ナイツ&マジック 銀鳳と死神   作:クレイトス

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今回も前後編だよ


異母兄弟と死神の逆鱗 前編

 ステファニア「私、可愛くて賢い子が大好きなの!ああ、このさらさら感癖になりそう!それに髪も長くてすごくいい!」

 

 アディ「エル君だって負けてないです!こう、腕の中にすっぽり収まる感じがイイんです!」

 

 エル「(……………どうしてこんな状況に……)」

 

 デュオ「(むっ胸がーーーーーーー‼‼?」

 

 なぜデュオがステファニアに、エルがアディに抱き着かれているのか、それは遡ること数分前のこと――

 

 

――――――

 

 

 キッド&アディ「「ご無沙汰しています、ステファニア姉様」

 

 エル「(…二人に姉がいるだなんて初耳ですね)」

 

 デュオ「(にしても何であんなぎこちないんだ?)」

 

 ステファニア「ええと、あなた達は」

 

 エル「僕は騎士学科初等部一年のエルネスティ・エチェバルリアです」

 

 デュオ「同じく一年のデュオ・エチェバルリアです、ところであなたは」

 

 ステファニア「そういえばまだ名乗っていなかったわね。私はあなた達と同じく、騎士学科初等部三年のステファニア・セラーティよ」

 

 ステファニアの家名を聞いた、デュオはすぐに小声でエルと話し始めた。

 

 デュオ「なあエル、セラーティって確か

 

 エル「確か、名門の貴族にその名前があったと思います。しかしキッドたちの姓はオルターのはずです

 

 デュオ「だよな、なのになんで姉様って呼んだんだ?

 

 アディ「あのね…エル君それにデュオ、これは……」

 

 ステファニア「………場所を変えましょうか」

 

 デュオとエルに、何かを話そうとアディが話し始めようとしたが、うまく声が出てこなかった。それを見ていたステファニアの提案で場所を移動することにした。

 

 

 

――――――

 

 

 

 デュオ&エル「「異母兄弟?」」

 

 場所は変わり、噴水のある静かな場所でデュオとエルはキッドたちのことについて聞いていた。

 

 キッド「俺達はいわゆる、妾の子供ってやつだけどな。家の母さんが遠慮して、別で暮らしてたんだよ」

 

 エル「そんな事情が…」

 

 デュオ「…」

 

 キッド達がステファニアと異母兄弟であることを知らされたエルは驚いていたが、デュオは驚くことはなくただ静かに話を聞いていた。

 

 ステファニア「ごめんなさいね、うちのお母様って嫉妬深いから」

 

 アディ「あっ、いや…いえそういうわけじゃ」

 

 ステファニア「全く……」

 

 ステファニアの発言におどおどしながらアディが答えていると、ステファニアは二人に手を伸ばし頭をなで始めた。

 

 ステファニア「こんなに可愛い子達(弟と妹)だっていうのに!」

 

 アディ「(う~ん……)」

 

 キッド「(ティファ姉は天然だからいいんだけど…)」

 

 以後ステファニアのセリフ部分の名前をティファと記述しますby作者

 

 アディ「その……姉様がこの学園にいるってことは………」

 

 ティファ「………ええ……貴方達が不安がるのも仕方ないわね」

 

 デュオ&エル「「?」」

 

 ティファ「バルトサールもここに通っているわ」

 

 ステファニアのその言葉を聞いたキッドとアディは少し顔を俯かせてしまった。

 

 デュオ「あのちょっといですか?」

 

 ティファ「?なに?」

 

 デュオ「バルトサールって誰です?」

 

 デュオの発言にエルも頷いていると、ステファニアは「ああ」と言った。

 

 ティファ「そうね、二人は知らなかったわね。バルトサールは私の家の弟で、初等部二年生よ」

 

 アディ「何かと威張り散らして、私たちを目の敵にしてくる奴なの」

 

 キッド「いい加減放っておいてくれりゃいいのにな………」

 

 アディ「!あっ」

 

 ティファ「いいのよ」

 

