【完結】プレイしていたゲームの能力で転生するやつ   作:Leni

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■74 仮契約

◆182 大仮契約会

 

『スペース・ノーチラス』の艦橋で、ネギま部部員達を前に、ハルナさんが言う。

 

「さあさあ、ドキドキキッスタイムだよ! カモ君!」

 

「おうよ!」

 

 ハルナさんの宣言を受け、カモさんがどこからかヌルッと登場した。

 そして、ササッと艦橋の床に魔法陣を描く。キャプテン・ネモがすごく嫌そうな顔をしたが、まあそのうち消えるものなので我慢してほしい。

 

「まずは、この中で、まだ仮契約(パクティオー)してない人! ネギ君と仮契約してもらうよ!」

 

「ええと、つまり、アーティファクトで即戦力確保?」

 

 水無瀬さんの問いに、ハルナさんが「その通り!」と答えた。

 そして、ハルナさんが言葉を続ける。

 

「この中でネギ君と仮契約していないのは、えーと、小太郎君、刹那さん、くーちゃん、茶々丸さん、楓、さよちゃん、リンネちゃん、雪姫先生、結城さんかな?」

 

「俺はパスや! 仮契約はキスするんやろ!」

 

 小太郎くんが、とっさに拒否をした。

 

「えー。アスナの危機ひいては世界の危機だよ? 男同士のチューくらい……」

 

「絶対に嫌や!」

 

 そう言って、小太郎くんはダッシュで艦橋の端に逃げていった。

 それを心底残念そうに見るハルナさん。いや、腐女子としての本性をここで現さないでくれまいか。

 

 そして、次に雪姫先生が言った。

 

「私とミカンは無理だな」

 

「えー、なんでよ」

 

「私はすでにネギと仮契約しているからな」

 

 ハルナさんに、パクティオーカードを取り出して見せつける雪姫先生。そのカードには、『雷公竜の心臓』を胸の前に掲げるネギくんのイラストが描かれている。

 

「ええっ、ネギ君とのパクティオーカード? どういうこと? いつの間に、先生とチューしたのよ?」

 

 ハルナさんがとっさにネギくんを見るが、ネギくんは不思議そうに首をかしげている。

 

「こういうことだよ」

 

 雪姫先生はその場で急に幻術を解き、キティちゃんの姿に変わった。身体のサイズが急に変わったせいで、ドレスが着崩れる。

 それを見て、驚きに包まれるネギま部の面々。

 

「ええー、雪姫先生の正体がエヴァちん!? ぜんっぜん気づかなかった! ネギ君、知ってた?」

 

 ハルナさんに問われ、ネギくんは首を横に振る。全く気づいていなかったようだ。

 次に茶々丸さんを見て、ハルナさんが問う。

 

「茶々丸さん、知ってた?」

 

「はい。ドール契約を結んでいますので、言われずとも主は分かります」

 

「リンネちゃんは!?」

 

「本人から教えられましたので、知っていましたよ。まあ、迂闊に名前を呼ばれたりしないよう、他の人達には秘密にしていたようですが」

 

「うわー、見事に騙されたー……」

 

 ハルナさんがしみじみとそう言い、キティちゃんはフッと笑ってから再び雪姫先生の姿に変わる。魔法を使ったのか、ドレスは綺麗に着付けられていた。

 ちなみに、人間同士の好感度を数値化できるカモさんは、気づいていたうえでネギくんに黙っていたものと思われる。カモさん、キティちゃんのこと本気で恐れているからね。

 

「まあ、そういうことで、私とぼーやはすでに仮契約済みということだ。ちなみに、ミカンは体質上、仮契約を結べない」

 

「そうなの?」

 

 雪姫先生の言葉を受け、ハルナさんが結城さんに問う。

 

「試してみたことはないけれど、そうらしいとは雪姫様に聞いたわ」

 

