。
社会人になって矯正されたコミュ力でぼっちだけは回避しつつ、中二病にはまることもなく、無駄に反抗期に入ることもなく、将来を見据えて運動と勉強などにも精を出す。
だが、小学・中学・高校と進み、ネット環境に触れられるようになって気づく。
あれ? これって女神転生というかアトラス系の世界じゃね?と。
調べれば調べるほどに現れる、オカルト染みた不穏な事件やメシア教の胡散臭さや悪魔によるものと思われる怪事件、などなど。
この世界では、この犯罪率&未解決率が普通と思ってるから気づかないが明らかに異常である。警察が汚職だらけの集団ではないと思いたいが……
また、妙に信心深い年寄や住民がどこもかしこも居ては、あそこに近寄ってはいけないとガチで昔から教えられることが多い。
おバカなパリピが怪談の元となる場所へ肝試しに行っては行方不明になることも多々ある。
というか、お隣のクラスの連中らがマジでそうやって消えたというから、調べてみた。
結果は大当たり。
え? あいつらココに遊びで入っていったの?
いやーな雰囲気どころか、なんか、こう、近づくだけで死が漂うようなとでも表現すべき場所だった。一度死んでいる経験がそれを予感させた。
転生した実体験からオカルトを真面目に信じるようになったし、だからこそこういった危険な場所には敏感になっていたし、身近にあるものと気づいてからは確信するようになった。
ちなみに助けるつもりなんて全く起きなかった。何が悲しくて美人でもない十人十色の阿婆擦れとその関係者らを命がけで助けに行かなければならんのだ?
……美少女が無理やり連れていかれてたり、助けたらホレてくれそうな可愛らしい子だったらワンチャンあっただろうけど。
助かりたかったら助けられる価値のある人物になっていなかった自分たちを恨むがいいさ。
そうして事件は風化し、やがては迷宮入りすることとなった。……こんなことが図書館の地方新聞の保存版にどんだけあったというのか。
調査時のノートにびっしりと埋まりそうな記事の数にゲンナリしたのは記憶に残っている。そりゃー、年寄りならガチで警告するわな。
この時点で、自分の人生計画は大転換を迫られることになった。
メガテンと言えば、ある日突然に世界が崩壊する大事件が発生するのがお約束だ。おそらく自分の寿命までに起こり得る可能性は高い。
スティーブンが作ったような悪魔召喚プログラムがネットに流れてることもなく。当面はこのままの状況が続くと思われるが、ICBMが発射されていきなり世紀末が訪れる可能性もなくはない。
このまま表社会でまぁまぁ頑張って生きていく人生設計では何ともならないと考えたものの、霊能力者に弟子入りできるコネもなかった。
だが、幸運なことにネット上の転生者限定の覚醒者・霊能力者スレを発見し、お仲間と情報交流することで何とか出来る可能性も高まった。
そうなってからは明確な目標が定まった。終末を何とかして乗り越えて、畳の上で大往生してやろうというのが自分にとっての目標だ。
ちなみに孫に囲まれるかどうかは気にしない。
ゆえに、まずは力を求めた。一皮むけば弱肉強食を是とする、悪魔が蔓延る世界が待ち受けているのだ。最低限の自衛能力は必要不可欠である。
富士山の裾に位置する星霊神社。いつごろから始まっていたかは気にしていないが、そこで行われる覚醒修行プログラムへと参加。
地獄のような……まさに地獄と呼ぶに相応しい臨死体験を経て、覚醒した。
だが主人公になれるようなチートに目覚めることもなく、電撃無効というビミョーな能力を授かっただけだった。
静電気発生装置に触れても、なーんの効果もない。髪の毛が逆立ったりもしない。
100Vコンセントから延長コードで電極を引っ張り出し、風呂上がりに塩水で肌を湿らせたまま接触させてもピリリとも来ない。
試しとして、お手製の昇圧トランスを作っては特高圧手前の電圧を印加してみたものの、無効化されるだけであった。
一応言っておくけど素人はやっちゃいけないし、スライダックに逆接続するのは止めておこうね。多分、内部短絡するから。
うーむ、前世で経験した電気工事関係の仕事につくなら是非とも欲しい能力だったが……この世界ではむしろ呪殺無効の方が欲しかった。
その後は、大学推薦の話しが決まりかけていたが辞退しては山梨第二支部の方へと就職することにした。
当然のことだが家族や親族、後輩にも驚かれた。ほとんど反対された。
そりゃー、傍目には真面目で勉強もスポーツもできる良い子だったのに、いきなり一念発起して有名大学行きを蹴っ飛ばして創業5年足らずの給料や福利厚生すらアレなベンチャー会社へ就職しようというのだ。
反対されたものの、自分の意志を押し通して勝ち取った。……というか、ほとんど家出同然で飛び出していった。
そうして、数年が経った。
ショタオジとかって人工的に異界が作れるの?
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ゲームの無限ループ的な異界も作れるってマジ?
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じゃあ、上から水を流せば半永久的に流れ続けるよね。水力発電すれば疑似永久機関で大儲けできるし、大破壊後の電力インフラが確保できるんじゃね?
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誰かやってくれる人おらんの?
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金出して秘密契約結んで外部にやらせればよくね?
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流石に異界やらオカルトの詳細を明かして関与させるのはアウトか……って、自分電験三種と電気工事関係しか資格持ってないけど?
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なんで自分がアイディア出したからって発案者兼責任者にさせられるんだよ#(まじオコ
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とりあえず大きめの一軒家レベルでの数十kW程度の発電容量では成功と言っていいかな。異界の安定化とか流路にゴミが溜まる問題や、沈殿槽とか電気系統の改善点は結構あるけど……
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何故に段階を踏まずに一気にメガワット級の発電施設建造の話しが出てくるんですかね?##(激おこぷんぷん丸
自分がプロジェクトリーダーっておかしいやろ!
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大破壊が近いから早めに目途を立てておかないとならんのは分かる。だが、金も人も物資も土地も足りんやろ!#
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ふぁー! オカルト関係者ってめっさ協力的な連中ばかりやん。ああ、金はあっても覚醒してない転生者はそりゃガイア連合にすがりたくもなるわ。
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だからって、いきなりコンパクトな異界で永久ループ発電施設をシェルター内部に建造する計画の責任者って止めてくれん?
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なんでやねん! 日本全国でドンドン追加建造しろってなんでやねん!? #(ムカ着火ファイヤー
……どうしてこうなった?