 ステファニアの前で彼女の弟の悪口を言ってしまったことに気付いたアディは慌てたが、ステファニアは気にしていな様子でそう言った。

 

 ティファ「二人は元々賢くて良い子達だったは、今回なんて入学早々噂になるような成果を見せて。自分の居場所が取られてしまうんじゃないかって焦ってしまうのよ」

 

 アディ「こっちはそんなことこれっぽっちも考えてないのに…」

 

 キッド「でもそのうち嫌でも顔を合わすことになるよなぁ…」

 

 エル「…」こくり

 

 デュオ「…」こくり

 

 キッド達が話をしているのを他所に、デュオとエルはお互いに顔を合わせていた。

 

 エル「大体の事情は分かりました…では、どういう方針にしましょうか?」

 

 キッド「は?方針?」

 

 エル「迎撃ですか?」

 

 キッド「えっ」

 

 エル「それとも黙殺?」

 

 アディ「ちょ」

 

 デュオ「いっそのこと闇討ちという手もある」

 

 ティファ「まぁ」

 

 デュオとエルによる方針の話を聞いた三人は驚きの声をあげていた。

 

 キッド「闇討ちってお前等……」

 

 アディ「っていうか…エル君達をうちのいざこざに巻き込みたくないんだけど……」

 

 エル「確かに僕達が踏み込んでいい問題ではないかもしれません」

 

 デュオ「でも、二人が困ってるなら見過ごすことなんてでないきよ」

 

 アディ「どうして?」

 

 デュオ&エル「「そりゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         大切な友達だからな(ね)!

 

 デュオとエルのその言葉を聞いてキッドとアデイは、少しの間固まっていたがすぐに笑い出した。

 

 キッド「…ぷっハハハ」

 

 アディ「あははははっ」

 

 二人が笑い出したことにデュオとエルは首をかしげていた。

 

 キッド「ほんとにお前等が友人で良かったって思うよ、敵には絶対回したくねぇ」

 

 エル「?」

 

 アディ「うん!さすがエル君とデュオ!」

 

 デュオ「お前等それ誉めてんの?」

 

 キッド&アディ「「おう(もちろん)!」」

 

 デュオ「そっか」

 

 キッド「あんま迷惑はかけたくねぇけど」

 

 アディ「本当に困った時は…お願いするね!」

 

 デュオ&エル「「おう(はい)!」」

 

 そんな彼らを見ていたステファニアは笑みを浮かべながらデュオとエルに近づいた。

 

 ティファ「良いお友達を持ったようね、改めて弟と妹をよろしくお願いするわ」

 

 デュオ&エル「「任せてください!」」

 

 ステファニアはそう言いながら二人の両手を伸ばすと、デュオとエルは返事をしながらその手を握った……まではよかったのだが。

 

 ティファ「………」

 

 エル「あの…そろそろ」

 

 デュオ「放してもらってもいいでしょうか?」

 

 ステファニアが全く手を放してくれず、そのまま膠着。すると唐突にステファニアが話し始めた。

 

 ティファ「エルネスティ君とデュオ君はとても強くて賢い子なのね」

 

 エル「?…それはどうも」

 

 デュオ「ありがとうございます…?」

 

 ステファニアからの謎の発言を疑問に思っていると。

 

 ティファ「そこで相談なんだけど、騎士を目指してるならお姉さんを護る騎士にならない?三食添い寝付きで!」ずいい

 

 デュオ「は?」

 

 エル「えっとなんか困るんですけど」

 

 まさかの私の騎士にならないか発言にびっくりしていると。

 

 アディ「ちょっと駄目よ!