「ムムム、仮契約を結べない体質なんてあるのね……完全魔法無効化能力を持つアスナでさえ結べるのに」

 

 ユダは救われるべきではないという人々の信仰心が、結城さんの仮契約を不可能としている。彼女を不死者たらしめている神の力とはまた別の力が働いているのだ。

 それをハルナさんの前で告げる必要はないだろう。ハルナさんも詳しい話を聞き出すつもりはないようで、次へと移った。

 

「刹那!」

 

「えーと、私はこのかお嬢様とすでに仮契約を結んでいるのですが」

 

「仮契約は何人とでも結べるでしょ! いいからチューしちゃいなさい!」

 

 そして、そのまま押されて、刹那さんはネギくんと仮契約を結ぶことになった。

 恥ずかしそうにする刹那さんに、ネギくんからキスを行なう。そして、見事にパクティオーカードが出現した。

 あやかさんがすごい目で刹那さんをにらんでいたが……文句を口に出さない程度の分別はあったらしい。

 

「『匕首・十六串呂(シーカ・シシクシロ)』。思考操作で自在に動く小刀です」

 

 夕映さんが、自身のアーティファクト『世界図絵』で調べた内容を皆に知らせる。こういうとき、夕映さんが居ると本当に便利だよね。

 

「ちょっと素直に言わせてもらうけど、なんか微妙じゃない?」

 

 ハルナさんが空飛ぶ小刀を見て言うが、刹那さん自身がそれを否定する。

 

「純粋な火力を持つアーティファクトは、すでにお嬢様との仮契約で手に入れた『建御雷(タケミカズチ)』があります。一方で、こちらのアーティファクトは、戦いながら思考操作で死角を埋めたり、不意打ちをしたり、陣を構築して術を発動したりと、なかなか応用が利きそうですね」

 

「あー、メインウェポンじゃなくて、サブウェポンのビット攻撃かー。二個目のアーティファクトとしては最良だったわけだ。よきかなよきかな。よし、次!」

 

 ハルナさんがそう話をまとめて、次の古さんを呼ぶ。

 

「私はすでに自前の宝貝(パオペイ)をいくつか持っているアルが」

 

「追加戦力っつってるでしょ! ほら、観念してディープキスする!」

 

「別に軽くでいいアルヨ……」

 

 そして、古さんとネギくんは、小鳥が餌をついばむような軽いキスをした。

 出てきたアーティファクトは、『神珍鉄自在棍(シンチンテツジザイコン)』。

 

「如意棒アルネ。本物ではないようアルが……複製品でも十分使い道はありそうアル」

 

 槍が得意な古さんにとって、この棍はなかなかいいアーティファクトだよね。

 艦橋の中で古さんがぶんぶんと棍を振り回している。それをキャプテン・ネモがすごく嫌そうな目で見ているね。そりゃあ、重要機器がそろっている宇宙船の中枢だ。暴れてほしくはないだろう。だが、古さんはそんなのお構いなしである。

 キャプテン・ネモの目が段々とすわってきたので、私は古さんに落ち着くよう言っておいた。

 

 そして、次。茶々丸さんだ。

 

「私はロボットです。仮契約ができるとは思いませんが……」

 

 そう渋る茶々丸さんに向けて、ハルナさんが言う。

 

「何事もチャレンジ! 魂があればいけるなら、茶々丸さんでもいけるって!」

 

「もし出なかったらと思うと……」

 

「出るまでやる! ネギ君やっちゃって!」

 

 逃げようとする茶々丸さんをハルナさんが相坂さんと一緒に押さえつけ、ネギ君とキスをさせた。

 なかなかカードが出てこずに皆ハラハラしたが、粘りのディープキスで、見事パクティオーカードが出現した。これで、茶々丸さんに魂が宿っていると証明されたね。二歳にして付喪神だ。すごい。

 

 そして出てきた、アーティファクトは……。

 