 

 デュオ&エル「「(アディ!)」」

 

 アディが大声でそう言った。アディからの助け舟に歓喜したデュオとエルであったが次の発言で一瞬でその希望は砕け散ることになった。

 

 アディ「エル君は私のぬいぐるみなんだから!」

 

 エル「アディ?」

 

 デュオ「ですよねーーー」

 

 アディのエルは私のぬいぐるみ発言により、エルは驚きデュオは呆れていた。しかしステファニアの暴走は止まることはなかった。

 

 ティファ「私は可愛くて賢い子が大好きなの!」

 

 ステファニアはそう言うと、デュオとエルの二人を抱き寄せそのまま抱きしめた。

 

 エル「……」

 

 デュオ「!?!?!?!?」

 

 抱きしめられたデュオとエルは待ったっく別々の反応をしていた。

 

 アディ「それは分かるけど、いくら姉様といえどエル君は渡しません!」

 

 アディはそう言うと、ステファニアからエルを引きはがすとすぐに抱き着いた。

 

 デュオ「(あれ?俺は?)」

 

 自分だけ引きはがされないことに疑問を持っていると。

 

 ティファ「あら、じゃあデュオ君はいいの?」

 

 アディ「デュオは問題ないです」

 

 デュオ「(え!?なんで!?)」

 

 まさかのデュオはいいよ発言をされてしまい傷ついていた。そしてアディからのOKを貰うとステファニアはさらに強くデュオのことを抱きしめた。その結果ステファニアの大きく実った果実がデュオに押し付けられた。

 

 エル「(なにこの家系怖い)」

 

 デュオ「(むっ胸がーーーーーー‼‼?)」

 

 エルは家系を怖がり、エルは押し付けられる果実に対して赤面していた。そして二人はすぐさま同じ方向を向いた。その先にはこちらを見つめるキッドの姿があった。

 

 デュオ&エル「「(キッド!友人の危機だぞ(ですよ)!?)」

 

 キッド「どーにもならん…」

 

 キッドはそう言うと二人から目をそらした。そして二人はキッドのまさかの行動に傷ついていた。そんな時、遠くからこちらに向かってくる人影が見えた。

 

 バトソン「おーーーーーい、お前らこんなとこにいたのかよ」

 

 キッド「よお、バトソン」

 

 やってきた人物は、バトソンであった。

 

 バトソン「三人揃ってもう噂になってるけど、何が―――」

 

 バトソンは目の前に広がる謎の光景を見て一瞬言葉が止まった。

 

 バトソン「…何だコレ」

 

 キッド「さあ…」

 

 

 

――――――数か月後――――――

 

 

 

 ???「くそっ……‼」

 

 校舎の中で、自身の手を壁に打ち付けている青年とその光景を見いる汗を流している数人の青年がいた。

 

 ???「入学して早々に上級組入りだと!?あいつらの話を聞かない日なんてないじゃないか…!」ギリッ

 

 手を打ち付けていた青年は歯を噛みしめながらそう言った。

 

 ???「成績上位のまま騎士になって……それを手土産に我が家に戻ってくるつもりかっ…!?身の程知らずが……今のうちに思い知らせてやらないとなぁ…!」

 

 青年1「ま…まあまあ」

 

 青年2「お、落ち着いてくださいよ。バルトサールさん」

 

 そう、壁に手を打ち付けていた青年は、ステファニアの弟でキッドとアディの異母兄弟であるバルトサールだった。

 

 青年1「焼きを入れるにしても、あいつらかなり腕が立ちますよ。いくらバルトサールさんでも……っ」

 

 バルトサール「……」ギロッ

 

 バルトサールに睨まれた青年1は途中で何も話さなくなった。

 

 バルトサール「あんな奴らが我がセラーティ家に連なろうなんて、間違いは正さなければならないんだ!そうだ…どんなに優秀さを装おうと、弱みなんていくらでもあるもんさ……!」

 

 

 

 

 

別の場所で

 

 デュオ「?なんだろ、なんか嫌な予感がしたな」

 

 その時すでにアディに魔の手が近づいていることを、まだデュオは知らない。

 

 

 後編に続く!




読者からのご意見でヒロインどうするか?の選択に新しくノーラとハーレムでよくね?を追加したパート2のアンケートを新しく作りました。投票してくれると嬉しいです。

ヒロインどうするかパート2

  • エレオノーラ
  • ステファニア
  • ノーラ
  • ハーレムでよくね?
  • 作者に任せる
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