「情報の受信完了。これは、二一三〇(ニイイチサンマル)(しき)超包子(チャオパオジー)衛星支援(サテライトサポート)システム『空とび猫(アル・イスカンダリア)』のようです」

 

超包子(チャオパオジー)って……超包子(チャオパオズ)のこと?」

 

「はい。私の生みの親が、私のために仮契約システム上にこの兵器を登録してくれていたようです」

 

「なるほど、超りんの贈り物ってわけか。憎いことしてくれるね!」

 

 ハルナさんにそう言われ、茶々丸さんは嬉しそうな表情をうっすらと浮かべた。

 

 次、楓さん。

 普段は大人びた彼女も、キスは恥ずかしいのか、珍しい表情が見られた。

 正座になって座り、ネギくんのキスを受け入れる。

 出てきたアーティファクトは、原作漫画通りの持ち運べる異空間『天狗之隠蓑(テングノカクレミノ)』。

 

「これがあれば、回復要員のこのかを安全に運べそうね。ついでに私も隠れようかなー。天狗の弟子だから、天狗にまつわるアーティファクトが出たのかな?」

 

 うーん、別に、天狗と関係がない原作漫画でもこのアーティファクトは出たのだけど、ちょっと意味深に感じちゃうよね。

 

 さて、次だ。相坂さん。

 

「人形の身体でやって出るんでしょうか?」

 

 相坂さんが不思議そうに言うが、そこはまあ、ロボットボディの茶々丸さんでも出たからね。無理なら、一旦人形のボディから出て霊体でやってもらおう。

 そして、相坂さんはなんてことない様子でチュッとやった。相手が子供だから、恥ずかしさとかはないのだろう。

 

「出ましたー!」

 

 パクティオーカードを手に持ち、嬉しそうにはしゃぐ相坂さん。そして、アーティファクトを呼び出すため「アデアット」と唱えるが、カードが消えるだけで何も出てこない。

 これは……。

 

「おそらく、私と同じ無形のアーティファクトですわね」

 

 あやかさんが、自身のパクティオーカードを見せびらかしながら言う。

 すると、相坂さんが「そうみたいです」と答える。

 

 曰く、ポルターガイストを起こす力。超強力な念動力を操る魔眼を身に宿すという。相坂さんは元々ポルターガイストを起こせるが、それとは比べ物にならない程の力を発揮できそうだと言う。アーティファクト名は『騒霊の心眼』。

 魔眼の類かー。『歪曲の魔眼』を使うアーチャーのサーヴァント『浅上藤乃』に学ばせたら面白そうだけど、今からじゃ間に合いそうにないね。残念。

 

 そして、次。私だ。

 

「とうとう年貢の納め時だぜえ、リンネの嬢ちゃん」

 

 仮契約の行方を見守ってきたカモさんが、唐突にそんなことを言った。

 

「いや、何がですか」

 

 私がそう返すと、カモさんは私に指を突きつけながら言う。

 

「なんだかんだと小難しい理由を述べて、兄貴とのキスを避け続けた嬢ちゃんも、とうとうファーストキスを捧げるときが来た! 大人しく、初めてを兄貴に捧げるんだ!」

 

「いや、キスくらいなんだというのですか。はい、ネギくんチュー」

 

「ああっ、あっさり!?」

 

 知らんがな。今世では確かにファーストキスだけど、前世含めたら今さらキス程度で動じないって。

 というわけで、私もパクティオーカードを手に入れた。さっそく、アーティファクトを見ていこうか。

 

「『来たれ(アデアット)』」

 

 アーティファクトを呼び出す呪文を唱えると、ふと身体の奥が震える感触がした。この感触は、スマホの通知だ。

 

「どう? なんて名前のアーティファクトだった?」

 

 ハルナさんが尋ねてくるが、少し待ってほしい。

 私は、スマホを呼び出し、画面を開く。そして、アプリアイコンが並ぶ画面に切り替えて、一番末尾を確認した。

 

「私のアーティファクトは、スマホアプリのようですね」

 

「はあ? リンネちゃんの不思議ケータイのアプリ?」

 

「ええ。信じがたいことですが」

 

 仮契約システムがスマホに影響を与えた? そんな馬鹿な。私と内部に住み着いているちう様以外に操作できない、神様製のスマホだよ?

 

「アプリ名は分かる?」

 

 ハルナさんにそう問われたので、私はアプリアイコンを長押ししてアプリ情報を表示させ、出てきた文字を読み上げる。

 

「『ドコデモゲート』」

 

「なにその『どこでもドア』みたいな……。ユエ、どう?」

 

 ハルナさんが、『世界図絵』で検索をしている夕映さんに尋ねる。

 しかし、夕映さんは同名のアーティファクトは出てこないと答えた。

 

 それもそうだろう。スマホにインストールできる時点で、この時代のアプリではないのだ。ありえるとしたら、もっと先の時代で作られるであろう、未来の魔法アプリだ。

 茶々丸さんのアーティファクトのように、時を超えた未来の技術によって作られたものか……?

 

 そう疑問に思っていたら、ふとスマホにメールが届いた。

 こんなときにメールとか、麻帆良からかな? と思ってメールを開いたら、その送り主に驚愕した。

 これは、ごくまれに来る神様からのメール。

 

 その内容はというと……『魔法先生ネギま!』の醍醐味(だいごみ)であるネギくんとの仮契約おめでとうという言葉から始まり、記念として神様自ら魔法アプリを作ったと述べられていた。

 私のアーティファクトは、仮契約記念で神様が贈ってくれた新魔法。その事実に、私はふとしたことに気づく。

 もしかしてこのアーティファクト、もっと早い段階で手に入れることを神様は想定していたのでは……?

 

 

 

◆183 ドコデモゲート

 

「オーナー、到着したよ」

 

 アーティファクトの効果確認で場が盛り上がり、次は雪姫先生との大仮契約会をするかと話が上がっていたところで、キャプテン・ネモが私を呼んだ。

 私はスマホの画面から目を離し、外を映すモニターに注目する。

 画面に映っていたのは、無数の浮遊する岩と、浮上する島々。そして、空に浮く宮殿だ。

 

「あれ、廃都オスティアって、魔力が枯渇しているはずではー……?」

 

 私と同じようにモニターを見た相坂さんが、不思議そうに言う。

 うん、浮遊島だった廃都オスティアは、二十年前の最終決戦で魔力を失い、それ以降魔法が使えない空間になって地の底に沈んだはずだったのだ。

 ここに魔力が復活しているのは、カラクリがある。

 

「世界十一箇所のゲートが閉じたことで、残り一箇所のゲートがあるここに、魔法世界(ムンドゥス・マギクス)から地球に流れようとする魔力が溜まっているのです」

 

「な、なるほどー?」

 

「魔力が集まっている場所は、かつての『完全なる世界(コズモ・エンテレケイア)』本拠地、『墓守り人の宮殿』。明日菜さんの反応も、あそこにあります」

 

「おおー。じゃあ、突入しちゃいましょう!」

 

 相坂さんがそう言うが、それを否定するようにキャプテン・ネモが言う。

 

「そう上手くはいかないようだよ」

 

 どうやら、モニターに動きがあったようだ。

 空中に魔法陣が描かれ、そこから無数の召喚魔が現れる。

 

 さらには、宮殿を守るように超巨大な闇色の魔物が出現する。

 あの巨大な魔物は、ゲーデル総督が二十年前の最終決戦の映像を流してくれたときに映っていた、敵幹部が闇魔法で作りだした魔物と同じだ。

 

「……ここに来て、万を超える敵か」

 

 水無瀬さんが、モニターを見ながら神妙な顔をする。

 

「さすがにあれを相手するのは骨が折れそうでござるよ。ここは、麻帆良祭の時のように、いいんちょのアーティファクトで突破するのがよさそうでござるな」

 

 楓さんがそう言うが、あやかさんの反応はというと。

 

「さすがの私のアーティファクトでも、宇宙船一つ丸ごと効果範囲に入れるのは無理です。せいぜい、リムジン一台が限界ですわ」

 

「となると、キャンプシップも無理でござるか……」

 

 大きな障害を前に「ううむ」とうなるネギま部部員達。

 だが、アーティファクトに頼るという方向性は間違っていない。私は、悩むみんなに向けて言った。

 

「ここで、新兵器の投入です。私のアーティファクト、『ドコデモゲート』ならば、皆さんを明日菜さんの所へ直接転移させられます」

 

「おお、本当でござるか!」

 

 楓さんを始め、ネギま部の面々の表情に喜色が浮かぶ。

 

「はい、私のアーティファクトは、あらゆる人、あらゆる場所、あらゆる異界につながる転移ゲートを開くことができます。明日菜さんと指定してゲートを開けば、直接明日菜さんの所へ向かえるようです」

 

 さすがにランクの高い世界である前世の地球には繋がらないが、その気になれば近いランクの異世界にすら飛べるという。つまり、『UQ HOLDER!』で描かれていた二〇二一年に感染症が流行していた、魔法が存在しない世界にも飛べるってことだ。

 直接の戦闘能力はないが、効果が神懸かっている。あ、女神様の特製だから神で当然か。

 それを聞いた楓さんは、微妙な表情を浮かべる。

 

「むむ、では、ここまで宇宙船を走らせたのは無駄でござったか」

 

「いえ、そうでもないですよ。明日菜さんの所へ向かった後、あの召喚魔を差し向けられたらたまったものではありません。『スペース・ノーチラス』には、あの無数の召喚魔を引きつけてもらう必要があります」

 

 私はそう言ってから、キャプテン・ネモに目を向ける。

 

「甲板を再び展開してください。弓兵の軍団を呼び出して、外で戦ってもらいます」

 

「了解。この船は惑星開拓船だから、火力に不安があったところだよ」

 

 キャプテン・ネモのその言葉を聞き、私はスマホで王国の王子とカルデアのマスター、アークスの総司令に連絡を取る。そして、夏の離宮に配置していたサーヴァントを全員スマホ内に戻し、代わりに弓使いを次々とこの場に呼び出して甲板に送り出していった。

 さらに、弓兵属性のユニットを強化する料理人の『東の料理番ヤマブキ』も呼び出して、ダメ押しとする。

 

 これで、『スペース・ノーチラス』の方は問題ないだろう。

 

 そして、ネギま部一同も、いつでも突入できる体勢が整う。

 私はスマホを操作し、ドコデモゲートの指定先を明日菜さんに設定する。すると、スマホ画面に明日菜さんの現在位置が文字表示され、彼女の周囲が画面に映し出された。

 そこに映っていたのは……。

 

「!? 明日菜さんが、敵と交戦中! 急いでゲートを開きます! 全員、戦闘態勢!」

 

 私はそう叫んで、ネギま部のメンバーの足元にゲートを開いて、明日菜さんのもとへと強制転移させた。

 

 一瞬で視界が切り替わり、私達は明日菜さんの後方に跳んだ。

 

「明日菜さん、助けに来ましたよ!」

 

 そう言って、私はスマホからキャラクターの力を引き出して、意識を切り替える。

 明日菜さんが対峙していたのは、フェイト・アーウェルンクスを始めとした、複数の者達。

『完全なる世界』残党の総戦力を感じさせる強者の気配を持つ面々が、私達の出現に警戒心を露わにする。

 

 私達が跳んだ場所は、『墓守り人の宮殿』屋上部。

 二十年前に『紅き翼(アラルブラ)』が『完全なる世界』との戦いを行なった、最終決戦の地であった。

 


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